ここは空がまどろむ地上
光の色が硬く移ろっていく
荒れ地は碁盤の目に整地され
種々の国々に植民されている
心を殴打する音律が激しく
地が震える音響が小脳を駆け巡る
特急電車でさえ自 ...
茄子にソースをかけたものを食べて外に出た。人が叫んでいる。何事かと思うがこの目ではよく見えないので構わず歩いていく。車と車の間には程よい間隔があってところどころにきれいな売店も出ている。ジュースを買っ ... 世界で売春婦の割合が一番大きいのはベネズエラだ

貧困とハイパーインフレに喘いでいるこの国ならば

それは仕方のないことだと思うのは間違いだろうか


二番目に割合が大きいのは一万人あた ...
愛しく思う感情に
唯一の心を込めて


知らない色が付いたように錆び始めた指輪のこと

あなたは気づいてる?


夏と冬が交互に戯れているような日々
手を繋いでる暇なんてなかっ ...
妻が財布を買ってきた
古い財布と、中身を入れ変える

小銭と幾枚かのお札を、入れて
レシートの束を、捨て
ポケットの空洞に
旅先のお寺で買った
お守りをそっと入れる

その日から
...
山に登れば遠くが見える
視界が広がり
自分の住んでいる町が小さく見える
ふだんの心配や不安がどうでもよくなってくる

山に登れば遠くが見える
視界が広がり
今が長い過去とつながって見える ...
夢のなか
真っ直ぐな道を
ゆうらゆうら歩く
蛇みたいで
眠くなってくる

君がすきだと気付いてから
恋に落ちた

丸い夕日が特別じゃない山に刺さる
僕は意味を探していたし
二 ...
なんでこのままで
いいと思ったんだい
何もせずに下手を打たずに
ベッドは孤独も憂鬱も
どこにもやらずに安心をくれる
目が覚めるのがこわい
だから眠るのさ
消える意識が戻りませんように ...
地元に着いて
星空が見えた

ハァーって息を
届けようとしても
空は果てしなく
遠い玄関に

スリッパさえも
置いてくれないまま

締め出すように
冷たい北風

この空き家 ...
「チョコレートコスモスが咲いて 」

コスモスが揺れている

ゆらり ゆらり ゆらり

ひとりの青年が
瞼を閉じたまま
石に腰掛けて

ぽたり ぽたり ぽたり
...
あなたがいると、
世界は
星くずみたいになるから、
右や 左や
上や 下はなくなって
きらきらざくざく溢れゆく波になって
みんな 傷まみれで
ひかって、
転ぶみたいに流れて ...
  或る秋


切り取られた空が

造り酒屋の軒先にひつかかつて

はたはた ゆれてゐる

おかつぱの姉さんと

坊主頭の弟が

口をまんまるにして

それを見つ ...
突き飛ばされて線路に落ちたそうだ。痕が残っていたとのことで恐ろしくなる。数人で肩を寄せて話しているのがガラス越しにぼんやりと浮かび、途切れ目から足元だけがくっきりと見える。いろんな靴を履いていて、男と ... 茄子にソースをかけたものを食べて外に出た。人が叫んでいる。何事かと思うがこの目ではよく見えないので構わず歩いていく。車と車の間には程よい間隔があってところどころにきれいな売店も出ている。ジュースを買っ ... 「しかし、参りましたね
 逃亡犯が日本一周を装うっていうのは」
「んー、そうですよね
 あれから変な色目で見られて走りにくいですね」
「あれでね、捕まった時に素直だったら良かったのに
 悪あ ...
ハッピーエンドなんて、知らない
いままでみたことだけしかない

バッドエンドだって、知らない
いままでみたことだけしかない

だってわたし、まだ、なにも終わってないもの



...
みずうみにゆく日写真を束ねる日クレヨンもらう日いま 生まれる日 ほんとうなら、あの夜は
晴れて、きれいに星が見えるはずだった
それで、ほんのりと酔っぱらって
ふたりむかしみたいに、仲良くなれるはずだった

けれど降った雨を
うらんでなんかいない
傘を ...
もしも悲しみが猫だったら
きっと僕は今より強くいられる
気まぐれに悲しみがやってきても
優しくその子を
抱きしめられるだろう
いつか気まぐれに
去ってしまうと知っているから

