新しい街には風が吹いていた
壊れた楽器の音のように
太った空間の波がはためいていた
誰かが瞬きをするその眼の湿り気
この風の湿り気はそれと何ら異ならない
異郷と故郷の間に区別はあるか
異郷 ...
うわ
ぼんちゃん
後光めっちゃ差しとんな
どこが
明るすぎてようわからん
強いていえば
右ひじんとこ
うわ
めっちゃ
後光差しとるがな
だから差しとるいうとるがな
後光てこんな差 ...
庭園には
緑とプールがありました
ぬったりとした
湿度が
緑もプールも
育んでいました
私は蛇になって
ゆっくりと水に潜り
濡れた体で
緑の上を這ってみました
...
窒息しそうなの
アンタを見てると
なんとでも
罵ってくれていい
今に痛い目に会うよ?
そう
私は痛い目に会いに行くの
何も感じないよりマシだからよ
抜け出せない脳裏の影
息を殺すMonster
暗い場所から
天の輝きを見上げてた
私の草原には
青い空と太陽があって
それはそれは美しい場所だけど
なぜか所々に井戸があって
...
夫人はゴミを置いた。
夫人はゴミを置こう
と
思いそして
実行した。
ゴミを包んだゴミブクロは夫人に置 ...
金曜日には花を買いにゆく
水仙や早い菜の花
いきいきした街の黄色を通りすぎ
もはや首を切られ
それでもまだ
いきいきと生きんとす
花屋の花たちを買いにゆく
金曜日には
北風ピューピュー
吹き荒ぶ中
マッチ売りの少女よろしく
声がする
はだけたTシャツは いりませんか
歯だけですか?
違います
ちょっと 持ち歩いていた時に 損傷したのです ...
うすうす知ってはいたけれど
そとはやっぱりおそろしい
それでもくまは森をでた
街はかわいてうすぼけて
みわたせばべたついたくまたちが伏せている
ここにもくま あそこにもくま
森 ...
おれは
パン粉を
袋から出し続ける
出せるだけ
出し続ける
そうして
溶き卵を 桶にすくい
頭からかぶる
百メーター先の
パン粉の海に
...
若い頃は良かった
なんて言わない
思わない
今が一番
いつだって
これからだって
とかなんとか言ってみても
こんな春のいい陽気に
年頃の娘たちが
きれいな足を惜しげもなくさら ...
声は呼ぶ幻のようなその秩序
詩投稿サイト「現代詩カンファレンス」では、とんでもなくクソみたいな投稿に膨大な数のイイねが入れられている。
良識ある閲覧者は、「何故こんなクソが良いんだ?私は全然読めない人なのか?」と悩んでいる。
...
どんなに悔しくても
どんなに悲しくても
どんなに苦しくても
生きなければならない。
なぜ生きているかと言えば、
出会い
が
あるから。
私には先生との出会いが
生きる鍵になりまし ...
おかえりなさい おかえりなさい
旅先から帰って来たばかりの僕に
いきなり響く声の渦
おかえりなさい
おかえりなさい
夕に傾き燃え上がった太陽が
一日の最後を焼き尽 ...
終ぞ桃に口づけせずに終わるは秋
こまゆみが 幾ら美しく ぶら下がっても
北風に吹かれちまえば それで御仕舞
お前の推しメンは誰なんだと
おしめを外せぬ赤子に尋ねても
ぎゃあと泣くだけ ...
R-2指定の
赤ちゃんプレイ自称詩が
気色悪い
こんな気色悪いクソを
恥ずかしくもなく
垂れ流すということは
きっとブスに違いない
いや、ブスだ!
確信を持って
絶対にブスだ!
...
彼は複眼だよ僕より見えない
だから優しいだろ
僕は人間だよ
虹彩の伸び縮み
青とオレンジの蛍光灯だけが頼るべき物なのさ
明滅、明滅、明滅
鼓動がうち返す波
海は漆黒としか知りません
...
彼はロックでもあり
ジャズでもある
個性的な人々をいつも指揮してまとめている様
一番似合うのはきっとクラシック
微笑みがサディスティックに見え
同じぐらいマゾヒスティックを感じる
異国の高 ...
砂漠を歩き続けながら
一輪の花を見つけたのは
千里を歩いた頃だった
水を飲みたくて
飲みたくて
彷徨ったあの頃
ぼくは渇きとともに
飢えていた
一輪の花をさがすために
酒 ...
