長い旅路を振り返れば
故郷へ続く道は遥か遠く
懐かしい人たちの声も
今はもう 聞こえない
ポケットに詰め込んだ思い出は
知らず知らずのうちに零れ落ち
いつの間にか 失くしてしまった
...
たとえば疑うことを忘れたら
(忘れさせられたのかも知れないけれども)
全てノンフィクションになり
フィクションは絶滅する
素速くて素速すぎる情報へのアクセスが
私たちから疑念を奪った
...
切り取られた時の
断片、
決して
無駄ではない
━ 名もなき人、今ここに眠る
以下、切りから眠るまでを繰り返す(496回)
その間に
人知れず
パンツを洗う
ウン ...
待っていたのは
あなたのあいまいで退屈な言葉
噛み締めて耐えていたものが
一瞬だけ解ける音がするの
だって
光にもいろいろあるじゃない
それならせめて
この氷のような体温 ...
神さま
(私だけの神さま)
にお願いすることが
私のことメインじゃなくなり
(そうでありますように)
同じ部屋でいま眠っているあなたの無事をと
しあわせをと
しあわせをと、それなら
私 ...
人のボケには
よく気づくが
自分のボケには
気づきにくい
ボケた!
と自分で言っているうちは
まだ初期
ボケた!と言われて
怒るようになったら
深刻
カメと一緒に帰る。
歩いて帰る。ゆっくりゆっくり、鼻唄うたいながら帰る。
我が家に帰る。
川沿いに河津桜が満開で寒くても来る観光客は
富士山は陽差しを浴びて美しい廊下の窓から毎日見える
初めてのバンジージャンプドキドキし楽しむ余裕奪い取られる
雨の後雪へと変わる日曜日どう ...
円柱型のストーブに火を入れる
ストーブの小窓から見える暖かな火を
見つめて僕は夢の中
これが薪ストーブなら格好いいのにな
丸太小屋にこもって
文を書いて、それを売って生き ...
もう少し 傍にいて
弱々しく かほそいその声を
震えるその唇を繋ぎ止め
引き寄せられるかのように
星々は還るべき場所へと
消えてゆく
深く 深く 深く
優しい ...
聴こえる
雑踏 人波に
飲まれながらも
伸ばす手を掴んでくれる
聞こえるんだ
杭を打たれ 伸び続ける影
引き戻されそうになっても
私を受け止め 包む温かさ ...
地獄行きの鈍行に乗って
四月の待つ駅に向かった
緑色の鋼の橋桁
猫が歩くだけの昼下がり
血みどろの口論なんて
何年ぶりだったろーかよ
四月が僕の電話を鳴らす頃
列車の窓から街を見 ...
山育ちの子が海を知った
知らなければその深さも大きさも
わからないまま死んでいく
たった一日の出来事を
赤い水着を着た縁取り写真の子が
記憶を差し出す、午後五時九分の日没
赤穂海岸で俯 ...
ジョギング大会の後に
自分自身を慰めて居たら
庭の三本の木が焼けて仕舞って
大変胸が痛んだ
私有地には羞恥心があって
伯母さんがシュークリーム工場に
働きに行ったからだろうか
ゴーストは ...
被告弁護側が
無罪を勝ち取るために
犯行時被告は
統合失調症だったと
主張することについて
統合失調症の患者とその関係者は
差別を助長していると
批判の声を上げなければならない
少 ...
昔、昔、昔、私は一人の馬だった
昔、昔、私は一頭の人間で
遙か未来は七色の稲光
先ほどまでは一瞬の虹
今はゆっくり紅茶を飲みながら
あなたの形をしたばかりの
静寂で曖昧な一筋の煙り
山の ...
文学と時代?
環境に左右されない文学?
地球外知的生命体の文学は?
やはり、本能ベースなのか?
悩ましげな春は注射をしても変わらない
卑近承知。そう書かなければ身は持たず誠に狡賢い。しかし、書けばなお狡賢いが、口上は早めに切り上げるのが得策。
昔、大人達からよく言われた『そんなもの、便所の落書きやないか』と。今よりまだ世の中雑 ...
透明感のある灰色の空の下
遥かロンドンの地にタイヤ
ジャガーxj_sクーペに男が乗り込む
ロンドンの街並を時速40キロのタイフーン
男の事なんて誰も気にしちゃあいない
酔い明け昨日の酒
...
日進月歩でどんどん進化しているスマホ
と
日増しに老化している俺との間に
大きなストレスが発生している
固定電話だけだったら
こんなことにはならなかったのに
今ごろになって
スマホを買っ ...
気になることがあって
眠れない時は
どうすればいいのだろう
酒を飲んで忘れる
いっぱい汗をかいて忘れる
気になることをいっぱい
ノートに書いてみる
誰かに気になることを
話してみる
...
