アイリス
君を見てきた
誰もが君の姿に
夢や憧れの物語を描くけれど
アイリス
でもきっと誰も
そして僕も
知ることはない
ほんとうの君の
創世記も
黙示録も
それはただ君の中で語 ...
億年の
静かな回廊に光が満ちる
瞬間を孕んだ風が吹き渡る緑野
なにか山巓を降りてくるものを待つ
待つあいだにも自分の意志とか
わからないものに軽く触っている
風化した海図では
...
貧しくて
口減らしのために子が親を捨てにゆく話があった
大金持ちで
お金を使う時間が欲しくて親が子を・・・・
お金があれば
それを使うことで人生を豊かにしようとするひとがいても
なんの異論 ...
今日という日が終わり
明日になって
明日という日は
また今日になる
今日と明日の間に
また逢いましょう
夢の中では
なぜか車椅子のあの人と
薔薇の門を ...
指に待つ 花片
空に梳く 葉片
枝に眠る 夜片
丸い月は 一本の線
体も 木蓮も 雪も
声は 雷
旅先に秘密を託す オフライン 海に流した小瓶と真珠
苛立ちを鎮める空想砂時計 記憶の棚に並ぶコレクション
「恋文の推敲は眠りのあとに」 掟に背いた罰は苦くて
「植 ...
天国は本当にありますか
目の見えぬ老婆はヘルパーの若い男に尋ねる
男は笑顔で適当に相槌をうつ
地獄は本当にありますか
末期ガンの老人絞り出す様な声はドクターに届く
ドクターは聞こえな ...
140525
私たちは不慣れなので
お日様が銀色になると
涙が止まらなくなるの
ラジオ体操をしながら
涙の滲みを気にしてる
犬も吠えるのを止めて
どうしたのと眺めてる
...
ハイジいます
ペーターいます
そうこの光景に連呼していた
でも
クララいません
車椅子アルプスじゃ無理です
人口800万、九州くらいの大きさのスイスが
したたかな思いやりで
他の国か ...
また、イスのせい
名のような
となえる声をかかえて {ルビ儘=まま}のみちゆき
昼下がりの野辺は
視界を圧するしろい雲
暑くてあつくて まだ夏のあかし
山本通は一本道
左に傾く舗装に ...
今晩一緒に飲もう
妥協しない責任感と
妥協できない責任問題
抱え込む難問奇問
偏頭痛なんか薬に任して
真面目に一緒に酒を飲もう
俺は人間が一番ややこしくて好きだから
きっと
俺もや ...
きらり
光るトンボの羽根
希薄な虚空を回る
季節
変化するのは
太陽からの距離と角度だけ
無限に近いだ円運動
の (くりかえし)
…螺旋…うんざりする
たった一度 ...
今日の渋谷はいつも以上に渋谷的
スクランブル交差点は青とともに人の海となり
すすみたい方角にすすめない
いつだれに刺されてもおかしくない
ひととひととの距離
まるで心を許しあった恋人のよ ...
私をとり囲む人間のなかで
誰よりも
ひどいひとで
誰よりも
自分のことが嫌い
誰よりも
素直になれなくて
誰よりも疲れている
誰よりも孤独で
誰よりも
...
ケータイいじってたら羽生だ羽生だってニュースのタイトルがそればっかりだか ...
彼女はボールさ
丸いボール
たまたま僕のところに飛んできたボール
飛んできたボールはまたどこかへ飛んでゆく
朝日が射して
葉っぱに付いた露が光る
息を吐き、
会社に向かう僕の横を ...
小林峠の近くで
狐が轢かれて死んでいた
珍しいことではない
狐も 狸も 猫だって
だけど道路の端の方で
轢かれたばかりらしく
まだ そのままの姿で
顏だけが歪んで血まみれで
瞬間の ...
ということは 氷は溶けるよ
泣いても 笑っても 溶けてなくなるよ
ということは 水は蒸発するよ
見ているだけで 消えてなくなるよ
それに比べて あなたの存在は
誰が何と言おうと あな ...
アナのアナルを
見てみたいのよ
フジでも日テレでも
テレ東でもいいから
渋いところでは
国営放送の朝の女王でも
構わないわ
とにかく
アナのアナルのシワを
見てみたいのよ
今度の新商品の香りです
ベルガモット?
でもこれは
紅茶の様な香り
そうかアールグレイ…
もう20年は経っただろうか
今日もアールグレイよ
少し元気 ...
