スカートふわり八重歯こぼれている もう二度と子を抱かぬ手で撫でる 雷鳴ローズ香る網タイツ ずぶずぶと眠るように積もる真っ白な雪
ぽとぽととメジロに吸われ落ちるは梅の花
ワタシノアタマノナカ
風にそよぎゆっくり揺れるはソメイヨシノ
満開だ
マンカイダ
今サクラが満開だ
ふらりと ...
ほら、ごらん
啼いてるよ
飛びながら
涙だってながしてる。

どこまで行くんだろうね

訊いてみたらどお?

おれが訊くわけ?

そ、ほかにだれかいる?

いないけど、きみは ...
君に包まれて動けない
君に見つめられて目を閉じられない
君に塞がれて息ができない
君がいるから不自由になる
僕がいれば君は何になる?
僕がいなければ君は何になる?
君がいなければ自由になる
部下は上司ではない
OLはお局ではない
弟子は師匠ではない
恋は愛ではない
雛は親鳥ではない

アリはアリクイではない
アリジゴクはアリテンゴクではない

キリギリスはカマキリではな ...
森の奥のある秘密
僕は古ぼけた写真のような丘陵で
羊達を眺めながらその妄想にかられた

あの森の奥には知られざる野生の生態があり
僕は抵抗するすべもなく焼かれてしまうのではないか
そこにあ ...
      それは 束の間だった
    ときいろの「時」を仰いだ
             年台も
    にじいろの「空」を眺めた
             季節も
そして 謳歌を暮しに ...
冬の旅 とじこめられた 知床で ユトロゆったり 湯にくつろいで

氷上で 上げ揚げられた ワカサギを 昆布風味の 塩でほおばる

憧れの 寝台客車も 運休で 名実ともに 夢の鉄道
二酸化炭素のような白い夕焼け
この暗闇のなかで、確かに僕は安心していたんだ
世界が世界を破壊しながら二足歩行している
金の無い人間を殴りつけ

ときどき金を恵んでやり、
金のある人間には金をせびり

躊躇しないジャンキーで
金のある時は大盤振る舞い
金の無い時はけち臭く

外の乞食に金をせびる
育 ...
耳で辿る
穂に隠された洞の入口
別れのような仕草が灯る
風を迎える羽も一緒に


重さも無く
積もる連なり
こぼすことなく
こぼれるあかり


浪の指揮者が浪に ...
もしかしたら
言葉は音になって
空気中を漂い
あなたの耳から侵入する
かもしれない

もしかしたら
言葉は文字になって
どこかに刻まれ
あなたの目から侵入する
かもしれない

...
西の山に陽が近づいて
1日が終わろうとしていた
男は川面すれすれに延ばしていた竿をあげ
帰り支度を始めた
ゴカイを川に返し 椅子をたたむ
通りがかりの人が声を掛ける
 「連れましたかね」
...
とりどりの人がいる

顔、瞳、髪の色はもちろん
おそらくは心の中や
境遇までも

透明の涙が私を取り巻く重いものを流してくれる日もある
透明の涙が
さらに粘度を増して醜いゼリイになって ...
あなたがあなたのかたちをしてわたしに向っている
こんなにそのままだらけの まちに 何が
必要だろう
ビルをぜんぶたおして もぐらたちは
みえない目を かざるための
はでな眼鏡を 買いに
...
みんな
花が咲くのは
当たり前だと
思っていやしないか?

いや


イナダ
いやだ

色んな方法で 苗を育てれば
萎える暇なく 茎は伸びるけれど

根が 何処まで張っ ...
えば・るーじゅ、こころにことばがなくなってしをかくいみもみつけられない つい涙が出てしまうのは、思い出が夕立のように降って来たとき。思い出が大地を少しずつ削り、大地の裂け目からやがて泉を探り当ててしまうとき。孤独の泉、傷心の泉、夕立は私ですら忘れていたような泉をつ ...       まつげの重さに耐えかねて
      そっと伏せてはみるけれど
      わたしの瞳は夜をみる
      散歩の途中の道端で
      みつけたちいさな青い花 
    ...
ウェディングドレス着たまま抱いて明日から人の妻になる 留守中に誰かが盗み去ったのさ二十歳で抜けた君の乳歯も もうオリオンはその身を

西だとか北だとかに移している

水気をふくんだ夜空

雲が町明かりを吸っている

風もないのに春を嗅いだ

ばらばらな思考

水気をふくんだ

ば ...
君と住むなら公園の多い街夜には星が賑やかな街 F1のテーマくちずさみながら教習車に乗った たとえてわかりづらくなった やまいだれの多い日記に鍵をかける 喉がいがらっぽかった
痰が絡んでいた
構わずきみとおしゃべりした
きみとのおしゃべりは楽しかった
きみのことが好きだった
瞬間、僕の口から
何かが飛んだ
薄緑の物体が飛んだ
飛んだ先は ...
どうしようもない孤独が天井を塞いでいる
今夜わたしは何もかも捨てて森へいきたい

成しとげることも果たしあうこともなく
ただぶらさげてきたこの腕で
獣の皮をはいでみたかった
その夜の静かさ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
スカートふわり八重歯こぼれている北大路京介自由詩015/2/20 23:18
もう二度と子を抱かぬ手で撫でる自由詩515/2/20 23:18
雷鳴ローズ香る網タイツ自由詩215/2/20 23:17
春路秋也自由詩115/2/20 22:54
虚無草野大悟2自由詩1*15/2/20 22:06
何にリィ自由詩1*15/2/20 22:00
SELFコトバスキー自由詩3*15/2/20 21:40
侵入者たけしいたけ自由詩115/2/20 21:10
唄はかすれて信天翁自由詩115/2/20 21:07
北海道旅行森川美咲短歌015/2/20 19:45
二足歩行水宮うみ自由詩1*15/2/20 19:32
チャーリー……とある蛙自由詩5*15/2/20 16:55
ふるえ ひかり木立 悟自由詩315/2/20 13:02
ひとかけら花咲風太郎自由詩715/2/20 12:38
平和を釣るイナエ自由詩16*15/2/20 10:15
そらの珊瑚自由詩14*15/2/20 8:58
現象はるな自由詩215/2/20 8:55
春のヤツ藤鈴呼自由詩015/2/20 8:26
独白(短歌)もっぷ携帯写真+...315/2/20 5:52
葉leaf自由詩315/2/20 3:44
瞬きを聴く石田とわ自由詩8*15/2/20 0:09
ウェディングドレス着たまま抱いて明日から人の妻になる【都々逸 ...北大路京介伝統定型各...115/2/19 23:00
留守中に誰かが盗み去ったのさ二十歳で抜けた君の乳歯も短歌215/2/19 22:59
早春賦吉岡ペペロ自由詩415/2/19 22:59
君と住むなら公園の多い街夜には星が賑やかな街北大路京介短歌215/2/19 22:59
F1のテーマくちずさみながら教習車に乗った自由詩315/2/19 22:58
たとえてわかりづらくなった自由詩515/2/19 22:58
やまいだれの多い日記に鍵をかける自由詩315/2/19 22:58
痰が飛んだ花形新次自由詩215/2/19 22:31
野うさぎユッカ自由詩615/2/19 22:20

Home 戻る 最新へ 次へ
1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 
4.06sec.