春の嵐が子供のままの頭と幸せな迎合をし
酷くうろたえて辺りを巻いている
端から端まで街を歩き通している迷い子
同じ景色を見ているあなたに同情を求める
そういう舐め腐っているような態度が
...
分かり合えることが
まずおかしいと
おれは思う
わかった
よし、わかった
まず飯食おう
それからけんかしよう
作らん?
わかった
よし、わかった
おれが作る
お湯わかす
...
しんしんとして降り積もる雪が
身に染み寒さは体に渡り
涼しさと凍えの境目も
分からないほど火照った体で
観客はいない二人だけのワルツを踊る
取り合った手と手
そのまま凍ってしまって
...
ブタ爆弾から
日本を守るために
自称詩人が自ら操縦して
迎撃するミサイル「JSSJ42」が
日本海沿岸に配備されることになった
トップバッター自称詩人パイロットには
鋼鉄デマゴーグこと
...
命のことなど問われれば
とってもエライ国会議員
「七十歳になってもまだ生きて」って 怒鳴ります
「七十歳になったら死ななあかんね」
六十九歳のお母ちゃん
淋しく笑って固まった 父の ...
父は、事業が行き詰まり大阪へ単身赴任を余儀なくされた。平成九年深夜、胸に激痛を感じた父は、携帯から救急車を呼び診断の結果、胆石の手術のため済生会病院に入院。しかし、短時間で終わるはずの手術が長時間に ...
透けすぎたナイロン袋に絹豆腐のラッピングパックの角が刺さって破れ
る。都会の余波が、障子のすすけたような町にも、ずっしりやってきた。
私の伸びる指に、深く彫刻刀で削り取られた縦長の皺とそれを映す ...
暑い日に大きなあくびをひとつ
団扇で夏をかき回し
もう一つあくびをうって
横たわる
畳と麦茶の匂い
誰かと猫と夕焼け
待ちぼうけ
風鈴一つの高音
虫の音
花火よ火花
とりどりに ...
「キンチョウの夏」という素晴らしいCMがあったが
僕は今「ムヒの夏」である
毎日あちこち蚊に噛まれて
赤くふくれて痒い!
手や足だけでなく
顔や背中まで噛まれている
ムヒをぬってもぬっても ...
指先に流れ込んでくることばたちが綴る詩は
川の流れにたゆたう髪のように絡みついては
また流れていく。ことばたちは生まれては海
月になって遥か彼方の階段をめざしていく。
ことばたちが昇っていく階 ...
電球が一つ
ユラユラ
何も感じない身体
手足に拘束具
鼻の頭が痒い
「小人さん 掻いて下さいな」
いつもカカシのタカシが言ってた
きっと動けなくなるって
「私は好き ...
大きなすいかを切る
たくさんの三角に切る
先がとんがっているけど
みんなとんがりから食べる
たったひとつの丸が
たくさんのとんがり三角になって
赤いとんがり三角になって
ぐる ...
クルマは凶器になるから
クルマの運転手はまず
自分を運転できなくてはいけない
しかし自分の運転が下手なのに
クルマを上手く乗れるやつがいる
そいう人は世渡りも上手い
運の転がし方が上手いの ...
風になびく風鈴
風に逆らうライダー
向かい風はもちろん
横風も追い風とも闘う
風鈴のような人生を
オートバイで味付けする夏
空が空を掻き毟り
空はちぎれ ちぎれちぎれる
爪 柱 軌跡 鐘
傷の音 鳴り止まぬ 傷の音
舌の渦
声の洞
青の青の檻
空の囚人
遠い遠い 雨の色から
...
昨夜は寝ながら考えた
僕達は
円の中心を求めるように
いつも中心を求めている
星を渡る船に乗ろう
星々の充満する世界
満たされすぎて枯渇した地球を捨てよう
宇宙の風に帆を張って進む
資本主義を棄てて
傲慢な自我も捨てて
酸素欠乏の世界から逃げよう
...
きみがそばにいると いつも何もいえなくて
遠くからただ みつめるだけ
きみのことをおもうと むねがあつくなる
卒業でわかれることが わかっていても
なにもいえなかった
きみがう ...
.
伝言:〈先に、宇宙に居ます〉
2つの宇宙が語り合っている
互いの法則を探り合っている
何処までも飛びつづける
卵のような艇内に閉じ籠められて
一輪の華
がお互いに咲いて ...
わたしはわからない
わたしにはわからない
いのちやうちゅうについて
わたしはわからない
こころについて
わたしにはわからない
ひとをきめつけてしまうのに
よめ ...
キーボードの上で
テントウムシが{ルビ触覚=おぐし}を直している
ENTERの右の
7HOMEと8←との間
溝にハマった姿勢だが
寛いでいるようにしか見えない
{引用=どこから とか
...
