暗闇に仄かに現れ散りゆくは張り付けの身のわたくしの恋
なにげなく挨拶がわりにキスをした君の肩さきこの手のひらで
ふくれたる下唇のたて皺に我を抑えし格子に寄りて
その ...
あっち向いてホイで
聞いてないのかと
思っていると
しっかり聞いていて
あたしの指示に対する
レスポンスは完璧だった
あのとき、二人はやっぱり
一人だった
それはあなたも感じていた ...
いいたいことなんていえないよ
薄い膜をやぶったら
はっきりみえてしまうから
そうかもしれない
ちがうかもしれない
誤解の部分をのこしておく
あとでそぉっとひらけば
それがあしたの ...
余命いくばくもないかのじょが
嫁にいくはずもない
だからかのじょを月につれてって
星のあいだで遊ばせて
どこまでもひろい宇宙で夢中におどらせて
この世の果てまでつれてって
忍苦の悲 ...
遥か彼方に浮かぶ雲を追いかけるように、私たちは成長していく草花となって、どこまでもゆく、ゆらりゆらりと揺らめきながらさざめく、日照りの明日にあのノエシスとノエマが鳴り出す美しさは愛だと確信して、そんな ...
十二月の街並みが好き
イルミネーションで幻想的になる
忙しさはあるけれど
まったりとした心にさせる
雰囲気がクリスマスには流れてる
窓から粉雪が舞う様子を眺める
ホワイトクリスマス ...
憂き雨
ぱらぱらと
はねる雫を
うっとおしく思い
引き網
ピチピチと
跳ねる鱗を
うっとおしく思い
けったくそ悪い匂いだと 何十年も感じて育った
実入りの悪い商売だと 何年も ...
前を歩いていたあなたは
病棟をつなぐ廊下の途中で
ちょっと振り返って
「じゃあね」と
奥の扉に入っていったきり…
少し左肩を上げ
口の左端を上げてほほえむパジャマ姿の
あなた ...
オペラグラスに
映る舞台の上
心と体が
触れ合うような
愛を奏でる
あなたは綺麗だ
きっと私が
踊り続けても
辿り着けない
...
ヒヤリ ハッと なんて言葉を 握りしめ
そんな ハットを 抱きしめる
ハトは 何処まで 飛ぶものか
時計は 豆粒大
ぽっぽっぽ
まあるくなるのか あつくなるのか
丁度良 ...
TSUTAYAにビデオを返すついでに
夜明けの花を摘みに行く
それはとてもほんのりと光って
摘み取るとすっと消えてしまうけど
比喩の袋を持ってきたから
あいつに届けてやれるかもしれない
...
今思うことを 日記調で書くね。
まるで となりの隣人や バス停とかで話しかけてくるお婆さんのような感じで聴き流してくれたらいい。
いま これを見てもらえてるだけで、見てもらえてる時間を ま ...
目を閉じると
空が緑の惑星にいた
土星のような縞模様
霧状生物が飛竜を捕食する
隣で寝ているあなたは
私の死に気付かない
外は雪にならない雨
人生が始まる
また
...
日光は天上の生々しい幾何学を
その原理から地上に与え続ける
地上では存在が羞恥を知らず
全てが有機的に淫らに絡まりすぎたから
地上がその官能的な闇の中へと
崩れ落ちてしまわないように ...
光冨郁埜の詩集『豺』は、大雑把にいうと二つの原理と二つの空間から成り立っている。二つの原理とは傷と愛であり、二つの空間とは体験と虚構である。
人間誰しも生きていれば心に傷を負うものである。傷は外 ...
生まれた時に
僕は一瞬心臓が止まった
僕はまだ
目も見えなくて
いっぱい空気も吸えなくて
その時未知の世界で
どうしても どうしても生きたい
と思った
神様にお願い ...
チビチビと
バーボン呑んで
広大な宇宙を旅する
すると
世界はもとより
人々が
小さく小さくみえるではないか
酔いがさめると
ぼくは
人々に
総てに押しくるめられた
団子 ...
暗号化されたアートなるものを
読む、観る、聴く
体の芯を震わせる信号は
アナフィラキシーによって増幅される
農夫は頭蓋骨に侵入するたび
種をまき、水をかけ、肥料をやる
育つ苗に ...
電話のベルが鳴る
ぼくのペニスより
数センチ短いサイズのケータイだ
女はそれを握り締め
かすれた声でこう言った
面倒だから後にして
必要なものか
不要なものかなんて
た ...
静寂、
モノトーンの楽譜
眠るように
温度を下げた世界に
天使を放ち
硝子のランプに
時を灯そう
暖か ...
別れる時に辛いのなら
一歩下がればよいのだろうか・・・・?
(軽やかに舞う身体。)
(杖に支えられる身体。)
相反する二人が
「さようなら・・・・。」と
呟いた。
...
