半覚醒状態で掛布団の下でうずくまる
地球外生命体の逃亡者のような私は
テレビの声だけ聴きながら丸く横たわっている
いっとき、毒水は体を掛けめぐり
麻薬のように高揚したかと思ったが
今は、毒々 ...
羊の群れに紛れ込む、一匹の山羊
和音の中に潜む、微細な不協和音
息を潜めるように生きてきた
いつの時代も調和を乱す者は
この世のあらゆる集団に於いて排除され
同じ制服を着用していても
...
意味はきらきらふる星だし
正しさはもえる草原で
寝息は世界のかぜ薬
あなたの頬がやわらかいうちに
知ってほしいことがたくさんあるけれども
なにひとつ教えられることがない
だからいつ ...
もう一つ
次への欲深さが 増す度に
表面張力を 試したくなる夜
〼酒に似合う一合を探す
今夜は熱燗
立冬も過ぎて 寒い頃合い
温もりが欲しくて 手を繋ぐ恋人達
はしゃぎながら ...
詩という形の
嘘も本当も主張できる
やさしい表現のありかたが好き
あらわしたいこと
そのために気持ちを注げるから
カウンセリングや心理学に行き着いたのも
言葉と身体を繋いだまっすぐな表現を ...
「教育の現場に
国が介入するなど
もってのほかだ」
そう言って憤るのは
元小学校の女性教諭M氏だ
M氏は今から数十年前に
横浜の公立学校で
4年生の担任を受け持っていたとき
生徒達 ...
世界との繋がりが
ネット、しかも自称詩投稿サイトしかない
そんな男の悲しみが
おまえなんかに分かるものか
俺はいつだって
泣きながら
キーボードを叩いているんだ
ちょっとした
...
僕の部屋の片隅に
久しく再会した
幼稚園の頃の先生が呉れた
ご主人の形見の下駄が
置いてある
夜の部屋で、ひとり
黒い鼻緒の下駄を見ていると
あの大きな背中と共に
からん、ころん、 ...
植物になりたい、と、思っていたのですけれど
植物も案外、グロテスクなことを知ってしまいまして
もはや、ぜつぼう、しか、ありませんの。
ぜつぼう、をぜつぼうって、たった4文字であらわし ...
それは無条件にすり込まれた
教室の歪みに着席しても
開いた教科書の羅列が
惑うことなく正確だったように
正しいか錯誤か
二択だったセカイ
篩いにすらかけられず
それは無条件にすり ...
自分勝手ばかり目につきやがる
忘れられるものなら
今日一日を忘れてしまいたい
そのくらい疲れきってしまったのだ
あした朝立てるかどうかも自信がない
この苛立ちのなかでこそ ...
徹夜が辛い
風呂入らずに二日目になると顔が死人みたいになる
ベッドで寝ない
酒飲むと眠くなる
意味もなくふらふらしたくなる
傷や病気の治りが遅い
可愛い子にウィンクされない
お金を拾う頻 ...
桜の花が満開に咲いても
一緒にみる人は
だれもいない
一緒に酒をのむ人も
だれもいない
わびしい里の満開桜
ぼんやりと浮かぶ
緑 黄 赤
原色までは 近付けず
柔らかな 芝の上を 思い出したり
仄かな 頬の温もりを 感じたりもする
このあたりに
四手が あったよなあ
アカシデだったかい ...
○「健康病」
血圧に一喜一憂している
体重に一喜一憂している
便秘に一喜一憂している
顔のシミに一喜一憂している
これじゃ
病気になる前に病気になるぞ!
○「悪人」
善人は
自分 ...
ふうと吐く息は
溜息ではなく
それでも重く
涙まで溢れた
こんなことで
自らの疲れを知る
いたたまれない気持ちと
やるせなさが重なる
それは立とうとして
よろけてしまうほどに ...
あなたの歌声が雪音になって
鼓膜に降り積もるのだ
それは海に降る
空の欠片 星の花弁
わたしはその花が
梅か桃かも知らないけれど
ほころびかけたそれに
波は広がってゆく
あ ...
花が言葉を語る時
世界は感受性の湿度に安堵する
言葉が無い世界
音のリズムが奏でる雰囲気は
電灯の温かさに似ている
君は僕にキスをした
触れ合わないで
その距離感の流れの中で
肌に ...
強制をするわけじゃないのよく聞いて寝るとき横に一緒にいてよね
中央を突破するのが誉れだというんじゃなかったつらすぎる恋
目があって見える炎がチロチロと意地悪ヘビの目と舌に似て
...
才能や
理想や
思想や
理念なんかを
本棚にしまう今日
虚しさが部屋を包み込む
ネットワークという名の職場へ
放たれよ!
さすれば、世界の何億分の一さえ ...
旅に出よう
今は汽車が走らない線路を
何処までも 何処までも
歩いて行こう
リュック一つを背負い
身軽なままで
あれこれ考える必要はない
ただ まっすぐ歩けばいい
春は足元の草 ...
