そういえば野葡萄の森には
女学生たちの笑い声が響いていた
ルージュをいまだ知らないいとけなさが
あまりにも無防備にうららかに
秋の終わりを彩っていた過日

   #

電気代・ガス代に ...
木場うまれ
浅草うまれの
祖父母には
戦火に焼かれ
写真さえなく

十六代
飽きた東京
捨てもせず
山の緑に
憧れるいま

木を削る
鉋もいまは
本節を
削る手のひら
...
武蔵野の
枯れ葉を踏みしめ
鳴く鳥を
探し求めて
樹の枝仰ぐ

駅までの
路往く人々の
コートには
カラスのような
嘆きが漂う

巨木には
聖なるものが
宿るとは
いにし ...
歳の瀬に
固くしこる肩を抱き
小刀をとり
伽羅を聴く

静かな四畳半に
立ち込める静けさは
生まれる前の記憶を呼び覚ます

一年は走馬燈のようだと
誰かが言った

少しだけ眠く ...
物欲の塊は
妻から針金のような注射をされる
少年の頃のように
怖いわけではない

チクリと刺されれば
それで済む

反省の無い猿以下のぼくは
飽くことを知らない
留まるところを知ら ...
キンタマ王子は
キリンレモンに目がなかった
いつもママが買って来てくれるのを
首を長くして待っていた
キリンレモンさえあれば
いくらでも首が伸びる気がした


その一方で
キンタマ王 ...
忙中閑あり
終末は妻とアイナメを釣りに
銚子へ行こう
ほんとは電車を乗り継いで
銚子電鉄に乗りたいところだが
荷物がかさばるので
車で行くしかない

その昔、
一年間を独りで暮らした ...
*テープ起こし*

一億総ナントカ社会においては、一億人の集団意識をまず、切り刻まねばなりません
同調しすぎ、硬直するのが我が国の悪弊でありますから、近所のゴミ拾いでも人のメガネを拾わない、
...
ふゆ日暮れ雁(かりがね)の無き道独りゆくと知らずにあの日の茜音(あかね) 第九聴く隣の財布は鈴持ちぬ 十二月博徒走りてジャンジャカジャン 世界で何番目かに高いクリスマスツリー
去年は誰と見ていたっけ
君だって誰かと見上げていたんでしょ

さっきエスカレーターで
すれ違ったのは昔愛した人
もうすぐこどもが生まれそうだった

...
たった今、冷蔵庫のなかのありあわせで作ってみてあまりにも美味しかったので皆さんにも食べてもらおうと思って書いてます。

◆材料:
     蕎麦(袋入りのゆで麺) 一袋 
     油揚げ   ...
鼻のない象にも清き一票をあした天気になりますように 血が出てる仮病で休むはずだったあした天気になりますように 手作りのおっぱいチョコはAカップあした天気になりますように 書きたくないねえ
なんだか 自分の死を待つようで

あんたが死んだ後の片付けだと
どうすりゃいいか分からんってか
死んでから見張っていられるでもなし
とやかく言うたかて

訃報を出すと ...
東海は 渥美半島の 砂山から
    真昼の渚に 乱舞する
  海鳥たちを ながめるとき
     太平洋を覆いつくす
    「悠久」のふた文字が
       こころにしみて 
    ...
早朝は告発の時刻
人々の覚醒のまなざしは
地上のどのような罪も許さない
告発の白いまなざしである
人々は互いに会話するように
互いに罪を着せあう
告発はいかなる権力にも届かない ...
それは全て愛だった。
それは全て愛だった。

父が少しずつ貯めた積立金。
何かの足しになるようにと内緒にした
大きな空き瓶いっぱいの小銭。
「銀行に持っていったら、8万円になっていた ...
無常にも燃え上がる炎。

