忘れられた町に
明かりがともり始める頃、
決まりきったいつもの動作で
鍵盤の蓋をあけた女の子は
機械みたいに指を動かした

悲しい音色を奏でたけれど
悲しさなど少しも感じなかった

...
乾燥麺のように乾いた心を3分で解きほぐしたいと思ったなら
ゴングが鳴るその瞬間には沸点をむかえていなけりゃならないはずだけど
「おいおい何だってまだ鍋に水もはってない?! 」
てゆかガスが止まっ ...
牛乳石鹸みたいな優しい匂い
ライブハウスに漂う汗と少しの寂寞
青いジーンズに浮かぶ少年のきもち

呼吸をするのと同じように
ミルクティーを飲むのと同じように
あなたは また 「彼女キボンヌ ...
ニュース画面に映る空はいつもあんな色だろう。それが青色だって即座に思い浮かべてしまうのかもしれないけれど、ふと気づけばもう夕暮れが終わりかけてる、なんて時もある。光が散乱された結果としての単なる色彩の ... 明日をまたぐ前に
あなたの足が邪魔なのよと
ひょいと飛び越えて
私はあなたのすべてを
分かっていたつもりでいたのね、きっと
白濁色になって零れてゆく
はみがきとマグカップとベッドと
近く ...
邂逅、一瞬  だからこそ、駆けようとするんだろう
邂逅、一瞬  だからこそ、綴ろうとするんだろう
邂逅、一瞬  だからこそ、描こうとするんだろう



邂逅
何よりも、誰よりも


...
何もかもが無駄だ
生きているだけ無駄だ

金遣いの荒さ 過食 苛立ち
そんなことはすべて無駄だ

わたしのやることなすこと
すべて無駄とおっしゃる方々
ならば私の生も
すべて無駄だと ...
キンタマ王子こと
キンタマ王子清介(38自称歌人)が
連続自称歌人殺害事件の容疑者として
栃木県警に逮捕された
12人殺害の容疑を認めている模様
動機については
ネットに投稿した自称短歌に ...
冬山で遭難したとき
テントの中で
抱き合いながら
絶対に生きて帰ろうねって
誓ったよね

お互いの身体の温もりが
生きる支えだった

救助されたとき
やった、生き残れた!という
...
もういまさら
なにをほしがってたのかも
言い出せないんだ
あのこの笑顔があれば

もうさみしい景色はいらない
僕はうまく出来なかった
うまく行ったほうでいいよ

カバンにたくさんの言 ...
   旧市街を突き抜けてみられる
       地平の群(むら)には
改築・新築の家並みが点在しはじめ
       地平の線(果て)には
   青い空の白い雲が・・・・・

       ...
カニの脳みそなら
酒のさかなにもってこいですが
私の場合、紙の脳みそなので
ぺらぺら、すかすか
シワひとつないのです

誰かが何かを書き込もうとしている
真っ白な紙に
紅ズワイガニの絵 ...
切り裂きカフカがやってきた
世の中を切り取るために
切迫感がはんぱない
この世の者とは思えない
ストリートスプラッターだ

理解を越えた現実を描写していく
詩を越えた短編小説で
理解と ...
あの辺でごろごろしようよくたくたなぼくブロッコリきみゴルフボール


“実家よりやすらぐようだ”と言いあって もたれかかって割れたサラダせん


お互いの主張を認めあいつつものぼり調子に打 ...
詩を書き始めたのは高校生の頃。
現代詩集という投稿サイトに狂ったように詩を書き続けた。
ドコモのimodeのせいで人生も狂った。
不満だけは人よりあった。未来はそれほどじゃなかった。
一攫 ...
お遍路を巡るセグウェイ猫の恋 デジタルの時計がゾロ目猫の恋 猫の恋一行だけのエアメール 家族から絶対見つからないならそういう本があったらいいな 1ページごとにレベルがアップするそういう本があったらいいな 東京とカナダの恋を実らせるそういう本があったらいいな 石の言葉は無音だ
叫びが無く
訴えも無い
ただ、冷たい地面に向き合い
ジッと座っている
荒地の中でもアスファルトの隅でも

