くまたちは
みえない檻をもうひとつかさねて
頑丈な家をつくった
だれも帰らない家をつくった
わたしはさびしかった
それでこんなに長い歌をかいたのだ
会うことのないひとたちの声
こころの輪郭(かたち)の外がわから
(空腹と眠気とにさいなまれながら
物をたたく乾いた風の音と
建物をきしませる低い空がおおう
ここから離れた場所
見知らぬ ...
空は青い
血は赤い
月は黄色い
どんな
プロパガンダを
見させられたのかな
私たちは
あらゆるところに
鍵をかけているから
空を飛べない
なんて言える
人を
好きか ...
夜ふけて
妻と語らう
ラーメン談義
最後のカード
ねぎラーメン
チャルメラが
漆黒の闇を
切り裂いて
走りゆく街
いまはまぼろし
餌のような
肉野菜には
たえられない
...
それであなたは、ト(イ)エバ
満ちてくるからだわずらわしい
海のこと考えてたら空が荒れて
沿岸の電車ことごとく止まる昼
彼女は青がこわいのだと言って
水族館におびえてる泳げるのに
彼な ...
仙台のお米
漬物
ずんだあん 餅は自分で焼けと
自家製イチジク干し柿
でっかい梅干しと活用法
牛タン
LOOKチョコレートのずんだ味 お!何だこれは!
そして手紙
小学校からの ...
かけそばにネギ多めと大声でいう駅のそば
板わさと酒を仰ぎもり啜る
こくりとした天麩羅蕎麦
安いたぬきに小銭を払う
宵闇に月見そばはよく似合う
鴨南蛮ねぎとのコラボレーショ ...
納豆に
なまたまごご飯
味噌汁ワカメ
アジの開きに
焼き海苔の香り
ベーコンエッグ
気怠い朝に
珈琲苦く
疲れるまで
今日も走りゆく
板わさに
酒を啜りて
こしかた想う ...
彼は砂漠を彷徨いながら
星空を眺めた
あまねく飢えた人々のために
彼は巡礼を重ねていった
それをアジアでは
菩薩行という
石を投げられ
杖で叩かれても
彼はけっして諦めることは ...
缶詰を開けたなら
ほのぼのと
クジラの匂い
尾の身の刺身は
トロより美味かった
クジラの生姜ステーキは
母の芸術料理だった
少年時代のご馳走
細胞を解剖してみたら
電子の奥に宇宙を観た
巨大な世界の果てを知り
微細な宇宙を知ったいま
ぼくは永遠の生命体に慄き
摩訶不思議に埋没する
果てしない命を奪いながら
生きている矛盾に ...
歪んだ環境に俯く日々
誰とも目を合わさずに済むのなら
そんな風に生きてきたある日のこと
ふと顔を上げると貴女が居た
哀れな私を笑うでもなく
かと言って憐れむでもなく
遠い目 ...
レミングスは海を目指す
ぞろぞろと一列に並んで
...
居場所は空に作れ
見上げれば
いつだって
感傷的なブスと
自意識過剰のハゲが出会って
史上稀に見る
大スペクタクル恋愛活劇が完成した
「ブスは殺されて当然だ」
平然と語るハゲの前に現れた
謎の真正ブス
ブスにも関わらず
赤 ...
栞をはさんで閉じようとした
歳時記が
本を押さえても平らにならない
抵抗している何かが居る
、それは直感だった
それが何にせよ傷をつけて
可哀そうなことになったらと
まず案じて、本か ...
雪の降るなかで
私は埋もれて
冷たい感触が
暖かい心を思い出させる
可愛い歌声は夜空を巡って
次の朝に届く時
蝋燭はもう片付けられて
静かな寝息に変わる
貴方の微笑みが
優しさに ...
ひとつ
ため息吐いてみるなれど
逃げやしないよ
惆しみは
ふたつ
ため息吐いてみるなれど
哂いやしないよ
腹立ちは
みっつ
ため息吐いてみるなれど
鎮みやしないよ
苛立ち ...
紅茶をテイスティングするあの男性の、指先にとまるシルバーのリング
ティーカップに注いだ海がどんどんぬくもりを帯びていくという嘘の話
男性の指に抱かれたいとおもう夕べに私の海はどんどんし ...
森の向こうに空があり
私の思考が蠢いている
地水火風はその中で
好き勝手に踊ってやがる
私の感情の底の哀しみ溜まり
虚脱の寒気はいや増すばかり
自 ...
