出鱈目に打たれた杭のような樹木の
日に焼け落ちたカーテンのような枝の隙間で
天使の抜殻が薄曇りの空を透かして濡れている
ヴィデオゲームは明確にエンドを表示するけど
人生ゲームのそれはあまり ...
子供のころ
川原で投げた水切りの石が
ついさっき
彼女の顔をギリギリかすめて飛んでいった
意味解らない
夕方の駅でホームで電車を待っていたのに
時間の経過を無視して
こんな場所まで飛 ...
今と昔では生活環境が違うけれど綴る詩は
今も昔も相変わらずな内容で
けれど、それでもいいんだと思えるようになったのは
きっと歳を取ったから
気がつけば自ら自分の時間を止めたあの人より年上に ...
試されているのはいったいどの暁だろうか。抉りとられたままの世界の軋む音が聴こえる。根拠なく発生し続ける存在は、ただ相対的に存在するだけで暴力として発芽する。見失う片目の行く先には過去の清冽な流れが ...
林のはたにはまだ去年の落ち葉が
形を失わずにありました
けれども枯草色の野はとうにすぎて
春の息吹きはまた
病の床をのり越えたのです
(あなたは苦しんでいるようにみえました)
(あなた ...
目を覚ましさまよう
喜びのない日々に
捧げてつかのま
息を吐く時間
世界は空っぽで
僕はその外にいる
外ってのは薄情な売春婦みたいなもので
出たり入ったりするけど
何かが生まれ ...
どうしよう 明日の朝
どうしよう 明日の昼
どうしよう 大切な時間
時間を無駄にしているようで生まれる嫌悪感
どうしよう
なんかしなくては
どこか ...
季節のうつり変わりはモザイク模様
冷めてしまったアールグレイ
頭の中でずっと続くダレカとダレカの対話
窓をあけ放つにはまだ早い
けれどここから抜け出したい
何だかわからない何かに追われている ...
あした満月みたいな光をみつめて想う
想像だけでは足りなくて
キャンディーズの春一番
猥雑で軽い人生に痛みをおぼえて想う
痛みは俺だけのものだから
いちばんリアルで身近 ...
炭酸水を一息に飲んだ
目を瞑って喉をひらいて
爽やかさを求めたのに
圧迫感しか残さなかった
未来は楽観的なのだろう
心配は何もないのだろう
その感情は罪なのだろう
現状が善後策なのだ ...
南天の緑と赤を描いた日のあなたが居れば良かったけれど
・火蛇玉谺丸骨同黒
・星蟻私光水砂肉島
明日がやってくるのは
当たり前のことではなかった
何気ない毎日は
奇跡にも近いことだと
あの時 初めて知った
幸せだった頃の面影を求めて
昔住んでいた辺りを訪ね歩く
太陽は山の向 ...
感傷的で ニヒリストで 他人にこれっぽっちも期待してなくて 死にたい夜なんてダサいとわかってても死にたくなったりなんかして トマトが大嫌いで 冷蔵庫の卵は賞味期限が切れそうだっけ? それなら明日はオム ...
春が近くなってきて暖かくなってきた
朝飯は食べない、朝にご飯を食べるとまずくて食べられたものではない
精神安定剤オランザピンが5mgから2.5mgに減った、飲むのは1錠だけ
痩せるだろうか
体 ...
出張先の帰りに途中下車して
十数年ぶりに二人で行った
異人館に一人で入った
いつかの君のような女子が
グループではしゃいでいた
異人館は昔と変わらない
進歩していないが退化もしていない ...
まっすぐな道を曲げるのも
曲った道をまっすぐ往くも
はたから見れば
つむじ曲がりのへそ曲がり
味や香りが劣ってなくても
曲がり傷もの二束三文
好きに選べる人もいる
ふところ具合の人も ...
年をとると
思い出したくないことが
いくつもある
ずっと忘れていたいことがある
すっかり忘れていたことが
ある夜突然夢に現れて
ほんとは忘れていなかったんだな!
と気づかされることがある ...
淡い空の色は
何時の時も
同じ色合いに非ず
暮れゆく紅色も
始まりの藍色も
揺れる程に 美しい
喩えるように
流れる雲に
我の思いを乗せて
割れた空の隙間に
埋め込 ...
朝の光はいつも すべてを赦している
仮眠から醒めた命が
詩の水面をゆらし
躍り上がって咲こうと
高揚するとき
夜更けかすかに漂う
冬の残滓が
迸る日差しに絡め取られたとき
...
鳴かない鴉の群れのなかで
黒い氷が鳴いている
解けては凍り 重なる肌を
斑な闇にまたたかせている
沈みかけた三日月が
ほんの一瞬むらさきになる
帆船が入港し
乗り ...
