ヤリマンの彼女から移されたクラミジアを抗生物質が死滅させた日の午後、十八のとき付き合っていた彼女が中絶した日の午後の寝顔を思い出した。
その彼女が二度目の妊娠をした時ぼくは二十だった。もう産婦人 ...
しゃがみこみ 君は土に触れる
口にできなかった思いが
冷えて固まっている
ほこりを舞いあげながら
潮まじりの風が頬をたたく
道であったはずの地面が続いている
枯れたつる草をはぎとり ...
水の焦げる匂い 室温が1度あがった。
彼が居ない冷えた部屋の空気が少し暖かくなった。
私一人でも、幸せな瞬間があった。
当たり前のことだけど。
最近は、何を見ても彼のことを考える頭に振り回され ...
つららが少しずつ短くなった
しずくがきらめいて揺れてる
あたしの頬に触れる指先は
ささくれだって冷たいけど
やわらかな子猫を抱くような
そんなしぐさから伝わってくる
手の冷たい人は ...
正座した太ももに
重たい石を置かれることと
電気を流されてビリビリすることを
一緒に味わった上
ひものようなもので
首を絞められて
時空を超えることを
五反田のSMクラブ「ブラックホール ...
四日aikoのラジオへ送るメール
大吉をひいたと言えぬ四日かな
拾えなかったボケが川の向こう
闇を闇で封じ込める
逃げた婚期が加速している
紅茶に檸檬の一切れを
ぎゅ…っと搾ったら
カップの中が
ぱっと明るくなりました
目の前のあなたにも
一日一回
垂らしてみたい
檸檬の滴
引き出しの奥に置かれた、消しゴムは
単なるゴムの塊です
空地の{ルビ叢=くさ}に埋もれた、車は
壊れた鉄の死骸です
消しゴムは白紙の文字を消しゆく{ルビ瞬間=とき}
車は道路を走る瞬 ...
勝手に存在する事物に勝手に音声を割り振る
それが名付け
名付けの連なり それが言語
互いに区別される音声
世界の適当な分割 それが概念
...
黙っていのちを燃焼し
自らの体を溶かし
闇夜を仄かに照らしてる
あの{ルビ蝋燭=ろうそく}に、私はなろう
1995年
この道が好きで
通勤路にしていた
国道16号線の裏道
川間のあたり
季節の花がいつも咲いている道
楽しげな子供たちの通学路
ゆっくり車で走っていた道
ある時
父と ...
いいたいことは
大体決まっているんだ
真昼間のフクロウが
寝言を言っていた
ジャングルジムのうえ
タバコを吹かす少年のなまえはない
あるのは
ほしぞらと月だけ
でもちっとも ...
乳首をツンと尖らせて
ナニをくわえる表情は
面倒くさげで投げやりな
いつものやつだから
デジタルビデオカメラで撮影して
動画投稿サイトに載せてたら
ひょんなことから
彼女にばれて
訴え ...
まだ同じ土俵に立てない
私の人生の話
松の木に敬礼を(ぼくにちからを)灯台守にコーンスープを
気の毒なひと、といわれて気の毒なひとであったと知る十二月
もうみずに変わるまぎわの雪片をしんしんと抱く窓になりたい
掃除機 ...
目を覚ませ それは本当の自分じゃない
夢ばかり見ても 叶えようともしなければ
何も変わらない
何時までそこにいる?
一歩踏み出してそこから飛び出せ
飛行機雲の
幾筋か
集まるところ
空の奥
見上げると
吸い込まれそうな
光る青
流れる星の
一瞬間
消え入るところ
空の闇
立ちあがると
包まれるような ...
赤青黄 三つ目マスカラ 霜まつ毛
藤永健さんの『もうすぐ現代詩フォーラムがができて11年経つという事実と11のレコメンド(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=283829)』に触発されて、ぼくも ...
彼女は一定の周期で死にたがる。
もともと、際立って明るい訳でもないが、その時は特に著しい。
長い髪を垂らして顔を隠し、カーテンを閉め切り、人との接触や、彼女が好んで集めた可愛らしい物ですら拒む ...
