咳ひとつ五月みどりの腹話術
大寒のQ&A詐欺被害
しろい紙に 向き合い
しろい箱を 造り
しろい心を 持ち歩く
あるとき それは逝った病室
あるとき それは骨壺
海沿いを走る電車を降りると
そこはまるで見知らぬ ふるさと ...
名言を噛んだ
病院の待合室にテンションの高い男
夏の扉が開かない
孤独の足音が聴こえた
孤独は私を追いかける
私は後ろを振り向いて
あなたの来るのを待つ
孤独の息吹が聴こえた
孤独は私に息を吹いた
私は後ろを振り向かず
あなたの息吹を受ける
...
あなたの無言は
あなたの背骨を通って
わたしの角膜を刺激する
まな板の上で切り刻まれる玉葱が
まるであなたのようで
思わず手を止める
せめて責め ...
社会のために勤労
いわれてもピンとこず
ひたすら疲労
わかってるよ俺ももう大人
今まで遊んだぶんだけ返そう
でもなんだかめんどくせえなあ
質素な飯でもおれゃ構わねえ
ほんとさやれる、その ...
テーブルに こぼしたコーヒー色してる しなやかな腕 夢を見ていた
いまさら振り向かれるかのような真似は辞めて貰えませんか
いかにも懐かしむかのような言葉を吐かないで貰えませんか
その気もないのに闘うかのような振りをしないで貰えませんか
あなたたちの背中しか ...
反復する夏に導かれる。飛び交う右手。コップ一杯の水で夜を迎えた。味の蘇ったパン。悲しみが地表を舞っている。浴槽のこどもをやりすごして歩く。有限の中を燦々と降りてゆく。中絶の声がこびりついて離れない。記 ...
どこであろうと
浜は潮臭く沼は生臭いのだと知った。
ならば。よろしい。
塩水湖をぐるりとめぐるいかにも寂しい鉄道の
無人駅のそばに男は暮らした。
男はいつも自室でひとり酒を呑 ...
起立礼着席起立礼着席起立礼着席。眠りが燃える、朽ちない光が永遠と。堤防で打ち上げ、喧噪に染まる眩暈が静謐に嘯く。肉体の水面、泥を着て。何かがすべてになろうとしている。
なあ 枕
もう30年以上経ったかな
僕のことは何でも知っている
酔っ払って寝たときも
泣きながら寝たときも
うれしくてなかなか寝付けなかったときも
いつも同じ
変わることは何 ...
倚りかかるのでなく
凭れる
そんな時間の
絶妙
安心を手放さない為に
色恋は放棄。
わたしが今欲しいのは
色恋のドキドキではなくて
しっとりと落ち着いた
「ベ ...
ほぼ毎日私は朝ご飯に
納豆を食べる
その為には青葱が必要だから
新鮮な青葱を買い置き
食べる前に刻む
できるだけ細かく刻む
ザクとザクとザクザクと
五感は刻ま ...
金色のジョッキの中で
無数の気泡が昇ってる
(この世の重力と、逆だねぇ…)
そう思いつつジョッキを片手に
金色の水をぐい、とひと飲みすれば
火照った頬はあたたかく――
日々の悩みも ...
時折、詩友達で集う
神楽坂のキイトスのドアを、開いた。
1年ぶりのマコト君が
カウンターで教えてくれた。
「○○さんが沖縄から来て
この近所で詩の展示をやってるよ」
* ...
静かだった……
禁じられていることは それほど多くはないはずなのに
ただ、いくつもの瞳だけが 土埃に塗れながら
風と風の間で何度もはね返っている
男たちの沈黙はカラ ...
振り回した腕が
どこかにぶつかって
赤い血の線が走り出した
あたし傷ついてたんだ
だから痛いんだこころ
あなたに言わない
ことばがみえた
赤い線は
いつか文字をえがく
あ ...
とりたてて喜ぶほどでもない
あたりまえのことを渇望する
今日は昨日よりも調子がいい
そんな錯覚でも気分がよくなる
まわりの誰と比べても
あたしなんて可愛いもんだ
錯覚か幻想だけでも ...
