オルガンが響きわたる
神聖の声
共鳴ししびれる四肢
びりびりと降りそそぐ音の粒
光はそこから 神の光
体を染めあげる乱反射の彩り

その揺れる空
車窓から流れる街は
空に溶けた白雲は ...
濁ったカンジョー かぶせてチャーイ
小鍋でふつふつ 煮出すチャーイ
しみでるチャイは 濃いチャイろ

チャイで舌火傷 アチャチャチャ チャーイ
お鍋はホーロー ほろほろほろう
うつろな土器 ...
贈与ほどけがらわしいものを私は知らない。それはいつも善意や愛という面持をしながら、結局は私に負い目を持たせるものだからだ。プレゼントをもらったらいつかお返しをしなければならない。育ててもら ...
君という人に
話したいことがたくさんある

初めて君がいた立場になって
あのときの君の苦労を知ったこと

試合で勝ったこと

君と似た人を見つけたこと

君がいなくても
私 ...
風にさらわれる熱
36.7℃の体温さえも
あなたのために
と前置きしてもらわないと
わかることができない
愚図な女の子がいて
街頭でこの年の終わりにも
募金箱をかかえている
お金は思っていたように
集まるし
思っていたように
...
まぼろしをみているのではない
みずうみが現れて問うのだ
「なぜ来たの」
「だってわたしのなみだがみえませんか」
躊躇わずに応えていた
確かに泣いていた
さびしさと
寒さに

いくども ...
四歳くらいだった
目覚まし時計を
何を思ったか
分解バラバラに
親に殴られ
組み立てを試みた
ちゃんと
組み立てられたかの
記憶はありません
どうやら
私の癖らしい

そう言え ...
「昨日だよ弘法さん」とボケてきた君を黙ってハグした冬至 持ち主に忘れ去られたものたちの涙の雨は虹を架けない ゆらめくキャンドルの炎
白い妖精が舞いおりる街
鐘の音を流す教会
はじめての聖夜

コートのポケットで手をつないで
石だたみの坂道をのぼった
華やいだ街角に仲間たちを残して
ふたり ...
    ゴマフアザラシなど
    北の海ではひょこひょこと
    モグラ叩きのように頭を出し
    珍しくもないけれど…

その目は カメラを見つめていた
水面から顔を出し 身動きせ ...
戦後生まれで
少々白人コンプレックスが
あるにも関わらず
外国人キャバクラで知り合った
スコットランド女性を
ウイスキーの力を借りて
口説いたものの
「オッサン、カンチガイセントイテ」と ...
ウィスキー呑むと
この世のすべてが
贋物であることは
明らかだった

ピースを吸うと
この世が
新しい希望に
あふれていた

煙を深く呑みこむと
人びとは穢れていた

人びと ...
   青い列島から緑の半島が突き出て
     その半島がさらに伸びきって
    茜の離島となり・・・・そこに
     住みなれていた退役の老残は
         赤いゆめをなくした
...
全ての音を呑み込んで
数多の感情を閉じ込めて
滝のようにどうどうと
流れを作り
足下をさらってゆく



声がどこからか聴こえ
空耳と捉える感情は冷たく
誰かの唄は
届かない漆 ...
もう遅い。君は叫ぶだろう、倒れていく数々の唇を、燃えていく語尾の散らす火花を前にして。辺りに飛び火していく頃、君の眸の向こう側には、死人が出ているのさ。言葉を奪っていった魂が、私の中の無限の回廊を駆け ... ついて間もなく
ダブルクリックすると
まだ
なまぬるくて
どこかのだれかを感じた

