かららん
ころろん

約束してた夏祭り
浴衣の帯は苦しいけど
少し急ぐ下駄の音が好き

髪をあげた少女の瞳に映る
裸電球のあこがれ
くっきりと 影法師が揺れる

うす暗闇で手 ...
雨の名残りが漂っている
光がすべて上を見ている
半分は暗く
半分は泳ぐ


蜘蛛が青空をめくり
午後をのぞいては閉じる
空は泡に分かれゆく
見るものの目に分かれゆ ...
ああ神よ どうか
四十五パーセントくらいの誤解をお与えください
少なくても三十五 三十は行き過ぎです
勝手な想像と思い込みで
悩んだり喜んだり
怒ったり主張したり
素敵な誤解を捧げあって
...
おお、おお
やってくれるとは思っていたが
ここまでとは思わなかったぜ、安倍ちゃん
いかすぜ
鳥肌ものだぜ
憲法の解釈変更で集団的自衛権を行使しようとする
噴飯のお坊ちゃま

だって、僕 ...
柱に紐をかけ
輪を作り
頭を入れる

準備万端

全体重をかける

首に食い込む紐
心臓が抉られる様な感覚

もう限界だ

頭が真っ白になる

気付くと

心のどこか ...
綴った言葉は
ひとの目に留まったときが旬
綴っている間が旬


口にした言葉は
ひとの耳をかすめたときが旬
数年の後に思い起こすときが旬


秘めた言葉は
ひとに明かされ ...
のど飴を 噛み砕く音 花火かな ある日私のもとにSRと名乗るものがやってきた
あなたにぴったしの職場をご案内にまいりました
男はそう言って名刺を差し出した
   SRとだけ書かれている
あんた誰?、怪訝に思った私は尋ねた
...
銀のスプーンで
目隠しした
あなた
うたをうたう

西日がさす
芝生に寝転んで
あなた
うたをうたう


なんて
全部、夢だったんだよー


お花畑はなくて
青いス ...
あおーい空の上にはね
いっぱい神様や天使がいるんだ

ある神様は 炎の性をもった神様さ
怖くてだーれも近づかない

ある天使は 水の性をもった天使様
優しくてみんなの人気者

あおー ...
梅雨曇りがさし込んで
すだれ模様の後姿

猫語で何か話してる
妻とノラネコ

煮干しと風鈴
人は皆自分の信じる物語を生きている
悲しい物語
楽しい物語
苦しい物語
爽やかな物語
つらい物語
力強い幸福の物語
できるなら
楽しい物語を生きたい

人はなぜ美しいものに惹かれる ...
僕の実家の近くに、一軒の八百屋があった。その八百屋は『杉本青果店』というごくありきたりの名前だった。その八百屋では、おそらくは杉本夫妻であろう中年二人の男女がただ淡々と働いて、野菜を売っていた。僕は登 ... 草餅を摘んだ手にも指輪あり あの頃はただ遠くから見ていたの同窓会は隣に座る 逃した魚が蛇になった 地球から見えない場所で星になる 敷いた布団に寝ず朝まだ雨続いている 慈愛の糸でできた繭のような部屋は、安心だ。
管制塔のように 耳の中の音を分析する。


母の補聴器の購入のために 街にでた
街は祭り日。
耳の不自由な母と 私の世界は どれだけちがうのか
...
13日 金曜日
だからって…
いくらなんでも…

うす汚れた高層雲に
ギザギザにされた満月の
にじんだ輪郭は 丸

CT MRI PET
写し出された 丸
恐ろし気に存在する 丸
...
あの信号が変わる前に渡れたら
きっと うまくいく

ありふれた願を懸けた



決して走ってはならない

ありふれたルールを課した



早歩きがどんどん早くなる

早歩 ...
かなしみをうつくしく飾っておくために
かなしみのかなしみという蓋をそっととじて
ひとりのわたしは
それを花冷えの野に埋める
たとえ
きのうのわたしがそれを掘りかえしても
もうそこにはわたし ...
パソコンとかスマホの
画面に表示される
あの子の空とその子の空がくっついていくのを見てる
わたしの夕焼け
あちこちで
同じそれが
ひろがりつづけてひとつになるまで見ている
ここにも太陽が ...
古本屋で買ってきた
詩集の頁に
銀行の明細書が挟まっていた

