昔々の話だった
緞帳が上がり、死が溢れ出した
この学園に人間は居ない
すべてが女子高生になる
物質が歪み、魂が捻れる
緑色に燃えさかる流星群
なにもかもが喪われ
...
外は天気が悪いので出かけなかった
ただ 夜のほうが 心は落ち着く気がする
誰も部屋の中のように関わり合いは求めてこないから
僕は 昼頃 肉を買いには出かけたけれど
氷に塩をふり ...
どこからも誰からも愛は届かない
心に刺さった釘はずっと刺さったままで錆び初めていた
痛みに勝る生の実感はない
研ぎ澄まされた神経の尖端に抑圧された時間に
私は実体のない感情をたたえていた
左の信号機の下
信号待ちの黒い傘のなかに
髪の毛乱したあの女がいる
憎しみの眼つきで
フロントガラスごしに
僕の目を焼こうとする
さらさらと降る小雨のなか
小さな涙粒のよ ...
光が交差する
クランクを曲がる、一光のバイクが
夜のうねりになって疾走する
テールランプが夜景に溶け込む頃
シグナルは赤から青へかわる
ホイールの芸術的な回転が
少年の目に留まる
...
かお
が
かわ
いい
から
と
い
う
こと
で
しな
を
しな
を
つくって
いく
ことを
ほんのう
てきに
えとく
して
いる
ごう
の
ふ
か
...
雨が近づくと
植物の匂いが強くなる
それはまるで
隠す気のない事後のようで
私は好きになれない
(きっと
罪悪感の裏返しね)
彼の車に乗って
高速を使い海へ向かう
やがて雨が降り ...
○
少女は浴槽に柚子を浮かべ、
指で押して湯に沈めるのが好きだった。
湯に体半分沈んだ柚子を、前へ進めてやるのが好きだった。
少女は一人のときも、母親と一緒に入浴するときも、
湯に浮 ...
さかむけをちぎりながら
ちょっと反省しています
嫌味言ってごめんね
罰みたいなさかむけが
全部の指にできています
あなたの悲しい目がちくっとさしてきます
あなたにはわからない
な ...
おじいさんは祭りは大切だという
おとうさんは仕事が大事だという
僕は今があればいい
おじいさんは伝統というのがすきだ
おとうさんは義務というのがすきだ
僕は言葉がすきではない
おと ...
О
生きものの移動がつづいている
夏が近いからだろう
そろそろ 夏の支度をしなければならない
去年買って一度しか着なかった
あのティーシャツは
どこにしまっただろう
それを考えるだけ ...
一両電車
くろ電話
神社で逢い引き
仲人さがし
土の道から砂ぼこり
Wi-Fiもとんでない
テレビとラジオぐらいしかとんでない
今夜は銭湯いかないのかい
...
アメリカ、フランス、イギリスによる
尻穴へのミサイル攻撃を受け
日本の首相が囲み取材に応じた
「一般市民に対し化学兵器を使用した
尻穴政府の暴挙は許されるべきものではない
日本政府としてもア ...
昔は交通の要衝であったわがふるさと
今は鉄道もなく高速もなく
朝夕片道6本のバスが走っているだけである
走ってはいるが
乗客はゼロの時も珍しくない
客がいない時は停留場の案内も切って
停留 ...
とくべつな愛されかたをしたかった
紅色の、燃えるような声で。
まるで悲しみをすべて暴き出してしまう
慈悲のかけらもない冷たい蛙の眼つきで。
寂しいひとり寝の暮らしなど
...
高円寺で弾き語りやりますって告知の最後に
ときどき現れる「バー鳥渡」の読み方を知ら
ないまま今日まで飛んできたのだけれど鳥の
アイコンの後のアカウント名がchottoだった
からそうかちょっと ...
ひと粒のキャンディーが舌の上で溶けて無くなる前に
いつも噛み砕いてしまう男が馬乗りになって
犬には解らない母親譲りの言葉でトイプードルを撫でながら
時折その首を絞めていた女を殴っている
二人の ...
それが
あと1ミリ
ずれていたら
君はすごい美人で
たぶん
出会わなかった
なんのいいわけだ
という君が
庭先の椋鳥に
こめつぶをあげている
...
広い公園をぶらぶら探検
女の子が嬉しそうに背筋を伸ばして
自転車を漕いでいる
いつのまにかゆったりダンスしているような
大木が切られている
切り株と木の根はまだ生き生きとしているのに
そっ ...
「あ」
と言われたら
「にゃ」と言いたいのかも
でもフツーは「へ」らしいから
「へ?」と言わなきゃいけない ...
○
手乗り文鳥が
籠から
彼の手に飛んで来た
しかし手が
あまりに冷たくて
肩へと移動した
そこで
すぐ上にある
彼の耳をひっぱる
痛い!
注射をされたみたいに
痛い
...
