悲しみはいつものモノローグ

ぼくらを蟻みたいに

地上に張り付かせて

ドローンと海鳥のランデブー


失われた歌と八ミリの海

城壁の跡と草むらの年月

雨降るせせらぎは ...
さっと
拾い上げて行く
まるで
風が
降り積もった粉雪の
上澄みをさらって行くように
わたしたちの
真実を
積雪の中に
置き去りにして

そうして駆け巡る冷風が
冬の
いたず ...
どんなににぎやかな街にでも
人一人いない瞬間はやってくる
まったく法則的ではなく
きわめてでたらめに
すべての人が消えるのだ
人のいない街で
電車は走り続け
テレビは映像を流し続 ...
ときはふらりとたちよって
触れるだけ触れて 去っていく

かなしみに火傷

体ごと持っていかれそうになる そのときに
飲まれては 足掻いて

手をさしのべるのはだれ

ふくふく小さ ...
あかりに頼ることなくあらゆるものを見つめようとする気持ちを覚えたのは幾つのころだっただろう?その瞬間のことは決して思い出すことは出来ない、たとえ自分の過去を洗いざらい探ってみたところで、その瞬間を見つ ... 小さな町の小さな家に
のっぽの君は生きていて
きゅうくつそうなテーブルで
ゆっくりポトフを食べている
小さな皿で二三杯
食べ終えると
君は背中を丸めて天井を見上げる

朝日の町の朝日の ...
巡礼のような瞳をした
サイレント・マイノリティたちの
胸に眠る想いの泡立ち
言葉たちがほのかな帆をあげて
ページの水平線をこえて
この岸に近づいてくるから
桟橋を差しだそう

  世界 ...
自称詩人が
流れる、血の海に

錆びついた
鉄のにおいが、漂う

鳥は水の上に
平行のまま死に

羽の影だけが
大陸を目指す

騒がしい沈黙は、自称詩人の声
血を抜かれた屍の ...
ほやほやの猫が見られなくなって安心したので
今日はこのまま温泉に行こう

断酒しようとしたのは一昨日で
今日はウイスキーを瓶から飲んだ
体がほやほやしてきたので
良い気分のまま
猫を思い ...
それは 
死ぬのが怖いからだよ
死ぬのが楽しいことなら
とっくに死んでいるよ
死ぬのが怖いから
痛い手術をがまんして
生きようとするんだよ
死ぬのが怖いから
耳は遠く
目はしょぼしょ ...
欲しいものがあって
それがただ単純に人間の女性の体だったりすると
人間の男性は品位や人格を疑われてしまう
から
人間らしくあるために
好きですとか愛してるとか
錯覚をしてそれを
オブラー ...
  滅入る
  ひ影
  破裂音の
  木像
  (言葉なしで祈る)
  団地という
  語の 重量と
  つりあっているものらが
  そこらへんにある
  昼間を 歩いて
  菜を刻み
  嗅いで
  寝た
  木造家屋の
  窓に、夜 雨がふるえる
  ながい髪に指を とおしていると
  君はいつか居なくなるってことがわかる
  蛇口から冷たい 水がおちてくるから
  いつまでも 僕は ...
ひとりで生まれ落ち

みんなと生きて

ひとりで死んでいく

孤独でも自由でもない

楽しくて悲しいだけだ


素朴な色彩の楽しみ

飛翔して行く悲しみ

悠久も刹那も
...
「ああ、おい、コーヒー淹れてくれ。」

「あ、はーい。」「なにか?」

「ああ、コーヒー淹れてくれんか?」

「あなタ。最近、コーヒー飲み過ぎちがいますか?」

「え、さっきの ...
目覚めの薬

始めたくない一日
ベッドの脇のギター

黙らせた目覚まし時計から
バトンタッチされたテレキャスター
僕にやる気を出させようと
甘い声で囁きかける

僕は布団の中から手 ...
キリストが人を救おうとしている

キリストは世界記録のためにではなく

世界をもっと便利にするためにではなく

世界一の企業をつくるためにではなく

人を救うために死のうとしている
...
幸福な夢   涛瀬チカ改め神坏弥生  
オレンジ色の陽光と闇がまぎれあう大曲時 
私たちは公園で、立って話していた
私たちの子供だったかもしれないし
私たちの子供の知り合いの子供だったかもしれ ...
腫れぼったい世界の空は
柑橘系の匂いと色で
眠り続けるアタシの中を
眩しい地下鉄が通過していく

ねぇねぇ、まだ起きないの?
ひからびた胎児が話しかける
だめよ、まだ、
まだ早すぎる! ...
 