猫と戯れ
猫と遊び
猫引きちぎり
猫死ぬ。
思えば
元から猫を嬲っていただけで
元から猫は死ぬ未来だったわけで。
猫死んだ。
かわいい猫死んだ。
さんがつのあきのかぜ
さんがつのあきのかぜ
さんがつのあきのかぜ
さんがつのあきのかぜ
さんがつのあおいそら
にくらしいえりくび
とり いきているとして
すとうぶ もやせ
くえ
いい ...
平日は忙しい
週末になれば
穏やかに過ごせる
平日に出来ないことをする
あっという間に経つ時間
掃除したり
本を読んだり
録りためたドラマを見たり
案外忙しい週末
楽しい ...
流離う人は音も無く、夕日を背負って旅に出る。
影も静かにその人に、別れを告げて消えてゆく。
空には連れ行く雁たちが、山の彼方に飛んでゆく。
母に涙は見せまいと、誓いを立てた若かりし時 ...
ためらいがちな貴方の横顔は絵画の中に生きている。
私は貴方の頬に色を乗せ、静かに閉じられた唇に紅を差す。
首元に光るネックレスは共に旅したあの土地の思い出。
貴方はこの絵を見て笑っ ...
寒空の中、人間の苦悩が立ち上る。
ただ今を生きていたいだけなのだ。
私は人の死を恐れる者。
遠い死も身近な死も同じ事。
死は死だよ、と友は言う。
早いか遅いかの違いだけ ...
……か?…………ん
ほこりのつまったラジオが喋る
天国門聴こえるか?こちらは地獄門。
周波数は50ヘルツだ。
西荻窪に雨が降った。
ローソンのイートインに来い。
見 ...
知らなかったなぁ
囓るまで皆同じだと思っていたよ
君が居れば
僕も居る だね
あそこの人は縦長だね
甘いも渋いも
知らなかったなぁ
あの人は金メダル
ま ...
どのくらい引けば客観的に的を得ることが出来るだろうか
中心を触れることも出来ずに運命を終えるかもしれない
悟りに焦がれて至る 人間だものと添えて
己の未熟さ愚かさ阿呆加減に
漸く 趣きが迎えに ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
だから君はささやかに赤く光るセンサーに手をかざせばいい
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
18/3/4 13:52
意味解らないけれど
こたきひろし
自由詩
3
18/3/4 9:10
今も昔も
千幸
自由詩
2
18/3/4 7:51
暴力
葉leaf
自由詩
1
18/3/4 6:59
今でも私は
宮内緑
自由詩
4*
18/3/4 2:21
ウサギイヌクヤジリ
竜門勇気
自由詩
2*
18/3/4 1:45
どうしよう
佐白光
自由詩
5*
18/3/4 0:20
春の手紙
塔野夏子
自由詩
2*
18/3/3 21:44
痛みの証
ペペロ
自由詩
1
18/3/3 21:20
一息に
じおんぐ
自由詩
3
18/3/3 20:49
T
渚鳥
短歌
2*
18/3/3 19:29
一行詩
〃
自由詩
1*
18/3/3 18:57
弥生の星空
忍野水香
自由詩
2
18/3/3 18:22
死にたい夜
人はいつか死...
自由詩
0
18/3/3 16:22
なんか苦しい
moote
自由詩
1
18/3/3 15:33
神戸北野異人館で異人する午後
イオン
自由詩
0
18/3/3 15:24
現実を弓とし概念あるいは感覚を弦として放つ矢のソネット
ただのみきや
自由詩
5*
18/3/3 13:00
夢十夜
zenyam...
自由詩
0
18/3/3 11:29
藤色の空
藤鈴呼
自由詩
1*
18/3/3 10:29
螺旋の季節
ヤスヒロ ハ...
自由詩
4*
18/3/3 9:52
ひとつ 光輪
木立 悟
自由詩
3
18/3/3 8:41
猫
渡辺八畳@祝...
自由詩
2*
18/3/3 7:57
あかいてのまあち
若原光彦
自由詩
2
18/3/3 7:40
週末
夏川ゆう
自由詩
3
18/3/3 5:25
遥かなる故郷
ヒヤシンス
自由詩
3*
18/3/3 5:09
永遠の人
〃
自由詩
4*
18/3/3 4:19
死の向こう側
〃
自由詩
3*
18/3/3 3:43
トーキング・ドラム・東京
高原漣
自由詩
2*
18/3/3 1:22
不揃いの林檎達
暁い夕日
自由詩
2*
18/3/3 0:39
溶けた風
朝焼彩茜色
自由詩
8
18/3/2 23:30
1219
1220
1221
1222
1223
1224
1225
1226
1227
1228
1229
1230
1231
1232
1233
1234
1235
1236
1237
1238
1239
1240
1241
1242
1243
1244
1245
1246
1247
1248
1249
1250
1251
1252
1253
1254
1255
1256
1257
1258
1259
加筆訂正:
一息に
/
じおんぐ
[18/3/3 20:52]
無題のまま投稿してしまいました><
3.76sec.