その夜店のトウモロコシは
あたたかくって
なんどか塗った醤油の香りが
香ばしくって
チープなくせに割高な値段設定は、
その夜の特別なお祭りの熱気代も
込み込みなんだよね?
...
静かな日曜日だった
私は雨を見つめていた
雨は何一つ語ることなく、地面に降り注ぎ
そして何も主張することなどなかった
私と雨は窓を挟み、内と外に居た
それぞれが語るわけでなく
心と心を ...
虚無から生まれる露草の空
瑠璃に混じる雀鯛
長方形に切り取られた夜の夢
海に浮かぶ星は
――まるで金平糖のようだ
――ああ、そうだな
「またこの場所で逢おう」
彼は仏教徒で釈迦に仕えている、例えイエスキリストが私を信じなければ地獄に落ちると言っても、彼はイエスキリストを信じることはないだろう。イエスキリストが彼のもとに来て服従させようとしたら、彼は怒声を上げ ...
白い光があなたの耳を透かしている
あなたの血管が浮かび上がる
透けた肉は赤く
あなたの心臓はいま動いている
あ、また、つい、なんて凝視しては
なんでもないよと手を握る、握り返す
あたた ...
人身事故
線路に人が飛び込んだ
電車が遅れる
文句を垂れる人々
わざわざこんな所で死ななくともと
でも違うんだ、それは違うんだ
ここで死のうなんて、きっと思っちゃいなかったんだ
...
なんとなしに毎日忙しくて
毎日が満たされているような気がするとき
詩が生まれない
ペンを握って紙に向かうことがない
詩が生まれない
疲れているとき
なんとなく浮かんできた言葉が ...
永年勤続 祝い旅行に 花疲れ
ハムスター わたしのツレだよ 麗らかに
インコちゃん ハムスターとも 春来たる
息子がね 結婚しようかって 春の風
そうなんだ 見れたらいいね あれやこれ
...
ウンコがあると蝿が湧く
しかし、蝿は自然発生する訳ではない
ウンコを目指して何処からか
やって来るのだ
そんなことは当たり前だと思うかも知れない
では、自称詩人はどうだろう?
あな ...
満開の桜のように笑う人
春なのに花見に行けない春なのに
八重桜これでもかって咲いている
たった今、女優が「それは気持ちの表しだったと思います」と言っていました。「気持ちの表れ」が正しく、「表し」を使いたいのであれば「気持ちを」とするべきではないかと違和感を感じました。この違和感。日本語の ...
僕の悲しみがある定点
根底にあるこの塊
辿り着けない
星空にある点と点を結んでも
人格の先を行く本能
あなたの胸の中にあるのは宇宙
唇から流れた、それはまるでカーニバル
...
オレンジ色の
小さいやつ
オレンジ色の
可愛いやつ
指のあいだで
静かに燃える
立ちのぼる
煙は天へ
プカリと浮かぶ
体の芯
こだまのように
頭の中が鳴っ ...
桜クラクラ花粉症
苦楽をともにお花見しよう
うららかな日よりであれば
暗くなっても寒くはあるまい
落魄の危機身近に迫り
苦しい体もあるなれど
楽観思想我にあり
悔いは残さぬ花 ...
8歳の娘が片付けを手伝いながら言う
「あたしねぇ、皆んなが笑ってくれたら、嬉しいもん」
「お前は偉いねぇ」
「だってねぇ、お手伝いで皆笑顔。あたしも笑顔」
お前は天使かっ!
病にかかる
まず想うのは痛みについてだ
つぎに思うのは
こんな痛みのなか
立派に生きているひとについてだ
しかめっつらのウグイスなんていない
春らしい冬なんてない
...
なぜみんな
ほんとうにみんな
よごれていってしまうのだろう
うたがうこともしらず
きずつけることをおそれ
そっといきてきたものたちの
こころのかいをこじあけ
よごれたみずがしんにゅう ...
敷き詰められた錦に降り積もり
やがて滴り流れ
今そこにひろげられた幸福
のどか囀ずりささやかな
あれは雲雀
さやか空気流れ
こころ大いに膨らむ
○「喧嘩」
喧嘩は
いつでもできる
喧嘩しても
いいことはなにもない
意見が違っても
仲良くする努力をしないと
いけない
○「野の花」
散歩していたら
美しい紫の野の花が
道 ...
その荒野を歩めば
やがて断崖
それを知るひとひら
愉悦に近い最期
その道を歩め
眼を閉じて
重力を感じて
安らかに
こころ握りしめて
怖れずに堕ちよ
俺は地獄で待とう
君の詩が
...
ぶざまにも
地の果てでゲロを吐いたよ
この地球に酔いつぶれてしまったから
もしかしたら
地の果ては砂漠のどまんなか
それとも氷河の上
地の果てでゲロを吐きながら
地の果てが何処か ...
