記憶の紙片は幾度破り捨ててもそのまま失われたりしない、すぐに復元されて頭蓋骨の内側の隙があるところに貼り付けられる―おそらくは小さなピンのようなもので―そのわずか0コンマ何ミリの異物が、感情に奇妙 ...
尿が漏れるのと
音が漏れるのは一緒なのかもしれないと
木田さんは考える
母と姉がストックホルムへ
旅立った後に
木田さんは哲学者
木田元になった
パブロフの犬みたいに
唾液も漏れる
...
きっとお互いを忘れたくなくて
2人なら行けるって思ったんでしょ。
理解されないとか
期待されないとか
愚痴も全部 君を呼び出すための口実で
錆び付いたテレビ 三角座りで見てる。
ス ...
昨日sと隅田川をいつものように歩いていた
特別なことをすることもなく ぼんやりと ただ
そこで見つめているだけで なんとなく幸せだった景色を
だんだんと 日の沈んでいく景色の道を
...
努力という苦しみを
努力という楽しみに変えてみよう
貧乏という苦しみを
貧乏という楽しみに変えてみよう
孤独という苦しみを
孤独という楽しみに変えてみよう
責任という苦しみを
責任という ...
あぶない河の上に何であぶない橋を架けるんだろう
背もたれの壊れた椅子にあえて寄りかかるみたいに
私は何かが欠けていて 何ひとつ充たされてはいないから
あぶない河の上に架かる橋を渡たろうとする ...
俺は一匹の蛇だった 蛇に産まれる前は一人の人間であったかもしれない
そんな事を思いながら 俺は田んぼと田んぼの間の細い道端の草むらにに潜んでいた
その時福寿さんが歩いてきた 福寿さんは近辺の農夫 ...
死んだ母親の事なんて忘れてしまった
忘れるって便利だな
忘れられるって快適だよ
憎悪も拒まれた愛も
忘れてしまうから赦せるんだ
赦せるから忘れられるんだ
今日、母の日に
亡くなった母 ...
バルコニーの 天井が
五月雨で 滝音をたてている
幼き 三次元を
想起させるように と
そぅだ 日照りのため
生れ故郷も すなおになって
雨を ...
茜色の雲だらけ
たゆたうように飛び交うの
あなたと一緒に
お天道様にまた明日
緩めて泣くの
そっと産毛が触れあうようね
離れる距離はどこまでも
言葉の光に抱きしめられた
散って ...
どしゃぶりな気持ちで、家まで走る
うんと重い病気にでもなって
みんなを心配させてやるんだ・・・
みんなが僕をへっちゃらだとか言うから
本当に悔しい
短いスカートを穿くはしたない女に思われ ...
闇にすっかりなれたのか
それとも 朝がきたのでしようか
あまたの光の柱が
行間からまっすぐに 立っています
言葉は 今朝の朝靄のように低い場所に流れます
言葉が 祈りとは ...
いやあっしはもうへりくだってへりくだって
地面に這いつくばっていっそケツに脳みそが
ありゃいいと思うんでサさっきへりくだった
自分と今へりくだってる自分とでへりくだり
合戦してるようなもんです ...
何者にもなれなくたっていいのだ。
僕のジョークに、君がたまに笑ってくれるときがあるから。
何者でもなくたっていいのだ。
君とこうして出会えただけで最高の人生だ。
蓄積された責務から束の間逃避行
罪悪感などあの棚の上の上へと追いやって
見えない振りをして
明日があると言い聞かせ
一切合財を忘れようと最大限の努力をする
生真面目に真摯でいるのは疲れるもの ...
戦時中の
何が一番ダメだったのか
そりゃあ、言いたいことも
言えなかったことに決まってんだろ
だけどさ
バカにバカ
ブスにブス
自称詩人に死んだ方がいい
と単に真実を語っただけ ...
この胸に孤独があって良かった。
もしなかったら、人の寂しさに共感することができないだろう。
誰かのために戦うことができないだろう。
この心に孤独があって良かった。
もしなかったら、僕はいつ ...
今朝は青っ{ルビ白=ちろ}いぬっぺらぼうすっきりしない暑くなりそう
砂ぼこりに跳ねる光キラリ目の端っこで鰯の稚魚みたいに
きっとありゃガラスの欠片だれが割ったか知らないけれど
小学生の道徳を中学 ...
お帰りなさい、あたし、うれしいよ。
って、いいたいよ。
あたし、あなたに、会いたいよ。
あまいドーナツを食べたいな。
あまさの上にあまさを重ねた、
ほっぺとろけるお菓子が食 ...
あなたを、待っていました。
とつぜんいなくなるものだから、
街中、狂ったように探しましたよ。
月並みな比喩だけど、
髪の毛振り乱して夜叉の形相で、
眼を真っ赤な涙に染めて、
迷子 ...