もしも悲 ...
みずうみにゆく日写真を束ねる日クレヨンもらう日いま 生まれた日 磁石は
線をだす

磁力線と
いう

おなじ
性質は
はんぱつし、
ちがう
性質は
ひきつけ
あう

磁場のなか
磁化が
おこなわれる
なか、
つみは、
...
潮の匂いが染みついたレストラン
周りに民家などは全くない

レストランの前は国道
その前は瀬戸内海
風光明媚な場所にある

雑誌やテレビの取材などで
いつの間にか人気のレストランになっ ...
たまに心無い言葉と言うのを耳にする
私は普段人と言葉を発するが
その会話や言葉に心はあるのか?
心ある言葉を使う時は大抵誰かを
励ましたりするくらいで心なんてない

心無い言葉こそ人の本音 ...
惑星が足首を巡るたび、つま先に星が溜まった。指先ですくい上げるときみの瞳にひかりが集まって乱反射する、宝石のように。鋭く傷をつければもっときらめくことを知っているから、きみを大事にしていた。見つめると ... 腐ってた腐りきってた世の中の泥にまみれて息を吸いはく

見ないふり聞かないふりで黙ってた一等可愛い自分の為に

ジャンケンをしなくなったな忘れたな縄跳びの縄首にまきつき

張りつめた気を緩 ...
そう言えば、俺は嫁さんにプロポーズなんてした記憶がない
気がついたら籍を入れて夫婦になっていた

気がついたら長女が産まれ
気がついたら次女が産まれていた

気がついたら、アパートから建て ...
誰かの私はもういない

過ぎていくだけの愛をどこまでも手招いて
嘆いて嘆いて心を濁らす

不特定な優しさよりも
不安定な一つの言葉が欲しかった

誰かの私はもういない

誰かの ...
君の背に
あらたな白い帆があがる九月
夜明けのうす青い空に
銀色の雲

君のその帆が
どんな風をはらんで
君を何処へつれてゆくのか
君は半ばは予感し
半ばは不確かさにおののいている
...
夜明け前の白い空はどこまでも遠く
頬撫ぜる風はひやりと澄んで
そっと開けた窓の縁
手をかけ
足をかけ
踏み越えた

見上げる影へ風を割り
着いた痛みと衝撃と
薄れる意識に思うのは
...
 
なにも変わらないはずの
空の、海の、青が
島嶼からのやさしい風で洗われたようで

風の谷の風と
潮の香りの風が
あらかじめ決められた
死を遠くへ運び出してくれる


海の旅の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
北の風光葉leaf自由詩218/10/7 5:04
低い土地 2018・10春日線香自由詩318/10/7 4:37
英断・従軍慰安婦問題ペペロ自由詩118/10/7 0:39
約束、純白に汚れて十一月の失敗...自由詩318/10/6 23:46
財布の中身服部 剛自由詩918/10/6 22:13
山に登ればzenyam...自由詩418/10/6 19:21
オリジナル因果竜門勇気自由詩1*18/10/6 18:57
ジュノと言う名の審神者のこと自由詩2*18/10/6 18:24
故郷ミナト 螢自由詩118/10/6 17:43
小さな小さなお話仁与散文(批評...018/10/6 17:38
まみれるはるな自由詩1218/10/6 17:30
或る秋・連絡船石村自由詩20*18/10/6 17:22
春日線香自由詩218/10/6 14:51
人が自由詩118/10/6 12:49
日本一周に潜伏した男イオン自由詩018/10/6 10:59
ある休みの日に学校へ行く立見春香自由詩118/10/6 9:44
星屑もっぷ短歌218/10/6 9:33
ほんとうなら立見春香自由詩318/10/6 8:34
もしも悲しみが猫だったら福ちゃん自由詩118/10/6 8:00
星屑のくずもっぷ短歌318/10/6 7:57
よるの匂い犬絵自由詩818/10/6 6:26
海辺のレストラン夏川ゆう自由詩618/10/6 4:57
言霊リィ自由詩1*18/10/6 3:00
小市民プラネット、爆発なんてしない青花みち自由詩118/10/6 1:03
人生はこたきひろし短歌518/10/6 0:32
そう言えば俺は自由詩218/10/6 0:01
誰かの私十一月の失敗...自由詩118/10/5 23:41
九月出航塔野夏子自由詩4*18/10/5 22:24
地上八階における試行錯誤自由詩018/10/5 22:24
あいたい秋葉竹自由詩418/10/5 21:56

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