夢を歩く足が教習車をあおる 最近、価値がなくなった夫を
大量に河川敷に置き去りにする
というケースが後を絶たない
ちょっと前までオットショップで
人気だったイケメン系夫が
なんか言うことがアホっぽいし
全然金稼いで来 ...
月の滴りの十日間
   
問いと答えが
輪舞するので
ぼくは呪文を
唱えたかった
「ヨイヨイ」
   
見えない蝶が
カップの縁に
しばし停泊したという
気付かないまま
飲んで ...
夜で、道は乾いている。
わたしたちは不足のないつめたさを、それでもまだ足りないと言いながら
物語を探している
足のない椅子とか、
黒鍵だけのピアノとか
白鳥の子でも、アヒルの子でもない、 ...
何時か 誰かが 思い付いた
桜色の 灯火

暖色系なら 黄色
ライトアップなら 寒色系を
抱きしめたり
握りしめたり
握りつぶしたくは ないのよねぇと
つぶやいて
もう一度だ ...
「その紙に書いて…」
ぶっきらぼうに言った
彼女の横顔は デジタルに
その上 形而上学的に

LEDに代わった信号は
きっぱりと 黄色から赤に変わった
車のウィンカーだって 余情なく ...
電気椅子に座らされている

アヒル座りの執行人 、
月は彼女の下


凍る意識のなかで
「冗談だよ」って微笑むのを待っている
あなたは立ち上がりゆっくり近づくと僕の喉に手をつっこんで ...
意外だと
思われるでしょうが
舌が、
それに
指も、

フェザータッチで・・・


すみません

余計なこと
しゃべりました

風邪など引かれぬように
お元気で


...
消費税率引き上げ延期の是非を問う
衆議院解散

延期の是非?
引き上げ自体は決定済みで
景気状況が思わしくない今やるか
延期するかを
国民に問うのか

特定秘密保護法を
強引に成立 ...
組織という一つの芽生えは、個人という複数の種子から養分を吸い上げ、個人がもはや原形をとどめなくなったときに、一つの融合した意思として外部に向かって無形の微笑みを投げかける。個人がそれぞれの ... 小さな石段をおりて狭い路地を駅へと向かった

男はシンプルな出で立ちで女は濃い化粧をしていた

あのころ働く女たちは皆そんな化粧をしていた

商店街に入ると両際がプラスチックで出来た季節外 ...
ぎゅっと締め付けられて
胸から瞳に溢れる
涙の味を知っていた

栄養失調の
両頬のはたけの真ん中から
二筋伸びる貧困の青っぱな
その味も知っていた

いくら労働が美徳だか知らないが
...
泣くまい泣くまいと

ねじ込みを覚えだした時

泣くという行為の存在を

少しずつ忘れようとしたらしい・・・・。

細くなった父の手を握り返し

「ありがとう。」の一言を伝えたら
...
どこを探しても、一人しかいないあなた方。

何億分かの一のくじ引きで、二人三脚をすることになったあなた方。

「私は共に生き、幸せになりたいという申し出を受け入れて

お腹に宿りました・・ ...
父の声がしたので

居間の方へと向かって行った。

杖を持ち

自力で歩こうとする様は

病と闘う姿そのものに見える・・・・。

「私は今、父の心と気持ちに答えなくてはならない。。 ...
わざとでこぼこを作って
組み合わせる楽しみを与えたのが
神様だっていうなら
そりゃあしゃあねえよ
あさ、
トーストを食べて 起きる

ひる、
あくびを食べて 過ごす



よる、
パソコンの電源をこっそりつけて
詩を食べる わたし

お腹はふくらまない
ため息がどんどん流 ...
国がとろけた水を彼は飲みこみ

血は水飴のようで流れにくい

頭洗わず

歌すら歌わず

必要以上に子供なこの子供を

陰鬱な天国に住まわそうと

頭痛持ちのこの国で

な ...
佇んでいたのだろう
あの時のわたしは

苦手なことを並べた
傷付きたくなかった
それでも出会いを求めて
やって来た

缶ビール片手に
やわらかな言葉で話す
路上に座り込み
生活者 ...
解放区は水の中
三原色 散って

どこへ逃げていく


生まれたグッピー
ちぎれそうなほど 強く
改造された宝石



できるか
世界はちゃんと見えるか

...
 