窓にしがみつく
あさつゆ

透明がすこしずつ
いろをかえて

時間と時間のあいまに
やわらかくすべりだす

しずく

いっぱいに光をすいこんで
流れ込んでくるもの

...
彼らはあたまが悪かった

可哀想なくらい

朝礼が終わるときまって煙草をすった

ほめられると当然だと思い

叱られると気にくわなくて狙われていると

脳みそに発生する弱い電気で本 ...
○(シルバー心得)
年をとったら
争わない
怒らない
ボケたふりが一番!
ボケた!と言えば
だれもそれ以上は責めない

○(過去と未来)
未来は
変えられないが
過去は
変えら ...
一番驚いたのは
やはり聖火ランナーだ
大方の予想通り
キム・ヨナが出て来て
みんなが最終ランナーだと
思った瞬間
何と、舌を噛まないように
口に変なもん咥えさせられた
キム・ヒョンヒが ...
違和感はつきまとい
暦はいつだって市民のためにある
権利と義務とをリボンで束ねて
道と名づけ
手渡してくれる約束とは
すれ違い続け
なのにもうすでに私の上には
屋根がある
床も窓も扉も ...
そのひとは午後五時に目覚め
昨夕につくっておいたシチューに火を通す
簡単に部屋の掃除、整頓を済ますと
湯気までも香ばしいシチューを皿によそい
テレビをつけて
あるいは本を読み
新聞を広げ
...
渇いた唇を
潤す術を知らず
恥ずかしさに溢れ
喋ることもできず
噛み締めて
俯いて
しばらくそのまま
もう少し
このままでいたい
リリカルな私 涛瀬チカ改め神坏弥生

例えば、白と黒の鍵盤に向かって
白から黒へ黒から白へと半音ずつ上げてゆきながら
サティを弾いてみる
午後に明るい日差しがさしてカーテンが
膨らんで揺れ ...
希望よ どこへ往く
おまえが描いた絵空事
道端に落書きされた
こどものチョーク絵さながらの
夢と理想の地図を
おまえの弟 失望が
炎の姿で追いかける
めらめら尻を炙られて
煙も目に染み ...
カミーユの様に、ジョーの様に、廃人になってしまった方専用です。
まさに、廃人専用。シャア専用ではございません。
時々、廃人になります。
受験勉強のしまくりや、ハッと気づいたときに「わ、わた ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
地上の悲しみ吉岡ペペロ自由詩418/2/12 10:43
風雪末松 努自由詩518/2/12 9:04
人のいない街葉leaf自由詩218/2/12 3:20
金の鳥の羽に月の小指田中修子自由詩10*18/2/12 3:02
もちろん君がそれを誰かから受け取りたくないのならと言うのなら ...ホロウ・シカ...自由詩2*18/2/11 22:28
のっぽのこ黒田康之自由詩818/2/11 22:11
サイレント・イノセンス塔野夏子自由詩5*18/2/11 21:58
水虫ジュク夫「私の最期」花形新次自由詩118/2/11 21:47
ほやほやの温泉に行こう這 いずる自由詩218/2/11 20:14
なぜ死なないzenyam...自由詩118/2/11 20:07
生きる理由はこたきひろし自由詩118/2/11 18:22
草野春心自由詩218/2/11 18:11
重量のある自由詩418/2/11 18:04
愛の夢自由詩418/2/11 18:00
その名は永遠吉岡ペペロ自由詩418/2/11 17:48
コント。 正義とタエコさん。 ①言うこときかないタエコさん。よーかん自由詩1*18/2/11 17:29
目覚めの薬まーつん自由詩3*18/2/11 16:39
死のうとするかのように吉岡ペペロ自由詩218/2/11 16:34
幸福な夢神坏弥生(涛...自由詩118/2/11 12:42
Tangerine Dreamもとこ自由詩9*18/2/11 11:49
『しずく』ベンジャミン自由詩3*18/2/11 10:19
人生で大切なこと吉岡ペペロ自由詩518/2/11 9:40
独り言37集zenyam...自由詩018/2/11 9:31
ぴょんちゃんオリンピック 閉会式花形新次自由詩018/2/11 7:41
Disposerもっぷ自由詩318/2/11 5:09
ひとつぶの種(仮)「午後八時」自由詩118/2/11 1:52
恥ずかしがり坂本瞳子自由詩2*18/2/10 23:29
リリカルな私神坏弥生(涛...自由詩318/2/10 21:40
スフィンクスただのみきや自由詩5*18/2/10 20:48
廃人がポツリとつぶやく部屋14過去ログ倉庫18/2/10 20:22

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