連日の 真冬日にも
番狂わせがある
「小春日和」という
きっと
「宇宙」自身も
時として 一服したいのだろう
こどもたちが
確かな 日向を選んで
...
あなたが笑っている
あの頃とちっとも変わらない笑顔で
透明な手が拍手している
わたしの胸が温かくなる
あなたが俯いている
心無い言葉の礫に打ちひしがれて
透明な手が拒んでいる
わ ...
「いままで問題がなかったのに
息子が突然不良少年になりました」
「そうですか、何か変化点があったはずですが?」
「心当たりがありません」
「そうですか、だったら、なぜなぜ分析をしてみましょう ...
あなたの居ずらい世界
あなたの群れない世界
あなたの取れない世界
あなたの見れない世界
あなたの成れない世界
あなたの意味ない世界
あなたの要らない世界
あなたの言えない世界
あな ...
どこのどいつが
見返りなしに
献金なんかするって言うの!
それに
法的に裁くことが
出来ないかもしれないのに
雰囲気だけで
社会的に抹殺するって
余りに酷いんじゃなくて?
フラン ...
蓬色の夜、
つぶれた{ルビ褥=しとね}に居て
夥しい数の接続詞らが
わたしの躰の至るところで
いっせいに哄笑をはじめたので
何か 訳のわからない一塊の
...
自称詩人は
最後をキメようとして
取って付けたような
クソ1節を追加することで
クソを完全なるクソとして
仕上げる
本人は内心
「キマったぜ!」と
ほくそ笑んでいるようだが
そも ...
ウォシュレットの挙動を
目で確認する人は少ない
水量や位置は
常にアナル及びその周辺での
確認になる
水が出ないからといって
下半身丸出しの状態で
立ち上がって
おしりボタンを ...
田舎とも言えないありふれた田舎で
あなたはひとりぼっち
自分のありふれた形に
泣きそうになってる
崩れた土たち
あなたがトンネルを掘ったせい
水をかけすぎたの
ぐずぐずになってしまった
...
温かい布団は息もせず
脈を打たない抜け殻だ
窓ガラスが凍ったら
鍵もかかっていないのに
外には出られない
石油ストーブの声がした
気だるそうに歌っていた
...
はじめに鳴り響いたのは赤ん坊の鳴き声だった
ギャアギャアと泣く赤ん坊を抱きながら困り顔の母親がふたり
辻の西と東からやって来て
...
エグイ世間と理想の間に 弾かれた虹色おはじき
摩擦で汚れたスペックは 憂鬱を残し消えてった
アイツが姿を消す前日 小さく呟いた言葉も
一面飾った後直ぐ 月影に溶けて零に成った
正解不正解を ...
吐く息で散り
舞う 雪の朝に
傷口のファスナーは下ろしたまま
眼差す問いが鷲づかみにした
瞑る心臓 跳ねる魚
口いっぱいに頬張って
ダシテ マタ クリカエシテ
僕は確実にろうそくより青 ...
枯れているふりしなければ雪月夜
深雪晴見上げた頃は恋でした
雪の声酸欠により消えゆく火
心臓の鼓動とともに
コトリ、と、音をたてるエス
立場のアレコレを考える自我
善悪の規範、超自我
いま
どれもが
ひしめきあって
現実で
生きようとしている
愛 ...
海流から海流へ
乱気流へ乱気流に
暇にかまけて遠方へ まるでからかう 音離し
あー、幾億駒 燃えている とどめ置けぬほど 美しく
あー、幾億戸が 終えていく 放ぽり出せる事 疎ましく
...
1.
ある日
ふと思い立って
きみの世界に寄ってみた
そこではきみが
四足歩行で用を足していたり
三色に光りながら交通整理に励んでいたりして
それは
何一つ変わ ...
いつのまにかあった家
気づけば幾年
窓も褪せる
ひびにテープ
天井から埃の糸
忍び込む猫
減る家族
積もる思い出
柱は底から朽ち
素通りしていく
人も風も時も
残ったものは
何 ...
テメェらの陳腐な詩には飽き飽きだ!
そう言って僕は詩の世界から退いた
そうだ僕だってそんな内容しか書けない
知ってる、知ってる
児童虐待、親の愛、真実の愛、つかみ所のない恋
何を書いても ...
呼ぶ声の向こう側には
私はいない。
呼ぶ声の内側に私がいる。
声の内側は、
鮮やかな肉で、
血を吹きながら擦りきれている。
擦りきれた肉の隙間に入る風は、
冷たく心地よい。
無関 ...
