世界中のニュースが
毎朝茶の間へ飛び込んでくる
世界は一つ化している
今や僕たちは
世界の情報の中で
どう生きるかを決めなければならない
鳩が、轢かれていた
先刻まで内臓であった、肉であった
暗い紅の塊を
透明な青空に晒して

恬淡として流れる時の何処か
羽ばたく命として「いた」それは
一瞬を境に
おぞましい塊としてそこ ...
時は流れてゆく  過去から未来へ

秋は流れてゆく  夏から冬へ

川は流れてゆく  山から海へ 

私も流れてゆく  今日から明日へ

ただ思い出だけが 
流れずにいる

美し ...
このババア
昔はキレイだったんだろうな
と思わせる
元従軍慰安婦を見たことがない

日本の兵隊さんの名誉のために
「よくこんなのとヤったな」と内心
思っている不届き者のおまえに言う

...
嗚呼と嘆く
愛の苦しみは
あうんの呼吸で
喘ぎを覚え
蒼い春を想い出させる

赤々と燃ゆる炎は
秋の寂しさをかき消し
飽くなき欲望は
明けゆく空の彼方に
赤子の微笑みを映し出す
...
最高に忙しい時期は終わって寂しさが獣のように駆け抜ける胸の真ん中めがけて

午後、やわらかい日差しの中一番で映画に行こうポプコーンを買おうアイドルがかわいいだけの映画でも脇役の個性は光る

走 ...
あおい青さためらわず空を切る
ほそい黒さ電線の緊張感
きちんきちんと背の美の電柱

アスファルト ヘイ モノトーンを下地に
立ち並ぶ看板
幼稚園で使いまわしたクレヨンみたく
いろんな大き ...
ノミは無限へじゃんぷするが
コップに入れて、蓋をすると
そこまでしかとばない

人よ、自らの頭上の空の
ひろがりに
蓋をする{ルビ勿=なか}れ 
ジョン・レノンのいない世界で
僕等は何を歌おう

時代の不安にも
群衆の病理にも、薬は無い

夜の部屋で
壁に掛けられた絵画の風景

二十一世紀の廃墟を見渡して
塔の高さで立つ巨人 ...
生きるとは、自らを{ルビ繙=ひもと}いてゆくこと。   水面の夜
水底の鍵
不死と仮定の王国
窓を次々と閉める人


まっすぐな虹の撓むうた
飛沫 飛沫
消えずに重なる
水紋の火輪


羽が降り 羽が降り
雨を覆い ...
白頭の嶺を越えて、落葉(から)松林を越えて
蘆(よし)の根の黒く凍る沼のかなた
赭(そほ)ちゃけた地肌に黝(くろ)ずんだ小舎の続くところ
高麗雉子(きじ)が谷に啼く咸鏡(ハムギョンド)の村よ
...
悲鳴の螺旋が落ちていく
蒼穹を自由に飛ぶ舟は
藻屑と等しくなり
白の破片を散らかばして無人の島を飾る

目が合った他人の女の子と手を取り合って急降下した
握りしめた手は暖かくあり腕は海に浸 ...
不安だ
乱れてゆくこころ
もてあます
壊れていく
病におかされ
ミシミシ音をたて
崩れてゆく身体

この世への未練だろうか
いや、未知への恐怖

空を見上げると
月が浮かんでい ...
人生の意味や価値を
考え出すと
不幸に落ちる
衣食住足りて
貧乏とは言わぬ

金の心配をしないで
貧乏とは言わぬ

貯金があって
貧乏とは言わぬ
オセロしてその奥深さに驚いた単純だけど難しくもある

じゃんけんに負けてばかりで勝ちがないそんな一日あるかもしれない

隠れんぼ誰も見つけてくれなくて眠ってしまい気づけば夕闇

枝豆がビー ...
泥酔したいな。

一瞬たりとも正気でいたくない

虚ろでいたい

ぽやぽやしてさ。

何も考えたくないの。

なぁんて
やらないけどね

思うだけだよ
本気でだけど
感情が入り混じって危険になったら
ただ早足でバッティングセンターに行く
やる気のない店員のタバコふかしながらされた挨拶も
今は見えていない


コインを入れて
120Kmで30球 ...
僕は古い友人といた
10年ぶりに新宿で会った その日 それから
彼といた昔の感覚と捨て去ってきた時間を 
取り戻していった 僕らの心の中に


