登って登って
それから 登っても 下っても
たどり着いても
池はない
水はまたもや飲めなかった
1年間飲まずで
がんばったのに
何もなかった
何もなかった
穴掘り
穴掘り ...
「ママ、今日どなたか来ました?」
「え、午後にタエコさんがいらして、少しお話してお帰りになしましたよ。」
「ああ、あのタエコさんですか、たしか旦那さんが出版社にお勤めになられている。」
...
はじめましてのズッキーニです
どこまで理想でどこまで現実で
どこまで成してどこまで課題か
線引きできたら線の上に立って
綱渡りよろしくバランス歩きで
何かしらの向こう側に存在する
高いのか ...
埃を被った地球儀に
息を真っ直ぐ吹き込むと
海が捲れて地面に落ちた
もう線香は消えたのに
祖父の口は真一文字のままで
煙だけが漂っていた
ユーゴが描かれた地球儀なんて
誰も使わな ...
今朝は冷たく澄んだ風と光のやわらかな壜の中
――長らく闇を枕にうつらうつら微睡んでいたのだが
凪いだ二月の日差しは眼裏を揺らめかせ熱を奪い
夢のへその緒を焼く 声を失くした叫びが黒点となる
...
俳句じゃない季語がないから川柳だ
季語という季語を食べ尽くした夜中
はらはらと季語が降り注ぐ朝の部屋
季語なんていらないくらいの季節感
彼女の瞳は星空だ。
彼女の大きな目に、誰もが吸い寄せられる。
人は死後、彼女の瞳のなかの世界へ行くらしい。
星になった人々が、彼女の目のなかできらきらと輝いている。
僕も死んだら、彼女の瞳の星 ...
私はこう見えて
ビリー・ミリガン級の
多重自称詩人格者(所謂なりすまし)なのだが
ビリー・ミリガンほど
器用ではないし
頭も悪いので
ひとつの自称詩人格を使うと
他の自称詩人格にまで ...
もう、あの人の事が嫌いでたまらないの。
と言う。
なんで?と聞くと
こないだ、動物園に誘われたのよ。行きたいって、一緒にいってくれないかって。一人じゃ行きづらいし。
うん
ま ...
靴擦れで出来たぶよぶよの水ぶくれ
そっとなぞって確かめる
君に伝えたい言葉なんてないよ
なんにも起こってなんていやしない
そもそも、いやしない
君なんて
冷たい音がする雨だから
...
空が綺麗な青色をしていました。
なんだか、得をした気分になりました。
空が綺麗で、それに何の意味があるだろう。
と思うけど
意味を付けるのは自分であって
元々、空に意味なんてなくて
...
誰もかも
好きで嫌いで
愛しくも憎くもある
それは普通で
そんな
からくり
今更
教わらなくても良くて
当たり前だからこそ
忘れてると
思っているから
今
ここで
みんな ...
ころされる
リタイアしたら
目覚まし時計に起こされる生活とは
おさらばしよう
「今日の予定」というものも
なくそう
こうしなければ
ああしなければ
という考えも
捨てよう
世間からどう思われよう ...
ママは言った
もしも困った事があったらスターシューターにお言い。人の住んでない星をひとつ落としてくれるから。その星が流れている間に願いが叶うように祈るのさ。お祈りが終わったら、報酬の『夜の虹』は必ず ...
あなたが燃やしているそのいのちは未来から来た意思だ、透明な決意が風に吹かれて日溜まりをつくるのだ、あなたよ、あなたよ!どうか光ってくれ、アンドロメダから落ちる影を美しい歌声で掻き分けてわたしの愛する熱 ...
舞い散る雪の冷たさが
身に沁みて凍えそうなのに
得をした気分になる
物珍しさがそのような感覚をもたらすのか
稀有な白さの仕業だろうか
それとも結晶に住まう妖精の成すことか
原因は特定できな ...
心の隙間に冷たい空気が流れ込んだのは
中が温かくて外が寒いからだっぺ
ごくごく当たり前の現象が
起きた訳さ
人間の心ってやつは
難しいようでそうでもなく
簡単なようで複雑だから
...
僕
すっかり忘れてしまった
さびしんぼうの夜が
ひざをかかえていた
翌朝
鏡の中の目は赤かった
獏
すっかり忘れてしまった貘
の夢を食べた僕の夢
...
俺は俺じゃなく人間になったのさ
だから人間らしくしないといけない
人間になった今
俺はもういない
腰痛で動けなくなった私の顔面に跨り
余裕たっぷりの顔で放尿ぶちかます女神は
中条あやみさんみたいな感じの子でいてほしい
いや むしろなんかもう最近はあれですね
20代の子はだいぶみんなかわいく ...
