バロウズはジャンキーで
ウイリアムテルごっこをしていて
嫁さん撃ち殺したけれど
ビート世代の代表的作家だ

ハンター・トンプソンも
最後はクスリで頭おかしくなって
こっちは自分の頭に
...
  残雪は
   
     音をたてる
     煮えたぎる
     音をたてる
     崩れ落ちる


     溶岩のように



       呑み込まれると

...
 ハンザギは
 のっそりと
 重たい頭をもたげた
 ハンザギは
 のっそりと
 重たい腰をあげた


 今宵最期の一晩に
 挨拶回りをしましょうと
 鮎も
 岩魚も
 カワゲラ ...
風は光と影に囁き
透明な空気を細やかに主張した
何故なら
ある歌の中では 黒が白となり
ある叫びの中では 赤が青になるからだ
透明感のある言葉は一体どこに隠れたのか

人の主張は圧縮され ...
イル・マニーフィコ・スイートの窓の雪 信長の骨を枕に牡丹雪 いじわるな涙ひとつぶ雪女 国中のカカオとチョコを買い占めたバレンタインがそこまで来て 座布団を早く10枚もらわなきゃバレンタインがそこまで来てる 4度目の復活はない恋でした声を失くして泡になりたい あの子の悲しみを
代わることができず
慰めの言葉一つかけられなくても

側にいることはできる


あの子が顔を上げた時に

すぐに笑いかけられるように
話を聞けるように

...
(ソンナコト、イウ、ミサチャン、ナンカ、キライ。
ふたりは同じ薄ピンクのフレアースカートとツインテールの幼稚園児
ミサに、少女は拒絶の言葉を投げつける、と
ミサは酷く優しい顔をして、とて ...
骨をくわえた、
私になった犬はどこへ消えたのか。
犬は私になったのか、
私が犬になったのか、
窓辺から不意に現れた犬の、
口にくわえられた骨には、
長い髪の毛が絡みついていた。
髪の毛は ...
夢中になった歌集は 本棚で埃をかぶっている
覚えている言葉は もう何も動かさない
好きだった花が 色褪せて見える
もともと 好きでもなかったのかもしれない


紅をさす 鏡の中にいるの ...
呼吸をさまたげるぬるい真綿と
つめたいくさび
命には届くまいと言い聞かせて
悲しみが訪れてくれるのを待つ
何もかもを涙に流せる静謐

繰り返しの記号がとめどなく
胸腔を破ろうとさわぎ
...
深層学習の時代に
いつの間にか
生産中止になっていた
色付きの碁石

三人目
の人間たちがこないまま
私たちの票と
反対派のそれを
採決しようとしていた

(いずれはまつりごとも ...
歩いて通勤していると、
毎朝すれ違う女の人がいた。

今の嫁。

そして今日もまた、
歩いて通勤していると、
毎朝すれ違う女の人がいる。

この人は、
誰の嫁になるのだろう ...
バレンタインデーオムレツにハート書く 高層ビルから見る富士山。
富士山から見る高層ビル。

同じようで同じじゃない。
似て非なる感覚。

あなたから見た景色と
わたしから見た景色。

きっと同じようで同じじゃ ...
    きさらぎは昼さがり
     北風の挑発もなく
    ふゆびのさざなみは
ベランダのひさしをすどおり
 やわらかなひかりとなって
 おだやかに三和土のうえで
  尾っぽを引きずっ ...
鋭くとがった満月がふわり
さみしそうに浮いてた夜
かわいそうだから食べてあげたら
途中で胃がもたれてしまった

