妹があした死んだ
もうもどらないあした死んだ
きょうは回向院で眠っている妹は
もうもどらないあした死んだ
きのうは大丈夫だった
おとといも大丈夫
なぜあしたを選んだのか
妹は
...
1
若い電流のようなあなたに、私は余りあるだけの電子を分け与えることができただろうか。あなたの流れに変調を加え、振幅を大きくし、より複雑な回路を巡っていくだけの電圧を与えることができただ ...
色とりどりの花々
見渡せば花畑しかない
都会から暫し離れて
何の邪魔もない澄み切った青空
自然のものは何処までも優しい
花の名前が思い出せない
それよりも
華やかさ美しさに引き寄 ...
私はことばを貪りながら
あなたをワルモノにかえる。
ワルモノ、わるもの、悪いもの、
割れるもの、
あなたは林檎のような赤ん坊だ。
いや、赤ん坊のような林檎だ。
私はがりがり林檎をかじる。
...
)
夜更けに
ロック・ミュージック喰らい
寝具の中でサナギになる
血流はゆっくりと、くたばらない程度に
脳味噌はないものを見つめながら
まどろみをクルージングしている
いつも ...
寒いさむいサムイ
今日一段と寒くないですか?
帰り道の向かい風がひたすら強い
冷たくて寂しい
一人で帰ったせいなのだけれど
繁華街
人多くないですか?
すれ違う人の視線がひた ...
あ
もしかしてもしかすると
今日はなんだかクリスマスらしい
何か予定がある訳でも
肩を寄せ共に過ごす恋人が
いる訳でもなく
幼稚園はキリスト教系だったなと
思い出 ...
ホームスィートホームから風俗嬢にならなければならなかったあなたへ
しんじゃった友達との記憶が許可無く薄らいでくつらみ
四角のなかのアナウンサーは巨大でにっこりともすんともつかぬ顔
ニュースを ...
静かな冷媒の音
誰かの企画が売買されている音
主張された封止のデザインを
ただ商品として見ること
喉の渇きを覚えるまえに
百円玉を入れること
なあ、ボタンが点灯するのに
あと10円足 ...
満月を目指して帰宅する
ラジオからは大相撲の話題
1月10日からの初場所が楽しみだ
できることなら
鴨南蛮を啜りながら
相撲が観たい
宝くじを当てたなら
それもできるだろう
今年は仕事 ...
貧乏臭い奴が
貧乏臭いハンドルネームで
貧乏臭いことを書き散らすのが
大っ嫌いだ
貧乏臭い奴は
貧乏臭い奴しかうつらない
伝染病にかかって
絶滅すればいいのに
ただし、貧乏臭い ...
24時間ゆうやけになる
SPに守られているユダ聖夜
トナカイを売って最後のクリスマス
第三の月が照らした嘘聖夜
飲み込んだチョコレートが
胃の中でどろりと溶ける
何の役にも立たない甘さ
何の役にも立たない苦さ
悪い夢を見た朝に
汚してしまった下着の色
一日中ついて回る後味の悪さ
標的もいないま ...
芥子色の北風をついて
冬至の太陽が
レースのカーテンに
無味乾燥の原版として
いろつや褪せた
庭木のかげをはりつける
卒寿と ...
鋼鉄の揺らぎ
電波の囀り
電気信号の連鎖・やり取り
未熟児がギャーギャー喚く
僕らは手を拱いて
そいつを生かそうと努力をする
空が紫色に染まる頃
タバコの煙が寂しく揺れる
...
私は一篇の詩になりたい
それはたとえば路傍の風景
私は何も語りたくない
ひととしてのさびしさなど
私は私でありたくない
私にとって 私でありたい
私がどうしてひとであるのか
...
私は一篇の詩になりたい
それはたとえば路傍の風景
私は何も語りたくない
ひととしてのさびしさなど
私は私でありたくない
私にとって 私でありたい
私にどうして姿があるのか
多 ...
さいごまで赤くならない実のなかにいっぱいにあるなんにもないたち
さか道を行って戻ってころがって恨みながらもバスには乗らない
ゆうぐれに柚子がいつぱい成っている
これまで失った大切なものを
一つずつ数え上げよう
そうだろう
君が今流している涙もその一つだ
渇望していたけれど来なかった
プレゼントの数も数え上げよう
届かなかった手紙の数で ...
