中村くんとは小学二年のクラス替えのときに出会った
中村くんは絵の天才だった
井の頭公園で学年写生大会があった時に描いた彼の孔雀の絵
僕はそれを観せてもらって圧倒された
画用紙から今にも跳び出し ...
「訓練生が訓練について行けなくなったとき、何が起こるか知ってる?」
「ここでのことに限って、訓練生の記憶が消える、だろ。」
「表向きはそうね。ここを離脱すればここの記憶は自然に消える。もちろん何者 ...
風が大気を弦のように鳴らしている
あるいは木管のように
この大気圏という巨大な楽器を吹き鳴らすのは
人間の息ではなく大風や大嵐である
天上の音楽とはあるいは
宇宙線が宇宙空間を吹き鳴 ...
151222
星新一が書き出したから
君は沈黙を守るのか
それとも新二と名を改めて
書き続けるのか
新国立競技場は森と林のA案が採用された
えー案だからねと ...
待っている
長い夜が明けるのを
波の音を聞きながら
あなたの行方を思いながら
お腹を空かせながら
いつかの歌を口ずさみながら
涙を流しながら
少しずつ命を削りながら
地平線 ...
大分帰省時 駅前で
堂々と 煌めいている 有志に
一瞬 思い出したる
銀河鉄道
勿論 大人気ゆえ
中々 乗ることは 出来ないのですと 囁いて
旦那ニッコリ 微笑みま ...
生きることは単純なことの積み重ねなんだ
難しいことは何もないはずなのに躓く
躓くところから物語は始まるのかも知れない
ただ対処する方法がわからないだけ
たぶん物事に正解はないが解決するちか ...
クリスマス三十枚の銀で売る
クリスマス酸素ボンベが足りません
噂では25日がクリスマス
ポインセチアに和む夜
歳の瀬に松の盆栽飾る
明日の夜寒ブリを焼く
海苔炙り明日を夢見る
栗かぼちゃ煮て母想う
その森を抜けると
ぼくの歩いた路や
触れた物はすべて黄金となった
それからというもの
金に価値はなくなってしまった
彼は四歳上の
隣の家の長男だった
何時も鼻水を垂らしながら
風のように疾走していた
ぼくと二人して
アメリカザリガニをバケツ一杯釣って来ると
彼の親爺さんが全て茹でて食べてしまった
隣か ...
現実は文字を待っている
文字は単語を待っている
単語は言葉を待っている
言葉は文章を待っている
文章は詩篇を待っている
詩篇は文学を待っている
文学は芸術を待っている
芸術は理想を待 ...
道路を占領していた車の列が道路から剥がされるように突然落ち始めた
バイクのおっさん達も雄叫びを上げながら一斉に青空の彼方へ落ちていった
クラクション、空転するエンジ ...
吸殻だけが散らばった 歩道の隅に
吸殻だけになった女がひとり 見上げる男の影
さっきまで私をその口で 必要としてくれた人
炎のような熱さで 私を吸収して
求められるままに私は あか ...
大衆受けの方法論を
身に付けたキンタマ王子率いる
ナチョス(国家社会主義トウキビ党)は
イスラム国の暴挙に高橋ジョージて
アメリカ謀略説を訴えた結果
沖縄中心に支持を拡げ
見事第一党となっ ...
一年で一番夜が長い日はまだ
私はこの街の住民で
ダンボールタワーの中で暮らしてる
一年で一番夜が長い日の次の日は
もう私はこの街の住民ではない
ダンボールタワーの中にはいるけれ ...
グァバ茶を飲み始めたら
屁が止まらなくなった
しかも屁の範疇に
収まり切れない凄い屁だ
正直、脱糞と言っても
過言ではないぐらいの屁なので
一度聞いてみてくれないか?
そしてグァバ茶と
...
霧雨の疲れた時 それはふわふわと 現れる
山の夜道 現れる それ
それ
それは
霧
霧
キリッ
霧雨大和尚
...
光が点々バラバラに明滅する
目からは涙が流れる
右の拳が女の腹を打ち
女は性器から血を垂れ流す
それで何も生まれない
それで何も埋まらない
涙が流れる
金が欲しい
本当に?
...
ひたした場所の反対側が
常に常に染まりゆく
血溜まりが紅葉になり
水の底から空を見ている
空には無数の雛人形が
淵の目をして見つめ返す
夕刻は夕刻を着てますます ...
オリハルコンを探していたら
何故か天上からベリリウムの雨粒が降ってきた
それは虹色に輝く丸い雨だった
振動音速はとても想像できないほど早くて
その雨粒を手のひらで捉えることは出来なかった
...