静かな夜
見て見ぬ振りをする夜空
食いかけの満月が恨めしそうに
僕を睨ん ...
高台の開けた場所に家がある夕焼け染まる瀬戸の多島美

秋に咲く金木犀の良い香り夢心地にさせる良い香り

あの角を曲がればすぐに海がある夕暮れ時はキラキラ忙しい

過疎化する北部の寒い田舎町 ...
私はかつて
LP学園の野球部にいた

当時LPガス爆発打線と恐れられた
チームの4番打者で
プロ野球のスカウトからも
注目されていた

特にキヨ人からの誘いは激しかった
「キンタマ王 ...
あたまを下げる
手始めに軽く微笑んでみよう
悟られたら諦めるしかない
少しあたまを持ち上げて生真面目な素振りをする
できるだけタイミングよく
、そう、頷いてみせるのだ
それでも ...
土を盛る山がある
堪えきれないのは地表
雨水は迷に沿い斜面を削る
それでも汚濁を飲んできた
流れのない水は澱んでしまう
掻き混ぜれば底に溜まるだけで
腐蝕するのを待っていた
ここに湧 ...
きょうも西の空が豪勢だ

あしたは白髪のたぶん雨

長澤まさみが歌っている

弱気な悩ましが冴えない


廃工場で殺しあうぐらい

存在証明は誰かからの愛

見失うぐらい叫ん ...
愛しているという言葉
好きだと話している視線
気になるという仕草

全ては行方知れず
誰にも見えない皮膚に、
がりり、刻印を刻む。
刻む音すらも、
拙いが深いカーブを描いて、
誰にも見えない私の皮膚を
構築していく。
まるで彫刻のように、
私の胸に、
痛々しくも艶やかな ...
できる
でココアを溶かす
できないをハチミツ漬けにする
何も言わない
しーと指を立てるともういちどになる
わが子に伝えられることを
がさごそと探すよりも
整頓された背中から伝 ...
ある街に
一人の椅子職人がいた
注文を受ければ
どんな椅子でも作ってみせた
子どもの椅子
大人の椅子
老人の椅子
病人の椅子
政治家の椅子
王様の椅子
芸術家の椅子
神様の椅子
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ジャンキー・ジャンキー・ジャンキー花形新次自由詩016/2/10 0:51
残雪北村 守通自由詩216/2/10 0:49
サンショウウオ自由詩316/2/10 0:47
鷲田自由詩516/2/9 23:22
イル・マニーフィコ・スイートの窓の雪北大路京介俳句016/2/9 23:07
信長の骨を枕に牡丹雪俳句216/2/9 23:07
いじわるな涙ひとつぶ雪女俳句016/2/9 23:07
国中のカカオとチョコを買い占めたバレンタインがそこまで来て短歌016/2/9 23:06
座布団を早く10枚もらわなきゃバレンタインがそこまで来てる短歌016/2/9 23:06
4度目の復活はない恋でした声を失くして泡になりたい短歌016/2/9 23:05
静かな光幸絵自由詩116/2/9 23:03
魔女為平 澪自由詩6*16/2/9 22:38
血の笑う声あおい満月自由詩316/2/9 22:31
時雨に藤原絵理子自由詩316/2/9 22:04
真冬・空をまねる営みあまね自由詩416/2/9 21:27
三人寄らない高橋良幸自由詩2+*16/2/9 20:07
小川 葉自由詩2*16/2/9 20:04
バレンタインデーchihar...俳句1*16/2/9 16:14
似て非なるもの自由詩2*16/2/9 10:31
色鉛筆①信天翁自由詩216/2/9 9:20
食べ残しwakaba自由詩116/2/9 7:55
高台夏川ゆう短歌016/2/9 5:53
キンタマ王子清介、キヨと呼ばれて花形新次自由詩016/2/9 3:49
面接アラガイs自由詩3*16/2/9 3:28
運河自由詩4*16/2/9 1:43
励まし吉岡ペペロ自由詩516/2/8 22:47
Missing文字綴り屋 ...自由詩216/2/8 22:05
あおい満月自由詩12*16/2/8 21:23
ととのえかんな自由詩3*16/2/8 21:17
椅子の話やまうちあつ...自由詩016/2/8 21:00

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加筆訂正:
魔女/為平 澪[16/2/9 23:21]
修正しました。
4.39sec.