逃げ出したくて
吐いた嘘を
骨は知らない

抗いたくて
千切った縁を
骨は知らない

痛んで
悦んで
肉がくたびれていくのを

誤魔化して
宥めすかして
心がたるんでい ...
 畳の間、煙立つ
 半分に折ったお線香
 母へ挨拶する私を
 初夏の陽が
 ただ ゆるゆるといたわって
呼ぶ声が
あなたのようだと勘違い
したからほんとに泣きたくなるんだ


水の華
池に顕れ数秒後
カゲロウみたいに消えゆく公園


プリンとか
凍らし食べると邪道とか
...
 影響されるってことは
 その人の生き霊なんだって
 
 新しい音に槍の雨に射抜かれたら
 共鳴なんだって
 
 重なった線がとても気持ちよくて
 再び確かめたいと足速と道を行くのも
...
好きなひとがいて
そのひとが
いるから日々の生活が輝くんだと
想っていたのは
ほんとうの慰めだっただろう

美しいひとで
その挙動を追うじぶんの目が
恥ずかしくなるくらい
明るく ...
裏切り裏切られ
欺瞞撒き散らし
眠れやしない

やややタマンね 、悲し哀しみかな

誤解されても愛ある知性限り無き広がりへ
背筋を伸ばして呼吸がしやすい姿勢になる
意識を呼吸に集中する
意識は何かに向くようにできているので
呼吸に向かわせる
ゆっくり吸ったり吐いたり
吐くほうを意識してできるだけゆっくり長く吐きき ...
蜩の
愛を歌う
いのちは
果てしない
星の光

 ※蜩=ひぐらし。別名、かなかな。



もう
いいよ

放てば満ちる
こころ



人を
思って
五行歌 ...
全員揃って和やかなムード
それはもう過去のほんの刹那
二度とない瞬間には
何も思うことがなかった
振り返って初めて思う

もっと もっと
こう ああ
すれば よかった

残された者 ...
とある日本のバンドがみずからをコロンブスと同一視していたが
むしろわれらはコロンブスに発見される新大陸人
日々日本には数多くのコロンブスが
われわれを発見している
いつまでたってもわれわれは
...
灼熱夏の
到来に、
自らの闇
夜闇に深く沈め

すべて棄てて曝す際 、

ヒカリ橙色に
やはらかく輝く
意識の視界、
カウントダウンの渦中に
奈落の底を眼差し
崖っぷち歩みなが ...
いつものあの猫がいない
建設中の黒光りマンション
わたしには一生関係ない

いない人のご飯を作る気持ち
捨てる捨てる一生言ってる指輪
わたしには一切関係ない

体内、上手くいっていない ...
迷い
思うから
見つかることもあり
生き方を知る時もある
いのち



よろこび
のために
生きている
私は
生(せい)をよろこぶ



全てを
救うことは
出 ...
あなたがアパートに帰ってきた
雨が降る部屋の中で回転台に載った肉塊が回っている
身体を売ったあなたは、今日身体を売ったぶんと同じぶんの肉を肉塊から切り出し齧る
「食うために売り、売るために食い、 ...
昼飯になる為 帰還わけなくて公園ベンチ モスキートら よ  顔をかすめる南風

 ざわつく心の行方はどこだろう

 朝から時間に追われている

 追いつかれない逃げ道はどこだろう

 陽ざしの中を影がよこぎる

 太陽はどこだろう
...
背中には泳ぐための羽がある、
なのに僕は沈み続けて
空間はざらざらしていて、僕に反発している、
骨と骨との間には、粘膜があり、空に手を翳すと、
手の裏側が熱くなり、簡単に皮が剥がれていく

...
ながい黒髪が、
夏の風にさらされて、
ときおり、
ひとつの風鈴となっている、
サイダー飲んで涙が出た 人、魂の 肉に魅せられ死に
魂の内なる神性の力に復活し
死んで復活し 独り
青き響き純白の静かさに
いずれ宇宙内懐へ還りゆく
 夕立の雲が垂れ込めているのに
 ふりそうにない{引用=まだ降らない
まだ降らない
まだ降らない} その短いようで限りなく不穏な時
 