私のすべてに帰依するもの。
私から外へ帰依するもの。
消えていく、あるいは、
はじまっていく暗い闇さえ、
今は一筋の光に照らされている。
手にした者しかわからない、
痛みとぬくもりが、 ...
言葉の空には
二本の虹が架かっている
一本は物から伸びている虹
もう一本は心から伸びている虹
二つの虹は交錯し
その部分の色は
一際濃くなっている
そして
物に近ければ
...
夏に
その場所に貼りついて
そのまま
息絶えた
ひとりの蛾が
いつしか淡い影となって
冬には、なくなった
それはありふれた風景だったし
毎年のように
繰り返さ ...
舌戦は凄まじかったし
リング上でもボコボコに殴り合っていた両者が
僅差の判定で 勝者と敗者にわかれ
汚い手で握手して抱擁するときに
がっかりするようなひとと
永遠にゴングの鳴らないリング上で ...
本屋の倉庫で縦横30センチあるかないかのすき間に両足をそろえ腰を下ろし一心不乱にバーコードを読み取っていた 非文明人がはじめてやるテトリスのようにだいたいの本が気を失っていた おれはそのひとつひとつに ...
熱流入、
自らに与えられた円還は
自ら綴じなければならない
神経ノイズ集積としての己
あらゆるノイズに揉まれて
熱流出。
愛・進化
キンタマ王子やすしこと
キンタマ王子清介は
サンタクロースを装って
深夜の民家に忍び込んだところ
薄目を開けて待ちわびていた子供が
大喜びで
抱きついてきたので
その勢いのまま
ブレー ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひらがなのカレーのこ
もっぷ
自由詩
3
15/12/26 8:40
クリスマス
葉leaf
自由詩
0
15/12/26 7:54
花畑で過ごす
夏川ゆう
自由詩
1
15/12/26 5:56
なみだ
あおい満月
自由詩
6*
15/12/26 2:13
それは抽象性以上の具体性を持たない(そしてしばらくの間循環を ...
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
15/12/25 23:57
冬のせい
瑞海
自由詩
4*
15/12/25 23:29
月見アイス
凍月
自由詩
10*
15/12/25 22:53
ホームスィートホームから風俗嬢にならなければならなかったあな ...
モリマサ公
自由詩
12
15/12/25 20:25
爆買いの世紀
高橋良幸
自由詩
4
15/12/25 20:00
鴨好き
レタス
自由詩
0
15/12/25 19:40
名取裕子
花形新次
自由詩
0
15/12/25 18:14
恋をすると
ユッカ
自由詩
4
15/12/25 18:08
SPに守られているユダ聖夜
北大路京介
俳句
0
15/12/25 17:17
トナカイを売って最後のクリスマス
〃
俳句
3
15/12/25 17:16
第三の月が照らした嘘聖夜
〃
俳句
1
15/12/25 17:16
嘲ける人
亜樹
自由詩
1
15/12/25 16:21
風の舌 八
信天翁
自由詩
2
15/12/25 16:20
+1
opus
自由詩
1
15/12/25 14:47
すみれ(習作)
もっぷ
自由詩
3*
15/12/25 11:38
すみれ(即興)
〃
自由詩
2*
15/12/25 11:36
バス
はるな
短歌
1
15/12/25 10:41
ゆうぐれに柚子がいつぱい成っている
〃
俳句
0
15/12/25 10:31
クリスマスの数え歌
葉leaf
自由詩
0
15/12/25 3:13
コンクリート
あおい満月
自由詩
4
15/12/25 0:24
キンタマ王子、虹
花形新次
自由詩
2
15/12/25 0:22
ガ
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
15/12/24 23:20
荒川洋治の詩を朗読
もり
自由詩
1*
15/12/24 23:00
赤いルビ
〃
自由詩
3*
15/12/24 22:35
愛アルカ
たけし
自由詩
4
15/12/24 21:13
キンタマ王子、やすしこの夜
花形新次
自由詩
0
15/12/24 20:43
1728
1729
1730
1731
1732
1733
1734
1735
1736
1737
1738
1739
1740
1741
1742
1743
1744
1745
1746
1747
1748
1749
1750
1751
1752
1753
1754
1755
1756
1757
1758
1759
1760
1761
1762
1763
1764
1765
1766
1767
1768
加筆訂正:
すみれ(習作)
/
もっぷ
[15/12/25 14:32]
最終行の冒頭にも試験的に「私は」を追加
すみれ(習作)
/
もっぷ
[15/12/25 14:31]
1行目冒頭に「私は」を追加
3.87sec.