海のない手のひらの庭
土を踏む三脚の椅子
雪、重なる雪、そのあいだに
燃えるものがあるなら

空白を焚きつける
指先の罪悪を冷たい鍵にする
小さな灯りに目を細める
たったふたつの隠微な ...
 ことの次第はこう。まず今日、テレビを見ていたら芸術選奨文部科学大臣賞という長たらしくて覚えられない賞が文化人十八人に授与されたというニュースが放送されていた。それでまあ、おれの好きな俳人って奴らはジ ... 小佐保方内晴守(こさぼほうちはるもり 43)は
全聾だったが、自身が捏造した万能細胞を
耳に注射することで3年前から聞こえるようになった
そのことをゴーストライターに論文に書かせ
科学雑誌ネ ...
大人は判ってくれない
どうでもいいような深刻な悩みと
爆走するハートを抱えたまま俺たちは
夜の待つ街へといつもいつも
それには理由がある
夏の朝まだ明ける前に飛び出していくフルーツたちを
...
有名になりたい人が
有名になるために
嘘をつく
嘘のお陰で
有名になる
やがて嘘はバレるけれど
バレたお陰で
もっと有名になる
本人は二度おいしい
と思っている
あるうららかな昼下がり、きみはインターネットにあげていたイラストを全部削除して旅にでたんだ。ほんとに消したいものは他にあったんだけど、それはマウスでどんなに上手にクリックしても消せる代物じゃなかった。 ... にゃにゃ曲がりをにゃにゃ直線にして銀河 地虫出づバイトなんでわかりません 再利用できない屑になる 幸せなドブネズミの尻尾ちぎれている 僕にツっこむときだけ手がグー ひとりじゃないから
かなたからきこえる
りんとしたうたごえ
あしたのなかまたち
れつをなしてまつよ

新しい扉を開けて
今!
十分に
勤めを果たした風よ

わたしのなかから
出ていきなさい

真直ぐ、迷わず、信ずるままに

うつくしい音を
連れて

うつくしい
音色となって

あたらしい風 ...
信じてあげられなくてごめんね

でもね

不思議なんだけどね

今のほうが信じられるんだ

なんかね

付き合い始めたころみたいなね

そんな感覚なんだ

変だよね

...
彼はいつも身の回りに星座を連れている
折に触れその星々の配置を
巧みに操りながら

   蒼を帯びた眼差しの閃きで
   ほんのわずか歪んだ口もとの微笑みで
   しなやかな指さきのひとふ ...
 
それは地球環境と生命保存の本能の間で 気の遠くなうような長い年月をかけて作り上げられた習性。長い飛行距離とエネルギー消費の少ない飛行のできる翼と飛び方は 遙かな祖先からの経験の継承と あまたの選 ...
マラルメの、あるいはランボーの孤独は

詩の中でのみ生き続けているのだろうか

美術史や、教科書の中の芸術から

はみ出した彼らの魂は

まだ

詩の中に生きているというのだろ ...
あめふって
あたまが重い

しんぶんにもぐりこむ
しゃかいっていろいろあるなあ
昨日もいろいろ起きたんだなあ

やる気のひもを
そおっとひっぱる
きれないように
そおっと

ぴ ...
痛みを伴うのは 
物理的な喧嘩だけでは ないのです 

傷が見えても 見えずとも
突き刺さる 言葉も 存在する

喧嘩出来ると言うことは
本音を見せ合えると言うことなのかも  ...
ラマダンの月影天幕に秘戀 ララバイの君の横顔見つめつつ
タバコ揉み消し港暮れゆく
見上げれば星は疎らで
物語はみな綻び
我々を慰めも
導きもしない

