皮膚がかなしみの袋となって
夕陽とともに砕け去る
勝つべき恋もなく
敗けるべき政争もなく
小さな部屋でひとり
狂った警報をきいている
痛くしないで
痛くなくなるから
大声を上げないで
聞こえなくなるから
怖い顔しないで
みえなくなるから
いやだ いやだ
ゴメンナサイ
コワレルヨ
壊さないで
...
君と共
夏の午後
暑い外
避けて此処
エアコンに
かくまわれ
君と飲む
冷たさを
僕だけが
覚えてる
夏の午後
暑い部屋
溶けかけた
氷たち
カラカラン
...
参道を無数の鹿が
{ルビ長閑=のどか}なリズムで、歩いている
野球帽の少年が
鹿せんべいを
口許にやっては、はしゃぐ
首からカメラをぶら下げた
アメリカ人のおじさん
橙色の法 ...
想うのは初冬のこども暗くとも帰れずにいる駅のベンチに
秋服のままで真冬を越えた子がうつむき見てる花そして花
星が無いわけではなくて街赤く黄色く白く今日は見えない
{ルビ初 ...
三つ編みの中に隠したボタンは
あなたの制服の二番目だった
ネズミにかじられたりしないように
私は一等席を用意した
黒いおさげが光の加減で
緑になるのを気に入っている
重たい髪が ...
相手を愛するということは
自分の気持ちや考えを押し付けることじゃなく
相手の気持ちや考えを
最大限尊重することである
しくじった
ヤバイ
良しもう一回
ポチッと
今度は慎重に
ここは 罠だ 毒だ 落とし穴
一度やったから知ってる
そんなボタンであの日を
変えれたら
ナイナイ
あれっ
...
ポップコーンが弾ける音
それが聞こえるだけでも
この耳は楽しいらしい
高層ビルがまた一つ建ち
そのアシンメトリなフォルムは
夜空をいびつに捻じ曲げ
火が花開く空間を奪ってしまった
...
おサルの籠池ホイサッサ
後ろで拝んでいる
ハバアは、ありゃなんだ?
しかし、変な夫婦っているもんだな
見るからに品の欠片もないだろ
きっと出自の問題だ
だってちょっとやそっとで
あの ...
人格者とは
理不尽に対処できる
知恵と器と使命を持つひとのことだ
人格者は理不尽がきても
じぶんを立てるということをしない
じぶんを立てていると他を責めてしまうからだ ...
かつて
苦しくても悔しくても辛くっても疲れていても
心の内に呑み込んでしまって
どんなにどうであっても
わたしには笑顔ばかりを見せてくれるひとが居た
けれども
とうとう最後の患いとの闘いの ...
つなぐことが
できない者の
孤独と生滅
たくすバトンを
持たずして
つながることを
恐れる者の
羞恥と隠遁
網の目の中
失われ
つながれている
罪ある ...
取れたてのトマトを氷水で洗い
大きな口でかぶりつく。
暑くなり始めた水場の前で麦わら帽子を被り
冷たい水で顔と手を洗う父と私は
虫や暑さと格闘しつつ
畑仕事に精を出す。
太いきゅう ...
……キャッチ出来ない
近づき逃れ 逃れ接近
既にそれを背負わされ
足場は崩れ消滅した
青くぽっぽと熱を吐く、
大地の割れて真っ二つ
天は激しく咆哮し、
蒼くぼぉぼぉ燃え盛る
幻想を ...
花かんむりを作りながら微笑を称えていた少女時代に
戻りたくなりました
少なくとも「おかんむり」の多い世の中を泳ぐ大人よりは
平和に違いないかな?って
戻れるかな
戻れぬかな
戻 ...
お互いが
自分と向き合う時間である
自分は今どこにいるのだろう?
ボケると
自分がどこにいるかわからなくなる
昨日届いた今年の新米。
白く輝く米粒が
すくい上げた両手から零れ落ちる。
その日の晩
一粒も残さないで食べなさい。と
母はしゃもじを握って何べんも言った。
白い湯気を顔中に浴びて
...
日々闘う孤独者よ
あなたは誇り高き戦士
あなたは孤独者を忌み嫌う幾多の聴衆の黒い嘲笑と闘い
あなたを堕落させ狂乱の傀儡にせんとする生煮えの蠱惑に耐える
あなたは元より孤独を友とし静寂を伴侶 ...
習字が変だった
その習字を止めると
さらにへんで
ロバのドンキーや
ロバのロシナンテと
邂逅する
へん(恐怖)から逃避して
父にパチンコ屋に連れて行ってもらうと
鵜の国が近くの貯水 ...
鮭の皮は
「きりみのような方と 先の程まで銀色の 煉々は死んじゃったの後の先…」
好きだから 最後に残したんだよ 解説はマイ箸
飲み込んだ爪は
「わたしは わたしとなり わたしの ...
理不尽なことは誰にでもたびたび訪れる。
ひとならば誰もが、他者よりも自分を立てたいものだ。
だから理不尽なことに堪えきれず反撃、もしくはあからさまな無視をしてしまう。私もそうだ。
で ...