肛門の横に出来物ができて
そいつは日に日に成長していった
私は古今東西のあらゆる薬で
出来物の育ちを止めようとしたが
しかし出来物はどんどん育って
いまや立派なレディに成長した
お誕生日お ...
平昌オリンピックを
平尾昌晃追悼オリンピックだと
信じて見ていたが
最後までカナダからの手紙が流れず
畑中葉子も出てこなかった今
特に思い返すこともない
ただひとつ
言いたいことがあ ...
季節の変わり目に痛む傷は
誰かがそっと舐めてくれたら良い
願い事をぶら下げた耳たぶの
真っ赤な祈りが少し恥ずかしい
ララバイバイ君の鼻歌と
さよならの印は胸の中に
抱え込んできた想いは ...
結局のところ
私は自称詩サイト界隈をうろついて
不幸な境遇をだしに
バカなおばはん自称詩人を誘き寄せ
飯と一発を狙っているだけなんだ
通り魔的な犯罪を除けば
被害者にだって
何らかの ...
世界の感情は欠伸で眼を覚ます
光りが差し込む窓の明かり
朝は鈍感に風邪を引いている
透明な色をした黄ばんだ細胞
包み込む鉄筋を纏った人の吐息
増殖する満員電車の人混みに
平和な雑踏は天 ...
くすり、
笑うのだ なにかが。
ほら また 小さく。
虹の根元を掘っていると かすかに 聞こえる。
やはり、今日という日は、なにかを捨てる日だと、笑うものがいる。
佇む風は とまどいを隠 ...
冬がゆらゆらと揺れる
わたしはふいに目的地を見失い
悠久のむこうに行くべきではなかったかと
そして何らかの高貴な食物を
聖なる酒を
勝ち取り持ち帰らねば
ならなかったではなかったかと
...
トラブルをしょっちゅう起こす人は
起こしたくって起こしているんだ
きっかけはなんでもいいんだ
そういう人は
なんにもないより
トラブルでもあったほうが
いいのだ
一種の鬱晴らしだ
まわ ...
退職後は
退屈に耐える力が
つきます
老後は
さびしさに耐える力が
つきます
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
20180228_work0000@poetry
Naúl
自由詩
2
18/2/28 21:22
コント。 正義さんとタエコさん。⑥ 脱衣所。
よーかん
自由詩
3*
18/2/28 20:40
ズッキーニのスタンス
ブルース瀬戸...
自由詩
8*
18/2/28 20:21
地球儀
じおんぐ
自由詩
3
18/2/28 20:11
酔っ払いの手記
ただのみきや
自由詩
8*
18/2/28 19:58
季語
水宮うみ
川柳
1*
18/2/28 19:31
永遠
〃
散文(批評...
0
18/2/28 19:29
水虫ジュク夫「インキン蒸一郎」
花形新次
自由詩
0
18/2/28 18:25
効用関数
そらいろ☆コ...
散文(批評...
0
18/2/28 17:25
ぶよぶよ
〃
自由詩
2
18/2/28 17:23
ロジック
〃
自由詩
3
18/2/28 17:13
伝える
花林
自由詩
2
18/2/28 15:02
せんせい
もっぷ
自由詩
1+
18/2/28 11:10
もうひとつの生き方
zenyam...
自由詩
2
18/2/28 10:27
星を撃つ
ヤスヒロ ハ...
自由詩
1
18/2/28 8:43
凱旋
〃
自由詩
2
18/2/28 8:18
雪が舞う街角で
坂本瞳子
自由詩
3*
18/2/28 6:53
現代詩って何だ
こたきひろし
自由詩
2
18/2/28 0:46
クロッキー 3 脂喰坊主と九人の友達
AB(なかほ...
自由詩
3*
18/2/27 23:58
個
リィ
自由詩
0
18/2/27 23:44
好きだ
セガール、ご...
自由詩
1
18/2/27 23:37
抱きしめられへんねや
〃
自由詩
0
18/2/27 23:36
水虫ジュク夫「平昌オリンピック所感」
花形新次
自由詩
1
18/2/27 23:05
ララバイバイ
ミナト 螢
自由詩
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18/2/27 22:12
水虫ジュク夫「私の正体」
花形新次
自由詩
1
18/2/27 21:13
一日
鷲田
自由詩
1
18/2/27 20:23
囓る
草野大悟2
自由詩
3
18/2/27 19:47
レム
ヤスヒロ ハ...
自由詩
4
18/2/27 9:28
トラブルメーカー
zenyam...
自由詩
1
18/2/27 9:27
老人力
〃
自由詩
0
18/2/27 8:32
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1288
1289
1290
1291
加筆訂正:
真珠の記憶
/
田中修子
[18/2/28 9:52]
多少変更しました。ポイントくださったかた、申し訳ありません。
4.21sec.