空はつながっているって
たぶんほんとう(ですかね)
すこし
淀んでいるけど
ベニヤ板一枚
隔て ...
きらきらきら と


はらはらはら と


落ちる前に とけて
さあ 朝だよ
立ち入り禁止

柵を立て

立ち入り禁止

張り紙し

立ち入り禁止

うずくまる

ひとりっきりのかくれんぼ

もういいかい

まあだだよ

だれかくるのを拒んで ...
人間は食わねばならぬ
噛み砕き、その咀嚼を、胃に流さねばならぬ

それは唯一の生き延びる方法なのだと知って
それはきっと、ずっと前から決まったことで

それでもがっくしと肩を落とし
ステ ...
車が過ぎ去った
強く吹きつける音に似た
それとも本当に風
あなたの過ぎる音

一風 巻き上げた髪が
雪崩れる

風は自由に雨戸を鳴らした
髪は自由に吹き荒れた

風呂のぬくもり ...
処刑はなされなければならない。結論だけが先にやって来て、権力の発動はすぐさまそれに続いた。だが、誰がどのような理由で処刑されなければならないのか、それは国家権力の組織的事務処理の途中で失われて ... ごみの地層を覆う街まで歩きたくなって
遊覧列車の高架をくぐり抜けた
午後八時
オレンジの街路灯
生まれたときはまだ海だった舗道
水面をつらぬく橋脚の
その上へ歩を進め、立ちどまる
眼下に ...
おまえは詩人じゃなくて死人だ

彼が言うので

じゃあ俳人は灰人じゃなくて廃人なのか
と言うと彼は

そうだおまえらのような人種は社会のために
なんにもならない

彼が言うので ...
爆縮した空気の壁に隔てられ
互いの声は聞こえない
もうすぐどちらかが消える
記憶がノイズになっていく

あの夜つないだ手をはなさないように
ぎゅっと目をつぶる







...
少女は文字が読めない
言葉も話せない
前の世界で忘れたことだから

けれど少女は本を開き
なにかを読み取っている
科学という盗掘家の
運び手は荷物より小さい

冷えすぎたレコードを温めて
針をのせる
.








うぅ...



















素晴らしく晴れた朝













...
はじめて楽器をつくったひとは
どんなきもちがしただろうかと思うの
ピアノを聴いてもバイオリンを聴いても
うつくしいほどくやしいから

月を歩いてみたかったし
神話だってつくりたかった
わ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
炸裂する感受這 いずる自由詩5*14/12/23 8:58
チャイ☆ラップとよよん自由詩3*14/12/23 8:16
贈与葉leaf自由詩214/12/23 6:16
まだ消えていないこと無花果自由詩114/12/23 5:43
思い出への転換点はて自由詩114/12/23 2:30
…午後から首都圏は雪もっぷ自由詩614/12/23 1:51
さざなみ自由詩414/12/23 1:50
分解ドクダミ五十...自由詩314/12/23 1:26
「昨日だよ弘法さん」とボケてきた君を黙ってハグした冬至北大路京介短歌414/12/23 1:11
持ち主に忘れ去られたものたちの涙の雨は虹を架けない短歌214/12/23 1:11
White story藤原絵理子自由詩314/12/22 23:48
アザラシ君のオモテナシ ー旭山動物園ーイナエ自由詩6*14/12/22 21:57
連続テレビ小説「オッサン」花形新次自由詩114/12/22 20:42
大掃除鵜戸口利明自由詩014/12/22 20:31
漆色の夕陽が落ちて①信天翁自由詩114/12/22 20:07
雨音とよよん自由詩4*14/12/22 16:58
腐れ外道(憂鬱の愛撫)kaz.自由詩1*14/12/22 15:18
あたらしいよかんSeia自由詩314/12/22 14:50
ほら中原純乃自由詩1*14/12/22 11:11
かくれんぼ花咲風太郎自由詩514/12/22 8:29
ごはん食べる詩這 いずる自由詩2*14/12/22 5:28
その霜に似た輪自由詩2*14/12/22 5:26
処刑葉leaf自由詩214/12/22 4:17
ゆめのしまとおの自由詩114/12/22 3:41
彼とぼく浩一自由詩1*14/12/22 2:58
zenomizuno...自由詩114/12/22 1:56
in a different world自由詩014/12/22 1:51
mathematics music自由詩214/12/22 1:48
背伸びしすぎて足を攣ったとき、何に怒りをぶつけたらいいのか分 ...世江自由詩114/12/22 1:40
わたしがいないユッカ自由詩3*14/12/22 1:40

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