(トン・トン・トン。)
軽快なリズムで動く父の包丁さばき。
収穫したばかりの夏野菜の中からナスが二つ
銀色のボールからこぼれ落ちている。
オニヤンマが一匹部屋の中に迷い込み
茶碗を並べた ...
密やかに密やかに
唄う
みつやかな色は、きっと淡い淡い頬紅の色
淡い薄紅色を反射する真っすぐな水面の上
すぅっと指を滑らせれば
薄紅色の光がブルーの光に覆いつくされる
...
娘が寝ている時間に帰る
娘が寝床から泣き始めた
そっとただいまを告げても届かない娘の背中をさする
暴れまくる娘
布団を縦横無尽に転がりまわる
まるでねずみ花火のようで
今にも爆発しそうで
...
俺の天使は壊れている
フリーマーケットで
三千円で買ってきたやつ
今日日
天使の値段は三千円さ
中古で三千円
新品でも五千円しないさ
牛乳を飲むかと尋ねると
首を横に振る
パンを食べ ...
たそがれ時の偽りの永遠が僅かに、薄らいで
今年の夏至も千年の眠りについたのだと
いよいよノートにペンを走らせる
しかし明日からの八月が
八月がかなしい さびしく終わるから なぜ
この月に ...
手の無い子どもの手をつなぎ
足の無い子どもと歩きます
目の無い子どもと夢をみて
耳の無い子どもに話します
なにかがあって
なにかがなくて
そしてまた少し
少しと失いながら
...
けんせつげんばのかいてんおんで
じゅうくじはんぶんめがすんだ
こうそくどうろをあるきつかれて
でぐちへとどかない
ドラゴンのよだれ みつけに
のっぺらぼう ほういもう
ふろしきづつみ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏の夕べ
葉leaf
自由詩
2
17/8/2 17:31
痛手
kino12...
自由詩
0
17/8/2 17:05
夏、午後。
pochit...
自由詩
2
17/8/2 15:56
東大寺にて
服部 剛
自由詩
0
17/8/2 10:28
「サボテン」 七首
もっぷ
短歌
3
17/8/2 9:11
森の詩
ミナト 螢
自由詩
3*
17/8/2 8:47
愛する
ホカチャン
自由詩
1
17/8/2 6:29
リセット
kino12...
自由詩
0
17/8/2 2:33
都会の夜空の下
坂本瞳子
自由詩
1*
17/8/1 23:14
おサルの籠屋
花形新次
自由詩
2
17/8/1 22:52
人格者とは
吉岡ペペロ
自由詩
0
17/8/1 22:35
できない約束
もっぷ
自由詩
2*
17/8/1 20:40
不条理のひとすじ
シホ.N
自由詩
2
17/8/1 17:13
きれいなもの
梓ゆい
自由詩
3
17/8/1 15:08
刻印
ひだかたけし
自由詩
2
17/8/1 14:12
花冠
藤鈴呼
自由詩
0
17/8/1 12:46
夫婦喧嘩
ホカチャン
自由詩
0
17/8/1 9:35
自分探し
〃
自由詩
0
17/8/1 9:33
白いご飯
梓ゆい
自由詩
3
17/8/1 2:13
孤独者の歌(詩+イラスト)
ふるる
自由詩
5*
17/7/31 23:51
へん(めんどりでは無くて)
間村長
自由詩
4
17/7/31 23:46
お野蛮
04
自由詩
2
17/7/31 23:40
理不尽
吉岡ペペロ
自由詩
2
17/7/31 23:24
通り雨
梓ゆい
自由詩
1
17/7/31 22:49
密やかに
水菜
自由詩
1
17/7/31 22:45
疳の虫
5or6
自由詩
1
17/7/31 22:16
壊れた天使
やまうちあつ...
自由詩
2
17/7/31 21:32
花・花・花・人 「八月」
もっぷ
自由詩
2
17/7/31 21:03
陽炎
朧月
自由詩
1
17/7/31 18:37
ぞうげがり
なけま、たへ...
自由詩
3*
17/7/31 16:59
1235
1236
1237
1238
1239
1240
1241
1242
1243
1244
1245
1246
1247
1248
1249
1250
1251
1252
1253
1254
1255
1256
1257
1258
1259
1260
1261
1262
1263
1264
1265
1266
1267
1268
1269
1270
1271
1272
1273
1274
1275
加筆訂正:
はじまるのはまだか
/
斎藤秀雄
[17/8/1 17:31]
タイトルを変更
イオンへの旅
/
斎藤秀雄
[17/8/1 17:30]
タイトルを変更
隣人
/
斎藤秀雄
[17/8/1 17:28]
タイトルを変更
砂丘
/
斎藤秀雄
[17/8/1 17:27]
タイトルを変更
漂海民
/
斎藤秀雄
[17/8/1 17:26]
タイトルを変更
大脱走
/
斎藤秀雄
[17/8/1 17:26]
タイトルを変更
3.95sec.