風を知らない無知な私を、
笑う子どもがいる。
子どもは殖えていく。
げらげらからから、
騒ぐ鰐の口になって、
私を咀嚼する。
咀嚼されながら私は、
私から反時計回りにまわる
星の輝きを ...
通勤電車の厚い窓に
朝の光が 何層にも折りたたまれている
世界を遮断して
許されたものだけが 透過してくる
見渡す景色が 放射状の光の道たちに
遠く近く切り分けられて
本当の姿を ...
ドロリ
ケーブルの中 濃密なインクが運ばれてゆく
末端で待ち受ける 退屈なひとたち 忙しいひとたち
虚無となれ合うための儀式
みんなハイになってる
眠れない 闇の一隅
不思議な薬が ...
流されていく 高いところから低いところへ
流れていく 目から頬へ
流れてしまう 重力に逆らえない
流れて 流されて 流れていく
嬉しい時は 踊るように流れる
悲しい時 一 ...
愛されたいと言うのなら
まず
あなたが愛さなきゃ
大切にされたいと思うのなら
まず
あなたが大切にしなきゃ
あなたが心を持っているように
彼も心を ...
目の前にある現実を受け入れた時、
世界がほんの少し明るく見えた。
人の数だけ存在する悲しみを受け止めた時、
ほんの少し自分の成長を実感した。
苦しみを何でもないと思えた時 ...
電柱の下に女が立っていて
その両目が強く抉られている
古い古い傷
傷の奥にはきれいな屋敷があり
台風の夜など
海に向かって(蟻ほどのはやさで)
屋敷は崖からずり落ちていく
古い古い傷
静かな夜
波の音が響く夜
月がよく見える夜
あなたと強く抱き合う
気持ちを一つにしたくて抱き合う
明るい今を抱き締めて
明るいあなたの光が眩い
幸せの波が今を満たしている
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
老細胞の呟き
信天翁
自由詩
1+
16/1/31 15:20
透明な手
nonya
自由詩
20*
16/1/31 14:02
突発性不良少年
イオン
自由詩
0+*
16/1/31 14:00
あなたの要らない世界
〃
自由詩
2*
16/1/31 13:58
アマリ
花形新次
自由詩
0
16/1/31 12:15
shitone
草野春心
自由詩
3
16/1/31 11:26
キメるのは下品
花形新次
自由詩
1
16/1/31 7:21
先人の忘れ形見
〃
自由詩
0
16/1/31 3:19
都会に住んでいます
かの
自由詩
1
16/1/31 3:13
僕は生きているだけだった
中村 くらげ
自由詩
1
16/1/31 1:48
だから音楽の心臓には悪魔と天使が棲んでいる
TAT
自由詩
5*
16/1/30 23:29
思春期と云う名の歌
颯太@
自由詩
2*
16/1/30 23:22
抱かれて抱いて
ただのみきや
自由詩
17*
16/1/30 21:23
枯れているふりしなければ雪月夜
北大路京介
俳句
3
16/1/30 17:19
深雪晴見上げた頃は恋でした
〃
俳句
3
16/1/30 17:19
雪の声酸欠により消えゆく火
〃
俳句
2
16/1/30 17:18
エス・自我・超自我
はなもとあお
自由詩
2
16/1/30 16:04
こちら吼えいる
なけま、たへ...
自由詩
1
16/1/30 15:47
きみに寄せる詩群
山中 烏流
自由詩
4*
16/1/30 13:42
ie
木屋 亞万
自由詩
1+*
16/1/30 13:10
スランプ
斎藤 九
自由詩
1
16/1/30 12:48
喉
あおい満月
自由詩
4
16/1/30 12:25
街
〃
自由詩
3
16/1/30 12:23
車窓
いねむり猫
自由詩
1
16/1/30 11:41
ドリフターズ
餅月兎
自由詩
8*
16/1/30 11:37
ウォーター(水)
佐白光
自由詩
1*
16/1/30 10:21
大切なあなたへ
幸絵
自由詩
0
16/1/30 9:20
ほんの少しで全て良し。
ヒヤシンス
自由詩
5*
16/1/30 6:06
古い傷
春日線香
自由詩
0
16/1/30 5:57
抱き合う
夏川ゆう
自由詩
2
16/1/30 5:54
1729
1730
1731
1732
1733
1734
1735
1736
1737
1738
1739
1740
1741
1742
1743
1744
1745
1746
1747
1748
1749
1750
1751
1752
1753
1754
1755
1756
1757
1758
1759
1760
1761
1762
1763
1764
1765
1766
1767
1768
1769
4.74sec.