お取引金額二千円
手数料百五円
お取引後残高十六円

そう記された明細書が
栞のように
詩集に挟まっていた ...
夜だから
長波が
響いている事だろう
コールを返さないと
pingみたいに

ねえきこえてるの

直接は
辞めてくれないか
角膜だって
鼓膜だって
継ぎ足されて
いるんだから ...
毎日同じ鉄のかたまりに
輸送されて思うこと
そして今日いまこの夜

毎日窓の風景が
ちがって見えます
今日の生ぬるい朝に
枇杷が見えました
冷たくしたら
どんなにおい ...
夜が明けたよ
夜更けまで降っていた
淋しい雨も いつの間にか上がって
ギャラリーの軒下に逃げていた鳩たちが
ライオンの頭に集まり始めた

いろんなことがあったんだよ
いわれのない憎悪 ...
言葉の鎧を貫きたければ
言葉の剣を用いなさい

言葉の剣を防ぎたければ
言葉の鎧を用いなさい

どちらが正しい、どちらも正しい
どちらが強い、どちらも脆い
どちらが尊い、どちらも貧 ...
不幸だね。
混じりけのない、不幸だね。
純度100%の不幸だね。
もう誰も、あなたをとめられないほど不幸だね。
正真正銘、不幸だね。
今時珍しい天然モノの不幸だね。
遺伝子組み替えなんてし ...
父の手をさする

硬く曲がったままの指を
一本ずつひろげ
滞ったものが
少しずつ流れていくように
強張ったものが
僅かにほぐれていくように

節くれだった
頑丈な父の手

鍬を ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夏祭り藤原絵理子自由詩9*14/6/18 22:45
ひとつ 金緑木立 悟自由詩314/6/18 22:44
イノルフリただのみきや自由詩24*14/6/18 21:57
血迷ったな安倍ちゃん草野大悟2自由詩4*14/6/18 21:14
死にたいと生きたい水色煙自由詩014/6/18 20:54
言葉の旬千波 一也自由詩414/6/18 20:02
口中花火和田カマリ俳句1*14/6/18 18:59
SRアンドリュウ散文(批評...014/6/18 18:53
微睡みいるみ自由詩214/6/18 16:24
熱すぎる掌創輝自由詩014/6/18 15:52
半分mizuno...自由詩114/6/18 14:17
生命力渡辺亘自由詩114/6/18 14:16
僕が『小説』を書くきっかけになった、とても小さな出来事 ...yamada...散文(批評...5+14/6/18 13:09
草餅を摘んだ手にも指輪あり北大路京介俳句314/6/18 11:35
あの頃はただ遠くから見ていたの同窓会は隣に座る短歌414/6/18 11:33
逃した魚が蛇になった自由詩214/6/18 11:33
地球から見えない場所で星になる自由詩914/6/18 11:33
敷いた布団に寝ず朝まだ雨続いている自由詩014/6/18 11:33
透ける 風嘯 (すけるとん ほいっする) るるりら自由詩16*14/6/18 10:02
丸が恐ろしい小川麻由美自由詩4*14/6/18 8:46
早歩きichiro...自由詩17*14/6/18 6:07
_紅月自由詩414/6/18 3:26
ぼろぼろの木陰を歩いているモリマサ公自由詩5*14/6/18 1:46
小川 葉自由詩714/6/18 1:28
周波数応答ねなぎ自由詩114/6/18 1:04
今日の夜の輸送にかの自由詩3*14/6/17 23:08
広場の朝_Ldn.藤原絵理子自由詩5*14/6/17 23:05
資質千波 一也自由詩314/6/17 22:37
FUKOだね☆うめバア自由詩514/6/17 20:26
父の手Lucy自由詩21*14/6/17 19:46

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