防波堤に打ち付ける、波
全てをさらっていく
泡沫が少し
澱みに残るだけ

日がやけに低い昼下がり
人の姿もなく
旅の友は、おねだり上手なカモメ
行先不明の私は
いつだって
迷ってい ...
雪の下から現れた枯れ葉が
鉱に
戻れぬ場所への標にかがやき
夢の行方をささやいている


雪が止み
誰もいなくなり
灯は黙り 径は白く
径は 明るく


川 ...
もはや
どこまでも かけはなれている


わたしの言葉が言葉であるなら
あなたの言葉は言葉ではなく
あなたの言葉が言葉であるなら
わたしの言葉は言葉ではない

...
 唾液の中で紛糾を結ぶ。
 飴玉の中で本質を隠す老人の眼玉は義眼で随分色褪せている。
 結ばれた線から記憶が流れ、君は宇宙の真理を見る。

 琥珀色の君の魂
 蝿がいつまでも死者を見ている
...
本当に悲しいとき
人は絶対に
悲しいなどと思わないし
悲しい言葉も浮かばない
少し時間をおいて
悲しみを相対化して
ちょっとずらすことが出来て初めて
やっと言葉による表現が
可能となる ...
1、


雨が降って
コンビニに入った

志田は煙草を買った
僕は電池を買った

そのままずっと
コンビニの屋根の下にいた ...
君にミモザの花束を
僕等の揺るがぬ友情さ
美しく風に揺れる
君の耳飾りと同じ色

君にミモザの花束を
僕の密かな恋のせて
君の腕の中で香る
花束の短い命を想う

君にミモザの花束を ...
東村アキコのマンガ
ブックオフ
ジャスコ
夕焼け
半額シール
1999年も終わろうとしているというのに


街は浅薄で非情で






僕らは岸に打ち上げられたレミングスのように



...
梅の花が咲いて暖かくなったと思ったら
花粉と火山灰が
同時に降るようになってきた
隣の奥さんの長女が
めでたく初出産を迎えると聞いたので
「おめでとうございます!」といったら
「出産したら ...
きみを書かないよ
すでに詩なのだから
きみを喩えないよ
すでに風なのだから
きみを想わないよ
、できるわけがないじゃないか
今日もみあげるよ



ミモザの日きみから届いたポン柑が ...
どこもかしこも
ひとりぼっちだらけ
いまもむかしも
ひとりぼっちだらけ
子どもも大人も
ひとりぼっちだらけ
美人も不美人も
ひとりぼっちだらけ
犯人も被害者も
ひとりぼっちだらけ
...
誰も皆、黙っている
黙って、ニタついているか
黙って、怒っているかのどちらかだ

思考は停止
並ぶ、並べる、揃える、エンター、エンター
競争相手はAIだ、そら、仕事が奪われるぞ

ほら ...
豊かな香り

いつもの珈琲

70g



数字は

合っているんだろうね

寸分たがわず



日本がなんだか

イヤになるとき

ないですか?


...
細くて薄くてひょろくても
生きている音はさせられる

我々の名はカイワレですが
大根界では一目置かれてて
細くて薄くてひょろいのは
天まで伸びるためなのです

横ばかり気にしてしまうと ...
おじいちゃんが農協にトンカツソースを
買いに来ていた
「おねえちゃん、ウエスタンソースくれよ」
「おじいちゃん、ウエスタンは
西部劇だけど┅┅ウイスターじゃないの?」
「いや、ウエスタンと書 ...
木片の内には像も形もない
{ルビ自=おの}ずと示す雛型も
なぞるべく引かれた線も
一つの像が彫り出された後で
木片はその内部に
一つの像となりうる可能性を秘めていたと
言えるだろうか
限 ...
既に持っている奴が
持ってない奴に
「てめえ、持ったらただじゃおかねえぞ」
というのはどう考えても筋が通らない
「そういうてめえはどうなんだ」
と言い返されるのがおちだ
そのとき
「えへ ...
南の空気を孕んだ雨が止んで
少しずつ
本当に、少しずつだけれども
春は近づいて来る

