風邪じゃない恋して微熱続いてる
萌えあがっては散る桜の色や匂いは相対的に嫌悪の対象で、春の僕の中心は虚しい空洞だ。
君のくちびるを表現する言葉を知らず、ただ凝視するため延々と会話する。
そのはかなさの散る刹那を君自身は知らな ...
ゾウさんのお鼻は
不思議な鼻だ
バナナをつまんでお口に入れる
水を吸い上げシャワーする
敵をひっぱたく武器になり
ああ きょうは
少年ゾウのまたの間から
鼻を入れおちんちんをいらって ...
墓地と背
鎖を手に
見えない声
遠い灰の音
雨が
雨のための径を通り
去ってゆく
傘の無い街を
照らす幻日
呑まれゆくものに
小さなものらに ...
10分後、私たちは {ルビ思=おも}い{ルビ出=で} される
10分前に見た映画はもうまるで嘘のようだ、と
いまどき流行らない、よくある2Dの映画だったが
持ち合わせた感想は特になく
...
狡猾であり
幼稚でもある
すべては悲しく美しい
そう
狡猾であり
幼稚なのだ
幾日も
幾年もかけて
日が沈む
その終末の真っ赤な空を
眺めては小さな飴を頬張るように
感慨に ...
きみの右目から1センチ
ちょこんと座るちいさなほくろ
きみの瞳はまぶしすぎて
見つめ合うことなんてできそうにない
いつも逸らした視線の先で
そっと目が合うちいさなほくろ
ぼくを ...
とある白夜に
白い車に乗って
消失点を探しに出かける
君は白いコート
僕は白いスーツ
サングラスだけ真っ黒い
カラスのアルビノ
不吉なことばかり話そう
どうせいつかは世界が終わる
美 ...
その年の秋も、あちらへこちらへさまざまの波紋を投げかけながら冬へと育っていった。東京のような雑多な坩堝にあっても例外ではなかった。
かの都会の片隅、聞こえよく庶民の人情が息づいているなどといわれ ...
はい、向いていなかったです
生きることには
まったく間違いでした
生まれてきたことは
恨んではいないけれど
なぜですかと 思っていますお母さん
申し訳なく言葉もないです
大好きな。お ...
だれもいない夜
見失い そして 鮮明に 私がここに
意思を持って
だれも、みない 私が
遠い日日からきょうまでをもう
守り切れない 私が
透明な漣の道を歩いてきた、つもりだった
、それは ...
布団にもぐり込んで
貴女の陰部を弄くり回す
弄くり回す、弄くり回す
陰部を弄くり回すと
液が溢れる
溢れ切ったところで
それを啜る
戯れに弄くり
戯れに啜る
味は濃い ...
トマス氏は知りたくてたまりませんでした
ドーナツの穴はどうすれば食べられるのか
トマス氏は解明したくて仕方ありませんでした
ドーナツの穴ははたしてどんな味がするのか
トマス氏は毎日考えてい ...
卒壽となったおひとりさまは
なかば めざめの大脳をさそって
朝食後
ウインドーズをたずね
蒼白なワード面をひろげてみました
すると 第一行には
詠嘆の麗句が
そして 最終連に ...
ロックはよく「とがっている」と言われる。だがこのとがっているということはどういうことだろうか。
まず、柔軟さがないということ。そして、周りを傷つけやすいと同時に自分も少しの衝撃で折れてしまいかね ...
プラチナの値が下がり
ずっと下がり続けているみたいに錯覚するんだ
現実は上がったり下がったりだよ
だからその内上がるさ
気にするな
自身が衰え価値が無くなったみたいだ
自分なんか本当に ...
化石を敷き詰めた絨毯のうえで胡坐をかいているような心境でおれは真夜中にこの部屋に打ち込まれた用途不明の一本の杭だった、外ではここ数週間の決まりごとのように雨が降り始めていて、濡れながら冷え ...
小雨がしとしと降る日も
草木が生い茂り青い匂いが立ち込める暑い日も
キンとした凍てつく空気と澄んだ星空が迎える寒い夜も
通りの桜 公園の櫻 自慢の小さな庭のさくらが咲き揺れる麗らかな日も
赤い ...
同じことを繰り返しながら
過ごす毎日でも
時間は流れている
信号が赤から青に
変わったときのように
たくさんの人が
立ち止まっては歩いている
どこへ向かって ...
毎朝みる、幾人かの顔が
通り過ぎる朝の道の向こうから
杖をつき、背を丸め…近づいてくる
95歳のトメさんと、目が合う。
――あら、今週も会ったわねぇ
毎週火曜は、通院らしい。
毎週 ...