真夜中の0時に
セルフのガソリンスタンドで
車の給油口に
ホースを突っ込んでいる人を見ていた
斜め向かいのローソンで
金髪に髪を染めた少年たちがたむろする
真夜中の307号線
...
ペンギンみたいに
体を凍てつかせながら
通勤電車に乗っている
つり革の輪っか
まるで手錠みたいだ
一度そこに首が通らないか
試してみたことがある
猫じゃあるまいし
通るわけもな ...
透明なスカイブルーの球体を見ている
ダンテの「神曲」を思い浮かべながらそれをみている
スエデンボルグを思い出しながらそれをみている
実に苦しみという感情から考察へ考察から無への移行
更 ...
流氷をじっと見てる
吉原の花
ここじゃあオンタもメンタも手負いの獣
...
今年6月
鶴見スポーツに掲載された
「中国ではたまに公安が風俗店の
一斉取り締まりを行い、その場にいた
慰安旅行中の日本人も強制的に連行されることがある」
とのスクープ記事により
日本で急 ...
積雪に隠れた
蕾のまま枯れた赤い花
その上を跳ねる
帰る巣を失くしたセキレイが
か細い声で歌う
新しい神話の調べ
誰にも愛でられないまま
続く仕舞が
私の庭で
月明かりの下で
私が誰かなんて
問いたださないで欲しい
私は私
あなたはあなた
たくさんの未知数の中の一人
名前なんか
大して重要じゃないのよ
ミステリアスな方が
時には素敵に映るもんだわ ...
等間隔で並んだハードル
一定のリズムで走り抜けながら
傍から見れば軽々と
それを飛び越えていく
到底私には太刀打ちできないと思わせる
人生が凝縮されたような
すばらしく難しい競技
もちろ ...
愛を無駄遣いするの?
捨てられた犬のようになるの?
背中が水玉模様なのは雨雲に射抜かれたためなの?
だだだだだだだ、と?
だだだだだだだだ、と?
後悔することもあるの?
ふりだしに戻りたい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
恋短歌・十二首
游月 昭
短歌
1*
14/12/25 20:25
さむらごうち守夫「わかって下さい」
花形新次
自由詩
1
14/12/25 20:21
終わりの今日
朧月
自由詩
1+
14/12/25 18:47
Take Her To The Moon
浩一
自由詩
3*
14/12/25 17:59
遥か彼方に浮かぶ雲を
kaz.
自由詩
1*
14/12/25 17:56
粉雪が舞う
夏川ゆう
自由詩
1
14/12/25 14:29
輪廻的港町
這 いずる
自由詩
2*
14/12/25 14:25
あなたは…
イナエ
自由詩
12*
14/12/25 13:37
メタモルフォーゼ
ミナト螢
自由詩
2
14/12/25 12:15
鳩帽子
藤鈴呼
自由詩
0*
14/12/25 11:14
夜明けの花
やまうちあつ...
自由詩
1
14/12/25 8:21
サンブンササン.
つきのいし.
散文(批評...
2
14/12/25 7:16
Absent in the Christmas
mizuno...
自由詩
2
14/12/25 4:18
日光
葉leaf
自由詩
1
14/12/25 4:07
愛と孤独の彼方へ
〃
散文(批評...
1*
14/12/25 2:48
すくって
瑞海
自由詩
6*
14/12/25 1:34
宇宙の旅
鵜戸口利明
自由詩
0
14/12/25 0:51
凡脳
游月 昭
自由詩
2
14/12/25 0:05
口紅
オダ カズヒ...
自由詩
1*
14/12/24 23:42
12月の魔法
オリーヴ
携帯写真+...
0
14/12/24 23:09
ゆらぎ。
梓ゆい
自由詩
0
14/12/24 22:37
ロープと完璧な数列
オダ カズヒ...
自由詩
1*
14/12/24 22:17
つり革と病院
〃
自由詩
2*
14/12/24 22:10
浮遊・・・
tamami
自由詩
7
14/12/24 21:44
最果の旅
TAT
自由詩
2*
14/12/24 21:10
鶴見スポーツ 捏造記事疑惑
花形新次
自由詩
0
14/12/24 19:48
やさしい花とセキレイ
衣 ミコ
自由詩
8*
14/12/24 16:55
アンノウン
未有花
自由詩
10*
14/12/24 15:32
十二月の疼痛
そらの珊瑚
自由詩
14*
14/12/24 14:53
水玉
やまうちあつ...
自由詩
3
14/12/24 14:25
2031
2032
2033
2034
2035
2036
2037
2038
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2047
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2049
2050
2051
2052
2053
2054
2055
2056
2057
2058
2059
2060
2061
2062
2063
2064
2065
2066
2067
2068
2069
2070
2071
加筆訂正:
無邪気な竪琴
/
ただのみきや
[14/12/25 5:15]
最終連二行目最期 で を へ に直しました。
4.32sec.