もうあまり
微に入り細を穿った論考などは
誰もついてこないと考え
は~ん、とため息をつき
ラフカディオ・ハーン
激しく動くと死にます
しかるに激しいです
カオスをおかずに
おす力
...
○「選択社会」
自動販売機の前に立つと
僕はいつも選択に迷う
喉をうるおすだけなのに
多くの選択肢がある
ある時面倒くさくなって
パッと見てパッと押したら
飲みたくない飲み物だった
あ ...
毎日、浜辺に少年が座るようになったのは、いつの頃からだったのでしょう。
秋の空はどこまでも澄み、風はもう冬の気配をまとっていました。
ただ、寄せては返す波だけが、ほんのすこしあたたかく聞こえていま ...
虹の欠片をあぶくの妖精から授かった少年の胸には、小さな幸福の光がひそやかに灯っていました。
その光は、波間にささやかに揺れ、海辺の生きものたちにも静かに届いていたのです。
狐は、その輝きを ...
万華鏡を廻すと
次の結晶が像を結ぶように
調子っぱずれのメロディは
次の照点へと向かい始める
狂った時計が夜を告げている
午後9時の騒めきは
書くことばに不協和音を混ぜる
純粋を望む ...
中学生の頃から
突然頭に霧がかかったようになって
ずっと晴れないままでいる
それ以来
瞬間像記憶の能力もなくなり
普通の子供になってしまった
それまでは
他人の痛みがさっぱり分からな ...
張りつめた銃声の
重くのしかかる 緊迫が、
涙となって
少しずつほどけていく
野生の 最後の それが亡くなった報告は
他に行き場もなく 認定された
蔓延する
殺戮に悲 ...
+
ヘイ。創造性があるのに、なにしけてんだよ。まことに勝手ながら、ぼくは「きみ」とお友だちになることに決めたからな。
◯
ひとり旅をするっていって、ぼく(ももちゃん)のことをうざ ...
一つ、私という肉身の無常
貫く力動の凄まじさ 、
意識の内なる光響、倍音重ね重ね
ぐわぁんぐわぁんぐわぁんぐわぁん
木霊しつつ光輝白銀の 爪痕残し遠去かる
誰そ彼にいとしきひとの名を呼びて
かへらぬ背中憎く愛しく
はかなきはひとのおもひと知りつつも
街の歯車ゆめを明日へ
雑踏の片すみに咲く花一輪 ...
夏と冬にはさまれ
秋は浮気者
夏なごりの風で
夏の暑さと思わせたり
冬の先取りの寒さで
冷たい風を運び込む
秋はきまぐれの浮気者
喜びが
楽しいのは
自分のこころがあるからさ
何も心配しないで
無理をしないで
物事の成り行きに任せて
慈悲のこころを持ってすれば
すべての物事がうまくゆきます
あなたの智 ...
タップしたら入れる世界で
羽根を伸ばしても
影に溶けている現実が
どこまでも追いかけてくる
放っておいても
いつかは向き合わなければならない
笑ってしまうほどの深刻さが
滑稽だな
...
残虐な殺戮のイメージはいつだって俺をほんの少し冷静にした、それが俺にとってどんな意味を持つのか俺にはわからない、それはずっと俺の中にあったし、時々はグロテスクに蠢いたりもした、挑発的なカラーリング ...
その日わたしたちは
明るいうちに別れた
陽の高いうちのさようならは
夜よりも錆びてはおらず
明け方よりも健全で
互いの悪口なんて言わない
だからわたしは
これが さいごだなんて
考 ...
あんなに悩んだのに 神様にも聞いたのに
結局、サイコロを 振ったような未来が
何度も鏡に映して 鏡の私に問いかけた
赤色のワンピース 今も値札がうなだれて
私の夢は いつも優しいだけで ...
彼女の好奇心と
私の虚しさを埋める
壮大な作り話
姫君の瞬き
傅く水晶の城
裏切りと慟哭
見知らぬ仲間は
命分けあう行く末
白いシーツの部屋は
異国の砂漠に変わり
闘い倒れ ...
わかちあう
べきなのだろう悲しみも
ふたりはいつもひとつだからな
そんな声
聴こえて夜のひとり寝の
低いベッドに座りこむ冬
生きかたの
ベストを決める ...
六十八匹の鈴虫を埋めた墓を
母の庭帚が一掃した
落ち葉をしだくような
笑い声に見合う顔を思い出せずにいる
まだ蝶結びができなかった
大雪を抱えた空の下
厚いコートにナイーブな獣を隠 ...
ボクのマスターベーション(3)
花形新次
明日人に会うので、伸ばしに伸ばした髪を切りに床屋に出かけた。逗子駅前にある床屋で、中年の男性とその母親と思しき女性の二人でやっている。男性の方は、す ...
