火を灯すマッチのように咲く君が話しかけてる羽根のない鳥
酔拳の達人が飲む水筒にミルク多めのカルーアミルク
十二支をはずれたゾウがアリクイを誘って組んだセカンドユニット
薄くひらかれた口許から 吐息を漏らしながら声帯を震わす
まだ 生まれたての皮膚についたりんぷんを振りまくように
僕の唇はかすかに動き なめらかに笑った
足裏をなぞる砂粒と土の湿度が おどけた ...
真夜中に目を覚ますと
キッチンのテーブルに誰か座っている
見れば自分ではないか
寝ないのか、と問うと、寝るのか、と答える
最近どう、と問うと、知ってるくせに、と答える
仕方がないので向かい側 ...
真っ直ぐなこの道は
海へ続く道
潮の香りを含んで
爽やかな海を思わせる
何かが流れている
海に近づくほど
建物は減り
海が近くに見える
あまり都会ではこの街に
広い海が安 ...
午後八時
服のまま雪の降る川に入り
午前五時
神社の杉に縄をかけ死んだ
友の命日
のっこりと言う表現が相応しいかどうか
私には分からない けれど
てんこ盛りにされた皿の中身は
どう見積もっても もつもつしている
モツやハツはハラミには 慣れてない
プニプニのコラー ...
針先で突き刺した
指先から
私というひとつの海を
絞り出すように
私は激しくもとめている
あなたのその、
果てない闇の底に
うつりこんだ私を
あなたは一匹の魚だ
つかまえよう ...
笑わせる。大嫌いだ、あんな親。
保身保身の連続だ。
(私の親ではない。)
大嫌いなので、もう話したくもないし、話しても説得するどころか、説得させられるに決まっているのだ。
私たちには障害があり ...
鴉
>タバコは最高や。
>酒ぴしゃっと来るで。
>コーヒー気張れる。
>最高!もうたまらん最高!
鳩
>お前、クソくさい爪みたいな奴や ...
波は時空をこえていく
過去や未来だけではない
あったかもしれない
なかったかもしれない
そんな世界まで波及していく
そこでのぼくらはどんな感じなんだろう
たぶん ...
にぶんのいちたすにぶんのいちは
にぶんのいちとにぶんのいち、ではない
いち、なんだ
小学生の算数が真理をおしえてくれている
いのちとは波を粒にするエネルギー
いちど波 ...
山盛り憂鬱朝食を
1食抜きにして
人の謗りを尻目にしながら
ぐるっと坂道を駆け抜けた
それがはじまりだった
(天才だって
凡才だって
人生はすべて誠意次第)
...
(男と女)
理屈ではかなわないから
男は怒る!
怒らせる原因を
つくっているとは
女は考えないから
男に対して強い不信を抱く
○(交通違反)
高齢者の違反が増えているから
取り締 ...
ち○ぽをおっ立ててにぎる
手首を返して 左へと
痛みがなければOK
準備は出来た
もともとこのやり方は友人の父親から教わったのである
どうやら3人までは幸せにできるらしい
何故か執拗に住所 ...
木枯らしが冬を引き連れて
醜い獣を呼び覚ます
魚の腹は濡れた月
涙は水底真珠となりて
ころころ転がり心と成った
夜更けに泣いて震えてる
か細い枝に三日月刺して
滴る孤独の蜜舐める ...
死んだ君の姿を絶対に見たくないし
死んだ僕の姿を絶対に見せたくない
神に定められた運命ではなく
二人の意思で
同時に
自殺したいと
思っている
それは
まだ先の未来だけど
必ず訪 ...
ひとりごとをつぶやく
あの人が好きと
ひとりごとをささやく
もう一度会いたいと
ひとりごとだから
独りよがりの思いでも
わがままな願いでも
誰も聞いていない
自分だけが
...
ひらひらの手が
宙をおよいでいる
なめらかにあつく膨れて
むすめよ あなたは
女という呪いのなかで
生きていくことを選んだ
わたしのことをどう考える?
わたしは回る器
道を歩くとき
佇むとき
疲れた夜、布団を被り目を瞑るとき
いつも
わたしの存在の中に立つ芯は、回転している
目には見えない陶芸家の
血液が流れる透明の手に
ふれ ...
突然の突風!
で、かつらの飛んだおじさんが
とってもイケてる男である
可能性について
ある夜、僕は考えていた
クリスマス前の何故か切ない
歌舞伎町を{ルビ漫=そぞ}ろ歩きながら
...
