あの人のこと悪く言わないでおいてよかった
生まれた時から一人きりになった事がなかった僕は
いつも誰かと手を繋ぎ
何の不安も無く生きてきた
一人の世界を知らないまま
自分で何一つ出来ないまま死ぬのはとても恐くて
だから今その手を離して ...
風船が
ぷかぷか
ぷかぷか
上がっていく
手を離してしまった子供は
どうして離してしまったのだろうと
不思議に思っているのか
手を空に差し伸ばし
握ったり
開いたり
ふわふわ
...
この世に亡き方は
すべてを
香りで感じると聞きました
なので
大切なことを手紙にしたため
手紙とともに香を焚き
言葉を香りにのせて
先に送ります
この世で会えぬ ...
港街のとある酒場で出会った爺
コップ酒で赤ら顔、威勢は良くて饒舌で、昔語りを捲くしたて、嘘か誠か話の先で、次第に次第に静かに眠りこむ。
小柄な爺の世迷い言
小僧よく聞けこの俺は
十五の ...
前に進みたいという
気持ちが強いほどに
その踏み出す一歩一歩は
重く感じるんだ
もうこれ以上引けない!
と思う気持ちが
強ければ強いほどに
いつだって腰が
引けちまうんだよ!
...
ふかふかの クッションに
仔猫が ちょこん と
座る みたいに
腕に 入らぬ ブレスを
無理に 押し込めず
指に ちょこん と
垂らしてみたら
可愛らしくて
うふふ と ...
ばあちゃんに買ってもらった吸盤に春の匂いが吸いついてゆく
ばあちゃんに注がれてゆけ夕立や汚い虫やその他もろもろ
ばあちゃんをへし折ってゆく夕まぐれどこまでもどこまでも独りだ
ばあちゃ ...
手渡しされた新しい年は
少し
湿り気を帯びていて
私の砂時計は
サラサラと流れていかない
古い年に取り残されたものたちが
色を失い
塵、となって積もっては
風に吹かれて
冬空に溶 ...
山の際を淡く染めていく
年の初めの最初の光を
あつめてできるノートがあって
誰にでもあるそれは
こどものうちはとっても厚いの。
書いても書いても尽きることはないの。
大きくなると見返すよう ...
ふと目が覚める未明
カーテン越しに
窓から漏れる寂光は
夜空に浮かぶ冷たい月のしわざ
孤独に身を任せる夜は
君がついた最初で最後の嘘を抱いてまどろむ
「いつかまた会える」
そ ...
ロオレライ魂きはるともまがつ歌
聴かましものをライン波立つ
おやすみなさい。
おやすみ、なさい。
これは、命令形だろうか。
おやすみなさい。
素敵な夢を、どうか見たまえ。
苛性ソーダを鍋で煮る
知っておるやら何の日か
泡立つおはじき夢に見る
わしの願掛け{ルビ三隣亡=さんりんぼう}
睦月いち足すじゅうににち
黒丸しるす{ルビ天赦日=てんしゃび}は
ひがみ ...
知らせてね
草臥れた肉厚の花びら
caeruleum
吐瀉物を食む鳩を食んで
仲間になりましょう
世界は素晴らしいと小学校で学びましたね
ほら もう弛緩してる
三日月型の不良視界 ...
ずっと先の未来より
明日のことを
考えていたくて
考え続けていたくて、
眼なんか
開かないままで
いいのにな
そう呟いたら
愛人が
私の瞼を
縫ってしまった
...
追いかけた夢のかけらが
透明なみどりのガラス瓶のなかで
体を揺らせるたびに
きりんこりんと泣く
泣き声を聞きたくなくて
じっと身をひそめる
あかるい場所から目をそらせる
みじめな思い ...
バイオリン
とか
ひいて
おじょうさま
だから
なんか
みつぎ
ものとか
ねんぐ
とか
あげないと
だめそう
かいきゅうが
うえだし
ぜいたくを
させないと
だめそう
...
なんか
ほかのと
たのしげに
はなしていて
いっしょに
でまえ
とか
とって
たべて
いた
から
たぶん
なんか
かのじょ
とか
に
ならなそう
どこか遠くから
聞こえてくる
祭り囃子のような
野性
重く重く
近づくほどに
全身で感じるのは
この世界の鼓動
何百何千もの時を経て
語り継がれる快楽は
命のはかなさを ...