君は知らないだろうよ
夜の向こう側には
大きなぜんまい仕掛けの
塔があるのさ
何の塔かってそりゃ
時をつかさどる塔さ
てっぺんには風車がついていて
時間の風を受けて
ぐるぐるぐるぐ ...
静かに暮らしたい
朝にはパンを焼き
夜には水を飲み
平日は黙って出かけ
休日は車を洗い
あまり欲しがらず
あまりいやがらず
その日あったことはすべて忘れ
一生の終 ...
移ろいの中で
影がゆれる
レトロな風に
吹かれて
アンティークを並べ
空へ
幸せは
あたりまえの中に
あるから
優しさにつつまれ
モノクロームを
見つめる
思い出の公園でブランコが揺れていた。
横浜に降る霧雨は仄かに青色で。
なぜだか僕は独りぼっちで寂しくて。
今在る幸せに気付く事も無かった。
誰もいない公園で僕はブランコに揺ら ...
君に誘われて
始めることにした交換日記
続ける自信はないけれど
何を書けばいいのかな
悩んでしまいすらすら書けない
君は好きみたいで
楽しんで書いている
その勢いに飲み込まれそう ...
眼が赤いので
眼科へいった
診察して「お薬出しておきましょう」
と言われたので
「先生、原因は何でしょう」
と聞いたら
「原因はわかりません」
と言われた
原因がわからないのに
よく ...
光みち 夏空のもと ざわめいて 散りばめられる 海辺の祭り
海青く 白いヨットは 風に乗り カモメをつれて 沖へと向かう
砂浜の 行き交う人の 足もとに 夏の盛りの ...
秒針が耳の背中にこびりついてはなれない。
私は朝を生きながら夜を数え続けている。浮
かんでは消えていったいくつもの海月たちは
無言の会話を繰り返して味のない笑い声を立
てる。見えない海が目を覚 ...
書きたいときに、いつでも気軽に手軽に詩やエッセイや書評、短編小説などが書けてしまうのが、このスマートフォンないしアイホンだろう。私も仕事のかたわら、ほんの少しでも(ほとんど昼間だが)時間を見つ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Hの生
這 いずる
自由詩
3
17/8/14 0:45
ケンカポエム
もり
自由詩
2*
17/8/14 0:44
永遠のワルツ
這 いずる
自由詩
4
17/8/14 0:39
鳥貴族
花形新次
自由詩
1
17/8/13 22:42
いのちのことなど
為平 澪
自由詩
10*
17/8/13 22:23
父のことなど
〃
散文(批評...
4*
17/8/13 22:12
赤目の夏
〃
自由詩
1
17/8/13 21:31
夏に座す
秋也
自由詩
1*
17/8/13 21:07
蚊
ホカチャン
自由詩
1*
17/8/13 16:46
虹になる子どもたち
あおい満月
自由詩
5
17/8/13 14:38
旅立ち
kino12...
自由詩
1
17/8/13 14:37
真っ赤なすいか
朧月
自由詩
1
17/8/13 10:16
運転手
イオン
自由詩
0
17/8/13 9:24
風二輪
〃
自由詩
1*
17/8/13 9:24
ひとつ よせる
木立 悟
自由詩
5
17/8/13 8:51
中心思考
ホカチャン
自由詩
1
17/8/13 7:27
流星の海
倉科 然
自由詩
1
17/8/13 5:49
片想い
st
自由詩
1
17/8/13 3:53
伝言 〈先に、宇宙に居ます〉
ハァモニィベ...
自由詩
6*
17/8/13 3:21
わたしはわからない
吉岡ペペロ
自由詩
1
17/8/12 23:19
真夏の夜の夢の手前
ただのみきや
自由詩
13*
17/8/12 18:30
夜と朝のおとぎ話
三輪 農森
自由詩
2
17/8/12 17:31
ねがい
やまうちあつ...
自由詩
1
17/8/12 12:33
帰らない日々
星丘涙
自由詩
4*
17/8/12 10:48
夢幻
ヒヤシンス
自由詩
3*
17/8/12 6:48
交換日記
夏川ゆう
自由詩
1
17/8/12 5:25
原因
ホカチャン
自由詩
0
17/8/12 5:14
夏の浜辺
st
短歌
1
17/8/12 5:11
「才能」は時に「凶器」になることについて
あおい満月
散文(批評...
0
17/8/12 4:48
ものを「紙」に書くという大切さ
〃
散文(批評...
2
17/8/12 2:28
1229
1230
1231
1232
1233
1234
1235
1236
1237
1238
1239
1240
1241
1242
1243
1244
1245
1246
1247
1248
1249
1250
1251
1252
1253
1254
1255
1256
1257
1258
1259
1260
1261
1262
1263
1264
1265
1266
1267
1268
1269
3.89sec.