孤独な指先を
そっと浸すように
冷え冷えとした土の中から
上に向かって堕ちてきた
それは
生えだした
うねり
しなやかに燃えて 落ちていく曲線のむこうに
求めてやまなかった影があ ...
恋という窓から距離を置くと
履かないスカートはカーテンになり
貰った口紅は背比べする
化粧ポーチが軽くなる度に
鏡を見ずに醜くなったのは
年を取ったせいだろうと思う
この部屋にクラ ...
平易な朝と言えばいいのだろうか
ひさびさに雪除け作業もなく道路は凍っている
稜線には水色の空がのぞいている
声を枯らし、鬱陶しい汗が肌着を濡らし
昨日の日雇いはきつかった
だだをこねてい ...
夕立ちに足を止められて
靴下が透明になる前に
ペットボトルの中で雨を拾い
飲み干したら空は明るくなった
時が動き出す瞬間を見ると
駅前の宝くじの行列が
アフターファイブで埋め尽くされる ...
青空にむかって
わたしたちは歌った
夜はながく とても寒く
深く 生きながらにして
かたちのなかで毀れていた
シャツをきて お茶を飲み
静か ...
ここに来る必要はなかった
元いた場所で充分だった
けれど
そういう考えがある種の
逃げかもしれないと思って
必死に
ここまで来たけど
ここではなかった
数々の過程の中に
やり直し ...
あなたも
想像してみて
ください。
卒寿を越してから
独り暮しとなった
...
あなたも
想像してみて
ください。
卒寿を越してから
独り暮しとなった
...
飴玉が溶けるまでじっとして
唾を飲み込み目を閉じる
飴玉が溶けるまでそっとして
軽くジャンプして
芝生と柴犬の撫で心地
飴玉が溶けるまでほっとして
息を吸い込み起きあがる
私の中にいる天使はあらゆる天使を統括する天使長である。私の仕事は天使たちや人々への伝令である。天使というものは休んではいけない、あらゆる神聖な存在の中で一番厳しい人生を歩まなければならない。私は芸能界 ...
日付順文書リスト
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日付
貯蔵庫が騒々しい―たとえそれを完璧に閉じ込めていたとしても。
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
18/5/13 23:09
哲学者
間村長
自由詩
7*
18/5/13 22:37
華になった女
藤沢
自由詩
2
18/5/13 22:27
隅田川を行く
番田
自由詩
3
18/5/13 20:55
地味に生きるには
イオン
自由詩
3*
18/5/13 20:47
あぶない橋を
こたきひろし
自由詩
2
18/5/13 20:25
蛇に
〃
自由詩
1
18/5/13 18:26
今日、母の日に
〃
自由詩
2
18/5/13 17:33
欠 題 その一
信天翁
自由詩
6
18/5/13 15:49
_
雲野しっぽ
自由詩
2*
18/5/13 15:15
少女
暁い夕日
自由詩
7*
18/5/13 13:49
蛸の触手は【悪魔の舌】か【天界の下】か
るるりら
自由詩
9*
18/5/13 1:20
地霊達の起床/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
4*
18/5/13 0:59
最高の人生
水宮うみ
自由詩
5*
18/5/12 23:26
夢見る時間
坂本瞳子
自由詩
4*
18/5/12 21:52
何度でも読め!
花形新次
自由詩
6
18/5/12 21:49
夜の光
水宮うみ
自由詩
4*
18/5/12 21:13
きっと君はスカラベみたいな瞳で
ただのみきや
自由詩
4*
18/5/12 21:02
リクエスト(まるでひとのよの夢)
秋葉竹
自由詩
4
18/5/12 20:34
ひとり、寂しく、生きていたのに。
〃
自由詩
2
18/5/12 20:32
悪魔の舌
ハァモニィベ...
自由詩
0
18/5/12 20:31
in the room
ミナト 螢
自由詩
3
18/5/12 18:29
二月からのこと
山人
自由詩
1*
18/5/12 17:10
獣の季節
ミナト 螢
自由詩
0
18/5/12 15:17
愛に生きて
草野春心
自由詩
4*
18/5/12 15:03
遠くまで来て
狩心
自由詩
0
18/5/12 14:13
濁った老眼
信天翁
自由詩
3
18/5/12 12:56
〃
〃
自由詩
0
18/5/12 12:53
飴玉舐めて
灰泥軽茶
自由詩
3
18/5/12 10:19
天使の使命
カッラー
自由詩
1
18/5/12 9:27
1243
1244
1245
1246
1247
1248
1249
1250
1251
1252
1253
1254
1255
1256
1257
1258
1259
1260
1261
1262
1263
1264
1265
1266
1267
1268
1269
1270
1271
1272
1273
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1277
1278
1279
1280
1281
1282
1283
4.27sec.