小池圭子
痛い頭 また会いたい
小池圭子
嘘よそう
小池圭子 小池圭子
いない喧嘩 関係ない
小池圭子
漕いでいこ
小池圭子
いない喧嘩 関係ない ...
雨の中 二人で夢を語った
だけど雨の音がうるさくて君の夢の話が聞けなかった
ある日 君が突然いなくなってしまった
別れも言わずに
今も君が消えた場所に僕がいる
あの日聞けなかった君の夢を聞か ...
不幸なあの娘の
カバンの中身
すべて、すべて
脂取り紙
額のてかりの向こうに消えた
夢も希望も愛も自由も
誰か助けてよ
理由を聞かせて
あの娘があんなに
脂症なの
コロッケひとつで ...
自然なこと
素直なこと
自分では
気付かないこと
傷つかないこと
傷つくふりしか
出来ないこと
傷つくつもりなんて
ないのに
傷つけられて
しまったかこ
過去 ...
ユキちゃんはエミさんとスーパーマーケットへ入って
バーベキューに使う野菜を選んでいました
それはキューウリやオバケカボチャで
カリフラワアやタロイモやアーモンドであり
指し示すあらゆるものだっ ...
あるところに
豚に似た女の子がいました
あんまり豚に似てるので
衣をつけて
揚げられてしまいました
その姿を見て
不憫に思った王子様が
ザク切りにして
玉ねぎと一緒に出汁で煮て
玉子 ...
魂の抜けた身体を操れば舐めたエロスに死の味がする
電話では届かない範囲の愛が200ヘルツで蜷局巻いてる
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
咳ひとつ五月みどりの腹話術
北大路京介
俳句
2
14/1/21 18:39
大寒のQ&A詐欺被害
〃
俳句
1
14/1/21 18:39
しろい四角
るるりら
自由詩
26*
14/1/21 18:28
名言を噛んだ
北大路京介
自由詩
6
14/1/21 18:21
病院の待合室にテンションの高い男
〃
自由詩
4
14/1/21 18:20
夏の扉が開かない
〃
自由詩
3
14/1/21 18:20
孤独の欠片・・・
tamami
自由詩
11
14/1/21 17:43
せめて
中山 マキ
自由詩
4*
14/1/21 17:27
働けプー太郎
まきしむ
自由詩
1
14/1/21 17:25
夢
a-litt...
短歌
0
14/1/21 17:16
刺し違える覚悟はありますか
HAL
自由詩
6*
14/1/21 14:56
頭を掻く
水宮うみ
自由詩
0
14/1/21 14:20
さかな。
佐々宝砂
自由詩
7*
14/1/21 12:29
私は倒れていった人々のことを忘れない
水宮うみ
自由詩
5*
14/1/21 10:15
なあ 枕 いいだろう?
ichiro...
自由詩
7*
14/1/21 5:45
もたれる
鵜飼千代子
自由詩
10*
14/1/21 1:04
納豆と青葱
灰泥軽茶
自由詩
12
14/1/21 0:51
金色の水ージャズ喫茶・ちぐさにてー
服部 剛
自由詩
4
14/1/20 23:59
ギャラリーフラスコにてー詩友との再会ー
〃
自由詩
4
14/1/20 23:56
エーテル 16
草野春心
自由詩
4
14/1/20 23:55
いたかった
朧月
自由詩
2
14/1/20 23:31
病室
藤原絵理子
自由詩
8*
14/1/20 22:28
回文「小池圭子」
ichiro...
自由詩
1*
14/1/20 22:18
うるさい雨
リィ
自由詩
2*
14/1/20 22:15
不幸なあの娘
花形新次
自由詩
3
14/1/20 22:06
そんなコト
藤鈴呼
自由詩
2*
14/1/20 20:31
イチゴ
桶谷
自由詩
1
14/1/20 20:13
豚に似た女の子
花形新次
自由詩
1
14/1/20 19:25
魂の抜けた身体を操れば舐めたエロスに死の味がする
北大路京介
短歌
2
14/1/20 18:20
電話では届かない範囲の愛が200ヘルツで蜷局巻いてる
〃
短歌
2
14/1/20 18:20
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4.7sec.