脳が軟らかすぎて
耳と鼻から
流れ出てしまいそうなとき
朝の結露した窓を
人差し指でなぞる

「川」

唯一覚えている文字は
水滴とともに
もっと長い流れになって
やがて消えて行 ...
途方にくれて 貴方に縋る夜は
とうめいな記憶に 全てが解けて
まるで 何もなかったかのように
ただ 涙だけが 止め処なく溢れる

消えることのない 痛みと
癒えることのない 貴方とを

...
追い風が有利とは限らない
向かい風が不利とは限らない



スキージャンプでは
ウインドファクターとして
追い風は不利なので加点される
向かい風は有利なので減点される



...
お腹が空き過ぎて、猫が踊る。猫が踊る。
トイレを我慢し過ぎて、猫が踊る。猫が踊る。
締め切り前に、猫が踊る。猫が踊る。
上司の駄洒落に、猫が踊る。猫が踊る。
   ((最近私は、猫の鳴 ...
腰まで雪に埋まり
全身で空を指す暗緑色の矢印
風に翻弄されないしなやかな直立

透明を深める濃い青の奥から現れる
最初の星屑に
放射冷却を告知する
 
耐えているのではないが
嗤 ...
若いときはばちーんととめて封じておけた嫌なことや嫌な記憶
最近はゴムの紐が緩んだせいか
なかなか御し難い

皿洗いの時とか特に
あの時のあれよくよく考えたらまじ腹立たしい
むむむーな時に
...
お控えなすって

ご当家の 軒先の仁義 失礼でござんすが お控えなすって
障子より目玉だけ出しておられる お坊ちゃんお嬢ちゃんも お控えなすって
わたくし生国は 大海原 水界のはてに発します
...
言葉の連なりによって
生み出される
イメージやリズム

本当の詩人達の
問題意識が
今何処にあるのか
私は知らない
知る能力がない

それは音楽についてもそうだし
絵画についても ...
私の人生は失恋に彩られている。
どうしてこうなったんだろう。
何が災いしたのだろう。
もう恋なんかしたくない。
一生破れない結婚がしたいのに
どうして失恋ばかり引き寄せてしまうのだろう。
...
孤立は
人に頼り
人に甘えることからも
自分に頼り
自分に甘えることからも
自分を遠ざける。



孤独は
身体と自分を
感覚と自分を
感情と自分を
心象と自分を
思考と自 ...
右か左か迷う道
看板が 曲がってはいないか
平衡感覚は 失われては いないか
自問自答する瞬間は 
何時だって 閉口するだろう

奥歯を噛み締めて
次の弾が来るのを待つ
弾けた姿は ...
○(注意)
人を注意することほど
余計なお世話になることはない
どうして注意しなければならない時は
こっそり注意することだ
鬼の首を取ったように注意するのは
逆効果だし恨みを買う

○ ...
沢山のチョコの種類が迷わせる入れ物も良く買う気にさせる

大雪を降らせた寒波去っていく日本列島白に染まった

大相撲力と力ぶつかった音が響いて迫力がある

最近は冬でも花火大会する夏とは違 ...
  ゆずちゃんが「こばやし おかあさん」と わたしよぶ

        三歳・娘に 幸せ教わる



    
  
誰もいない映画館

静寂味のポップコーンは無矛盾

映画泥棒は来ない

荒れ気味の画像に3カウント


見慣れた女性に抱かれた

地球儀のような赤ん坊が

見慣れた男性に
...
虹男の顛末 涛瀬チカ改め神坏弥生

虹が空に現れた日
男は空へと昇ってみたいと思う
飛んで、飛んで、飛び上がり
スプリングのテントに跳ねながら
高く飛び、回転を繰り ...
君と僕が

同じセーターを持っているのを

君も僕も

知っていて

僕が着た次の日に

君が着てくる

君と僕が

同じセーターを持っているのを

君も僕も

知 ...
痒みさえ
気にしなければ
白癬菌を嫌う必要もない
ピロエースなんか要らない

ともすれば
公衆浴場のマットの上を
裸足で歩き回ることで
見知らぬあなたと
ジュクジュクした
関係にな ...
海には白い波と澱んだ茶色の水中の飛沫がある
俺は鎌倉に一つ欠伸をした

都市は眠りに付いている
生活者にとっては好都合だ
週末の大手町に流れる旋律には音が無かった
響きも無かった
記憶だ ...
淡く蝋の塊と踊る 砂場の小鳥
何故か歌は地面で寝ている
畔で光を眺め 正しい黒を開く

酸を垂らし壁を飲み込む
虫がひっくり返り 山を取る
一つ目は斜め
二つ目は顏
三つ目はなく四つ目 ...
積み重なった埃が
本を燃すことなく
本のまわりに燃えてゆく
背表紙と虫殻を照らしながら