愛する者の身体は
2時間強という短さで骨と言う物体になった。

「形が綺麗に残ったね。」と
一点を見つめる瞳。

「あったかいねえ。」と
声を震わせて歪んだ ...
骨組みだけの気持ちを携えて

一万の瞳が向かない方へ

あれは何だったか

たぶん気の迷い

止まり木を揺らす獣の行進

流れる途中で少しだけうつった熱

あれは何だったか ...
久しく忘れた地上の園を
人々が想い出すように
この世には
時折、虹があらわれる  
空気は、視界の端の方でぎらぎらと尖っていました。
時間はぐにゃぐにゃと、伸びたり縮んだりしながら、通り過ぎていきました。
私は必死に仕事をしていました。
腰が痛いのに、たまに雑談して、にこやかに ...
愛 と云うとき
世界がこんなにも憎しみに曇るなら
重い靴をはいて
そしてもう二度と 愛さない

それは ゆるやかなひとつの堕落
最後の刻を待てずに
底なしの憎しみの拳をふりあげたあなた
...
蒸発してゆげになったあなたを食べてた
むかし桜の木のしたで一人で蝶の交尾をみてた
まんかいのユキヤナギ

雨の日は息をとめてすわってみる
すこしでもたくさん思い出せるように
自分のなに ...
超小型核爆弾をドローンであなたの旋毛目掛け落とすわ❤ 沸騰する憂鬱を、
跳ね返すことばが、
さかなになって脳裏を横切っていく。
それを掴もうと、
手を握ったり開いたりしてみても、
私は海底に沈む難破船になって
視線を落とす。

*

...
鍵穴を覗くと
真っ暗です

わたしにとっての鍵穴は
鍵穴にとってのわたしは
見えずともよい間柄
なのでしょう

互いが
そこに
在ることを知ったうえで
見えずともよい間柄 ...
こどもっていっても
はじめからおとなだった

若いっていっても
はじめから老いていた

うまれてすぐに
たぶん意識していた
自分という存在に

ほかのひととはちがってて
ほかのひ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
乾いた雪もっぷ自由詩815/12/10 21:07
ご先祖さまにレタス短歌115/12/10 21:01
年末に短歌015/12/10 20:34
忙中閑自由詩415/12/10 20:03
まるで駄目男自由詩215/12/10 19:38
キンタマレモンことキンタマ王子、プログレにハマる花形新次自由詩115/12/10 19:23
銚子レタス自由詩215/12/10 19:03
一億、総詩人社会高橋良幸自由詩215/12/10 18:47
ふゆ日暮れ *もっぷ短歌115/12/10 18:46
第九 +俳句1*15/12/10 18:38
十二月 +俳句115/12/10 18:30
あのツリーが世界一高かったとしても北大路京介自由詩715/12/10 17:30
コチュジャン狸蕎麦atsuch...散文(批評...3*15/12/10 13:39
鼻のない象にも清き一票をあした天気になりますように北大路京介短歌115/12/10 12:43
血が出てる仮病で休むはずだったあした天気になりますように短歌215/12/10 12:42
手作りのおっぱいチョコはAカップあした天気になりますように短歌115/12/10 12:42
遺書?イナエ自由詩9*15/12/10 10:11
光のまつげ (七)信天翁自由詩615/12/10 9:35
告発葉leaf自由詩215/12/10 6:30
単身赴任。梓ゆい自由詩315/12/10 5:11
同じだと言い聞かせて。自由詩215/12/10 4:49
あれは飛行機雲のアーチカマキリ自由詩115/12/9 23:45
楽園   服部 剛自由詩615/12/9 23:37
年の瀬藤山 誠自由詩215/12/9 23:07
良心伊藤 大樹自由詩215/12/9 22:58
のころ、はるな自由詩115/12/9 22:57
ドローン短歌1花形新次短歌115/12/9 22:43
あおい満月自由詩9*15/12/9 21:44
鍵穴千波 一也自由詩415/12/9 21:33
朧月自由詩115/12/9 21:28

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