レミングスは海を目指す



ぞろぞろと一列に並んで








...
居場所は空に作れ
見上げれば
いつだって
感傷的なブスと
自意識過剰のハゲが出会って
史上稀に見る
大スペクタクル恋愛活劇が完成した

「ブスは殺されて当然だ」
平然と語るハゲの前に現れた
謎の真正ブス
ブスにも関わらず
赤 ...
栞をはさんで閉じようとした
歳時記が
本を押さえても平らにならない
抵抗している何かが居る

、それは直感だった
それが何にせよ傷をつけて
可哀そうなことになったらと
まず案じて、本か ...
雪の降るなかで
私は埋もれて
冷たい感触が
暖かい心を思い出させる

可愛い歌声は夜空を巡って
次の朝に届く時
蝋燭はもう片付けられて
静かな寝息に変わる
貴方の微笑みが
優しさに ...
ひとつ
ため息吐いてみるなれど
逃げやしないよ
惆しみは

ふたつ
ため息吐いてみるなれど
哂いやしないよ
腹立ちは

みっつ
ため息吐いてみるなれど
鎮みやしないよ
苛立ち ...
紅茶をテイスティングするあの男性の、指先にとまるシルバーのリング
ティーカップに注いだ海がどんどんぬくもりを帯びていくという嘘の話
男性の指に抱かれたいとおもう夕べに私の海はどんどんし ...
森の向こうに空があり
 私の思考が蠢いている
  地水火風はその中で
   好き勝手に踊ってやがる
    私の感情の底の哀しみ溜まり
     虚脱の寒気はいや増すばかり
      自 ...
外ではもう
クリスマスの鐘が鳴ってる

結婚したら新居を建てよう、と言われて
戸惑ってる

この世の中にあるもので
あなたの持ち物はあなただけよと
育てられて
まだそれを信じてる
...
 仕事の定休日である木曜日にクリスマスイブが重なる。誰とも約束せず、普段通りに過ごす。それだけのことが空虚でつまらないことと感じてしまう理不尽な日。いつもなら仕事に打ち込むことでその空虚を埋めていた。 ... 揺らしたら金平糖の降る聖樹 住所問い大阪城と言う子らの遺伝子に住む上沼恵美子 DNAゆれてほどけて父もまた好きなポテチの味はコンソメ 空から落ちた
無数の楽器が
土の上で砕けたまま
鳴らそうとした音を鳴らしつづける


顔を撫でては去ってゆく
浜辺に打ち上げられた
硝子片に満ちた死骸から
熱は羽のように ...
迷う時は王道へ振り抜け
悩むときは異端へ駆け抜け



書かないとしっくりとしない
描かないとくっきりとしない
作らないとすっきりとしない
そうした意味では病的であると自覚済み
...
ざらざら
ざらざら
雨がゆっくりと降る
夜の上に静かに水を張っている

ざらざら
ざらざら
水が道路を叩く
暗い空から水が垂れ続ける音が見える

俺は何も言えなくなる
足元に冷え ...
滑り出しは快調
ぐんぐんと伸びて
笑顔 ひとつ

水を 称えた 水琴窟
音は 妖艶

やっぱりね
雨漏りのする屋根じゃあ
したたり落ちる音ばかりが
気になって
眠れないの ...
           151210
青い青い海
これ以上の青さは無い
深度30メートル
これ以上の青さが無い
暁時の空
群青色に染めた僕のTシャツ
焼き物の世界に入り込んだ痴れ者をぶん殴 ...
世界は季節に支配されている 
春に、夏に、秋に、冬に

冬の後に夏があったら 
桜は花弁を失う
夏の後に春があったら
氷の美しさは化粧を装う
10月の後に3月があったら
山々の葉は蒼く ...
小さな街を歩く
通勤快速や急行は止まらないような街。

偶然賃貸住宅のサイトで見つけた。

駅前はこの前グーグルアースで見て回ったけれど。
名前すら知らなかったような、
そんなそんな ...
キャベツを刻む 0.5mm できるだけ薄く
手間と時間がかかる 何のために?
きみが喜ぶ顔を見たいだけ ウソつきのあたし
なけなしの時間を使う理由があった