中古と新品では新品のほうが
聞こえはいいだろうけれど
新品は言葉がわからない
一人では何もできない
役に立たない
僕は20年経った中古だけど
一人で生きることができる
言葉もわかるし知能 ...
この世に生まれて以来わたしは、母の愛を知らない
産んだ女性はもしかして、母なのかもしれないけれど
いまわたしは泣いている
生まれて初めてのことのように
いまわたしは探している
それはたと ...
彼女は、柔らかな鋭い魔物に
背中を喰われている。
しかし、
実際は彼女が魔物の耳を
自分の喉の指に押し込んでいる。
魔物を押し込んだ指が嗤う。
からからからから、
喉の奥の水車小屋で
...
懐かしさを覚える町並みに深いため息をつく。
明日に向き合う為のはっきりとした記憶。
永い旅路を終えるとき、
思い出すのはきっとそんなものだろう。
青空がどこまでも澄んで見える ...
一年に一度
ピアノの屋根は開かれて
確かめられる
狂っている、ことを
どうやら
人の営みから生まれるノイズが
そのうすぐらい闇の中にあった
木や羊が暮らす小さな世界を
ゆるがせなが ...
テレビで荒れ狂う砂嵐を見つめる
知覚は生の証なはずだ
とか
まだ死んではいない…
故に生きている
とか
たとえ心が凍っても
まだお前の心臓は動いてる
とか
伝えた ...
柚子の白い綿をつみあげて
ふう、と吹いて飛ばした幻想
あずきをひとつひとつ積みあげて
空っ風に突き崩された夢
かぼちゃを練り込んだ生地のパイ投げをする日
誰もいない日常は
白く白く光ば ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
中村くん
たけし
自由詩
6*
15/12/23 14:30
Miz 12
深水遊脚
散文(批評...
2*
15/12/23 12:03
風
葉leaf
自由詩
4
15/12/23 4:59
ショートケーキをカットするショートカットの女の子
あおば
自由詩
7*
15/12/23 0:14
長い夜
瑞海
自由詩
13*
15/12/23 0:12
ななつ星
藤鈴呼
自由詩
2*
15/12/23 0:03
時間、ありますか
梅昆布茶
自由詩
20
15/12/22 23:33
クリスマス三十枚の銀で売る
北大路京介
俳句
4
15/12/22 23:19
クリスマス酸素ボンベが足りません
〃
俳句
8
15/12/22 23:19
噂では25日がクリスマス
〃
俳句
2
15/12/22 23:19
冬至の想い
レタス
俳句
1
15/12/22 22:43
エルドラド
〃
自由詩
3
15/12/22 22:16
キー坊
〃
自由詩
2
15/12/22 21:56
ことばは わたしたちを 待っている。
komase...
自由詩
3*
15/12/22 21:44
落ちた
六九郎
自由詩
0
15/12/22 21:42
吸殻
為平 澪
自由詩
12
15/12/22 21:12
キンタマ王子、大臣になる
花形新次
自由詩
1
15/12/22 21:12
引越し前夜
枝
自由詩
4*
15/12/22 20:47
グァバ茶考
花形新次
自由詩
0
15/12/22 20:40
霧雨大和尚
八男(はちお...
自由詩
1
15/12/22 20:39
落ちてくる香り
opus
自由詩
0
15/12/22 20:36
ゆくえ くれない
木立 悟
自由詩
4
15/12/22 20:23
球体幻想
レタス
自由詩
3
15/12/22 19:51
劣化
リィ
自由詩
2*
15/12/22 19:32
それは青い薔薇(即興)
もっぷ
自由詩
3
15/12/22 18:08
疾走する彼女
あおい満月
自由詩
5
15/12/22 17:04
見知らぬ町並みから
ヒヤシンス
自由詩
11*
15/12/22 15:04
ユニゾン
そらの珊瑚
自由詩
22*
15/12/22 14:39
叫べる程に
凍月
自由詩
2*
15/12/22 12:58
憐憫とかぼちゃのパイ
這 いずる
自由詩
2
15/12/22 11:22
1730
1731
1732
1733
1734
1735
1736
1737
1738
1739
1740
1741
1742
1743
1744
1745
1746
1747
1748
1749
1750
1751
1752
1753
1754
1755
1756
1757
1758
1759
1760
1761
1762
1763
1764
1765
1766
1767
1768
1769
1770
加筆訂正:
こんぺいとうの秘密
/
あおば
[15/12/23 0:10]
詩を書かれ方 を 詩を書かれる方に 訂正
4.82sec.