うちの猫、しりませんかという看板、わたしの好きも探してほしい
その、こころ、いただきましたという予告、付箋ひとつで君からとどく
お迎えにハムスターがくる夜は、既存依存の弱さが強いものだ ...
おおゆきが降った夜
雲の切れ間で
三日月につかまって
空中ブランコしてたのは
木の葉の舞う頃
行方不明になった黒ネコ
最初は新聞の折り込みチラシ
猫のアップの写真の下に
「飼い猫を ...
露草な心のまま こぶしを天に突き上げ
リズムを刻むたび 霧が 晴れてゆく
遥かな思い出は 縁側の飛行機模型
竹ひごをしならせて 夢は青空
若くて死ぬことも
老いて生きることも ...
一
天吏の廁で河童らった酔払った言の葉 で
人生を飾った俺 の
眸は何色だろう!?
Goghのうねる霄が・・・・・
...
夏海で初めて泳ぐ子供たち海は苦手と微かに呟く
山間に囲まれた町静寂な空気が流れ目立たない町
好きな場所で君と過ごした数時間黙っていても気持ち伝わる
雨粒の一つ一つは生きている協力し合 ...
{引用=
最期に涙はなく
雪に重ね手をとる町
ふたりの尽きる冬の先
劇場のように広く
}
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
オフサイド ビッチ
末下りょう
散文(批評...
1
14/1/7 1:21
花を育てるひとへ
村田 活彦
自由詩
9
14/1/7 1:12
春待ち
ぱんころ
自由詩
2
14/1/7 0:38
ねこやなぎ
藤原絵理子
自由詩
4
14/1/7 0:13
超M理論
花形新次
自由詩
1
14/1/6 23:03
四日aikoのラジオへ送るメール
北大路京介
俳句
0
14/1/6 22:57
大吉をひいたと言えぬ四日かな
〃
俳句
2
14/1/6 22:57
拾えなかったボケが川の向こう
〃
自由詩
0
14/1/6 22:56
闇を闇で封じ込める
〃
自由詩
1
14/1/6 22:56
逃げた婚期が加速している
〃
自由詩
6
14/1/6 22:56
檸檬の滴
服部 剛
自由詩
4
14/1/6 22:30
輝くひと
〃
自由詩
6
14/1/6 22:22
社会学ノオト1.0
2012
自由詩
2
14/1/6 22:18
蝋燭の灯
服部 剛
自由詩
4*
14/1/6 22:06
50年を隔てた同じ道
ichiro...
自由詩
8*
14/1/6 22:04
ラストダンス
マーブル
自由詩
5
14/1/6 22:04
素人投稿動画
花形新次
自由詩
0
14/1/6 21:57
すごい残念
まきちぇり
自由詩
1
14/1/6 21:00
十二月
魚住蓮奈
短歌
5*
14/1/6 20:46
一歩踏み出して
リィ
自由詩
2
14/1/6 20:42
空
シホ.N
自由詩
5*
14/1/6 17:39
冬の交差点
Neutra...
俳句
1
14/1/6 14:27
極私的レコメンド:11人の詩人による11編の詩
大覚アキラ
散文(批評...
9*
14/1/6 14:01
愛を試そう。
愛心
自由詩
5
14/1/6 13:03
うちの猫、しりませんか
たにがわR
短歌
4*
14/1/6 13:01
黒ネコのタンゴ
Lucy
自由詩
15*
14/1/6 11:57
飛行模型 (第三稿)
るるりら
自由詩
26*
14/1/6 9:52
女と男
merema...
自由詩
0
14/1/6 8:40
雨粒
夏川ゆう
短歌
1
14/1/6 8:13
さいごになみだはなく
窓
自由詩
1
14/1/6 5:20
2345
2346
2347
2348
2349
2350
2351
2352
2353
2354
2355
2356
2357
2358
2359
2360
2361
2362
2363
2364
2365
2366
2367
2368
2369
2370
2371
2372
2373
2374
2375
2376
2377
2378
2379
2380
2381
2382
2383
2384
2385
加筆訂正:
酒場の爺の世迷言
/
……とある蛙
[14/1/6 12:17]
乾燥で指摘された部分訂正
4.61sec.