公園の噴水前のベンチに腰掛け
土鳩に餌やる
みすぼらしい趣味人が
裏では道化をしているなんて誰も知らない
細い腕は
杖よりも細い
皮膚は土色で
わずかに青ざめ
眼はまだなお光を宿してい ...
今日はコーヒーショップで
売買契約を結ぶことになっている
しかしコーヒーをひと口飲んだ途端
売るのだったか買うのだったか
金額はどのくらいで
そもそも誰と何を売買するのか
きれいさっぱ ...
高原に風がそよぎ、象徴の塔の輪郭を撫ぜる時、
私の感覚はあるひらめきと邂逅する。
詩作の種は私の心に蒔かれ、芽を出すのを静かに待つ。
風がその種を遠くに運んでしまわないように見守りながら。
...
素晴らしい朝が来た。私は心から生を満喫する。
創造の苦しみから解放された輝ける朝。
鮮やかな緑もたおやかに流れる川のせせらぎも私に優しく、
一杯の珈琲に込められた生の息吹に歓喜する。

...
明け方にふと目を覚まし手を伸ばす者は何かを掴むだろう。
ささやかな朝食の後、テラスに出て森の香りを浴びる者は何かを得るだろう。
アンニュイな午後、そよぐ風にその身を晒す者は何かを感じるだろう。 ...
生まれてから
綺麗って
一度も言われたことは
ないし
むしろブスって
言われたりするけど
それはみんな
あたしに嫉妬しているか
本当に美しいものを
見たことがないだけなの
あるいは ...
昨日私はロシアにいた
いたことだけはわかっている

隣のおじさんは虫を戦わせるのが好きだった
時々モザイクがかけられていたが
あれは不快害虫だったのだろう
ゴマダラカミキリが
上目使 ...
なんにもなかった
さいしょからなかった
すべてさいしょから
なんにもなかったんだよって
それだけいえたら
まんぞくだっただろうか

7/21 11:02:01 テンメツ、テンメツ、

...
ぼくはきのうまでのじぶんは嫌いだ だからブログをはじめようとおもった

ぼくはあなたのブログがだいすきだ だからブログをはじめようとおもった

金魚のことや植物のこと 夕陽のことや病院のこと ...
一度も私のものだったことがない君を
果てしなく喪いつづけている
その喪失が胸に生む波紋の美しさに
{ルビ彩=あや}なす言葉でうたわずにはいられない
年齢に生かされる宵扇風機


夢うつつ水中花に見る未来像


箱庭やとどまる過去といまの檻


眠らずの幽霊みたく闇を描く


さみしさの性を封じる夜光虫



黙って ...
紫陽花の色が私を表した静かな時間静かに過ごす

夏を待つ体は汗をかき始め薄着姿に早くなりたい

詩集読み書かれた世界散歩するのめり込むほど孤独深まる

手に取ればその本が持つエネルギー体に ...
いつからだろう じめじめとした部屋で
目いっぱいの力で心臓を鷲掴み
感じるものに侵されたのは
水溜まりを駆け抜ける車と
熱だけが漏れるきちがいな朝に
肺が息を殺し 苦しみを想うよ
撹拌されて
まじりあう
フラスコの中の
時間が
わらわらと踊っている

次第に
重さを帯びた幸せは
底で沈殿する

浮かびあがる
透明な
うわずみ
物書きならワルキューレとか聴くべきなんだろうな
マザーフッァカー
夏の明け方の街に音楽なんてないんだよ
ただようのは生ゴミとゲロとしょんべんの臭い
街路樹の花になんか救いを求めてもだめさ
俺 ...
あじのするオブラートに包んだような物言い 象の柄の蓋をしている赤い色の練り香水、
透明の香水。
「ありはしないと思いながらきらり」
アラウンド・フューチャー。

ジャスミンの効能を数え上げて寝て死んで起きると朝、
(思い出さない) ...
富のなかに財布が埋没した真昼、君は百円玉と十円玉をにぎりしめてコカコーラを買う、きっと雨が降るよ、自動販売機の売り切れの赤いランプに蝶々が、もうすぐ雨が降る、一粒目の雨が頬に落ちた、スーパーマーケット ... いたずらさせないと泣いちゃうぞ