小さく手を振った 改札か ...
黒く透明な魔物にとりつかれた指は、
もう止まらない、
もうもどらない、
指が進む先は、
まっすぐ なようでかなり
曲がりくねっている。
指には耳がある。
かなりたくさんの耳だ。
無数の ...
ことばを欲しがる指先が、
熱を帯ながら、
水面をぴしゃりはねる。
指先の熱が水を伝って、
水面に映りこむ私の唇に話しかける。
熱は針のように鋭い薔薇の棘になって、
私の唇を抉じ開け、
舌 ...
捨てようとおもいました
いろいろなものを
捨てようと

たくさんのものに囲まれて
いては息ができないと
重いとおもったから

でも
どれにもそれにも
わたしがいて

捨てたかっ ...
そろそろと
ブリダイコンの
時がくる
出刃を研ぎ
銅鍋用意

雷と
ともにやって来る
ハタハタを
しょっつる鍋を
囲む年末
友を迎えて

冷凍庫
イノシシ肉が
鎮座して
...
立ち上がれ 立ち上がれ
それぞれが重荷背負ったその肉身
骨格軋ませ筋肉収縮させ

この世で開放されんとする意志なければ
あの世でも人はただ眠り込むのみ
神の与え得る力すら余りに微弱

...
そういえば野葡萄の森には
女学生たちの笑い声が響いていた
ルージュをいまだ知らないいとけなさが
あまりにも無防備にうららかに
秋の終わりを彩っていた過日

   #

電気代・ガス代に ...
木場うまれ
浅草うまれの
祖父母には
戦火に焼かれ
写真さえなく

十六代
飽きた東京
捨てもせず
山の緑に
憧れるいま

木を削る
鉋もいまは
本節を
削る手のひら
...
武蔵野の
枯れ葉を踏みしめ
鳴く鳥を
探し求めて
樹の枝仰ぐ

駅までの
路往く人々の
コートには
カラスのような
嘆きが漂う

巨木には
聖なるものが
宿るとは
いにし ...
歳の瀬に
固くしこる肩を抱き
小刀をとり
伽羅を聴く

静かな四畳半に
立ち込める静けさは
生まれる前の記憶を呼び覚ます

一年は走馬燈のようだと
誰かが言った

少しだけ眠く ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
レミングスTAT自由詩1*15/12/11 18:45
無題余韻自由詩015/12/11 18:38
キンタマ王子&キンタマレモン、愛と哀しみのハゲ花形新次自由詩115/12/11 18:12
ごめんなさいもっぷ自由詩6*15/12/11 18:01
雪の降るなかでミツバチ自由詩215/12/11 17:46
人とならば貝の石自由詩1*15/12/11 16:18
かんな自由詩7*15/12/11 16:13
麻痺たけし自由詩5*15/12/11 15:41
flow of the skinmizuno...自由詩515/12/11 15:23
初対面のふり深水遊脚散文(批評...3*15/12/11 15:04
揺らしたら金平糖の降る聖樹北大路京介俳句615/12/11 13:02
住所問い大阪城と言う子らの遺伝子に住む上沼恵美子短歌215/12/11 13:00
DNAゆれてほどけて父もまた好きなポテチの味はコンソメ短歌015/12/11 13:00
夜のかけら木立 悟自由詩815/12/11 9:57
王道な異端な真昼みたいな真夜中 komase...自由詩3*15/12/11 6:41
夜雨藤山 誠自由詩115/12/11 2:11
ころころグリーン藤鈴呼自由詩2*15/12/11 0:57
あおば自由詩6*15/12/10 23:56
季節鷲田自由詩315/12/10 22:52
知らない街自由詩6*15/12/10 22:51
夕焼け藤原絵理子自由詩4*15/12/10 22:43
あおい満月自由詩8*15/12/10 22:19
シーツ自由詩515/12/10 22:18
モノ朧月自由詩215/12/10 21:25
レタス短歌015/12/10 21:18
病床激痛たけし自由詩5*15/12/10 21:08
乾いた雪もっぷ自由詩815/12/10 21:07
ご先祖さまにレタス短歌115/12/10 21:01
年末に短歌015/12/10 20:34
忙中閑自由詩415/12/10 20:03

Home 戻る 最新へ 次へ
1740 1741 1742 1743 1744 1745 1746 1747 1748 1749 1750 1751 1752 1753 1754 1755 1756 1757 1758 1759 1760 1761 1762 1763 1764 1765 1766 1767 1768 1769 1770 1771 1772 1773 1774 1775 1776 1777 1778 1779 1780 
4.8sec.