三寒四温

その時期はもう
過ぎてしまったが
今も四つ進んで、三つ戻りながら
春は、確実に近づ ...
同じ作業の繰り返し

飽きもせずに繰り返す

目的は

ペカリに有り

天井のない恐怖

スリルの亡者

憑かれてしまった

その時ペカリ

来たよ来たよ

GOG ...
目に見えないから
余計に 酷くなる

痛い 痛いと
必要以上に 騒ぐ人

ジッと堪える人
的確に 表現する人

それぞれの傷の大きさは
測れないから

比べることなんて ...
街路樹の枯葉の上に倒れていた彼は
気がつくとすっかり記憶を喪っていた

その時間は午前零時
深夜の街に人通りは絶えていた
痩せた犬が何処からともなく現れて彼の耳を舐めたから目を覚ましたのだ
...
とてもちいさな出来事が積み重なってものごとが見事にできあがり
それがとても不思議だったりもする今日この頃です

僕の押入れの中に隠された凶器みたいなスケートボードはいつも
わくわくする坂を滑り ...
春の詩に横たわり
彼女は風をみている

かすかに光る幻想が
朝の背骨を捕らえて


少女は女になろうとしている

儚く纏った傷を
すんなりと脱ぎ捨て

{ルビ乳房=ちぶさ}の ...
あと一本誰かの安打と俺の煙草ひっくり返してカタリと鳴る

盗撮魔国家公務員アリナミン同情すら脳タリン

テポドンだ急速下降のポンド様お手柔らかに残高不足
疑問に思うことが永遠に続く事があって。

でもそれを解決しようとは1mmも思ったことはないけど、そんなことよりも音楽を聴いたり絵を描いたりするほうが自分には性にあっていると思うけど、もちろんそれが ...
けものは好きですか、と
君がたずねる
けっこう好きかも、と
僕は答える

けものは乱暴で
けものは残酷だ

けものは正直で
けものは後先を考えない

パトカーのサイレンが
夜を ...
君は我慢強いんだな
みんな幻想を視ているのに
話を合わせて
なんでもないように

恵まれていたようだね
容易く称えられて
ひとりでも大丈夫だからと
それでも謙らずに

憧れに惜しま ...
ゆれている黄色い花つくりものみたいな蛍光の色レンギョウ
しだれてゆらゆら揺れている花弁は薄いプラスチックでできているみたいに陽射しのした見えました
神様が蛍光ペンで春にしるしをつけたのかもしれない ...
どうどうめぐり
かもしれないけれど

あてもなく
歩けるヤツなんて

たぶん会ったことないはずだ

あてもなく歩けるヤツは
気がチガっているはず

あてがないならそこにいるはず
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
早春の詩集長崎螢太自由詩4*18/3/8 23:59
ひとつ 残る木立 悟自由詩218/3/8 22:13
ノート(54Y.2・24)自由詩118/3/8 22:11
嚥下古具をふね自由詩018/3/8 22:09
水虫ジュク夫「盟友」花形新次自由詩018/3/8 21:07
志田flygan...自由詩018/3/8 15:34
ミモザの花束を卯月とわ子自由詩318/3/8 15:32
東村アキコのマンガTAT短歌2*18/3/8 14:41
199X年世界は核の炎に包まれた自由詩118/3/8 14:33
春なのにzenyam...自由詩3*18/3/8 7:42
ミモザもっぷ短歌118/3/8 7:09
ひとりぼっちだらけやまうちあつ...自由詩118/3/8 5:35
とりわけ小さな出来事ですがうめバア自由詩418/3/7 23:47
まあ、しょうがないかよーかん自由詩318/3/7 22:00
カイワレの野性ブルース瀬戸...自由詩3*18/3/7 21:26
トンカツソースzenyam...自由詩218/3/7 20:30
空を彫る者ただのみきや自由詩15*18/3/7 19:24
水虫ジュク夫「非核化の欺瞞」花形新次自由詩218/3/7 19:11
春雨の後に長崎螢太自由詩5*18/3/7 11:47
アイム ジャグラー暁い夕日自由詩5*18/3/7 11:39
痛みは藤鈴呼自由詩4*18/3/7 11:20
記憶喪失こたきひろし自由詩018/3/7 8:32
まいにち梅昆布茶自由詩1218/3/7 8:31
ウカヤスヒロ ハ...自由詩518/3/7 7:18
ニュースで見ない日は無い1暁い夕日短歌1*18/3/7 3:11
20180307_work0000@poetryNaúl自由詩018/3/7 1:46
けものフレンズuminek...自由詩9*18/3/6 23:43
弧りじおんぐ自由詩118/3/6 21:59
Golden bells田中修子自由詩6*18/3/6 20:47
そしてまたよーかん自由詩218/3/6 19:57

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加筆訂正:
Golden bells/田中修子[18/3/6 20:49]
わりとでっかめのパソコンから見ていただけるとかわゆいはずです。
4.54sec.