ふうと
息をつく
それだけで
安心する
気持ちが落ち着く
それだけで
力が湧いてくる
そんな気がする
また明日を迎え
時間を過ごし
前へと進む
この文明地獄の街中で
僕はなんとか立ってるよ
いくらかふらついたけど
ほらこうしてたっているよ
君らは満足気に
ペンシルのひとつやふたつ
かざしているんだけ ...
しろい いき
の すいじょうき
は たいない を めぐり
消費された さんそ
の なれはて
を 吸いこむ わたし
の 目から でる なみだ
を うけとめる あなた
の ...
「自分を知り相手を知る力」がなければ
勝てない
ただがむしゃらにがんばるだけでは
勝てない
耳のそとがわから
ことばのない唄が
聴こえてくる。私
はそのわずかな毛
先のような音の足
跡を追いかけなが
ら風に逆らう。風
は足跡の先を掴み
ながらふりはらう
。この目に映 ...
※
揺らめく瞳に湛えた
微笑みの奥から
さらに微笑みが湧き出ているかのような瞳
滾々とした
透明度の高いその水面の煌めきは
その青い瞳を通して視る世界に
含有されている
金色 ...
見上げた空は
千切れた雲がまばらに広がっていて
見なければよかったと思うほど
薄汚かった
思わず自らの姿を確認する必要を感じ
頭を腹の方へと下げてみるが
人様の目にどう映っているかまで ...
墓所
朝な夕な花を捧げる、
深紅の薔薇ではなく、
白い百合を。
ただひとつだけ、
海に背を向けたその墓。
没年は百年前かあるいは二百年前か、
墓石の文字は薄れて読めない。
...
日付順文書リスト
タイトル
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Point
日付
火を灯すマッチのように咲く君が話しかけてる羽根のない鳥
北大路京介
短歌
0
17/12/16 13:23
酔拳の達人が飲む水筒にミルク多めのカルーアミルク
〃
短歌
0
17/12/16 13:23
十二支をはずれたゾウがアリクイを誘って組んだセカンドユニット
〃
短歌
0
17/12/16 13:23
僕の少年
山人
自由詩
8*
17/12/16 8:59
自分ばかり
やまうちあつ...
自由詩
4
17/12/16 7:27
海へ続く道
夏川ゆう
自由詩
2
17/12/16 5:17
snow
mizuno...
自由詩
1
17/12/16 2:21
もつもつ
藤鈴呼
自由詩
1*
17/12/15 22:32
指先の魚
あおい満月
自由詩
13*
17/12/15 21:20
_
マリア・ブル...
自由詩
1
17/12/15 19:03
鴉と鳩の会話
moote
自由詩
1
17/12/15 18:31
波
吉岡ペペロ
自由詩
1
17/12/15 13:04
真理
〃
自由詩
0
17/12/15 12:59
《ある男》
ふじりゅう
自由詩
0
17/12/15 11:39
独り言30集
zenyam...
自由詩
0
17/12/15 10:43
20171215_work0000@poetry
Naúl
自由詩
1
17/12/15 8:18
その女、不足につき
黒崎 水華
自由詩
3
17/12/15 8:14
君と僕を巡る、
狩心
自由詩
3*
17/12/15 0:07
ひとりごと
猫の耳
自由詩
0
17/12/14 22:39
むすめよ
はるな
自由詩
4
17/12/14 22:03
陶芸家とわたし
服部 剛
自由詩
1
17/12/14 20:14
愛染めかつら物語
〃
自由詩
0
17/12/14 19:41
それだけのこと
坂本瞳子
自由詩
1*
17/12/14 19:02
文明天国
ふじりゅう
自由詩
1
17/12/14 17:08
循環
凍湖(とおこ...
自由詩
0
17/12/14 16:06
勝負
zenyam...
自由詩
0
17/12/14 7:43
刃の指
あおい満月
自由詩
0
17/12/14 6:51
天体
本田憲嵩
自由詩
2
17/12/14 2:51
汚れた空が
坂本瞳子
自由詩
1*
17/12/14 1:30
血と百合の遁走曲
佐々宝砂
自由詩
6*
17/12/13 22:21
1217
1218
1219
1220
1221
1222
1223
1224
1225
1226
1227
1228
1229
1230
1231
1232
1233
1234
1235
1236
1237
1238
1239
1240
1241
1242
1243
1244
1245
1246
1247
1248
1249
1250
1251
1252
1253
1254
1255
1256
1257
4.39sec.