近所から聞こえるピアノに耳傾け僕の心に寄り添う音色
仕事終え真っ直ぐ家に帰らずに夜を楽しむ夜景に溶け込む
母作るお伽話で眠くなる幼い頃はすぐ信じ込む
海岸で釣った魚に満足し海に感謝と ...
遠い空の明け方の光のもと
純粋なデモが始まった
幾つもの国境と限界を越えた先のデモだけれど
空を渡ってこちらまでシュプレヒコールは届いてきた
純粋なデモの純粋な示威行動と純粋な主張 ...
投票が終わって家に帰った
家に帰って
冷めた朝の味噌汁に火をつけた
火のついたように連呼される
統一地方選挙の候補者の名がもう聞こえなくなったので
冷たくなった朝の味噌汁に火をつけた
...
生きてきた中で一番の
幸福な思い出さえも
心に留めておくことは
できない
幾ら詳細に記しても
形ある何かを残しても
どんなに大切に心にしまいこんでも
あのときの気持ちはかえってこ ...
私は昔家に帰るとすぐに寝ていた
高校生の頃だった
学校から帰ってきて そして
疲れた体でフトンに入るとよく眠れた
雨戸を閉めたこともある
窓に西日が沈んでいく部屋
私は 寝ても何の ...
小さな町のはずれで
旅人は力つきて倒れ
そのまま動けなくなった
かれこれずっと
なにも食べておらず
水も一滴も飲んでいなかった
町の空気は乾いていて埃っぽく
川も干からびていたし
...
夜に思い出すことを
朝起きると忘れている
白い紙の上でダンスをする二人
余白は広がり続ける
指差す方へ
頭を向けて僕らは回転していく
ステップに次ぐステップ
夢の ...
テブに天才はいない
何故ならデブは
何かをやっている時間よりも
食っている時間の方が
明らかに長い
食を犠牲にしてまで
何かに熱中することがない
そこにある発見より
王将のセットメニュ ...
故郷から遠く離れたこの場所を好きになるにはどうしたらいい
下宿先 食べても寝ても一人だけ どこにも家庭がなくて悲しい
田舎だと聞いて出てきたこの場所はどう考えても都会だったよ
人が住 ...
グチュグチュに膿んだ
貴女のお尻の出来物に
口を押し付けて
チュバチュバ吸うと
膿が口の中に広がって
うっ、となったので
吐き出そうかとも
思ったけれど
これだって
貴女の一部には違 ...
日本語は罵倒語の少ない言語、だというが
今も私の内をぐるぐると
巡り巡って血肉となった
汚い、汚い、言葉の数を
数えてみたならそんなこと
きっと言えぬに違いない。
生 ...
片道のキップ
行き先は知らない
窓の外あっという間に流れて
急いでなんかないのにね
行きたいところなんてなくても
進まないわけにもいかないから
必死で景色を追いかけるよ
幻みたいに消 ...
赤、白、ピンクのツツジ
青い空
白い日傘
母は日傘をくるりと回しながら
私を日陰に入れようとする
真っ黒に日焼けした幼い私は
傘の影から飛び出して
「そんなの、必要ないよ!」
...
下総台地の片隅で
遠く筑波の山なみを窺う
古来東国の歌垣は
いま離陸する輸送機の
後方彼方に鎮座する山
男体山に女体山
周辺に遮る山もなく
関東平野の中央に
香取の海を睥睨して
ほん ...
戻ってくるはずだったブーメラン
マカロニの穴に苦手な野菜詰められている
長渕剛っぽく唄うことで長い校歌を乗り切る
真っ白のまま鍵付きの日記帳また新しい春が来ました
かあさんの化粧濃くなる日が増えたまた新しい春が来ました
ネタバレをしてる映画の予告編どんでん返しないまま終わった
木漏れ日みどり映え
そそぐひかりの束
だれが僕を
貴方をあたためる
この世に
春をつれて
いずれつれ去る
僕を
貴方を
塵ひとつ残さず
忘れる人さえ
いなくなっても
...
ぼくたちはまわりつづける
無声映画のように
ぼくたちはまわりつづける
寂れたメリーゴーランドのように
ぼくたちはまわりつづける
止まらない世界のスピードに
ぼくたちはまわりつづ ...
