黒煙に踊る鳩の羽 ライトに射抜かれ
狙うガラスの破片 ギラリとゆきずり
踏まれ踏まれたガム 黒く鈍く

怒涛の雑踏 足足足顔顔顔
放置自転車の屠殺場 影に 


ペンキの剥が ...
猫砂に埋もれた二人の思い出は
一部は綺麗に乾涸らびて
形だけくっきりと存在している

一部は砂がかけられずに
異臭を発して、未だ砂の上の鎮座する。


軋む心と身体を引き摺って
ほん ...
めざめは はるかとおく
めざましは なりやまない
汽水域からの 電話の呼び鈴が 
あんなに激しく鳴っているというのに
あらたな就職口からの
電話だというのに

めざま ...
あなたは笑っているのか
どこにいてもわかるお日様の声

私たちの心臓は揺れていて
駆けつけたい気持ちではちきれそう
あなたの詩は泣いていて
文字をなぞれば指が濡れ
ゆき場の無い塩水が光っ ...
草を刈り庭に野菜や花の種蒔いて見つめる未来の景色

同窓会十年間を埋める笑み見た目は違うでも根っこは同じ

花たちが歌っているのは平和の歌悲しい人に届く愛情

花畑愛と光が溢れ出す心のゆと ...
起きた時喪失を感じる。夢を遡り昨日を遡り、どんどん過去へと逃げていく私の心の半分。私は朝起きるたび心が半分になる。そして、過去へと遡って行った心は決して帰ってこず、その代わり消え去った思い ... カラヤン先生は言った

まずフルートの音を聞け、と

目で団員を承認し

的確な言葉でポイントを伝え

本番では団員に任せるのだった

自由を感じさせ

音に命をこめさせた
...
シチューを作った部屋に
シチューのにおいが充満していて

暖炉をつけたら
空気中のシチューが焼けて
グラタンのにおいに

なりました
悪い夢ばかり見る
いつも笑えることとか
いつも美味しいと思うこととか
すこし亡くなってしまうくらいの

風が強く吹いている気がして
精一杯手をこすっても
どんどん冷たくなっていく ...
写実と抽象
溢れてくる
水のように
時に
ドロリと油のように
とめどない
そう思いたい
いくら湧いても
無価値であることがルールだから
銃や世論や爆弾
情勢や圧力で
制圧され奪わ ...
私が不治といわれる病気になった時
学校のことや
子供会のことなんか
代わって引き受けてくれたママ友に
「いろいろごめんね」と謝ったら

事情を知っている彼女は言った
「そんなこと、気にし ...

突起
手にチョーク
突起記憶
足かけ
手でしがみつく
登る
上る
這い上がる
手より足で
目標まで
ルートを外さず
筋肉痙攣
指3本
自重支え
これが重力だ
受験よ ...
ゆきをふみしめ
しずけさが
のぼってくる

あおくひかる
あしあとをのこして
あのときが
あるいてくる

天につづくみちのかなたに  ひとり
果てのみずうみに  ひとり
まんまる ...
冬に生まれても
春に生まれても
愛される子に違いない

星座が好きでも
闇夜が怖くても
夢を見る子に違いない

走るのが得意でも
描くのが得意でも
頑張れる子に違いない

...
空を見上げれば
見たこともないような
すいぶんと長い飛行機雲

どこから伸びているのかと
空のてっぺん
頭を反らして反らしていくと
山の向こうの端から伸びていて
空をまっぷたつ
遠く ...
君を見つめてももう何も無い
恋は苦しいものだと教わった
けれど
鼓動が乱れる事も無く
君の後ろ姿を見続ける

君を想った所でもう何も無い
赤い流れの速度は変わらない
僕は自分で ...
その場から逃亡したくなる衝動を
退去だけを渇望する怨念を
それを
いまだ感じ得ぬ喜びもつかの間
汚れてしまう
汚れてしまったら、
清めて流す
気高さを取り戻すため、清め
新しき膜を ...
恋の魔法が解けないように化粧を落とす前に去る 夢であったと思えぬほどに背中で痛む爪の跡 何もかも終わりにしたいと
にわか雨なんかに負けることなく
濡れる肩も気にせず本気で思った
願わくば少しでも早く
暢気なわたしではあるけれど