近所のスーパー銭湯に
生ジュースを販売している場所があって
そこの女の子がうんこみたいにかわいい
「何がおすすめですか?」と聞くと
「イチゴがおすすめです! 実は私の名前もイチゴっていうん ...
朝、息は白く冷たい
夜雪が降り、ウサギの足跡はついた筈だ
心の中の鉛は骨に入り込んでいる
だが、浮き足立つ朝の輝きは止めることができない
ウサギ狩りだ
猟場に着いた
車の中から銃を下ろ ...
僕がsと外苑前を歩いた土曜日
通りは肌寒い 春先で
人気のない暗がりの道で地図を頼りにした僕は
歩いていた ただ 美術展を見るために
アングラだった 映像作品などや そして
そこ ...
あなたの鍵を青く塗って海に投げた
波の泡が飲み込んで
見えなくなった
別れた日だった
わたしが泣くとあなたも泣いた
玄関に、台所に、ふたりの部屋に
あなたとわたしのYESとNOが
...
重ねて 重ねて 重ねて
愛を忘れないように
不器用な口づけを
少し遠いティーカップの中
猫舌の私には飲みやすいのに
あなたには冷たすぎるのかしら
微妙な温度差を ...
昔、死んだジィちゃんがよく言ってた
満州の飯は美味かったと
関東軍の青写真
お国の為にと開国し続けた
進軍を進める日本
退避を続ける蒋介石
日本は強いと豪語した
進軍するその ...
果てしない切なさが広がる
救われることのないこの気持は
やるせなさに変わる
消えてなくなりたい
そんな風にさえ思う
ときに見失う
自分が欲しいもの
ときに忘れる
人の優しさ ...
十年前のわたしが知らなかったのは、ほんとうにひとは死ぬのだということ
息は絶えるし、姿はみえないし、さよならはいってくれません
十年後のわたしも知らないのは、ほんとうのひとの愛し方
結局こん ...
ああ、すごい
あなたまだ死んでいないのねと
ぽろりと転がることばがひとつ
まだ生きているのねと
はずかしいはなし、ほんとうにおもったのよ
さいごに記したことばを見返せば
あんまりいまの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
旅路
忍野水香
自由詩
5
18/3/13 22:20
人類廃路
腰国改修
自由詩
2*
18/3/13 21:46
パンツを洗う
花形新次
自由詩
2
18/3/13 17:47
shiver
カマキリ
自由詩
3
18/3/13 16:45
すみれ日記 03.13
もっぷ
自由詩
1
18/3/13 15:13
ボケ
zenyam...
自由詩
1
18/3/13 7:54
カメと一緒に帰る
水宮うみ
自由詩
1*
18/3/13 7:44
日曜日
夏川ゆう
短歌
0
18/3/13 5:04
今年
暁い夕日
自由詩
2*
18/3/13 3:40
まみれる
ムウ
自由詩
1
18/3/13 0:56
何処にいたって あなたはいつでも
〃
自由詩
0
18/3/13 0:28
cat nap
竜門勇気
自由詩
1*
18/3/12 23:25
赤穂の海はまだ満ちて
為平 澪
自由詩
12*
18/3/12 22:10
カラオケが駄目に
間村長
自由詩
3
18/3/12 19:59
統合失調症
花形新次
自由詩
1
18/3/12 17:55
馬の思い出
腰国改修
自由詩
3*
18/3/12 17:42
悩春符
〃
自由詩
0
18/3/12 17:33
トイレの落書きとか共感の否定に関する話
〃
散文(批評...
1*
18/3/12 17:30
Daydreaming
暁い夕日
自由詩
1*
18/3/12 16:05
スマホの苦しみ
zenyam...
自由詩
2
18/3/12 15:27
気になることへの対応
〃
自由詩
0
18/3/12 15:04
スーパー銭湯の数%の希望
狩心
自由詩
1
18/3/12 7:46
ウサギ狩り
山人
自由詩
3*
18/3/12 4:32
外苑前を歩いた日
番田
自由詩
3
18/3/12 0:41
deep sea
mizuno...
自由詩
5
18/3/12 0:22
愛も嘘も
ムウ
自由詩
1
18/3/12 0:07
満州の飯と0311
暁い夕日
自由詩
5*
18/3/11 23:37
絶望の淵に
坂本瞳子
自由詩
4*
18/3/11 23:34
a decade
笹子ゆら
自由詩
4
18/3/11 22:35
生きてるweb/再会/また会うかい
〃
自由詩
2*
18/3/11 22:17
1245
1246
1247
1248
1249
1250
1251
1252
1253
1254
1255
1256
1257
1258
1259
1260
1261
1262
1263
1264
1265
1266
1267
1268
1269
1270
1271
1272
1273
1274
1275
1276
1277
1278
1279
1280
1281
1282
1283
1284
1285
3.73sec.