あなたは今
森の中にいます
薄暗く
湿った空気の中
どこかほこりっぽく
うまく息ができません
枝を折りながら
ぬかるんだ靴を前へ 前へ
あなたは今
森の中にいます
...
どんな女の子にも
あなたに似ている部分のひとつやふたつ
探そうと思えばいくらでも探し出せる
ローソンで目が合った
母親に連れられた中学生
あなたにそっくりだったよ
初めて出会ったとき
...
残念、今日はどこへもいきたくない気分なのにリニューアルオープン大わらわなあなたとわたし休日特快でスイスイたちがわらの合戦グウグウたちながらの八県スヤスヤねれるほどに眠たくって名字が同じでメガネが同じで ...
私は24年間ここにいますが
まだ生まれていません
横たわるものと
立ちつくすもののあいだの霧
とどまるもの
落ちるもの
波のない海に
輪をつくるもの
空を追うつぼみ
変わりゆくものから痛みは去らない
口の内にあ ...
3歳くらいの子供がキラキラした目を
こちらに向ける
向けられているのは
僕ではなくて、
隣でただずむ
僕の犬で
(4歳のバーニーズマウンテン。
メス。)
彼女は何だか困ったなぁと
芝 ...
時が経っても たぶんきみはきみのままで
あたしは ラッシュの人波に流されて溺れて
年老いた患者の愚痴を聞きながら
磨り減って 川下の石みたいに 丸くなる
そうして彩色されていく
...
メールを待つだけの時間
もうすぐいつものような夕焼けになる
飛んでる電波も焼かれるのかな
安い車と汚れた靴で
どこまでも行こう
言葉なんてなくても
シティポップで今日は行こうよ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ピアノ
夏川ゆう
短歌
0
15/4/28 12:55
遠い空
葉leaf
自由詩
6+
15/4/28 7:07
投票が終わって
オイタル
自由詩
2*
15/4/28 6:21
今のすべて
緑かな
自由詩
0
15/4/28 2:24
帰り道
番田
自由詩
1
15/4/28 0:19
町
アンテ
自由詩
2
15/4/27 23:46
白い紙の上でダンスをする二人
またたび八寸
自由詩
1*
15/4/27 23:23
「自称詩」デブは天才に非ず
花形新次
自由詩
1
15/4/27 22:28
ゴミ5
メンヘラ大学...
短歌
1
15/4/27 22:28
「自称詩」膿んだ出来物
花形新次
自由詩
0
15/4/27 22:20
guruguru
亜樹
自由詩
1
15/4/27 19:48
hopeless train
捨我
自由詩
2
15/4/27 19:23
白い日傘
もも
自由詩
2
15/4/27 18:19
筑波歌垣
……とある蛙
自由詩
6*
15/4/27 14:39
戻ってくるはずだったブーメラン
北大路京介
自由詩
3
15/4/27 14:23
マカロニの穴に苦手な野菜詰められている
〃
自由詩
2
15/4/27 14:22
長渕剛っぽく唄うことで長い校歌を乗り切る
〃
自由詩
3
15/4/27 14:22
真っ白のまま鍵付きの日記帳また新しい春が来ました
〃
短歌
3
15/4/27 14:21
かあさんの化粧濃くなる日が増えたまた新しい春が来ました
〃
短歌
2
15/4/27 14:21
ネタバレをしてる映画の予告編どんでん返しないまま終わった
〃
短歌
0
15/4/27 14:20
祝福の朝
花咲風太郎
自由詩
2
15/4/27 7:14
ぼくたちは
Mélodi...
自由詩
2
15/4/27 4:50
サトリ
Seia
自由詩
1
15/4/27 2:50
恋文
竹森
自由詩
3
15/4/27 1:10
シティポップで今日はいこうよ/即興ゴルコンダ(仮)投稿.30
こうだたけみ
自由詩
5*
15/4/27 0:48
どこにいる?
リィ
自由詩
0*
15/4/26 23:22
ひとつ うずみ
木立 悟
自由詩
5
15/4/26 23:09
今日、この頃。
opus
自由詩
1
15/4/26 22:09
卒業写真
藤原絵理子
自由詩
9+
15/4/26 22:01
シティポップで今日はいこうよ
クローバー
自由詩
0*
15/4/26 21:15
1983
1984
1985
1986
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2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
加筆訂正:
八重よ、八重
/
夏美かをる
[15/4/27 2:34]
再びちょこっと!
7.18sec.