夕暮れ、時は奏で、美酒に酔う。
天空のカーテンは降ろされ、夜が舞う。
見つめる瞳に、内なるものは恐れ、
夜空の瞬きは、最期の光を大地に落とす。
崩れかけた古城のほとりでは、子供 ...
子供の頃よく食べた
今でもよく覚えている
綿菓子を食べて
ふわふわした
夢の中にいる気分
幾らでも食べれそう
でもやっぱり
飽きてしまいそう
空に浮かぶ雲が
綿菓子だと思 ...
誰かの声が聴こえた気がして私は耳を澄ます
部屋のなかにも外にも誰もいない。けれど私
は誰かの気配を感じる。鏡に映る私が私では
ないように感じる。そっと手を伸ばせば届く
ような感覚に支配されて私 ...
青空に
雲だか僕だか
漂って
大きく息を吐いた
眩しくて
今度は急いで吸い込んだら
潮だか草の匂いが少しした
幸せだな
秋、ひとつ
秋の夕べは鈴虫が鳴く
静止する赤トンボをぬらす
虹かける公園の噴水
ながめ芝生で寝ている
少年のとまどいを笑顔にかえる
木の枝に吊るされ ...
弱くなれない弱さがあることに気づいたとき
肌にしみこむように弱さが人に隠れていく
強いと弱いが両極にあるからと
全てのことを二極化にしてしまえば
きっとずっとそれに気づけない
...
まるで私が
死ぬの待ってたみたい
バス停で3分前に
息を止めた君の抜け殻が
僕の首を締めながら喋りまくる
うんざりな騒音が雨音の合間合間
鋏の形の指をして
風景を、窓や車輪や雲の向こ ...
放っておける人は、愛が深い人だと
昔聞いたわたしが、ひどく取り乱したのを
今のわたしは、ぼんやりおもいます
なにもかもひとの心も軽く流してしまうかのような
さわやかで清々しい風が
カーテ ...
調子に乗って
有頂天で
失敗する
恥ずかしさは
100万倍だ
だから
「ヤバい、俺調子に乗りすぎているな
もっとしおらしくしよう」と思う
しかし
あんなに居丈高だったのに
...
塞がれた傷なら
新しいほど
ほの明るい
命と呼ぶには薄すぎる
生まれたばかりの緑の雲母は
はかなげに震える風の欠片
アスファルトに跳ね返る
光の刃が
明日には切り刻むだろう
...
夜風たのしい
思い出す当たり前のこと
当たり前は当たり前ではないこと
夜風さびしい
思い出す傷つくこと
傷つく体力ももうどうやらないこと
夜がはやい
ビル ...
まじめにって、わたし、気付かなかったけれど
わたし、無意識に
馬鹿にしていたみたいでした
そのことに、最近気づき始めたんです
同じようにきちんと毎日整えることが
どれだけ難しいかを
わたし ...
道化師は幕が上がってる間
闇を見せることはない
スポットライトの影は
とても濃く床に映る
道化師は幕が下がっている間
自分を取り戻しているのか
彼のそんな姿を想像してみる
とても濃い ...
(薬1)
胃カメラをのんだ!
眠っていたのであっという間だった
医者が胃のなかの画像を見せながら
ひとつひとつ説明してくれた
「特に異常はないようです。
念のため一月分薬を出しておきましょ ...
けして 欲張ってはならない
つぶやいてはならない
信頼して
おちついて
かんしゃ 感謝 かんしゃ
そして 満ちたりる
よろこびが溢れだす
けして 欲張ってはな ...
シンフォニック・メタルを車内に流しながら早朝の峠道を走る。車体がカーブを曲がるごとに風景はうねり、木々も道路も正しさを見分けることができなくなっている。現実という熱い海に溺れながら社会的反射神 ...
束ねられた数万本のなかから、何かの拍子に抜け落ちた一本の髪の毛は、しばらく空中をふわふわと漂ったあと、地面に着地して、そのまま眠るように日が暮れて、夜になると新宿の地下から出動する作業員たちが持つ掃除 ...
そらが明るくなって
さみしかった
ことりが羽ばたく音が
しずかにひびいて
まちの
そこここでは
あさが燻る
たべそこねた月が
うすくしろく
ケロイドみたいに
空に
はりついて ...
わたしの時間はあのときから
すっかり止まってしまったんです
そして悲鳴はとっくに人の絶望ふみしめて
わたしは空っぽだから
からだじゅう毒で塗り固めているんです
じゃないと立っていられない ...
穴だらけのサボテン
巨人のように屹立
「こんにちは、おとといきやがれ」
砂まみれのフードとマント
砂漠の民たった五人
言葉少なげにまつ毛は長く
虫入りテキーラを瓶ごと回し飲み
並んで歩き ...
人生の秋に
この季節を行く
落ち葉が舞う雑木林を
ゆっくりと歩き
黄昏にゆれる影を見つめ
なみだ ひとつぶ こぼす
旅行鞄と聖書を片手に
ひとり 列車に乗る
最期のカ ...