かなってないから 夢

かなえたいから 夢

おいら 夢喰って、生きてます




 
手放しでよろこべない愛情なら
そうめんでもすすってるわ
季節はずれに氷を二つ
喉に落ちてく度に
嘘をつぶやいている
目の前が幻想になって
一度のキスを反芻してる
それはそれ ...
第二館での紹介作
『歓待』『接吻』『海炭市叙景』『おっぱいバレー』『さんかく』
『川の底からこんにちは』『キューティーハニー』『木曜組曲』
『リンダリンダリンダ』『かぞくのくに』

 映画を ...
茜音の空は無情にか去り
ただ闇に佇む自販機よ
自ら輝くだけの箱だ
ひと待ち顔で俯くだけ

哀しいとすら
こぼせないな、おまえは
わたしのようには
ゆかないな

いまわたしは愉快なん ...
毎日毎日同じ言葉を言いたくないし聞きたくもない

あと何回さようならと言えば
あと何回さようならを聞けば

もう誰とも別れなくて済むのだろうか
深みにぞ
真髄いずる
世界かな

夜長は隠す
明日の重みを
あなたの言葉は
表面的には
とても厳しく辛い言葉だけれど
「沖縄は日本から独立してマカオみたいになれ」
「原子力発電で供給されていた
電気の使用量分自転車こいで返せ」
「集団的侵略権までい ...
誰もいない湿地で二人
虫を捏ねている
僕は疲れて死にたかった
君はそんなのわかってた
鳥が飛んでった

僕はマスターベーションをした
君が見ていると興奮した
君の肌は白くて、服とのコン ...
ひとつの大鏡を取り合い皆でお洒落をして私たちは出掛けた

石段を姉ふたりが下りるのを私はうしろからなかを分け入って駆け降りた

ハーモニカをふく少年とぶつかって私は謝り姉ふたりにあきれられた
...
振り返って
何も残せていないのは
誰のせいでもなく
ただ自分に何もないから
そう思ったとき
じたばたして
何かを残そうとしても
もう遅いんだ

後はすべて諦めて
ただダラダラと
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夢を歩く足が教習車をあおる北大路京介自由詩114/11/24 20:18
悪質ブローカー花形新次自由詩014/11/24 20:03
よい宵やまうちあつ...自由詩014/11/24 19:44
引力はるな自由詩514/11/24 18:55
桜リング藤鈴呼自由詩1*14/11/24 18:51
図書館の魔女藤原絵理子自由詩514/11/24 18:44
月は彼女の下吐水とり自由詩3*14/11/24 18:19
自分、器用ですから花形新次自由詩014/11/24 17:04
暗い冬眠り羊自由詩014/11/24 16:42
血液葉leaf自由詩114/11/24 15:52
昭和32年の冬吉岡ペペロ自由詩414/11/24 15:52
知っているドクダミ五十...自由詩114/11/24 15:11
無題。梓ゆい自由詩214/11/24 13:55
授かりもの。自由詩1*14/11/24 13:42
大黒柱。自由詩1*14/11/24 13:18
気にするなそれは本能じゃない四角い丸自由詩014/11/24 12:08
空っぽの食卓吐水とり自由詩2*14/11/24 10:36
_やぶうちあい自由詩014/11/24 9:45
手をとる鵜飼千代子自由詩18*14/11/24 3:23
水鉢吐水とり自由詩2*14/11/24 0:29
生きてます殿上 童自由詩23*14/11/23 23:55
寒い日かの自由詩2*14/11/23 23:03
ボクの名画座-映画あ〜じゃこ〜じゃ-第三館平瀬たかのり散文(批評...3*14/11/23 23:00
路傍の衛星にもっぷ自由詩214/11/23 22:44
ことばリィ自由詩3*14/11/23 22:07
深夜徘徊這 いずる短歌014/11/23 21:18
松央薫子「やさしい」花形新次自由詩014/11/23 21:17
湿地まきしむ自由詩0+*14/11/23 19:47
昭和10年の秋吉岡ペペロ自由詩314/11/23 19:14
青春化合物花形新次自由詩2*14/11/23 18:35

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