日本人には責任という言葉の意味が
わからないのじゃないかと思う
やっぱりあれじゃないですか
腹を切る、ザシュ
切らなくていいから
今度、穴埋めしてくれよ
僕は責任の意味、わかっ ...
窓口で呼ばれるのを待っている
番号札を握りしめて
延々とオルゴールが回る
私は大層な夢を
にじむ目で見たが
光ばかり
きらきら、きらきら
夢がにじんで
許してくれるような
余地も ...
玄関の鍵が、ゆっくりと回る音がした。夫の帰宅だ。
時計の針は八時半を指している。
いつもなら「寒かった」と呟き、靴を脱ぎながらコートを椅子に放り投げる乾いた音が続くはずだった。
だが、今夜は、家 ...
「やっぱやーめた」といえば
自分の発言がなかったことになる
って思ってません?
そこは自分の部屋じゃなくて
公共の場ですよ。
公共って
そんな生っチョロイもんじゃないですよ。
「 ...
金魚掬いの穴破れ
杏飴を貴女と懐かし
私たち、いつから別れ
忘れ難く西門に去り
私、と 私、と
拍子 刻んで
不可視 時の破れ目
互い 穴繕い 、
必ず熱く戻り来る
{引用=
白い吐息に、
深山は十六夜の雪明り
影を踏む音も 粉雪にすわれ、
人の気配など
ありようもない午の刻
新雪に足跡を残しては、
森をさまよい
さまよい
...
(自分は必死に必死に必要なことだからと堪える
、)衝撃を背景にして(耐えるけれども同時に
今)すこしとぎれた
ヒトが憂げにあまる一話一句を。
狭い砂時計の護岸を彷徨う住人にと ...
「ソルト曜日」
不老不死の種を手に入れた
水鳩池のアヒルは
真四角を真正面に置いて
説教を止めない
「ラムネ曜日」
倒木を眺めている
鳥の背に雪が降る
左巻きの蛇の舌
傘より ...
怨霊は穏やかに、奈落の底はなだらかに落ちる、誰もが気付かないうちに二度と這い上がれないところまで落ちてしまう、そしてあらゆる拷問の餌食になる、あの世の目的は別にある、天国だの地獄だの信じる必要は無 ...
散歩の帰り道
ガス会社のフェンスに
ひとさし指先ほどの
緑のサナギ
アゲハの類か
細い指先で畳まれた
葉っぱのようで、
その美しさを観察する
雨風を凌げるものなど
周りに ...
白い四角い紙に
リズミカルに
ペンが走り
私が生まれる
こんにちはと
恥ずかしげに挨拶を
私は文字で言葉になります。
宜しくね!
トマト祭で投げられた
トマトのように潰れている
投げた人らは楽しいだろうが
こっちはたまったもんじゃない
不可逆だよ ソースにでもしてくれ
この鯨の背から望む{ルビ黝=あおぐろ}い海はいつ果てるのかとんと判らないのだが、僕たちは進まなければならないのだ。ときたまに視界を滑空する海鳥たちは果たしてどこでその羽根を休めるのか、僕は夢想しながら ...
針金のような幻が
時にしたがい空気を震わせる
消えてゆく像は
わたしの内に印象として溶ける
そうだった!
愛が多すぎて見間違えちゃったんだった!
ていねいに訂正しておくね
あなたの像 ...
アサリの砂抜きをしている時
舌のように貝殻からはみ出す
足を見ると食欲をそそられる
ちょっとセクシーなのもいい
伸びしろみたいなニクいやつ
短い足で遠くまでは行けない
けれど移動する時 ...
光がわたしを
照らし出してくれたことがあった
悲しみの気持ちを柔らかく包んで
喜びの気持ちを明るく強調して
わたしは愛の炎に燃え立つ
永遠が現れる空の下
共苦ってなんだろう
いっしょ ...
生きていたくないひとが
生きているだけで
エライと思う
死にたいってことばにするのは
ことばにしなきゃ
本当に死んでしまいたくなるからだ
死にたいって
ことばにするのは
本当は ...
○「老いと死をみつめて」
生きている
のじゃない
生かされているんだ
生まれるのも死ぬのも
自分の意志ではない
人間誰一人
死のうと思って死ねるもんじゃない
生きようと思って生きれるも ...
戦争?
そんなわけのわからないことのために
死ねるか
もうわけのわからないことのために
なんと多くの生き死にが
五里霧中って感じですね
今となっては
健常者(笑)ですよ
...
あなたを苦しみから救えるのは
言葉だろうか
歌だろうか
休みだろうか
報せだろうか
...