七草なずな
唐土の鳥が
日本の土地に渡らぬ先に
スットコトンのトンのトンのトン
室町時代からか
江戸時代からか
七草の疫病対策
まるで
鳥インフルエンザを知っていたみたいな
七草 ...
アメリカのSF作家
ポール・ゴールドバーグの
長編小説「時間機械」を読んだ
時間機械と言っても
時空を自由に往き来できる
例のタイムマシンではなくて
ヨガ教室で頭に装着された
機械が ...
ゆらゆらと揺れる
君の黒い瞳が好き
過ぎてくものは表面で
わたしが行動することに
実感は湧く
あ、ハッピーニューイヤー
今日から昨日とは違う空気
なんてことは、 ...
アメリカのSF作家
ゴッドフレイ・スタンリー・ターナーの
長編小説「金星人襲来」を読んだ
金星人がニューヨークにやって来て
証券マンとしてノシ上がるために
金星開拓事業のインサイダー情報 ...
ミッキーも大黒様の使いかな
千葉県の嫁が君にもおもてなし
変態がたくさんいて心強い
拒否された愛の墓を数えている
燃えている昇ってきた階段
私は白馬に乗り風をきり野原を駆けている
白馬は翼を広げ天空へと舞い上がっていく
私は音楽を聴きながら幸せをかみしめよう
何を齷齪し何を不安がっているのだろうか
美に触れ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あの人のこと悪く言わないでおいてよかった
北大路京介
自由詩
7
14/1/5 18:00
一人で
リィ
自由詩
0
14/1/5 17:52
群青
opus
自由詩
2
14/1/5 17:45
夢支度
ichiro...
自由詩
6*
14/1/5 17:15
酒場の爺の世迷言
……とある蛙
自由詩
10*
14/1/5 16:29
対自分ということ
清風三日月
自由詩
1
14/1/5 16:25
香ばしい におい
藤鈴呼
自由詩
2*
14/1/5 14:33
ばあちゃん (remix)
魚住蓮奈
短歌
1*
14/1/5 12:31
明け惑い
小林螢太
自由詩
12*
14/1/5 11:06
日々之遺言
bookof...
自由詩
3*
14/1/5 9:25
月夜
keigo
自由詩
2
14/1/5 2:31
つたへ
織部桐二郎
短歌
1
14/1/5 0:25
おやすみの分解
ap
自由詩
3
14/1/4 23:48
拾参憑き姥(ぼ)の暦うた
salco
自由詩
6
14/1/4 23:27
くるりくる
凛々椿
自由詩
4
14/1/4 23:23
愛人
自転車に乗れ...
自由詩
6
14/1/4 23:19
古いかけら
藤原絵理子
自由詩
2
14/1/4 23:13
ゲッセマネ、ヨハネ
a
自由詩
2
14/1/4 22:56
赤崎のマルハシャリンバイ
〃
自由詩
0
14/1/4 22:53
夜
keigo
自由詩
0
14/1/4 22:23
七草囃子
ichiro...
自由詩
5*
14/1/4 21:29
時間機械
花形新次
自由詩
0
14/1/4 21:29
ハッピーニューイヤー
かの
自由詩
1
14/1/4 21:18
金星人襲来
花形新次
自由詩
0
14/1/4 18:31
ミッキーも大黒様の使いかな
北大路京介
俳句
2
14/1/4 17:43
千葉県の嫁が君にもおもてなし
〃
俳句
1
14/1/4 17:43
変態がたくさんいて心強い
〃
自由詩
7
14/1/4 17:41
拒否された愛の墓を数えている
〃
自由詩
2
14/1/4 17:41
燃えている昇ってきた階段
〃
自由詩
2
14/1/4 17:41
幸せをかみしめて・・・
tamami
自由詩
11
14/1/4 17:12
2347
2348
2349
2350
2351
2352
2353
2354
2355
2356
2357
2358
2359
2360
2361
2362
2363
2364
2365
2366
2367
2368
2369
2370
2371
2372
2373
2374
2375
2376
2377
2378
2379
2380
2381
2382
2383
2384
2385
2386
2387
加筆訂正:
メモ
/
空丸ゆらぎ
[14/1/5 10:23]
2014.1.5
4.1sec.