グレープフルーツ色のグラスを、手に
今夜はこうして夢見よう
いつかは消える、この道ならば
少々頬を赤らめて

僕は知らなかった
今・この瞬間、世界の何処かで
赤子が産声をあげ ...
私の内面の鏡には
百の顔がある

まともに視れば
自らがもたないので、私は

へどろに包まれながらも
発光する太陽の真珠を
自らの{ルビ御魂=みたま}として

秘密の祭壇へ
無心 ...
金曜日に埋まる人々
金曜日が終われば必ず発掘される
だからこそ人々は
金曜日の空洞に無我夢中に埋まっていく
登りなのか下りなのか
定かでないまま坂は広がり
明度を失った空は
大地を限 ...
      蒸し暑い 水無月の夜
   ベッドで 寝返りを繰り返し
枯渇した 卒寿の大脳をもてあそぶ
      だが 暗黒の寝室には
        琴線の余韻はない
   笛や太鼓の山彦 ...
恋をしている

窓をしている
に見えて
そっちの方が素敵だと思った15歳

青春の炎がみちみちて
いなかった
家の壁が
へっこんでいるので
女ばかりのこの家で
誰がそんな乱暴ち ...
可能性を歪める大人が多すぎるから
傷付ける言葉も 横行するのでしょうね

見たまま ふわふわで かわいらしい と
それが 唯一の 褒め言葉で あるかの如くに

教わったでしょう
あなたが ...
田舎暮らしを一番実感するのは
散歩の時
新鮮な空気を胸いっぱいに吸い
子どもの頃遊んだ山や川を眺めながら
田んぼ道を歩けば
擦れ違う人もいない
愛という名の下で
正義という名の下で
神という名の下で
多くの人たちが
犠牲になる
学校では
矛盾しているから
まちがいだと教える
しかし
この世は
論理的世界を超えた世界だ
生まれたときに母と父に出会えた。小学校で面白い人に出会えた。中学校で好きな人に出会えた。高校で親友と呼べる人に出会えた。
あなた達が今日もどこかで存在していると思えば、どんな不幸なことが起きてもなん ...
時々開けられる引き戸から差し込む明かりは
身じろぎもせずに居る私にとって迷惑この上ない
引き戸ごしに聞こえてくる喧噪も静けさも
今のこの私にとってはなんら関係ない
徐々に変色してきた体に始めは ...
夜の空に入道雲が空に立っていたから
優しい湿度の空気を吸い込んで
ふうと風に流してみる
私はゆっくり星を掴んで
その温度を感じ取る
暖かさは初夏の夜風に拡散して消えていく
たばこに火をつけ ...
模型のようなチョコレート工場が頭の上に浮いている
私の身体は検体かのよう堅いベッドに固定されている
七色の熱電球が工場を派手にデコレーションして
轟々鳴る機械音は蛮人の儀式のよう響き渡っている
...
おばあちゃんのさこつのくぼみには
ポカリスエットが
そそげます
おばあちゃんがあまりにもしつこく 飲んでみろ 飲んでみろ
と言うので おそるおそるストローですってみたら
ちょっとぬる ...
太刀魚

紫陽花

歳時記
不公平なのやだから
公平であるのもやなんだ
あげるのが嫌いだから
嫌いをあげる

ほしくない景色が
見えてる間
ほしかったものも見えなくなって
ずっとこれが
安心の正体なんだって思っ ...
Hello world.
見えているかい
此処が手放した先の午前五時だ

痛みは確かに
緩やかに感じる
感覚を蝕み
夜を失くす

虚空に放ったNeed pain
螺旋を描く心の一部 ...
すべてのものには順番があって


得るための
過去
ねえあなたのその耳が欲しい
やわらかい
大切に箱にしまったそれは
あなたから切り離されるともうわたしのすきなそれではなくて
意 ...
びっくりするような方向に
シッコが飛んでいく

自分のチンコ状態を
よく確認しなかったために
皮にチン毛が挟まって
シッコの軌道を
変えてしまったからだ

下手をすると
隣の便器に ...
神さまが居るとして
(心のなかで)
もちろん居るって信じてます
(口ごもりながら はずかしそうに)