○「人生」
人生は
問題解決学習である
さて今回は
神社の大麻販売問題
大麻とはお札のことだが
割り当て販売である
一部千円で15枚来ている
30世帯もない自治会で
こんなに売れるわ ...
原爆そっくりの入道雲よ
かつて父母ありし日の空を語れと施設脱走浮浪児
{ルビ清滝=きよたき}の{ルビ愛宕=あたご}の谷の川遊び
全裸になりて山行くバスに手をふる我らみなし児
星々は我が ...
冬、まだ生き続けている。とても大きなオオクロバエ。窓ガラスに張り付いたまま。もはやほとんど動かない。指さきを近づけてみてももはや俊敏に飛び立つこともしない。それはまるで、もう十分に生きてきたから、みた ...
硬派、なんて四角い発泡スチロールの断片のようなものだ。恋心、という風神にいとも容易く巻き上げられて、何度も同じような軌道をぐるぐると巡らされるのだから・・・。
村はずれの一本の冬道に、街燈はじっと立っていました。
雪はさらさらと降りしきり、夜は息をひそめています。その静けさは、まるで遠い昔、この世がまだ素朴だった頃の記憶を遠くに思い出させるようでした。 ...
もう書かずにはいられない
思いめぐらすラブレター
通学途中カドの文房具店
生まれて初めて便箋に手を伸ばす
心の中はパズル模様
パズルを解き明かし
...
きらびやかな文章は
あでやかに飾った着物のよう
人を惹きつけて
魅惑する
その長い時間みても
飽きの来ないこと!
わたしは文章を読む
嬉しい
わたしは読める
文章の華は着物のよう ...
「こたつは麻薬や」
あなたは そう呟いて
こたつから抜け出した
まるで逃げだすように
不覚にも長い昼寝に陥り
試験勉強を邪魔された──
あなたの言い様
こたつに悪気はないのに ...
乳ももめるはず
花形新次
幼げな微乳を
触られないまま
カミサンは先に
ふて寝した
隠した性欲を
処理しようとして僕は
押し入れからDVDを出した
音消しながら
背後気にしなが ...
ボ~ッと没頭
頭が揺れるボート
ユラユラ揺れて
ゆりかごの中の頭
ゆらゆらと夢のサイクロン
上へ上へと大空へ
宙を舞い上がる
ボ~の海空を泳ぐ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ぼけぼけ
りゅうさん
自由詩
3*
25/11/24 7:49
独り言11.23
zenyam...
自由詩
2*
25/11/24 7:40
虹の指輪(あぶくの妖精の話)
板谷みきょう
散文(批評...
3*
25/11/24 0:19
狐の見た幻
〃
散文(批評...
3*
25/11/24 0:12
照点
りつ
自由詩
5*
25/11/23 21:39
霧の中
花形新次
自由詩
1
25/11/23 20:43
it
月乃 猫
自由詩
9*
25/11/23 20:32
きみだけが詩人です
百(ももと読...
散文(批評...
1*
25/11/23 20:00
五行歌、無の むむむ
ひだかたけし
自由詩
5*
25/11/23 19:53
烙印(25年前の短歌)
りつ
短歌
2*
25/11/23 19:21
秋は浮気者かな?
多賀良ヒカル
自由詩
1
25/11/23 17:25
喜びの愛
杉原詠二(黒...
自由詩
3*
25/11/23 13:15
いまここ
海
自由詩
9*
25/11/23 12:59
真夜中の産物
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
25/11/23 12:49
バス停で
うめバア
自由詩
7
25/11/23 12:42
ノベライズ
自画自計
自由詩
3
25/11/23 12:09
光の王国
花野誉
自由詩
9*
25/11/23 11:03
悲しみの夜も更け
秋葉竹
短歌
2
25/11/23 10:37
吐息×2
ただのみきや
自由詩
10*
25/11/23 10:28
ChatGPTによる花形新次エッセイ「ボクのマスターベーショ ...
花形新次
散文(批評...
0
25/11/23 10:09
独り言11.22
zenyam...
自由詩
5*
25/11/23 5:58
ほぼ三十一文字があればいいのさ
室町 礼
短歌
3*
25/11/23 4:16
天寿
本田憲嵩
自由詩
10
25/11/23 1:26
つむじ風
〃
自由詩
7
25/11/23 1:25
街燈(修正版)
板谷みきょう
散文(批評...
3*
25/11/23 1:18
恋文
佐白光
自由詩
5*
25/11/23 0:21
文章の華
杉原詠二(黒...
自由詩
4*
25/11/22 20:11
冬の麻薬
花野誉
自由詩
8*
25/11/22 20:01
ChatGPTによる花形新次パロディ詩「乳ももめるはず」批評
花形新次
散文(批評...
0
25/11/22 18:00
ボ~ッと没頭
多賀良ヒカル
自由詩
0
25/11/22 17:24
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
加筆訂正:
天寿
/
本田憲嵩
[25/11/23 13:21]
若干加筆修正。
0.39sec.