見渡せばネオンは
星に取って代わろうとする
真っ暗な夜もあったんだ
その時星を探しはしなかったけど

我々の手に ...
日光がけたたましく叫んでいる
俺が異端だと激しくなじっている
俺は河川敷を散歩しながら
昨日の家族との団欒を思い返している
家族には異端の概念がない
俺は一人でありながら圧倒的多 ...
朝は 誰も知らない ミカンだった
街の中を 歩く 遠い 朝は
朝のミカン一個で 家の扉を押した
あまり よいことは 朝はなかった

山手線に乗り込むと 新宿駅で
人の渦に 巻かれ 池袋 ...
尿をため過ぎた体で
バスタブを出た後のふろマットの上で
軽くスクワットをしながら
俳誌「馬酔」’09・6月号を読む
丁度当季の季語を使った俳句が沢山出て来るからで
2月から3月のまさに「今」 ...
カレーライスは悲しんでいる。
君はそのことを知っているか。
玉葱のせいなんかじゃないし
自分が辛すぎるからでもない。

ラッキョに嫌われたわけでも
ラッシーに悟られたわけでも
スパイス疲 ...
Stap the season in the sagi
みんな疑わないでくれ
いつまでもヒロインでいたいのさ
Stap the season, you´re my dream
取り下げな ...
夜になると眠くなる
おばあちゃんは言う
ちょっとうらやましいと思う

詩にくいつく
がっつりとだきつく
心の中で顆粒みたいにとけた

わかったような気持ちで
ほろほろと指を動かす
...
生き物は死ぬために生まれてきたんじゃない

そう思わなきゃ

津波でなくなったひとたちの無念や恐怖を

ぼくはうまく受け容れることができなかったよ

自分にコントロールできないことは気 ...
自分にコントロールできないことは気にしない

死ぬために生まれてきたんじゃないことを忘れない


社会はひとでできている

生き死にするひとでできている

自分に合うひとや合わないひ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
星座的布置sample自由詩414/3/14 1:07
川柳が好きだから俳句を読んでいる(11、八木三日女が死んでし ...黒川排除 (...散文(批評...014/3/14 0:44
小佐保方内晴守花形新次自由詩114/3/14 0:40
ANGELIC CONVERSATIONSカワグチタケ...自由詩314/3/14 0:09
有名になりたい症候群花形新次自由詩514/3/13 23:19
春がくるまえに逃げようユッカ自由詩4*14/3/13 22:51
にゃにゃ曲がりをにゃにゃ直線にして銀河北大路京介俳句514/3/13 22:23
地虫出づバイトなんでわかりません俳句214/3/13 22:23
再利用できない屑になる自由詩514/3/13 22:22
幸せなドブネズミの尻尾ちぎれている自由詩214/3/13 22:22
僕にツっこむときだけ手がグー自由詩214/3/13 22:22
ひかりあれ森川美咲自由詩3*14/3/13 21:37
アコーディオン千波 一也自由詩514/3/13 18:58
——ねぇ (個人的な整理整頓の類)ちて自由詩3*14/3/13 18:12
十九歳の星座塔野夏子自由詩6*14/3/13 11:46
二十一世紀を燕が思うイナエ自由詩8*14/3/13 10:38
若い詩人の為の詩yamada...自由詩214/3/13 10:10
あめのあさに朧月自由詩414/3/13 9:07
けんか藤鈴呼自由詩1*14/3/13 8:11
Desert織部桐二郎俳句014/3/13 5:48
のすたるじあ短歌014/3/13 5:42
夜を渡れrabbit...自由詩3*14/3/13 3:35
詠唱葉leaf自由詩214/3/13 2:26
黄色いミカンとアスファルト番田 自由詩114/3/13 0:57
「今日から先週へと記憶が遡行し」間村長自由詩1*14/3/13 0:21
カレーライスは悲しんでいるブルース瀬戸...自由詩14*14/3/12 23:18
Season in the sagi花形新次自由詩014/3/12 23:17
ねむり薬朧月自由詩314/3/12 22:46
吉岡ペペロ自由詩814/3/12 22:46
ひと自由詩414/3/12 22:37

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