外ではもう
クリスマスの鐘が鳴ってる
結婚したら新居を建てよう、と言われて
戸惑ってる
この世の中にあるもので
あなたの持ち物はあなただけよと
育てられて
まだそれを信じてる
...
仕事の定休日である木曜日にクリスマスイブが重なる。誰とも約束せず、普段通りに過ごす。それだけのことが空虚でつまらないことと感じてしまう理不尽な日。いつもなら仕事に打ち込むことでその空虚を埋めていた。 ...
揺らしたら金平糖の降る聖樹
住所問い大阪城と言う子らの遺伝子に住む上沼恵美子
DNAゆれてほどけて父もまた好きなポテチの味はコンソメ
空から落ちた
無数の楽器が
土の上で砕けたまま
鳴らそうとした音を鳴らしつづける
顔を撫でては去ってゆく
浜辺に打ち上げられた
硝子片に満ちた死骸から
熱は羽のように ...
迷う時は王道へ振り抜け
悩むときは異端へ駆け抜け
書かないとしっくりとしない
描かないとくっきりとしない
作らないとすっきりとしない
そうした意味では病的であると自覚済み
...
ざらざら
ざらざら
雨がゆっくりと降る
夜の上に静かに水を張っている
ざらざら
ざらざら
水が道路を叩く
暗い空から水が垂れ続ける音が見える
俺は何も言えなくなる
足元に冷え ...
滑り出しは快調
ぐんぐんと伸びて
笑顔 ひとつ
水を 称えた 水琴窟
音は 妖艶
やっぱりね
雨漏りのする屋根じゃあ
したたり落ちる音ばかりが
気になって
眠れないの ...
151210
青い青い海
これ以上の青さは無い
深度30メートル
これ以上の青さが無い
暁時の空
群青色に染めた僕のTシャツ
焼き物の世界に入り込んだ痴れ者をぶん殴 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
長い歌
はるな
自由詩
2
15/12/11 23:47
ひとの声
光冨郁埜
自由詩
9*
15/12/11 23:38
プロパガンダ
瑞海
自由詩
8*
15/12/11 23:33
中華そば
レタス
短歌
1
15/12/11 23:19
海/即興ゴルコンダ(仮)投稿.95
こうだたけみ
自由詩
5*
15/12/11 23:11
熨斗のない御歳暮
朝焼彩茜色
自由詩
9
15/12/11 23:06
そば屋
レタス
俳句
0
15/12/11 23:00
食欲
〃
短歌
0
15/12/11 21:24
伝説の人
〃
自由詩
2
15/12/11 20:21
ナガスクジラ
〃
自由詩
1
15/12/11 19:59
人体宇宙
〃
自由詩
6
15/12/11 19:14
鏡の中のアリスへ
たいら
自由詩
2
15/12/11 18:56
レミングス
TAT
自由詩
1*
15/12/11 18:45
無題
余韻
自由詩
0
15/12/11 18:38
キンタマ王子&キンタマレモン、愛と哀しみのハゲ
花形新次
自由詩
1
15/12/11 18:12
ごめんなさい
もっぷ
自由詩
6*
15/12/11 18:01
雪の降るなかで
ミツバチ
自由詩
2
15/12/11 17:46
人とならば
貝の石
自由詩
1*
15/12/11 16:18
海
かんな
自由詩
7*
15/12/11 16:13
麻痺
たけし
自由詩
5*
15/12/11 15:41
flow of the skin
mizuno...
自由詩
5
15/12/11 15:23
初対面のふり
深水遊脚
散文(批評...
3*
15/12/11 15:04
揺らしたら金平糖の降る聖樹
北大路京介
俳句
6
15/12/11 13:02
住所問い大阪城と言う子らの遺伝子に住む上沼恵美子
〃
短歌
2
15/12/11 13:00
DNAゆれてほどけて父もまた好きなポテチの味はコンソメ
〃
短歌
0
15/12/11 13:00
夜のかけら
木立 悟
自由詩
8
15/12/11 9:57
王道な異端な真昼みたいな真夜中
komase...
自由詩
3*
15/12/11 6:41
夜雨
藤山 誠
自由詩
1
15/12/11 2:11
ころころグリーン
藤鈴呼
自由詩
2*
15/12/11 0:57
海
あおば
自由詩
6*
15/12/10 23:56
1717
1718
1719
1720
1721
1722
1723
1724
1725
1726
1727
1728
1729
1730
1731
1732
1733
1734
1735
1736
1737
1738
1739
1740
1741
1742
1743
1744
1745
1746
1747
1748
1749
1750
1751
1752
1753
1754
1755
1756
1757
4.55sec.