宇宙からの異物体が

差し込まれ

奥へ奥へ

ゆっくり静かに

心拍音だけが響く

深く深く

高く高く

まだまだと

限界へヒフが千切れ

爆発音ととも砕 ...
 咲子  前書き


 この小説は、二〇一二年から四年余りかけて書いたもので、原稿用紙枚数で二五〇枚余りあります。物語の内容は、行方不明者となった恋人を探し求める男の話しなので、恋愛小説であるこ ...
空がしろい
すいこんだ冷気が
肺の中で氷の花を咲かせる
灰色の細い梢
音もなく羽ばたいていく黒い鳥影
半分凍ったお池で
蟻がスケートする
泳ぐ金魚はめまいに似た残像

時はふりつもる ...
六花(りっか)舞い落ちて来た
遠い空から
しんしんとしんしんと降りつもる
太古の涙の結晶は
悲しみ
よろこび
さまざまな思いや気持ちを
ふくんでいる
ああ、六花(りっか)ほほに解(と) ...
村では、あの夜の話は
語られなかった。

誰が家を抜け、
誰の火が消えていたのかも。

帳面には、
また一行、空白が増えた。
それは欠員ではなく、
河童という神の取り分だった。

...
この詩の静かな独白のなかで以下の詩句だけがかなり際立って
ポエジーを孕んでいる詩句ですが、

 好きだ、
 という言葉は

 洗われて
 白くなり
 冬空の下で干され
 吊るされた大 ...
大人になったらパパと結婚する
公園で無邪気な幼子が父親に手を引かれながら父親を見上げる
そんな光景をワンカップを握りしめた老人が目を細めて見ている
老人は誰にともなく語った
自分の娘も幼い頃そ ...
私の心をホカホカにしてくれる
あなたの強い愛情
濁っていた血は
あなたとの間で愛を交換したら
きれいになった

もうこれ以上の必要のない
愛の状態
分かり合っていると
思うんだよ
...
肉身の病の襲い来る
苦痛発作に凍り付き
刻まれいく時から
尚も生かされ逃れ出て
生かせて呉れるもの達
いずれ生かさんと

やはらかな月明かりの許、

あるもの全て
その輪郭を際立た ...
幾日も 焦燥感に さいなまれて
ある日 ハヤの泳ぐ川の水が
ありありと 心の中に流れる

澄んだ 水の感触 腹黒さも胸の焼けたような虚しさも
済んだ

棲んでいると からだの内側から 虹 ...
お月さんよう
なあに
奥歯なんて抜くんじゃなかったよう
なんで
まだ痛むんだよ
それで
子泣き爺だよう
なにそれ
泣かないよ痛みくらい
えらいわね
泣かないよう悪口にも
強い ...
僕は街で
この街の一員であることを思う
見下ろした 喫茶店の窓で


車が走り抜けた通りで
木々は そこに 生えたままで
空間の動きを描き出すのだ


そこで何を 言い表すべきなの ...
僕は僕を許してないけど
君は君で生きてるんだろうね

君は僕を許してないけど
僕は君で生きていて
それでも僕は僕で生きてるんだ

僕の知らないところで
きっと君は自虐しながら、
それ ...
狂ったように
踊り続けろ
眠らずに
ただひたすらに
踊り続けろ
狂っているのは
おまえの方か
おまえを見ている
俺の方か
どうせ狂っているのなら
踊り狂った方が良い

夜はまだ ...
俺が欲しているのはいつだって、眉間をぶち抜かれるような衝撃なのさ、そんなものどこにでもあるわけじゃないから自分で作った方が手っ取り早い、自分自身に向けて言葉の弾丸を次々に撃ち込むのさ、薬莢を吐き出 ...          ①
田中宏輔2さんの『LGBTIQの詩人たちの
英詩翻譯 しょの66』
についてはその"誤訳"の詳細をコメントに書いて
おきましたが、翻訳のことではなくコ ...
もしもひとつだけ
願いがかなうなら
恋をかなえて欲しい

もしも願いがかなえてもらえないならば
全努力を傾けて
世界を変えてでも運命を変えよう

もしも同じ道を行くことが
私に可能に ...
かつて私の心臓を突き刺したその剣は
その呪われた血と共に
今もあなたの収蔵庫に並べられているでしょう



然し、呪いは常に
主人に呼びかけていたのです




死の淵から這い ...
 