友の庭に咲いていた
白いリラの花が羨ましくて
根元に生えた幼木を譲り受け
我が庭に植えた
植えた翌年は庭の隅に
ひょろりと立つだけで
花をつける気配はなかった
何年もの時を費やし ...
多くの人の嘘の上に
不安な楼閣は揺らいでいる
風向次第で逃げ場所も変わり
作り笑いの内に毒を隠す
1.6キロのシーソーの端に腰掛け
ビーカーの中に沈んでゆく太陽を見ていた
感情が理性を ...
美しく光る蛍追って洞窟の中に迷い込んで
どれくらい経っただろう
闇の中を右往左往
すり減った靴底 穴の空いたジーンズ
恐怖で頭から滲む油汗
苛立ってついた悪態が
洞窟の中を反響して
...
上手にネズミ描いて消さされている
双子の黄身が出るまで割ろうとしている
ぬか喜びの口が唇を割った
入院中の相部屋で
天井の淡い模様をながめながら
暇を持て余していたおいらにとって
それは それは 照れ臭かった
担当の女性看護師から
米寿 おめでとうございます と言われ
...
長い眠りの蛹の
生まれ変わる朝の
ときめき
蜜に濡れて
去って行く蝶の
涙の滴が描く
飛翔の予感
村一面に泡立つ音は
目を見張り
燃え始めた野火は
往き先を失って
困惑 ...
雨の朝
曇り空
青い朝
それがみるまに
青から黒がぬけてゆく
するとそこはグレーになる
むこうの空には
桃いろと黄いろと透明が沈澱する
そのうえに
ぼくたちの大好きな水色
雨の ...
整形の外来受診のたびに
Drは和顔でささやかれるようになった
「もぅ修田さんの齢になれば・・・」
(現状維持はやむを得ないと)
だか ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
アイリス
塔野夏子
自由詩
8*
14/5/25 11:17
億年の
梅昆布茶
自由詩
16*
14/5/25 11:13
子捨て山
吉岡ペペロ
携帯写真+...
6
14/5/25 9:34
薔薇
chihar...
自由詩
3*
14/5/25 9:13
木白月雪連
砂木
自由詩
9*
14/5/25 8:22
秘める
深水遊脚
短歌
3*
14/5/25 8:16
弥勒はまだか
アンドリュウ
自由詩
3
14/5/25 7:17
肝を埋める
あおば
自由詩
9*
14/5/25 6:52
ハイジいます
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
14/5/25 5:59
また、イスのせい
「ま」の字
自由詩
2+*
14/5/24 23:18
一緒に飲もう
ichiro...
自由詩
7*
14/5/24 23:14
トンボ
藤原絵理子
自由詩
5*
14/5/24 23:11
静かの海
砦希
自由詩
3
14/5/24 22:59
多才な君へ
無花果
自由詩
2
14/5/24 22:58
ナイター中継延長の為
TAT
自由詩
2*
14/5/24 21:31
朝
M&...
自由詩
1
14/5/24 21:18
狐の死
ただのみきや
自由詩
20*
14/5/24 21:12
ということは。
佐白光
自由詩
0
14/5/24 21:12
アナとアナルの女王
花形新次
自由詩
0
14/5/24 20:40
ベルガモット
ichiro...
自由詩
8*
14/5/24 20:19
リラの花
Lucy
自由詩
12+*
14/5/24 20:05
螺旋
アンドリュウ
自由詩
0
14/5/24 18:10
希望
桂
自由詩
1
14/5/24 17:52
上手にネズミ描いて消さされている
北大路京介
自由詩
3
14/5/24 16:28
双子の黄身が出るまで割ろうとしている
〃
自由詩
5
14/5/24 16:28
ぬか喜びの口が唇を割った
〃
自由詩
6
14/5/24 16:27
白い狼煙 八
信天翁
自由詩
7
14/5/24 11:43
友へー2014/05/24ー
イナエ
自由詩
10*
14/5/24 11:20
ジュネーブの朝
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
14/5/24 10:37
折畳まれた日録 八
信天翁
自由詩
2
14/5/24 10:30
2224
2225
2226
2227
2228
2229
2230
2231
2232
2233
2234
2235
2236
2237
2238
2239
2240
2241
2242
2243
2244
2245
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
2253
2254
2255
2256
2257
2258
2259
2260
2261
2262
2263
2264
5.79sec.