イヌのように

わんわん わんわん 

泣いちゃうぞ

いたずらさせないと泣いちゃうぞ

ネコのように

ニャーニャー ニャーニャー

泣 ...
並んでいた ならんでいた ならんでいる
煙草を吸ってる 昔の わかもの

それにしても昨日の夜の合評会はひどかった
俺の作品をボロカスけなしやがって

まちのマルハンはわずか4台の新台
...
パソコンに保存された
鼻の写真をみていた

持ち主のわからない鼻が
吸ったり吐いたりしたまま
羅列されている

鼻の剥製
を作ってみよう

このコレクションに僕の鼻を
並べる ...
揺れるゆれゆく波の中

飲まれ呑まれて潮の中

しょっぱい、いっぱい、しんぱいだ

流れ流されいつの日か

戻ってくるのを待っている

あの子はいまも海の中

わたしは浜で、い ...
ひとしきり思い出にふけった
夜の次に訪れた
朝の光は色が欠けていた

切り取った窓に、蜘蛛が浮かんでいる
細い影が
睫毛より間近に、光を遮っていた

本棚の上には郭公が
羽を休め ...
日付変更線の相対死する朝に
僕はSTUFF

「また会おう」
朝また会おう。
ひばりは飛べない園に
AGE.
「そういうしつけの悪い子はいるとおもいますよ。」
ほとんど手紙が来ないので ...
      暑い暑いと胸元はだけ
      えりあし抜いて横座り
      片手で団扇あおぎつつ
      茗荷の香る素麺すする
      今さら色気もなかろうに
    ...
ガッツポーズで目を覚ますまで、
お台場にカジノがあることを疑わなかった。
陽が照らしつけるバス停の 屋根の下で涼む僕の
隣に座っていたどこかの会社員さんは
今 自販機の側に立って得意げに煙草なんか咥えている
吐き出す煙が空の雲に溶けてすぐ見えなくなる様は
この空を何 ...
1.

○月✕日
今日は朝が来なかった
うちで一番早起きの祖父が
起きて来なかったからだ
その日は一日中
「おはようございます」を
誰も口にしなかった



2. ...
グランジを椅子に聴かせる乱歩の忌 思い出の指輪遠投夜光虫
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
晩い道化すみきたすみ...自由詩113/7/29 21:05
九官鳥壮佑自由詩11*13/7/29 20:45
高原の風ヒヤシンス自由詩7*13/7/29 20:04
今、再び。自由詩3*13/7/29 20:01
詩作自由詩2*13/7/29 20:00
美容整形花形新次自由詩513/7/29 19:39
昨日私はロシアにいたSeia自由詩113/7/29 18:10
テンメツ自由詩013/7/29 18:09
君のブログが好き梅昆布茶自由詩413/7/29 17:18
塔野夏子自由詩9*13/7/29 10:36
晩夏はなもとあお俳句213/7/29 9:50
静かな時間夏川ゆう短歌213/7/29 9:00
元気だろうか十二支蝶自由詩113/7/29 8:29
うわずみそらの珊瑚自由詩16*13/7/29 7:17
a poet青園ルカ自由詩213/7/29 5:22
好み兎田 岳自由詩113/7/29 4:56
フューチャー榊 慧自由詩413/7/29 3:21
ゆらゆらスーパーマーケットざらざらざら...自由詩1013/7/29 3:16
なないろいたずらなないろぼう...自由詩413/7/29 3:13
エヴァンゲリオン8小野寺那仁自由詩313/7/29 3:00
止血(鼻)すみきたすみ...自由詩413/7/29 2:51
なみなみ毎日なないろぼう...自由詩513/7/29 2:40
AM3:17すみきたすみ...自由詩413/7/29 2:32
「金だせや」榊 慧自由詩413/7/29 2:18
夕涼みには向かない女石田とわ自由詩13*13/7/29 2:12
お台場のカジノ小猫峰 護自由詩013/7/29 1:41
劣等感のミント感Neutra...自由詩18*13/7/29 1:16
early morning佐東自由詩6*13/7/29 0:36
グランジを椅子に聴かせる乱歩の忌北大路京介俳句213/7/29 0:20
思い出の指輪遠投夜光虫俳句113/7/29 0:20

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加筆訂正:
ノラ猫の歌/石田とわ[13/7/29 3:51]
一部変更
5.83sec.