青臭い時代遅れの言葉だとあの日隠したメモ掘り起こす
書に溺れ町に安らぐ溜めきれず流れる玩具ひとつ磨いて
記録され得なかったもの吸うために固く絞ってもっと絞って
透 ...
学校へ行こうと目高泳ぎをり
覗く子が目高の空を暗くする
石臼にメダカがいますの貼り紙
見上げた夕暮れの青空が
迫り来る夜の黒に飲み込まれてゆく光景
その時僕が感じたのは
何も恐怖だけでは無かった筈なのに
自分が抱いた感情さえ
忘れている
こんなにも忘却が悲し ...
産まれたばかりで
まだ間もない
黒猫を拾う夢を見た
朝を迎える港で
潮騒が聴こえる
僕はその秋まで
確かに遠い港の桟橋にいた
すでに真夏が
終わる記憶のなかで
南太平洋の海風が
...
台風ってだれの息
なぜみんな震わせてゆくの
台風ってだれの声
あんなに悲しそう
かたくしめたドアから
しのびよるささやき
心配なのはあなたのことと
おもいたいのはわたし
そこにやさしさのふくまれることのは
さわる、よりもっとかるくふうわりと
かくさんしてゆくかそうくうかんから
ふとすくわれるたれかのこえきゅうに
うすさむいあさにはんらんするきせつ
ひたひたと ...
最強の日には
誰も私を
夢から起こせない
日常に起きるすべてが
嘘みたいに葬られて
私は夢から目覚めない
だれもかれもが魔法の産物で
そして私は気にしない
いいじゃ ...
150824
音の無い世界で叫ぶ
どんなに大きく叫んでも
どこにも聞えないはずだから
思い切り思い切りこれ以上は無理
と思うほど大声上げる
親切なお方にはマイクを借りる
...
天空から降り注ぐ粒子のあられ
α<アルファ>
β<ベーター>
γ<ガンマー>
三重奏の掠れた旋律は
我が肉体を透過したのち
真空の箱に充ちることはない
ブラインドされた虚ろな ...
苦しいだけよりは
少しばかりの笑顔で 取り繕うと
あなたは 眉を 動かす
連動するように
ワタクシの 唇が
歪な角度で Uの字を 描く
ここから出してと
叫んで いるのね ...
最後の最後は
己の身体の生命力
己の魂の忍耐力のみ
何故なら、
愛 ハ 自らの奥深くに
生きて在る のだから
ある秋近い日
秋の声きくとはいえど青葉する木々も残りて日差しも熱く
白い雲青い空にも天高く空気清浄正午の堅田
口すすぎ昼食たべて満腹の気分は豊かめざす温泉
今日もまた比良トピ ...
少なくともわたしはいま
まだ幾らかの怒りを残す
悲しみに悶えた心は
まだ幾らかは立ち直らない
思いながら風の行方を知る
窓の外はそれは青空
一つきりになった夢の標
絶望が訪れもしたけ ...
人は生きているうちにいったいどれほどのことが出来るのだろう
この星にはたくさんの人がいる
人によって生きられる時間は短い
短かったり 長かったり
この限られた時間の中 ...
酒の自動販売機の前で
近所のおじさんは
ワンカップのボタンを押す
がたたん
おじさんは
しゃがみこむ
しばらくして
立ち上がったおじさんの手にあるのは
完全に飲み干され
...
三年後にはいくつになる?
五年後は?
答えはわかっているけれど
どんな自分でいるのかわからない
昨日と今日
おなじわたしにみえる
中身は同じじゃない?
大木の前できいてみる
...
叫び声に満ちた夜だ
すべての距離が叫んでいる
だがこの叫びは全て
私自身の黙された叫びだった
闇がつぶれている
渦を巻いている
夜の風景ばかりが
激しく身をよじるが
私はも ...
本当は教えたくない場所がある癒やしの風が吹き抜ける丘
二人して自転車に乗り海岸の側にあるカフェ目指して進む
心から溶けて無くなる不要なもの学び尽くした後の残骸
影が濃い真夏の色は全て ...
いじけていてもしょうがないから
しゃんと背を伸ばして立っていよう
この青い青い空の下
大きな大きな樹のように
この時代に生まれた
幸福と不幸を見つめて
大きな大きな根を張ろう
やがて ...