奥に詰められた本に影は無く
どこまでも立ち並ぶ棚だけが
爆ぜる炎に揺すられつ ...
打ち捨てられた傘が
雨上がりに閃き

嘘になった舗道は
まだ濡れている

それらに
名前をつけないでくれ
寂しい名を



束ねてからげた未来は
生木で火も点かず

...
悲しみはいつものモノローグ

ぼくらを蟻みたいに

地上に張り付かせて

ドローンと海鳥のランデブー


失われた歌と八ミリの海

城壁の跡と草むらの年月

雨降るせせらぎは ...
さっと
拾い上げて行く
まるで
風が
降り積もった粉雪の
上澄みをさらって行くように
わたしたちの
真実を
積雪の中に
置き去りにして

そうして駆け巡る冷風が
冬の
いたず ...
どんなににぎやかな街にでも
人一人いない瞬間はやってくる
まったく法則的ではなく
きわめてでたらめに
すべての人が消えるのだ
人のいない街で
電車は走り続け
テレビは映像を流し続 ...
ときはふらりとたちよって
触れるだけ触れて 去っていく

かなしみに火傷

体ごと持っていかれそうになる そのときに
飲まれては 足掻いて

手をさしのべるのはだれ

ふくふく小さ ...
あかりに頼ることなくあらゆるものを見つめようとする気持ちを覚えたのは幾つのころだっただろう?その瞬間のことは決して思い出すことは出来ない、たとえ自分の過去を洗いざらい探ってみたところで、その瞬間を見つ ... 小さな町の小さな家に
のっぽの君は生きていて
きゅうくつそうなテーブルで
ゆっくりポトフを食べている
小さな皿で二三杯
食べ終えると
君は背中を丸めて天井を見上げる

朝日の町の朝日の ...
巡礼のような瞳をした
サイレント・マイノリティたちの
胸に眠る想いの泡立ち
言葉たちがほのかな帆をあげて
ページの水平線をこえて
この岸に近づいてくるから
桟橋を差しだそう

  世界 ...
自称詩人が
流れる、血の海に

錆びついた
鉄のにおいが、漂う

鳥は水の上に
平行のまま死に

羽の影だけが
大陸を目指す

騒がしい沈黙は、自称詩人の声
血を抜かれた屍の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
水虫ジュク夫「記憶喪失」花形新次自由詩318/2/13 23:05
とうめいに しずむウデラコウ自由詩218/2/13 22:58
不利な追い風も 有利な向かい風もkomase...自由詩2*18/2/13 20:25
踊る猫為平 澪自由詩2*18/2/13 20:00
明日の予想最高気温は氷点下六度でしょうLucy自由詩9*18/2/13 19:07
ぶつかるゴムの紐、ぶつかるふるる自由詩118/2/13 17:51
おもてなし妖怪2018るるりら自由詩9*18/2/13 17:23
水虫ジュク夫「振る舞いたい」花形新次自由詩218/2/13 16:32
_マリア・ブル...自由詩018/2/13 15:24
孤独で 孤高を 孤広へkomase...自由詩018/2/13 14:10
イコライザー藤鈴呼自由詩2*18/2/13 10:46
独り言37集zenyam...自由詩018/2/13 9:40
花火夏川ゆう短歌218/2/13 5:04
わたしに、しあわせ、ありがとうさがらみずは短歌1*18/2/13 1:01
バースデイヤスヒロ ハ...自由詩218/2/13 0:47
虹男の顛末神坏弥生(涛...自由詩218/2/12 23:41
フユナ自由詩5*18/2/12 23:09
水虫ジュク夫「とてつもないバカと呼ばれて」花形新次自由詩118/2/12 20:54
鷲田自由詩418/2/12 19:51
輪を横切る金色moote自由詩118/2/12 15:24
夜と言葉木立 悟自由詩218/2/12 13:48
卒業ヤスヒロ ハ...自由詩1018/2/12 11:14
地上の悲しみ吉岡ペペロ自由詩418/2/12 10:43
風雪末松 努自由詩518/2/12 9:04
人のいない街葉leaf自由詩218/2/12 3:20
金の鳥の羽に月の小指田中修子自由詩10*18/2/12 3:02
もちろん君がそれを誰かから受け取りたくないのならと言うのなら ...ホロウ・シカ...自由詩2*18/2/11 22:28
のっぽのこ黒田康之自由詩818/2/11 22:11
サイレント・イノセンス塔野夏子自由詩5*18/2/11 21:58
水虫ジュク夫「私の最期」花形新次自由詩118/2/11 21:47

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