音程のない日常の悲鳴を
脱ぎ捨てたTシャツで掴まえて

染み込んだ声を空へ放つ時
光の花束を受け取っていた

音感のある生活は疲れて
傘の先端を伝う雨音の
心を語るまで帰れなくても
...
髪と髪が触れ
影になる
風のなかの粉
砕けて光る


ざわめきを登りつめたところに
廃線の花 水に浮く葉
ひとつひとつの滴に残る
まばたきの水紋


打 ...
覗き込んだらがらくたばかり
俺の中身は
何だかまるで壊れた玩具を仕舞う箱みたいだ

お前の事使えないってみんな言ってるぞ
職場の上司に毒舌吐かれた
みんなって誰と誰と誰なんだよ
聞いてや ...
とても疲れた夜はシュークリームひとつ

頬張る前に胸いっぱい息吸い込んで

放射線状に広がる口いっぱいの甘さ

幸せ歩く足音

横断歩道を渡らずに

何処かの惑星にいるような

...
自称詩人が
被災地に行き
自称詩朗読会を開いて
被災者を勇気付けようと
行動を起こした

ところが基本的に
自称詩人は労働が嫌いなので
昼は涼しい体育館で
老人を追い払って眠り
夜 ...
照明に
濡れた花びら目を伏せて
選んでほしいし、忘れてほしい

恋しくて
声を凍らす粉雪に、
降られた鼓動は、自由を奪われ

純粋を
このワンピースに飾りつけ
まるで地吹雪 ...
生きていると
ダメになることばかり
人はダメになるために
生まれて来たのかも

無罪で生まれるのに
人を困らせたら罪だし
地球を汚したら罪だし

罪は賞でも取り消せない
でも罪は賞 ...
                                   ○ 自分だけが
未来を選ぶような
青春のポジションを
守りたくて

買い戻した切符で
どこへ行くのか

人のいない海は
なかった
音のしない花火は
なかった

ざわめきの中を
...
北の
夏の終いの翡翠の海に 金の夕映え
ありまして
黒い夜 黒い波が
どこからか押しよせてくるのです

どこからか

ひえてゆく 色とりどりの浜辺でね

 赤いカーディガン羽織った ...
あれは何だったのだろうか
白い下着に
染みた赤い穴

生臭くて吐き気がして
身体を逆さまに
したくなった

汚れた下着を
着替える前に
見つめてしまった
その一点が

創作の ...
女将が オーダーを 伝票なし 口頭で、 追いかけるように ホールの娘が 同じ注文

いよいよ開幕
小骨を つけたまま 刺身に、 セットと盛り合わせを 間違い 親子で もめている

鯖焼きひと ...
スポーツは
勝つために
あるものなのか?
真夏になると
素麺流ししたくなる
日本独特の涼しさがある

独りきりでも出来なくはないけど
大勢でやるほうが楽しい

白い素麺に混じって
ピンクの素麺が
よく目立ち流れていく

...
旅の途中で
出会うような街にも
君が普段行くような
埃にまみれた
店がある

ハンコ屋の軒先で
酔いつぶれた爺さんが寝てることだって
それほど注意深くなくても
気づくだろうし
...
財布の中には、10円ぽっち
気持ちのいいくらい金がない
金なんか嫌いだ、いるもんか
金なんて馬鹿なんだどうしようもない
金め、親の顔を見てやりたいとくだくだ叫んでやりたいが
暑くてそれどころ ...
トモダチはいません
トモダチはいりません

私は人生に大きな損失を抱えています
トモダチはいりません
と言う
捻れた心を持ってしまいました

そんなひねくれ者には
当然の報復として
...
夜が帰って来ていた
それでも街は変わらない

夜が帰って来ていた
人も変わらない

遠い星で
氷山が崩れた

気がついた人は
誰もいない

だんだんと早く
暗くなる季節
少 ...
泣けば良いそれがあなたの雨になる

神様が一緒にいると仮定して

僕の目をまっすぐ見たのが君だった
爪の色を塗る
指先に春が憩う
私だけの春が
つま先の鼻孔をそっと覆う
設えた指が
織り込まれた雲母が
革命の讃歌をうたう
解放のマーチを奏でる