 夏草の背の高い奥庭
 開かれた窓に
 夕顔が 何 ...
五月雨の
明けない
空から
ひとつぶ ひとつぶの
落ちる光

 ※五月雨=さみだれ



天の風に
吹かれている
このいのち
果てるまで
つらぬきとおす



...
燃える水田の稲穂を前に
たたずむお前の
横にいる
黒光りをしている万水鉱物
私の立っている場所から
そいつの顔は見えない
あなたはそいつに微笑みかける
私に解らぬ言葉を開きながら
私は ...
円い
ちゃぶ台の上に
ひとつ
乗っている
ほほ笑み
何本もの糸を断ち切ってきた中
僅かに残った繋がりの糸
距離は遠く長い
在るという充分

困難で苦しんだ時
在る糸に震えが伝播し
彼方から戻る波動を握る
この手に勇気の熱が湧く
記憶や季節が回り始める
街中では食い違った視線が
僕の細胞を殺すので
僕は僕を見下ろしながら
まるで憎悪でも抱えてるみたいに
息が詰まる
出来るなら泣きたいよ
出来るならもう自分を抑え切 ...
 ヒグラシが鳴く頃になった。ヒグラシは秋鳴くのではないかという人も多いが、比較的早い蝉である。梅雨から梅雨明けまでの期間だと思う。
 雨が屋根を叩く音がする日が多くなった。端から端まで続いた週間予報 ...
 卵の殻から開幕して、鬱陶しい号外の吹雪に紛れる。糸に絡まれ、爪先立ちの練習をする者たちの概念過多症《がいねんかたしょう》。手に馴染む鋏を使わなければ、疑念とは絶てないに違いない。猪突猛進な老婆、敬う ...  深く深く落ちることだけを考えているだけなのに、上手いこと到達してくれないもどかしさ。肩までのしかかる温かさを逃さぬよう慎重に/慎重に。
 覚醒状態が鬱陶しい。
 またこれも何かを期待している予兆 ...
真っ白な孤独を真っ赤に染めるよにちょっと派手目に斬られた片恋



お祭りで迷子になって泣き親を探す子のよな恥ずかしい恋



叩き割るコーヒーカップが心まで粉々にして眠れない ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夏井椋也自由詩924/7/12 9:53
五行歌 一首「花琳」リリー自由詩6*24/7/12 9:20
踊る愛愛秋葉竹短歌124/7/12 8:05
停滞期(2021/12/3)菜音自由詩224/7/12 6:00
亡霊の告白秋葉竹自由詩124/7/12 5:04
五行歌、カナカナかなひだかたけし自由詩524/7/11 20:30
僕流の無になる方法ホカチャン自由詩1*24/7/11 20:26
※五行歌 三首「蜩も歌うよ」こしごえ自由詩9*24/7/11 20:16
思い自由詩524/7/11 18:34
コロンブス瀬戸さんご自由詩0*24/7/11 18:29
光の中を流れる叡智が生きているひだかたけし自由詩524/7/11 17:32
いない印あかり自由詩5*24/7/11 16:08
※五行歌 五首「全てを 救うことは 出来ない私」こしごえ自由詩8*24/7/11 15:25
田井英祐自由詩024/7/11 12:50
帰還足立らどみ短歌024/7/11 12:22
時雨佐白光自由詩5*24/7/11 9:57
臨終のメモ由比良 倖自由詩1*24/7/11 7:13
夏鈴本田憲嵩自由詩1424/7/10 23:25
めもうし自由詩224/7/10 20:59
五行歌、それがBESTひだかたけし自由詩4*24/7/10 17:31
雲居の空リリー自由詩12+*24/7/10 15:30
※五行歌 四首「果てるまで つらぬきとおす」こしごえ自由詩8*24/7/10 15:13
『万人鉱物-コモン君の悪夢』 2023年改稿版田井英祐自由詩324/7/10 14:43
※五行歌「ちゃぶ台の上に」こしごえ自由詩7*24/7/10 13:05
在る糸自由詩624/7/10 10:53
楽園由比良 倖自由詩324/7/10 6:09
雨とヒグラシ山人散文(批評...2*24/7/10 5:29
日照時間(2020/12)菜音自由詩224/7/10 1:34
夜中はアナタの時間自由詩324/7/10 1:18
夏の恋は花火みたいだ秋葉竹短歌124/7/9 23:50

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加筆訂正:
チャレンジャー/レタス[24/7/10 12:02]
改行を入れました
0.11sec.