血は血となり
肉は肉となり
骨は骨となる
魂は心を試す
魂は心に眠る
魂よ
心となれ
ベイビースター
ひとり部屋にうずくまって 灯りという灯りをすべて消すと
明るい世界に すっかり目が慣れていたせいで
その刹那 僕は自分の手のひらの位置すらすぐに見失った
僕はここに居ながら ...
わたしの居場所ってどこにあるんだろう。
そんなとこ、あるのかな。
会社にはないし、住んでる街にも、自分の部屋にさえないように思う。
電車に揺られていると考えちゃうんだ ...
雨なら外を見たくない
優しい人なら会いたくない
時に多すぎる感情を
いい香りの紅茶で飲み干して
心の中に吹く風は
ふうっと長い息にして吐く
なんでもない
なんでもないよ
...
お前はいいヤツだ
そう言おうとすると
熱いものが
こみあげてきて
とうとう
言葉には ならなかった
世界中に
大声で叫びたいのに
その言葉は
深く胸に還り
暖か ...
セミの上半身だけが
おちていました
体内に抱えていた
音は開放され
世界が
せかいのすべてが
共鳴室になったのです
ふるえるのは木々
波はゆらぎ
やがて雨を降らすでしょう
...
スニーカーを脱いで
靴下を丸めて
砂に埋まる指は
すこし
つめたい
服は着たまま
視線はとおくへ
からまった滑り台が
何本もうねうね
バッグの底の
イヤホンみたいに
沖の ...
初浴衣 頬に紅指す 金魚玉
あなたがぼくを愛してくれるので
ぼくはここに生きていられる
そしてまた同時に
いつ死んでも構わないと思えるのだ
心の底から
愛は蒼穹の奥に実り
愛は深海の闇に茂る
愛は春先の風に ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏の終わりに
深水遊脚
短歌
4*
15/8/25 21:36
学校へ行こうと目高泳ぎをり
北大路京介
俳句
2
15/8/25 21:35
覗く子が目高の空を暗くする
〃
俳句
4
15/8/25 21:35
石臼にメダカがいますの貼り紙
〃
俳句
2
15/8/25 21:35
記憶 忘却
凍月
自由詩
5*
15/8/25 21:30
貝殻と港のある遠い夢に
りゅうのあく...
自由詩
12*
15/8/25 21:09
台風女
朧月
自由詩
3
15/8/25 20:45
触れる日々/即興ゴルコンダ(仮)投稿.66
こうだたけみ
自由詩
4*
15/8/25 20:36
Alchemist
ガト
自由詩
4*
15/8/25 20:32
リサイクル
あおば
自由詩
1*
15/8/25 20:00
粒子(たまし)は天空を飛翔する
南無一
自由詩
1
15/8/25 19:39
覗き込む
藤鈴呼
自由詩
3*
15/8/25 18:11
ジ力本願
たけし
自由詩
4
15/8/25 17:12
ある秋近い日
生田 稔
短歌
0
15/8/25 16:37
風読みの窓
textur...
自由詩
3
15/8/25 13:42
人生
雨音 奏
自由詩
3+
15/8/25 9:39
おじさんの伝説
そらの珊瑚
自由詩
11*
15/8/25 9:25
年輪
朧月
自由詩
4
15/8/25 8:53
ゆがんだ夜
葉leaf
自由詩
3
15/8/25 6:34
真夏
夏川ゆう
短歌
2
15/8/25 6:02
無題
渡辺亘
自由詩
4
15/8/25 3:21
穢れ
ひさし
自由詩
2
15/8/25 3:20
ベイビースター
itukam...
自由詩
8*
15/8/25 2:48
遠い気持ち
ひさし
自由詩
5
15/8/25 2:30
笑う街角
ガト
自由詩
17*
15/8/25 2:05
告げない鳥
〃
自由詩
3*
15/8/25 1:52
ひびがはいるまえに
Seia
自由詩
4
15/8/25 1:29
とけのこったすべりだい
〃
自由詩
3
15/8/25 1:28
金魚玉
藤山 誠
俳句
0
15/8/24 22:13
寵愛
青井
自由詩
1
15/8/24 22:11
1861
1862
1863
1864
1865
1866
1867
1868
1869
1870
1871
1872
1873
1874
1875
1876
1877
1878
1879
1880
1881
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
1899
1900
1901
加筆訂正:
貝殻と港のある遠い夢に
/
りゅうのあくび
[15/8/25 21:19]
遅筆のため推敲
4.63sec.