散歩の帰り道

ガス会社のフェンスに
ひとさし指先ほどの
緑のサナギ
アゲハの類か

細い指先で畳まれた
葉っぱのようで、
その美しさを観察する

雨風を凌げるものなど
周りに ...
白い四角い紙に

リズミカルに

ペンが走り

私が生まれる

こんにちはと

恥ずかしげに挨拶を

私は文字で言葉になります。

宜しくね!
トマト祭で投げられた
トマトのように潰れている
投げた人らは楽しいだろうが
こっちはたまったもんじゃない

不可逆だよ ソースにでもしてくれ
この鯨の背から望む{ルビ黝=あおぐろ}い海はいつ果てるのかとんと判らないのだが、僕たちは進まなければならないのだ。ときたまに視界を滑空する海鳥たちは果たしてどこでその羽根を休めるのか、僕は夢想しながら ... 針金のような幻が
時にしたがい空気を震わせる
消えてゆく像は
わたしの内に印象として溶ける

そうだった!
愛が多すぎて見間違えちゃったんだった!
ていねいに訂正しておくね
あなたの像 ...
アサリの砂抜きをしている時
舌のように貝殻からはみ出す
足を見ると食欲をそそられる
ちょっとセクシーなのもいい
伸びしろみたいなニクいやつ

短い足で遠くまでは行けない
けれど移動する時 ...
光がわたしを
照らし出してくれたことがあった
悲しみの気持ちを柔らかく包んで
喜びの気持ちを明るく強調して

わたしは愛の炎に燃え立つ
永遠が現れる空の下
共苦ってなんだろう
いっしょ ...
生きていたくないひとが
生きているだけで
エライと思う

死にたいってことばにするのは
ことばにしなきゃ
本当に死んでしまいたくなるからだ

死にたいって
ことばにするのは
本当は ...
○「老いと死をみつめて」
生きている
のじゃない
生かされているんだ
生まれるのも死ぬのも
自分の意志ではない
人間誰一人
死のうと思って死ねるもんじゃない
生きようと思って生きれるも ...
戦争?
そんなわけのわからないことのために
死ねるか

もうわけのわからないことのために
なんと多くの生き死にが

五里霧中って感じですね

今となっては
健常者(笑)ですよ

...
あなたを苦しみから救えるのは



言葉だろうか

歌だろうか

休みだろうか

報せだろうか
...
+

 かわいい、
 やさしいことをしよう。

 朝焼けがすきだ。
 夕暮れのなかでお月さまを
 みつけることがすきだ。
 一度も開封されていない包丁の
 パッケージをみるのがすきだ ...
悲しみは
等分だって知っている

たとえば切なさが

怒涛のように
つんざく神の声のように
この
みすぼらしいしおれたこころを
たたっ斬ったとしても

たとえば香港だろうが
...
月が綺麗な夜もある

けど、
月が綺麗ってあのくそジジイが
わけわからん翻訳にするものだから

いちいち怯えながら
その言葉を云ったり云わなかったり
したりしなかったり……
...
殴られない人は
死んでしまった
殴られる人は
生き残った
殴られる人は
卑怯で不誠実で
逃げ回っていて
でも事態を誰よりも
見抜いていた
だから生き残った
殴られる人ばかりが
生 ...
闇に突き刺した月
出臍の眼が胡座かき
入眠の淵を見張る
触れた言葉の
うっかり置き忘れた振りして
絶えず調律しながら
有り難いこと 、 

盲人ひとり切りの入場
決して赦すことなく
...
 どこへむかって 富んで征くのか?
(じつに青い鳥とは悪意であろうよ)
 なにをおもって 演って来た?
(みじめに 揺れたのですよ)
 つたえることもなく、みえやしないか
(極限を おも ...
うつむけば
雲間を抜けてゆく太陽
あいつは意外と速いんだった
「マルチタスクができる人ってすごいよね
 左右の脳で別々のことできるんだって」
「へぇ、そうなんだ」
路線バスの中で前の席の女子高生が会話が
私のタスクに割り込んだ
いやそれは間違いだよと言 ...
陽は落ちて、