今の将棋ブームに便乗した
少年マンガを考えた
━ あらすじ ━
主人公の名は星飛竜馬
元真剣師の父、星重明に
大名人養成ギブスを装着され
一手指すだけでフラフラになるなど
徹底的 ...
「大臣閣下
手前どもの省では
どんなご注文にもお答えして
即座にうそのデータを
お作りできます
優秀な官僚を
採用しております
国民にも野党にも
絶対にばれる心配のない
うそのデータ ...
暗闇のなかでは眠れないから
明かりをつけるね ぼんやりでいいから
と彼女は言った
何度目かの逢い引きで二人は一夜を共にした
それが早いかそうでないかに迷いは生まれなかった
お互い成熟した ...
胃袋を焼く
少しずつ焼いて往く
脳を殺す
微細な匙の加減
からっぽの冷蔵庫みたいに
ロックンロールが居なくなると
窓と窓の間に挟まった
蛾の身悶えが
耳のすぐ傍から聞こえて来た
嘘だ ...
魔が差したどころではない
走りきった
憂鬱
ポケットに
暴動
個室の空きを探す
とりあえずどこでもいい
このタイミングを逃すな
おパンツが濡れている
曇った空を見上げてはなんと代わり映えがない毎日だと
タメ息吐いて愚痴吐いて
通勤のバスではまるで束の間の夢を見るように下向いて
会社に着き隣に座る同僚に掛ける言葉は挨拶のみ
その後も一言も ...
詩を書きたい人のなかに、時おり、実はこの人は文章が書きたい人なのではないかと思う人がいる。もちろん、散文詩と散文の境界を厳密に考えて言っているわけではないのだが。近頃は色々境界が消えて、わたしのような ...
僕は眠ってる間、羊になって遊ぶ。
夢の中でも人で居続けるのは疲れるから。
世界は夜には闇になる。
光であり続けるのは、世界だって疲れるから。
羊の僕が眠るまで、
夜が崩れて光になるまで、
...
目を覚ました
しとしとと音がしている
しずかな朝の、
雨音の音階を調律するひとがいる
誰だ。
調律師は物憂げな顔で指先を動かす
ふと音がなめらかに
なったかと思うと
その指先は ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ガラケー
山人
自由詩
4*
18/3/23 4:50
魂トロール
忍野水香
自由詩
5
18/3/23 1:15
寝がえり
はるな
自由詩
19+
18/3/22 23:54
ワンモア
藤鈴呼
自由詩
4*
18/3/22 22:51
詩について(6)
はなもとあお
自由詩
3
18/3/22 21:44
自由な教育
花形新次
自由詩
2
18/3/22 20:49
水虫ジュク夫「ひとりぼっちはもういやだ」
〃
自由詩
3
18/3/22 20:13
下駄の音
服部 剛
自由詩
8+
18/3/22 18:06
植物になりたい
水菜
自由詩
7*
18/3/22 16:05
慥かなこと
アザラシ
自由詩
4*
18/3/22 11:31
世の中ふかしぎ
ペペロ
自由詩
3
18/3/22 9:46
年取ったなと思うこと
狩心
自由詩
3
18/3/22 8:20
花見孤独
zenyam...
自由詩
3
18/3/22 7:08
近付けば
藤鈴呼
自由詩
2*
18/3/22 6:55
独り言37集
zenyam...
自由詩
4*
18/3/22 6:38
休息
坂本瞳子
自由詩
3*
18/3/21 23:58
トニック・海・季節
ヤスヒロ ハ...
自由詩
2
18/3/21 23:05
夜
鷲田
自由詩
3
18/3/21 22:21
冬の恋
秋葉竹
短歌
2
18/3/21 22:10
ソーシャルネットワーク
暁い夕日
自由詩
4*
18/3/21 21:55
廃線の旅
忍野水香
自由詩
6
18/3/21 20:48
名人の星
花形新次
自由詩
2
18/3/21 20:29
データらめ省
zenyam...
自由詩
1
18/3/21 20:01
暗闇のなかでは
こたきひろし
自由詩
0
18/3/21 18:33
誤謬
ただのみきや
自由詩
5*
18/3/21 16:31
20180321_work0000@poetry
Naúl
自由詩
1
18/3/21 14:14
一日の始まりと一日の終わりに
千幸
自由詩
4
18/3/21 13:50
文章を書きたい人とその言葉を使ってみたい人
腰国改修
散文(批評...
3*
18/3/21 13:40
おやすみ
水宮うみ
自由詩
1*
18/3/21 12:41
雨の日と月曜日は
かんな
自由詩
10*
18/3/21 12:08
1240
1241
1242
1243
1244
1245
1246
1247
1248
1249
1250
1251
1252
1253
1254
1255
1256
1257
1258
1259
1260
1261
1262
1263
1264
1265
1266
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1276
1277
1278
1279
1280
4.1sec.