八月に入って
夏の子が孵化した
春の子はカラスにやられて
しばらく空き家になっていたキジバトの巣
避暑に出かけたカラスがいない間に
夏の子はすくすくと育った
キジバトの巣は我が家のケヤキの ...
今日も心臓が動いている
肺も動いている
胃も動いている
腸も動いている
多くの内臓が
仕事もしないでぶらぶらしている
僕のために
毎日さぼらないでまじめに動いている
それによって僕の命 ...
ぷらりんと
垂れ下がるヒミツ
重力に従い
反抗することもなく
垂れるは贅肉
何て可愛げのないお話で
爆笑を捥ぎ取るより
果実の美しさを
追及してみましょうよ
皺の形成 ...
忘れられた日蝕の昼
川のなかにだけ映る布
川のなかだけを歩く影が
立ちどまり ふと振り返る
点いては消える午後の辺から
何かを引きずる音が降り
やさしいかたちの羽虫 ...
「起きたときコーヒーのもうよ」25時「恥ずかしくない?」手でかおあおぐわ
稲光り 朝のコーヒー飲みながら 今日この佳き日のにがにがブラック
門真には緑の駅前ホテルあり み みどりて ...
つぎはぎの毎日。光と重力という地球に君臨する力に抵抗できず、俺は地を這いながら毎日を埋める。塗りつぶしても塗りつぶしても奴らは次々とやってきて俺にねだる。ゴールは見えず、今走っているレーンが ...
此処が何処だろうが
誰が誰だろうが
私は私だ
宇宙を横切り
宇宙大に広がり
あらゆる処に点在する
在る処の私だ
人はもはや帰属先への執着を捨てていくだろう
人は自らを異邦人として見 ...
夜明けが近い窓の奥から
規則的に響き渡る金属音
その音に感化させられるように
横たわる体の関節の隙間から
浮かびあがった
記憶の断片たちが
顔を見合わせる
記憶の端に火が灯り
ぼん ...
ざわつく心は
秋の訪れとともに目覚め
不安な心は
闇夜とともに広がる
落ち着きを知ることのないこの動悸は
はけ口を求めて高鳴り
救いの手を求めてもがきはするけれど
空ばかりをつかんで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
新しき夜明け
ヒヤシンス
自由詩
3*
17/9/16 6:19
綿菓子
夏川ゆう
自由詩
0
17/9/16 5:30
「独り」という概念
あおい満月
散文(批評...
1
17/9/16 5:10
ゆっくりあいまい
秋也
自由詩
3*
17/9/16 2:21
秋 ふたつ
秋葉竹
自由詩
4
17/9/15 23:26
弱さに人を隠して
水菜
自由詩
2
17/9/15 22:54
どっちかっていえば悪いのは僕だった、君が慌てていってしまう前 ...
竜門勇気
自由詩
1*
17/9/15 22:11
さわやかにわらう
水菜
自由詩
3
17/9/15 22:01
フラット
花形新次
自由詩
1
17/9/15 19:55
草蜻蛉に
Lucy
自由詩
11*
17/9/15 18:37
夜風たのしい
吉岡ペペロ
自由詩
2
17/9/15 18:23
まじめ
水菜
自由詩
0
17/9/15 16:26
道化師
小川麻由美
自由詩
1*
17/9/15 14:30
町医者
ホカチャン
自由詩
0
17/9/15 10:41
欲張ってはならない
星丘涙
自由詩
3*
17/9/15 8:59
おぼれる
葉leaf
自由詩
2
17/9/15 5:08
紙飛行機を飛ばしたいね、できるだけ優しく
宮木理人
自由詩
4
17/9/15 3:48
しののめスープ
むぎのようこ
自由詩
13*
17/9/14 23:29
雪
秋葉竹
自由詩
2
17/9/14 22:05
デザートウォーク
秋也
自由詩
1*
17/9/14 19:54
人生の秋
星丘涙
自由詩
3*
17/9/14 15:21
朝の日記 2017夏
たま
自由詩
15*
17/9/14 15:04
内臓
ホカチャン
自由詩
1
17/9/14 12:41
秋のさくらんぼ
藤鈴呼
自由詩
0
17/9/14 9:24
ゆくえ たなびき
木立 悟
自由詩
0
17/9/14 7:25
憧れの人
秋葉竹
短歌
2
17/9/14 7:07
不在
人はいつか死...
自由詩
0
17/9/14 6:18
此処という場所〇私という人
ひだかたけし
自由詩
6*
17/9/14 3:54
夜明けの部屋と国道
宮木理人
自由詩
2
17/9/14 1:39
本能
坂本瞳子
自由詩
2*
17/9/14 0:28
1211
1212
1213
1214
1215
1216
1217
1218
1219
1220
1221
1222
1223
1224
1225
1226
1227
1228
1229
1230
1231
1232
1233
1234
1235
1236
1237
1238
1239
1240
1241
1242
1243
1244
1245
1246
1247
1248
1249
1250
1251
4.54sec.