まだまだやれるなんて
見よう見まねの台詞
...
風そよぎ、草繁る
廃屋が一つ
鳥は舞い、蟻は這う
廃屋が一つ

ネェネェ 青葉ヨキイテオクレ
屋根はぽっかり、床は泣きじゃくって水溜り。
硝子はばらばら、壁は泣きじゃくって隈だらけ
...
気づいてるけれど黙って抱きしめるホクロの位置が昨日と違う 裏切れないでいる焼売2個ぶんの優しさ 空白の多い時刻表を何度も見ている ひとり双六で『1回休み』のマスにとまる 夫婦の営みに
飽きたときに
互いのパートナーを交換する
所謂スワップ協定を
隣の在日韓国人キム夫妻と
交わしていたが
ここ数年の
日本と韓国の関係悪化に伴い
今後一切交換はしないと
...
茨城に住む
親栃木派と
茨城との紛争は
東京、神奈川の真関東2都県の
調停により
一応停戦合意に達した
しかし、実際は
水戸市などで
親栃木派による
攻撃が続いている
この事態を受 ...
辛いときは
あなたのことを思い出す
あなたに比べれば
わたしの辛さなんて
細胞以下だもの

例えが分からない?
そうね、ごめんなさい

ただ小さいってこと

みんな
あなたを忘 ...
僕は何処に行くのだろうかと
青い天を見上げた
日差しは春
幸せは

もうすぐです
喫煙所の緑は
所々穴が開いている
この細胞を奪ったのは
私だろう

欠損を埋めることも叶わず
奪われながらも唯生きる命は
美しいと
云う賛辞を受けとるだろうか

今日も
命を削る白煙を呑む
私は
私の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
黄色い夜加藤 郁自由詩315/2/17 11:09
猫砂……とある蛙自由詩11*15/2/17 10:43
はるかるるりら自由詩12*15/2/17 10:27
お日様の詩たちばな ま...自由詩12*15/2/17 8:32
夏川ゆう短歌115/2/17 6:02
起きたとき葉leaf自由詩715/2/17 3:14
カラヤン先生吉岡ペペロ自由詩515/2/17 0:57
おいしいけどはて自由詩315/2/17 0:02
悪い夢瑞海自由詩2*15/2/16 23:56
○○であれ秋也自由詩115/2/16 23:29
明日は我が身そらの珊瑚自由詩17*15/2/16 23:25
そのままウォールクライミング秋也自由詩115/2/16 22:55
月と炎(改稿)草野大悟2自由詩4+*15/2/16 22:21
命なんだね千波 一也自由詩415/2/16 22:17
飛行機雲灰泥軽茶自由詩515/2/16 21:48
失恋を下さい凍月自由詩3*15/2/16 21:42
潔癖forgot...自由詩215/2/16 21:04
恋の魔法が解けないように化粧を落とす前に去る【都々逸】北大路京介伝統定型各...115/2/16 20:35
夢であったと思えぬほどに背中で痛む爪の跡【都々逸】伝統定型各...115/2/16 20:34
にわか雨小日向 ココ自由詩115/2/16 20:34
廃屋コトバスキー自由詩1*15/2/16 20:34
気づいてるけれど黙って抱きしめるホクロの位置が昨日と違う北大路京介短歌215/2/16 20:32
裏切れないでいる焼売2個ぶんの優しさ自由詩115/2/16 20:31
空白の多い時刻表を何度も見ている自由詩415/2/16 20:31
ひとり双六で『1回休み』のマスにとまる自由詩915/2/16 20:31
スワップ協定花形新次自由詩0*15/2/16 20:15
親栃木派自由詩015/2/16 19:39
おぼちゃんを忘れない自由詩115/2/16 18:07
もうすぐです渡辺亘自由詩215/2/16 17:08
白煙瑠音携帯写真+...215/2/16 14:12

Home 戻る 最新へ 次へ
1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 
加筆訂正:
青い夕暮れ/石田とわ[15/2/16 22:51]
4行目 わたしから→世界のへ変更
4.33sec.