世界遺産登録すれば観光客押し寄せてくる毎日のように
ゴミ拾い街が綺麗になっていく街が輝き更に綺麗に
音楽を聴けば心は穏やかに憩いの場となるリビングルーム
行き来する遊覧船を目で追うい ...
〇土俵裏、うっちゃりうっちゃり突き相撲、相手は素人、まとめの効かぬ八角
〇北朝鮮、アメリカ近視核停止、今だけよ、今だけなのよ
〇安部総理、真相追及昭恵夫人、妻を守るは美しきかな
〇満 ...
僕たちは飽和のなかでなにかを学んでゆくあるいは欠乏のなかで
僕たちは清潔な生活を棄て快適で不潔な世界を夢みている
僕たちは邪悪な想念をふきこまれて育った孤児なのだろう
首都高の霞ヶ関 ...
穴に堕ちて
もう二度と
上がって来れなくていい
今回の自己嫌悪は
それくらい深い
私が抉った傷は
もっと深い
拭うことのできない悲しみは
自らの罪
恥を上塗って
怒りを伴って
悔 ...
月の光が少年を飲み干して 枕元に血が滴り
百足たちが遊魚のように飛び跳ねる
全身が軋む
恐ろしい夜
夜明け、窓を開けると
空に、明星が瞬いている
テーブルにこぼした煙草の灰を
手で、掬いとっているうちに
夜が終わっていく
春先の暖かい雨は、降り止み
朝日が微かにひかる
神経が泡 ...
「周ちゃーん!」
パパとママと手をつなぐ息子の
後ろから、女の子が呼びかける
周が、まだ言葉を知らなくても
すぐに反応がなくても
女の子は小さな春風と共に
保育園の門へと、駈けてゆ ...
朝の鳥はうるさい
昨夜のことを話し合っている
方向性をきめている
どっちの空が安全なのか
そんなことではない
朝の鳥はいそがしい
こどもが親の後ろを泳ぐ
どこにえさがあるのか ...
やっぱり自称詩人は
とても不幸な存在なので
一人残らずいなくなる世界
を目指すべきなのです
この場合、短絡的に
「それなら自称詩人をみんな
ガス室送りにしたらいい」と
考える人がいるかも ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
花火大会の夜
秋葉竹
自由詩
4
18/3/28 6:29
雨
山人
自由詩
6+*
18/3/28 5:43
夜の海
古具をふね
自由詩
1
18/3/27 23:57
同じ
カッラー
自由詩
1
18/3/27 23:32
桜の季節
青の群れ
自由詩
7
18/3/27 23:14
生きる希望は死
愛燦
自由詩
2
18/3/27 22:41
詩が生まれるとき
〃
自由詩
1
18/3/27 22:39
焔俳句 5 永年勤続 十句
鵜飼千代子
俳句
7*
18/3/27 22:14
蝿と自称詩人
花形新次
自由詩
2
18/3/27 20:45
春の人
水宮うみ
川柳
1*
18/3/27 19:55
言葉の乱れや違和感について
腰国改修
散文(批評...
1*
18/3/27 19:51
カーニバル
中山 マキ
自由詩
0
18/3/27 17:57
エコー
シホ.N
自由詩
2*
18/3/27 17:09
花見ゆるか
りゅうさん
自由詩
0*
18/3/27 15:28
親馬鹿馬鹿一代
暁い夕日
自由詩
6+*
18/3/27 13:40
じぶんより他人
ペペロ
自由詩
3
18/3/27 12:48
なぜ
ヤスヒロ ハ...
自由詩
3*
18/3/27 9:21
ピクニック
腰国改修
自由詩
1*
18/3/27 7:42
独り言41集
zenyam...
自由詩
0
18/3/27 6:54
聖崖
腰国改修
自由詩
1*
18/3/27 6:27
地の果てには
こたきひろし
自由詩
1
18/3/27 6:06
リビング
夏川ゆう
短歌
2
18/3/27 5:22
ニュースで見ない日はない2
暁い夕日
短歌
2*
18/3/27 2:47
暇つぶしに
梅昆布茶
自由詩
6
18/3/27 1:55
悲しみのどん底
坂本瞳子
自由詩
3*
18/3/27 0:07
満月
古具をふね
自由詩
7*
18/3/26 22:24
桜の樹の下へ
長崎螢太
自由詩
5*
18/3/26 21:47
春の門
服部 剛
自由詩
3
18/3/26 20:59
朝に忙しい鳥は
朧月
自由詩
6
18/3/26 20:51
蚊と自称詩人
花形新次
自由詩
1
18/3/26 20:43
1237
1238
1239
1240
1241
1242
1243
1244
1245
1246
1247
1248
1249
1250
1251
1252
1253
1254
1255
1256
1257
1258
1259
1260
1261
1262
1263
1264
1265
1266
1267
1268
1269
1270
1271
1272
1273
1274
1275
1276
1277
5.14sec.