 風が金管の旋律になって
 とうとうと胸を揺さぶり
 東の空を見あげると
 青白く輝くいちばん星

 電線の陰が夕闇に消える
 鈍色の舗道
 星になれない
 タワーマンションの窓 ...
翌朝、雨は止んでいた。

橋は残り、村も残った。

橋のたもとに、草履が一つ落ちていた。
長老はそれを拾い上げ、言った。

「河童が、星へ行った跡だ。」

河童は村を救った。

...
荒れる水の中に、“影”が見えた。

「あれは河童だ」と
誰かが言った瞬間、
助ける理由は消えた。

“影”は、
重いものを背負っていた。

甲羅のようにも、
石のようにも見えたそれ ...
立ち上がっては

転んでは

ころころ転がる

赤子よ

その目つきは真剣そのもの

口元には微笑みが

君には未来が見えるのか

そのエネルギーをしかと受け取った
...
変化も
理解も
同意も
要らない

ただそっと話してみる

人は感想を持つだろう

人が
右に行くにせよ
左に行くにせよ
結果が起きる

それを想像させてもらっただけで
...
その年、
雨が止まなかった。

村人が恐れていたのは、
流されることではない。
川底に沈めた重い過去が、
浮かび上がることだった。

「誰かが行かなければならない。」
それは命令では ...
私は、好かれていない



なんだか違う気もするが
私はそう信じてしまっているとして

べつに好かれたいと
ほんのちょっとでも
希んでいるわけでもないのに

きっと、い ...
Ah
ZOMIA

危険を感じたら
移動しよう
険しい山道を登って
支配が難しい土地を求めて
そこで生きよう

Ah
ZOMIA

明ける夜があって
陽が昇る
君がいる
...
言うとき
愛と平和を志向してしまった
夢の炎が世界を包み
空が燃え落ちるほどに焦がされる

愛のために生きる人たち
誰ひとり例外はない
心にかけた志を
思うとき
鉱石が
石炭が
...
朝、
スマホに
目玉焼きを
載せ、
すりおろした
人参みたいな気持ちを
他人事の
引き攣った笑いで
軽くはじく

寝癖のついた宇宙服を脱ぎ、
縞々の制服から
パジャマに着替える ...
ゾウは深刻な顔で悩んでいた。
鼻が長すぎるのである。
長いというより、余剰だった。用途不明の延長コードのように、床にとぐろを巻いている。歩けば踏む、踏めば驚いて鼻が跳ね上がり、跳ね上がれば自分の顔 ...
僕と君をつなぐもの
そんなものないんだ
たださよならだけが
胸のなか
悲しいふりをして
笑っているつもりでも
まだ涙は出る
君だけは
君だけはそこにいて
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
宇宙体多賀良ヒカル自由詩026/2/2 16:20
咲子①たま散文(批評...2*26/2/2 15:15
冬のいろそらの珊瑚自由詩15*26/2/2 14:29
六花ほほに解ける ※(音楽付き)こしごえ自由詩6*26/2/2 14:27
星にならなかった河童 第七章 見なかった人たち板谷みきょう散文(批評...1*26/2/2 13:32
凄いぞTOP10! 『透明な残火』atsuchan69室町 礼散文(批評...1+*26/2/2 12:44
思い出のともしび自由詩426/2/2 12:32
あなたとの強い愛情杉原詠二(黒...自由詩1*26/2/2 10:38
夜陰、また再び(改訂)ひだかたけし自由詩426/2/2 8:52
凄いぞTOP10! 『はらぐろくも むなしくもない』るるり ...室町 礼散文(批評...0+26/2/2 5:59
満月と子泣き爺洗貝新自由詩6+*26/2/2 5:44
喫茶店の窓で番田 自由詩126/2/2 0:57
判決泡沫の僕自由詩126/2/1 21:15
踊り続けろ  曲ありバージョン花形新次自由詩026/2/1 20:47
火の鳥ホロウ・シカ...自由詩126/2/1 17:42
田中宏輔2さんの『LGBTIQの詩人たちの 英詩翻譯 しょの ...室町 礼散文(批評...0+26/2/1 17:40
もしも願いがかなうなら杉原詠二(黒...自由詩3*26/2/1 17:37
黒い太陽greco自由詩126/2/1 17:03
青星リリー自由詩7*26/2/1 16:45
星にならなかった河童 第六章 星になった河童板谷みきょう散文(批評...1*26/2/1 16:32
星にならなかった河童 第五章 川へ行った者散文(批評...1*26/2/1 16:21
赤子多賀良ヒカル自由詩126/2/1 15:32
人を壊さずに生きるために杉原詠二(黒...自由詩2*26/2/1 14:02
星にならなかった河童 第四章 大雨の夜板谷みきょう散文(批評...1*26/2/1 12:55
『冬金魚』すくい秋葉竹自由詩126/2/1 12:16
ZOMIA自由詩526/2/1 12:10
鉱石杉原詠二(黒...自由詩1*26/2/1 9:30
遥か彼方atsuch...自由詩12*26/2/1 7:12
ゾウさんとキリンさん後期自由詩426/2/1 7:04
これから僕らはdouche自由詩226/2/1 1:43

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