爪の色を剥ぐ
灰色の日が始まるから ...
地上で最後に咲いた花には
目がありました

かつて生存したあらゆるものが死滅し
文明の残骸さえ塵になった地上で
とうとう最後のいのちになった花は
青黒い雨に打たれながら
薄汚れた白い花弁 ...
えんぴつの

なまりをなめて

まんまるの

とんがったしん


カッターの




















...
影の一つ一つには既に名前が付いていて





それらは既に収拾がつかない









アンモラルな名 ...
○早めの避難というけれど
避難所まで歩いてはいけない

○早めの避難というけれど
猫に犬に牛もいる

○早めの避難というけれど
うちはいつもだいじょうぶだ

○早めの避難というけれど ...
咲いていく花の隣で
枯れていく花の測定

小さくなった体は
人も同じで
最後の匂いを
誰に残すか

花は何も選べずに耐えた
人は希望をひとつ許された

化粧ポーチの中に
赤い口 ...
壁をよじ登るようにシーツを握って
呼ばれなくても会いに行きたい

深夜のラジオ放送を付けっぱなしにして
作ったアリバイが崩れる朝に

北上する台風より早く
辿り着きたい場所があった

...
5円玉。

100円玉。

500円玉。

千円。

一万円。



おっと、忘れてた

一円玉。 やっと

気づいてもらえて

うれしそうに

お金だけど、 ...
月がどこかへいなくなった夜にきみもひっそりと消えてしまいました。行き先は火星ですか。それとも木星ですか。終バスがないからもう追いつけない。ここは当たり障りのない星です。ちょうどいい気温ではなくただぬる ... セックスをした日時とその時の回数
その都度の感想をノートにつけていたのは
若い夫婦の婦の方だった。

職場の同僚
彼の奥さんだった。

午後の休憩時間に聞かされた話だ。
好奇心を刺激さ ...
暗い未来を想像して、

咲く花はない

花は一心に、

明るい未来だけを

抱いて、咲こうとする。

僕も花のように、一心に



明るい未来だけを想像して

生きて、 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
forteミナト 螢自由詩118/8/26 9:51
ひとり 言葉木立 悟自由詩1018/8/26 8:49
死んだらお仕舞いだってこたきひろし自由詩518/8/26 0:15
吸い込むシュー灰泥軽茶自由詩218/8/26 0:04
邂逅花形新次自由詩218/8/25 21:43
化石恋秋葉竹短歌318/8/25 21:15
生きダメイオン自由詩018/8/25 20:48
啓蟄渡辺八畳@祝...自由詩1+18/8/25 17:29
完走ミナト 螢自由詩118/8/25 16:43
赤真珠田中修子自由詩1118/8/25 13:43
10歳ミナト 螢自由詩218/8/25 10:48
居酒屋 狂騒曲 夏むっちゃん自由詩5*18/8/25 9:51
勝利主義zenyam...自由詩018/8/25 6:48
素麺流し夏川ゆう自由詩218/8/25 5:14
クリスマスには無数の光が幾千の影をつくるんだ竜門勇気自由詩018/8/25 2:34
10円kawa自由詩018/8/25 1:58
トモダチこたきひろし自由詩218/8/24 23:30
少し慌ただしい街腰国改修自由詩018/8/24 22:30
君だった水宮うみ川柳1*18/8/24 22:25
つま先の春Amy自由詩218/8/24 21:02
「最後の花」桐ヶ谷忍自由詩718/8/24 19:15
えんぴTAT短歌018/8/24 19:14
女神や神様の自由詩118/8/24 18:55
早めの避難というけれどzenyam...自由詩2*18/8/24 14:28
時差ミナト 螢自由詩118/8/24 13:46
遥か自由詩118/8/24 13:37
一円玉。八木ヒロマサ自由詩218/8/24 10:21
誰もしらない青花みち自由詩5*18/8/24 7:30
必然と偶然こたきひろし自由詩118/8/24 6:24
花の命八木ヒロマサ自由詩018/8/24 6:11

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