またひとり 友達が逝った春
ホームの売店で香典袋を買う
無愛想な店員が差し出す
派手な化粧に 朝日が散乱する
押し頂くような仕草で受け取り
擦り切れたバッグに入れたとき
倒れた ...
いっせいにソメイヨシノが笑う夜
花をのせ喜ぶ風が吹き抜ける
ツーと紙飛行機曲がり花明り
太るか痩せるか
ふたつにひとつ
丁度いい加減なんか分からない
デジタルデブ
上は120キロから
下は58キロまで
自称50キロの
不細工OLが
忽然と姿を消した
それ ...
亡くした夢をかなえてくれた
娘の頬を撫で
一滴の涙を流した
義理で並んだ葬列は
わたしにとって意味も無い
ただ
少しの救いは一曲の短いパヴァ―ヌだった
そのオートバイはギターをかき鳴らすように
大陸を横断してゆく
絶え間ない鼓動が指先に繋がり
陽の沈まない西の空を目指す
髭を蓄え
風にカールする髪を靡かせて
終わりの無い旅を続ける
...
割れる陽に花芯は昇りまた昇り
雨音のはざまに浮かぶ花微塵
けだものに片目預けて花見酒
刻みあう互いのすがた風ふたつ
指笛 ...
触れるたびに
コッと鳴き
離れるたびに
コッと鳴く
杯はいつも
虚に満ちる
波打ち際のミキサーから
ぷちぷち昇るひとさし指
咬みちぎられては
吐き捨てられる中指
ギターはミシン
断っては繋ぎ
生まれも額縁も
等しく足元に粉砕する
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
新しい街
葉leaf
自由詩
2
16/4/14 5:37
聖なる感じ
nemaru
自由詩
3*
16/4/14 3:11
化身
ガト
自由詩
5*
16/4/14 3:06
CLAUSTROPHOBIA
〃
自由詩
0
16/4/14 3:03
MOOR
〃
自由詩
0*
16/4/14 3:02
およそ2秒。
幽霊
自由詩
2
16/4/14 2:25
金曜日には花を買いにゆく
フユナ
自由詩
1
16/4/14 0:13
はだけたTシャツ
藤鈴呼
自由詩
1*
16/4/13 23:14
まちのくま
はるな
自由詩
1
16/4/13 23:05
進退
もり
自由詩
3*
16/4/13 21:23
青春時代
ただのみきや
自由詩
15*
16/4/13 20:55
声は呼ぶ
河瀬由子
俳句
0
16/4/13 18:58
現代詩カンファレンス構造分析2
花形新次
散文(批評...
0
16/4/13 18:56
なぜ生きるか
渡辺亘
自由詩
1
16/4/13 12:46
VISION.04
ひだかたけし
自由詩
1
16/4/13 12:08
ももシリーズ
藤鈴呼
自由詩
1*
16/4/13 9:14
ブス
花形新次
自由詩
1
16/4/13 0:46
失明
物川祐治
自由詩
1
16/4/13 0:32
タブロイドインタビュー
秋也
自由詩
0
16/4/12 23:19
お茶の水界隈で
レタス
自由詩
2
16/4/12 23:15
杖
藤原絵理子
自由詩
2
16/4/12 22:37
いっせいにソメイヨシノが笑う夜
北大路京介
俳句
1
16/4/12 22:16
花をのせ喜ぶ風が吹き抜ける
〃
俳句
1
16/4/12 22:16
ツーと紙飛行機曲がり花明り
〃
俳句
1
16/4/12 22:16
デジタルデブ
花形新次
自由詩
0
16/4/12 22:04
パヴァ―ヌ
レタス
自由詩
1
16/4/12 21:24
流浪
〃
自由詩
0
16/4/12 20:45
呼べど応えぬ
木立 悟
俳句
3
16/4/12 20:17
ノート(酒)
〃
自由詩
3
16/4/12 20:15
ノート(千千京京)
〃
自由詩
3
16/4/12 20:14
1712
1713
1714
1715
1716
1717
1718
1719
1720
1721
1722
1723
1724
1725
1726
1727
1728
1729
1730
1731
1732
1733
1734
1735
1736
1737
1738
1739
1740
1741
1742
1743
1744
1745
1746
1747
1748
1749
1750
1751
1752
4.5sec.