お昼はそろそろお疲れぎみ

ジョジョに黒く染まり始め

よるが忍び寄る

そのスキマの夕は

無言で、暖かく

私を包み込み

闇の中でも

明るく ...
ものごしもやわらかに
巣だったばかりの雀でも見たか
いま笑みがよぎったような
そんな口角 会釈して通り過ぎる
男の 三歩後ろをいつも悲しみがついて歩く
若いころ旅先で棕櫚の並木を初めて見た
...
明るい方を見上げたら

淡い色で照らしてる
夜に深い影をつくる

自分くらい自分の言うこと聞いてあげよう
休みたいこと
食べたいこと

影が踊る
Adoみたいに
月が見ている
...
 冷凍の鶏肉2キロを一週間近く冷蔵庫に放り込んでおいたので、全部、腐っているのではないかと心配したが、開封したら、表面にぬめりが出ていたので、それを水道水で洗い流して、小さな袋に入れて、冷凍しなお ... デザートを
食べなかったので
スカートを
履かなかった

なので なので
寄り道に原宿へ

電車で
品川を見て置きながら
こんな丸いテーブルで
ホラーを見てる

でも
こん ...
恋をする場所が
この世界にはある
通りを歩けば
人々とすれ違う

夢が飛び交う
この世はステージ
誰もが愛を
交わしあう

星屑の夜空が
歌い出して
わたしたちはきっと
幸せ ...
海は
空の色をうつすから
いちばん綺麗なところは 
空の色をしているって
悲しい詩人に聴いた気がするけど

花は
蕾から花開くときの
たにんの嫉妬に耐えられなくなり
すぐに枯 ...
○「学ぶ力」
学ばないと
電子レンジの使い方さえも
わからなくなる
知識と技術は
日進月歩で進化している
俺は
日進月歩で老化している

○「政治」
政治家は
支持層のために働い ...
愛してる
愛してみる
愛さずにいられない
愛しすぎてる

どの愛を感じて
どの愛を伝えたいの

あなたはどの愛を求めていますか

会えない夜
会える夜
会っている夜
会った夜 ...
 意中の牌を掴んだときの感触
 こみ上げてくる興奮に震えることも
 対面のオジサンの手が一瞬震えた
 右をみて頷いて
 左を見て眉間にシワを寄せた
 正面に向いたとき
 視線を避けるよ ...
淡いあわいところを夢見る

月の光で影ができるような
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
越冬サナギ花野誉自由詩13*25/12/7 13:54
恥ずかしがりやの文字多賀良ヒカル自由詩025/12/7 13:40
ラ・トマティーナ天竺葵自由詩025/12/7 13:26
鯨の音森 真察人自由詩125/12/7 12:19
像と現存在杉原詠二(黒...自由詩2*25/12/7 11:32
伸びしろ自由詩525/12/7 10:57
涙を守る光杉原詠二(黒...自由詩1*25/12/7 9:52
そのままでいいんだよりつ自由詩8*25/12/7 9:05
独り言12.7zenyam...自由詩2*25/12/7 7:50
瞑想りゅうさん自由詩325/12/7 6:56
gargoyleTAT自由詩225/12/7 6:00
かわいいやさしい百(ももと読...自由詩4*25/12/7 5:00
等分の悲しみ秋葉竹自由詩225/12/6 23:49
花を想う夜もある自由詩125/12/6 21:30
殴る人紀ノ川つかさ自由詩125/12/6 21:25
門番(改訂)ひだかたけし自由詩525/12/6 20:14
くだんのためにあらい自由詩225/12/6 18:15
倉田紬短歌125/12/6 18:02
マルチタスクができない幸せイオン自由詩325/12/6 17:58
ひるとよるのスキマのYou多賀良ヒカル自由詩025/12/6 13:40
陽気な男ただのみきや自由詩7*25/12/6 10:17
優しさ自由詩625/12/6 9:36
クレクレ星人の独り言「朝ごはん」32ジム・プリマ...散文(批評...025/12/6 9:33
雨になったら走った弥生 陽自由詩325/12/6 8:00
恋をする場所杉原詠二(黒...自由詩2*25/12/6 7:59
砂漠の祈り秋葉竹自由詩225/12/6 7:49
独り言12.6zenyam...自由詩3*25/12/6 6:16
bpm(ビーピーエム)自画自計自由詩225/12/6 0:57
麻雀佐白光自由詩4*25/12/6 0:48
めもうし自由詩225/12/5 22:34

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加筆訂正:
陽気な男/ただのみきや[25/12/6 16:19]
脱字修正
0.33sec.