空の意志は純粋だ
無念が無く
欲望も無い
ただ、澄み渡る ...
爪先で
地面をタップする
日常にひそむショートカット
生きることに憧れる
若いというエネルギーが
エコモードへと移行する日々に
時代へのアイコンを作りだす
流されていてもいい ...
藁葺きの小屋であれ
コンクリートのビルであれ
その四隅にはたぶん、
柱がある
その柱の向こうは、果てがなくて
やがてどこまでも丸い大地を離れ、成層圏をぬけだして
宇宙という名の空間をゆくこ ...
自称詩人を見つけたら
自称詩の朗読会でも
やりましょうと声を掛け
部屋に連れ込んで下さい
隙を見て、首もとに
スタンガンを撃ち込んで下さい
気絶したのを確認したら
手首、足首を
用意し ...
光と冷気が青い燃料だった
破れた財布から千円札を出して
印鑑ケースとノートを買う
郵便局には月に一度往く
記憶喪失の犬みたいに
今も雪原から突き出している
枯れ果てた雑草を見ていた
夏の ...
愛する人の子どもを
この手に抱いてみたかった
だからぼくは
家族のCMが嫌い

冷たい水で、一人分の米を研いで
スイッチを入れよう
生きるために
銀色のコンパクトカーの中で
練炭を焚 ...
この雨を白い雪に変えて
包まれていたい
白くて丸くて冷たいけれど
触れると優しい
雪の降る今は幸せ
やがて雪は溶け水になる
雨と同じだね
雨は冷たい痛い色がない
雪は白 ...
この空を飛べたら
おじいちゃんは
悪い奴の餌食にならず
何処か遠い
南の国の海岸で
カモメと一緒に
飛んでいたかも知れないね

おじいちゃん

悪い奴も
マンションの10回のベラ ...
柔らかい銀行の電波を使って
なんとなくツイッター等見てみる
財布はからっぽの札束が入っているので
いつになく気持ちが普通なのです

真夜中の階段の踊り場で
意味の無い形式張らない踊りを
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夕暮れ佐藤守自由詩216/2/18 22:19
沸点六度八分もり自由詩2*16/2/18 21:46
あなたへ中村 ながる自由詩116/2/18 21:41
きみを溶かしたら、たぶん空色になると思う。(ゴル投稿長考版)高橋良幸自由詩5*16/2/18 21:40
こいびと中村 ながる自由詩116/2/18 21:21
邂逅、一瞬一瞬一瞬komase...自由詩1*16/2/18 21:09
或いは遺書めいたもの天竺葵自由詩016/2/18 21:02
キンタマ王子清介、逮捕される花形新次自由詩016/2/18 20:30
nonke「よしおくん、きみに教わった」自由詩016/2/18 19:27
_竜門勇気自由詩116/2/18 13:53
色鉛筆 ⑤信天翁自由詩116/2/18 10:37
ペロペロキャンディー「紙の脳みそ」花形新次自由詩116/2/18 9:33
さしせまったカフカfujisa...自由詩216/2/18 6:43
バニラ vs ココナッツさわ田マヨネ短歌2*16/2/18 6:36
忘れたことが多すぎるけど少し竜門勇気散文(批評...9*16/2/18 3:16
お遍路を巡るセグウェイ猫の恋北大路京介俳句1+16/2/18 1:08
デジタルの時計がゾロ目猫の恋俳句116/2/18 1:07
猫の恋一行だけのエアメール俳句016/2/18 1:07
家族から絶対見つからないならそういう本があったらいいな短歌016/2/18 1:06
1ページごとにレベルがアップするそういう本があったらいいな短歌016/2/18 1:06
東京とカナダの恋を実らせるそういう本があったらいいな短歌016/2/18 1:06
ある日鷲田自由詩316/2/17 23:23
タッチパネルの恋かんな自由詩4*16/2/17 21:52
宇々のひとたま自由詩12*16/2/17 20:24
自称詩人を落とす花形新次自由詩016/2/17 19:51
前触れただのみきや自由詩14*16/2/17 19:37
プリオーガナイザー塚本一期自由詩4*16/2/17 19:20
違うけど同じリィ自由詩1*16/2/17 18:48
おじいちゃんに羽根があったら花形新次自由詩1*16/2/17 18:01
適宜温暖注意報発令中坂之上放肆自由詩0*16/2/17 16:21

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