あの 夜はひとりで寂しくなかった。
ただ、貴女がいないのでとまどった。
どこへいったのかな
さがしてもさがしても
風の音しか聞こえてこない
あたたかい声が夜空から ...
地域の総会に出席した
年が少し上というだけで
年下の人を呼び捨てにしている
叱りつけるような呼び方で
雰囲気が悪い
年が上というのは
そんなに偉いことなんだろうか
今は学校の先生も親も
...
団地が出来た頃
家は疎らで
寂しいばかりだった
今は完全に団地になって
家族の楽しい声が響く
団地の急な坂道はなく
年を重ねても
ずっと住み続けられるように
緩やかな坂道になっ ...
桜舞い散る晩春の朝だ。
風は未だ冷たく、貴女の頬を赤く染める。
故郷の庭では椿が咲き誇る。
ストーブの上ではやかんが湯気を吹いている。
頬を染めた貴女はいつしか私の手を握る。 ...
新しい明日を迎える為に今日という日のスーツを脱いだ。
街角の雑踏、裏通りの饐えた匂い、散乱する生。
風のように過ぎてゆく時を眺めると、欠伸が出る。
今日も懸命に生きた。
充実 ...
鼈甲に似せた眼鏡
美容師により造られた髪型
痩せた身体
そして学歴とか賞与に革靴
矜持、強い強い意思
腕を組んでときに荒れて
漏れる吐息漏らす言葉
鶯色やショッキングピンク
走る皇居攻 ...
桜の花びらが散り尽きてしまったら
なにが起きるのだろうか
今抱えている不安すべてから
解き放ってくれるだろうか
一歩前に進むことはできるだろうか
桜の花びらは冷たい
無数の ...
要は介錯だ
頼む方は
この人に、と思うし
頼まれる方は
この人のためなら、と思う
法律なんかクソ喰らえ
捕まえたければ捕まえろ
それでも
やらねばならないことはある
いい ...
失った希望のアトリエ後にしていずこへ旅する絵描きかな
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
死立流星群女子学園
高原漣
自由詩
1*
18/4/16 1:09
休日の僕
番田
自由詩
1
18/4/15 23:51
愛に
こたきひろし
自由詩
1
18/4/15 21:42
信号待ちでみた白い夢
秋葉竹
自由詩
2
18/4/15 18:21
By Design
暁い夕日
自由詩
10*
18/4/15 17:47
アケイライは地獄語を話す。体重は750ポンド(約340kg) ...
6
自由詩
3
18/4/15 17:12
隠花植物
もとこ
自由詩
21+*
18/4/15 16:53
柚子の海
オキ
自由詩
6*
18/4/15 15:49
さかむけ
朧月
自由詩
2
18/4/15 12:58
永遠
〃
自由詩
1
18/4/15 12:53
エスキス3
オキ
自由詩
1*
18/4/15 12:30
灰いろの青空と張りぼてのコンクリート塀
ペペロ
自由詩
2
18/4/15 7:45
WWE
花形新次
自由詩
1
18/4/15 7:30
Uターンバス
zenyam...
自由詩
2
18/4/15 6:35
とくべつな愛
秋葉竹
自由詩
3
18/4/14 22:34
鳥渡/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
1*
18/4/14 20:56
ままごとあそび
ただのみきや
自由詩
5*
18/4/14 19:58
鳥渡(ちよっと)
AB(なかほ...
自由詩
6*
18/4/14 16:25
長閑な探検
灰泥軽茶
自由詩
3
18/4/14 14:54
泡のお風呂
雲野しっぽ
自由詩
2*
18/4/14 13:37
エスキス 2
オキ
自由詩
3*
18/4/14 9:31
桜の花、ちる
秋葉竹
自由詩
2
18/4/14 8:51
呼び捨て
zenyam...
自由詩
1
18/4/14 5:31
坂道
夏川ゆう
自由詩
3
18/4/14 5:07
幸福~晩春の朝に
ヒヤシンス
自由詩
4*
18/4/14 3:00
見えない明日
〃
自由詩
3*
18/4/14 0:46
丁寧
腰国改修
自由詩
0*
18/4/14 0:03
冷たい桜の花びら
坂本瞳子
自由詩
2*
18/4/13 20:42
自殺幇助
花形新次
自由詩
2
18/4/13 19:45
失った希望のアトリエ後にしていずこへ旅する絵描きかな
暁い夕日
短歌
4*
18/4/13 18:56
1256
1257
1258
1259
1260
1261
1262
1263
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1265
1266
1267
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1270
1271
1272
1273
1274
1275
1276
1277
1278
1279
1280
1281
1282
1283
1284
1285
1286
1287
1288
1289
1290
1291
1292
1293
1294
1295
1296
加筆訂正:
ままごとあそび
/
ただのみきや
[18/4/15 11:55]
「ポピュリズム」を「ポピュラリティ」に訂正しました。
3.41sec.