恋は昇ったり降りたりで、草臥れる。
恋は遠のいてゆくほどに、懐かしい。
太陽は、今も僕の胸に燃え盛り
{ルビ永遠=とわ}に手の届かない――幻
あの日、出逢いの風は吹き
互いの杯を交わしてから
ひとり…ふたり…銀河は渦巻いて
空白の{ルビ頁=ページ}に――僕等の明日はあらわれる
御茶ノ水
ニコライ堂の
鐘が鳴り
ハイカロリーの
定食を食う
三分の
時が待てない
ジレンマに
カップヌードルの
美味さをおもう
岸壁を
目指した
若き日々
空はいま ...
いっそ
このまま
逃げてしまおうか。
という純粋は、
間近に控えた病床での浅い眠り
耳鳴りのような
譫言を以て
熱を
帯びるのでしょう
少女の恋する瞬間は
レモンバ ...
フられるのは嫌い
片足で
もう何日も立っている
だから嫌い
答え合わせできない
不合格通知のよう
ぐずぐずと振り返る
やけになって騒ぐ
だから嫌い
私は
歯を食いしばる
...
凡庸な言葉の花束に
なんの価値があるのだろう?
いくら集めたところで
枯れてゴミになるだけじゃないか
そんなことを考えていると
自分のペン先から流れ出ているもの全てが
所詮ゴミ処理場直 ...
或る糸が……否、
生温い 呼気に似た
細ながく冷たい白さが
頭上から垂れてくるのを
待っている……夜に、私は
その影が たとえば ツルリとした
薬缶のお ...
木陰に座り
目をとじたまま
わたしは笑いたかった
あなたが居なくなったあと
透明な礫の群れが
わたしを通りすぎていく
躰を 穴だらけにしなが ...
魚屋に
問えば応える
秋鯖に
舌をなめては
味噌煮を選ぶ
甘鯛の
味をだきしめ
飯を食う
海の優しさ
潮が香りたつ
秋味の
川面は紅色
晩秋の
儀式は永遠に
水を彩 ...
151122
7号のクリスマスケーキを注文する
7号は当店の標準品ではありませんから
1ケ月前までに願いますと言われ
うーむと呻る
電話口では顔が見えない
見えなくて良か ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
風邪じゃない恋して微熱続いてる
北大路京介
川柳
1
15/11/23 21:29
春を投げ出す
じぇいぞろ
自由詩
3
15/11/23 18:53
風
イナエ
自由詩
6*
15/11/23 18:14
石を歩く
木立 悟
自由詩
7
15/11/23 16:59
十分
高橋良幸
自由詩
2
15/11/23 16:13
笹船に乗った自己愛
ただのみきや
自由詩
12*
15/11/23 15:52
ほくろ
泉 鳴巳
自由詩
4
15/11/23 14:36
ある日のアルビノ
やまうちあつ...
自由詩
1
15/11/23 13:39
秋、帰る
もっぷ
散文(批評...
3
15/11/23 13:31
湯気
〃
自由詩
6
15/11/23 13:11
だれもいない夜
〃
自由詩
3
15/11/23 12:49
キンタマ王子、戯れる
花形新次
自由詩
0
15/11/23 12:47
ドーナツの穴の食べ方
wakaba
自由詩
2*
15/11/23 10:44
風の舌(四)
信天翁
自由詩
4
15/11/23 9:59
さらばロックンロール
葉leaf
散文(批評...
0+
15/11/23 4:19
優しい奴
秋也
自由詩
2
15/11/23 1:58
リフレクション(鏡像に風穴)
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
15/11/23 1:54
優しい家
秋也
自由詩
1
15/11/23 1:34
銀杏散る
chihar...
自由詩
5*
15/11/23 0:36
丸い背中
服部 剛
自由詩
2
15/11/22 23:59
恋
〃
自由詩
2
15/11/22 23:58
空白の頁
〃
自由詩
2
15/11/22 23:57
学生時代
レタス
短歌
3*
15/11/22 23:02
夢翔
レモン
自由詩
8*
15/11/22 22:53
フられました
倉橋ゆい
自由詩
3
15/11/22 22:45
言葉の廃棄物
天竺葵
自由詩
2
15/11/22 22:44
utsusemi
草野春心
自由詩
1
15/11/22 22:17
kokage
〃
自由詩
2
15/11/22 22:03
秋の宴
レタス
短歌
3
15/11/22 22:02
ホールケーキのありかただとか
あおば
自由詩
5*
15/11/22 21:41
1712
1713
1714
1715
1716
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1718
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1720
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1722
1723
1724
1725
1726
1727
1728
1729
1730
1731
1732
1733
1734
1735
1736
1737
1738
1739
1740
1741
1742
1743
1744
1745
1746
1747
1748
1749
1750
1751
1752
3.56sec.