一つの流れとなった 人ごみの中を 僕らは歩い ...
転んでしまえばよかったのに

足を踏ん張って
なんとか姿勢を立て直して
転ばずにすんだ

最後に転んだのはいつのことだったろうか
何年前、否、何十年前のことか

道路に平伏すように
...
職人がいなくなったと
言い換えても良い

伝統工芸の話だけではない
ものづくり全般
仕事全般のことだ

いくら機械化が進んだって
標準化が進んだって
根っこは人なんだぜってこと
職 ...
ことばが寒さから抜け出し
たいようを追いかける夜に
睡眠剤をウイスキーで呑む

景色はしろく記憶だけ鮮明で
墨汁で色濃く書いた文字さえ
どこか儚い冬のきろくになる

突然の ...
腕と2本の針をつなぐチューブが
窓から見えるスカイツリーよりも長く伸びているようで
今朝飲んだ1錠の薬が
子供だましのおもちゃに見えたんです。

他の人よりも若く亡くなった父も祖父も
酒を ...
シルバーカーと一緒にね
まだ51歳なのに色気ないけど
それがすっぴんのわたし

シルバーカーと一緒にね
会いに行くよ
冥土の土産に

もう、余生だよね
ナイフとフォーク使えなくて ...
声のない悲鳴が、聞こえる
音のない悲鳴が、聞こえる
ここは静かだ、俺は一人だ
ビルは建っている
笑っている人もちゃんといる
駅前はちゃんと再開発が進んでいる

だが聞こえる
悲鳴が聞こ ...
鈍感なふりして何も知らんふり
めんどくさいが口癖の彼は
本当に面倒臭がり

紫色の空気を吸って
緑色の舌を育てる
ドロドロとした白眼を
赤い鮮血が鈍く染める

徒労だと思ってもやらざ ...
『元気でいますか私?
学校で
二十歳の自分へという
未来の自分に宛てた
手紙を書く宿題が
出されましたが
それを書き終えた私は
もう一通自分宛てのを
書くことにしたのです
以下がその ...
ダンスの時間

トランポリンのように

宙を舞う頬は二重線で尽くされて



切り替えられた番組



道化師は笑う



捕まっていたいのかもね



銀色の ...
暗がりに光が差した。
私はまだ生きている。
神様が許してくれた。
たぶん。
でも随分と嫌われたものだ。
私も。

「殴られたね。ええ、きっと」。
「何ですか」。
「そうそう、顔をね」 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ワールドニュースzenyam...自由詩017/11/29 8:56
命の忘却のらさんきち自由詩017/11/29 7:29
流れst自由詩117/11/29 2:05
やむにやまれず花形新次自由詩0*17/11/29 0:36
あのうた坂本瞳子自由詩017/11/29 0:04
踊りふるる自由詩2*17/11/28 19:55
故郷自由詩2*17/11/28 19:47
のびしろ服部 剛自由詩117/11/28 18:19
或る夜の対話自由詩117/11/28 18:08
一行詩 4自由詩017/11/28 17:51
宙とひとり木立 悟自由詩117/11/28 17:12
従軍慰安婦の詩鶴橋からの便...自由詩117/11/28 16:01
御神体は人魚の手這 いずる自由詩217/11/28 15:05
こころの陰星丘涙自由詩3*17/11/28 8:13
不幸の落とし穴zenyam...自由詩017/11/28 6:38
貧乏自由詩017/11/28 6:28
オセロ夏川ゆう短歌117/11/28 5:15
なぁんてね。愛燦自由詩617/11/27 23:51
また少し背が伸びた気がしてカマキリ自由詩717/11/27 22:57
新宿で今日も番田 自由詩017/11/27 22:52
夕暮れを背にして坂本瞳子自由詩017/11/27 22:27
プロフェッショナルがいない花形新次自由詩217/11/27 21:55
薬を酒で飲むかんな自由詩13*17/11/27 21:54
病と向き合った日梓ゆい自由詩017/11/27 21:50
シルバーカーと一緒にね鵜飼千代子自由詩10*17/11/27 20:49
透明なゾンビ一般詩人-自由詩117/11/27 19:20
甘い甘えopus自由詩117/11/27 19:07
自分宛てしょだまさし自由詩217/11/27 17:01
銀色のしぶきふじりゅう自由詩017/11/27 16:17
20171127_work0000@poetryNaúl自由詩017/11/27 9:19

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