神さま私はつらいです
昨日は死のうと思ったんですよ
正しく言います、死ぬと決めました ...
文通みたいなことしてる
ほんとは知ってる君の若さ
君にもほんとはわかっているのだろう私
それでもエスコートしてくれる紳士みたいに

恋ではないと思ってみたい
これは恋だと思ってもみたい
...
もう恋はしないと決めた哀しさを一人のものとして綴じる寂しさ


{ルビ夕星=ゆうずつ}を見ない日続く梅雨のなか届かぬ{ルビ手紙=ふみ}とそのあてのなさ


ジャズピアノ似合う私でないけれど ...
幻聴でなくて難聴を患ったせんせい誤診のままが良かった ガラスの表面を
汗とも涙ともつかない水が伝う

過去を鋤きかえし
クチナシを活ける

日々寄せては返す悔恨は
わたしが築いた防波堤を
かるがる越えてみせる
((( それさえも憎めない ...
世界が沸騰している
内戦やらテロ 飢餓 
疫病で沸騰して
ぐつぐつと煮えたぎっている

夏の太陽が燃えたぎり
肌も細胞も
紫外線で焼き爛れ
身も心も
熱をはらむ

燃える 燃える ...
満員電車を降りた時から
この世界のスピードに乗れなくて
鳥籠の中でバタ足をしてる

交差点で待つ信号の青
最大瞬間風速の今を
働く人は駆け抜けて行くのに
僕には羽ばたく空がなかった

...
魔法を信じるかい?

魔法使いの弟子になりたかった
どんな魔法のためだって?
それは秘密。。。

ではないのだ。

みんな魔法使いの弟子になりたがる
でもいまの魔法には血が通っていな ...
敵を聞くと
糞臭の漂う朝食となり
シシャモを食べる
蜆の味噌汁を飲む
円環を描く三日月を
聴いて居たせいもある
元々三つあった首が
一つに減り
水で濡れた手を
武器の様に使う母が居た ...
あなたのつくる わたげのはなび 
さいた ひらいた ほころんだ 
はるのすきまで たのしげに 
ねえねえ わらって?って 
首をかしげるみたいに

借景になるつもりはないの
大きな山 ...
あなたのこと
大切に思ってますって
まっすぐに念じたら伝わるのだろうか
時々
野良猫で練習してる

野良猫なら上手くいくのに
人は生意気だ

野良猫は優しいのに
人は間違える

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
月明かり 服部 剛自由詩117/6/30 20:07
ルオーの絵自由詩117/6/30 19:59
金曜日葉leaf自由詩117/6/30 17:04
水虚信天翁自由詩117/6/30 13:55
窓をしているふるる自由詩6*17/6/30 12:45
歩く人藤鈴呼自由詩1*17/6/30 9:11
田舎暮らしホカチャン自由詩017/6/30 8:07
犠牲自由詩017/6/30 7:59
矛盾自由詩017/6/30 7:55
出会えた水宮うみ自由詩017/6/30 6:49
名前小川麻由美自由詩1*17/6/30 5:49
ソフィスティケイト倉科 然自由詩117/6/30 5:20
kissはチョコの味渡辺八畳@祝...自由詩1*17/6/30 4:49
おばあちゃんのさこつもり自由詩4*17/6/30 0:19
平成29年6月30日(金)みじんこ自由詩017/6/30 0:02
もうやめるよ竜門勇気自由詩1*17/6/29 23:24
Need painえこ自由詩117/6/29 22:29
清花自由詩317/6/29 22:13
私の放物線花形新次自由詩217/6/29 20:34
警察に 何度も何度も相談して ももっぷ自由詩117/6/29 20:24
小夏の恋自由詩317/6/29 19:32
かおるのおと 「あてのなさ故」 七首短歌417/6/29 19:30
かおるのおと 「誤診」 一首短歌117/6/29 19:28
浸蝕伊藤 大樹自由詩217/6/29 18:29
夏の乱舞星丘涙自由詩2*17/6/29 17:11
宙ブラリミナト 螢自由詩4*17/6/29 16:01
魔法を信じるかい?パート2梅昆布茶自由詩317/6/29 10:31
大地間村長自由詩317/6/29 9:31
綿花藤鈴呼自由詩2*17/6/29 8:23
まっすぐuminek...自由詩7*17/6/29 7:29

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