+
かわいい、
やさしいことをしよう。
朝焼けがすきだ。
夕暮れのなかでお月さまを
みつけることがすきだ。
一度も開封されていない包丁の
パッケージをみるのがすきだ ...
悲しみは
等分だって知っている
たとえば切なさが
怒涛のように
つんざく神の声のように
この
みすぼらしいしおれたこころを
たたっ斬ったとしても
たとえば香港だろうが
...
月が綺麗な夜もある
けど、
月が綺麗ってあのくそジジイが
わけわからん翻訳にするものだから
いちいち怯えながら
その言葉を云ったり云わなかったり
したりしなかったり……
...
殴られない人は
死んでしまった
殴られる人は
生き残った
殴られる人は
卑怯で不誠実で
逃げ回っていて
でも事態を誰よりも
見抜いていた
だから生き残った
殴られる人ばかりが
生 ...
闇に突き刺した月
出臍の眼が胡座かき
入眠の淵を見張る
触れた言葉の
うっかり置き忘れた振りして
絶えず調律しながら
有り難いこと 、
盲人ひとり切りの入場
決して赦すことなく
...
どこへむかって 富んで征くのか?
(じつに青い鳥とは悪意であろうよ)
なにをおもって 演って来た?
(みじめに 揺れたのですよ)
つたえることもなく、みえやしないか
(極限を おも ...
うつむけば
雲間を抜けてゆく太陽
あいつは意外と速いんだった
「マルチタスクができる人ってすごいよね
左右の脳で別々のことできるんだって」
「へぇ、そうなんだ」
路線バスの中で前の席の女子高生が会話が
私のタスクに割り込んだ
いやそれは間違いだよと言 ...
陽は落ちて、
お昼はそろそろお疲れぎみ
ジョジョに黒く染まり始め
よるが忍び寄る
そのスキマの夕は
無言で、暖かく
私を包み込み
闇の中でも
明るく ...
ものごしもやわらかに
巣だったばかりの雀でも見たか
いま笑みがよぎったような
そんな口角 会釈して通り過ぎる
男の 三歩後ろをいつも悲しみがついて歩く
若いころ旅先で棕櫚の並木を初めて見た
...
日付順文書リスト
タイトル
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Point
日付
気軽に
りゅうさん
自由詩
2*
25/12/8 6:34
窓口
這 いずる
自由詩
3
25/12/8 6:21
母さんはね(修正版)
板谷みきょう
散文(批評...
0
25/12/7 22:24
寄生虫
おまる
散文(批評...
3+
25/12/7 21:55
タイム
ひだかたけし
自由詩
4
25/12/7 21:23
湯屋 Ⅱ
月乃 猫
自由詩
10*
25/12/7 20:47
Nostomania
あらい
自由詩
2
25/12/7 20:10
曜日曜日
紅茶猫
自由詩
6*
25/12/7 17:58
土の中に種を見つけることからそれは始まる
ホロウ・シカ...
自由詩
1
25/12/7 15:36
越冬サナギ
花野誉
自由詩
14*
25/12/7 13:54
恥ずかしがりやの文字
多賀良ヒカル
自由詩
0
25/12/7 13:40
ラ・トマティーナ
天竺葵
自由詩
1
25/12/7 13:26
鯨の音
森 真察人
自由詩
1
25/12/7 12:19
像と現存在
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
25/12/7 11:32
伸びしろ
海
自由詩
5
25/12/7 10:57
涙を守る光
杉原詠二(黒...
自由詩
1*
25/12/7 9:52
そのままでいいんだよ
りつ
自由詩
8*
25/12/7 9:05
独り言12.7
zenyam...
自由詩
2*
25/12/7 7:50
瞑想
りゅうさん
自由詩
3
25/12/7 6:56
gargoyle
TAT
自由詩
2
25/12/7 6:00
かわいいやさしい
百(ももと読...
自由詩
4*
25/12/7 5:00
等分の悲しみ
秋葉竹
自由詩
2
25/12/6 23:49
花を想う夜もある
〃
自由詩
1
25/12/6 21:30
殴る人
紀ノ川つかさ
自由詩
1
25/12/6 21:25
門番(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5
25/12/6 20:14
くだんのために
あらい
自由詩
2
25/12/6 18:15
日
倉田紬
短歌
1
25/12/6 18:02
マルチタスクができない幸せ
イオン
自由詩
3
25/12/6 17:58
ひるとよるのスキマのYou
多賀良ヒカル
自由詩
0
25/12/6 13:40
陽気な男
ただのみきや
自由詩
7*
25/12/6 10:17
1
2
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19
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21
22
23
加筆訂正:
陽気な男
/
ただのみきや
[25/12/6 16:19]
脱字修正
0.45sec.