爪の泣き声が聴こえて指を見た指は若芽のようにぐにゃぐにゃと揺らいで
私の思考を悩ませた。指の爪には足が生えていた爪の足はとことこと浴槽
を歩いて空間中を旅しはじめた。ごきぶりのように爪の足 ...
画家になりたいって言ったら
馬鹿にされた
詩人になりたいと言ったら
嘲笑された
それでも下手くそなりに
詩を書いて暮らしてる
なりたい自分は見つからないけど
詩を書く自由は手に入れた
わたしは虫けら
幻をつかむように
漂っている
憂いに暮れ 悲しみを懐く
終わりにしたいと呟く夕暮れ
陽は滲み落ちてゆく
わたしは抜け殻のよう
風に吹かれ飛んでゆく
頬杖ばか ...
クリア オーロラ レインボー
あなたは どれが すきですか
わたしは ホワイト 忘れ得ぬ
幽霊みたいな 美しさ
重ねて行けば ブラックに
代わる不思議も あるでしょう
戻る戸惑い ...
「まだ」「もう」で
全然気持ちが違ってくる
「もう40歳」「まだ40歳」
「もう50歳」「まだ50歳」
「もう60歳」「まだ60歳」
「もう70歳」「まだ70歳」
「もう80歳」「まだ80 ...
雨降りの夜は哀しいな
悲しい記憶ばかり蘇り
こんなに暗い深夜をすっかり透き通らせ
ミシリとまたミシリと
疼き開いていく胸の響き
心を無数の雨滴が滑り落ち
雨降りの夜は哀しいな
...
渋谷での何度目かの面接
しかし 一日の中で
他にどんな変わったことがあったのだろう
気づいたら 思い出していた その 面接
私はこれからこの街でどう生きていくのだろう
しかし そ ...
朦朧と夜を徘徊した
あの日眺めていた月が堕ちてきて
治水が入れかわる
二日目には
新しい月がうまれた
かかえた罪はきえてくれない
守るべきものは風に流され
大切なこころが失われていく
あなたはけらけら笑いながら
「世の中なんてひっくり返してやるわ」
とおく街に 灯のとも ...
つきの、白いひかりが
しらないしあわせをてらし
ほしの、わらい声が
さきほこるしあわせをよぶ
ほおをなでるそよ風に
ささやきよりも深い
あなたのかなしみをきくとき
まもるものはみ ...
コスモが広がる
無限のコバルトの向こう側
ただ一つのスピカを求めて
両腕を力の限りに拡げて
それはまるで翼であるかのように
膝を曲げて
走るように
斜に構えて
疾風のご ...
煽り煽られ踊る火に
鳴りやまぬ枯木林の
奥の奥
紅蓮の幕は重なり揺れて
熾の{ルビ褥=しとね}はとろけてかたい
静かに 微かに
波打つ青い心臓のよう
円くなって まどろむ
火蜥蜴は涼 ...
静かに静かに雨が降る
私の中にも雨が降る
しとしとしとしと
しとしとしとしと
塗れた体は冷え切って
髪から落ちる水滴が
場違いなリズムを刻んでる
バスタオルにくるまって
ほんの ...
ぶどうはたくさん実がついてるけど
どれが甘いのかはわからない
あたしは結局手がだせずに
秋が深まるのをみているだけ
あなたはどんどん歩いて行くから
細い影にすがりつきたくなるよ
晴 ...
私は、幻をうたう
知らないふりをしてわらう
白兎が穴の中に滑り落ちていく
言葉を喋る白兎
それはそれで好きな終わり方だから
幻を受け入れる
それは私のなかのきっともう一つの現実
夢をわら ...
返り咲く渦巻き二つ 一つは一つを覆うように 一つが一つを守るように もしかしたらそれは愛のようで 最適化されながら酔うように 回転しながら 光を発しながら 高貴な匂いを振りまきながら ぶつかって一つに ...
なんだかなぁ
目は痛むし心は鬱だし
何にもする気にならねぇなぁ
五十七の歳を迎えたこの九月末
外は青空いっぱいで
光が熱持ち降り注ぐ
道を歩けば金木犀の香
甘く甘く漂って
夏と秋と ...
まだインパールやガダルカナルみたいなことやってる俺たち
アメリカから見れば日本列島すべてが要衝だ
べつに沖縄だけが地政学的に要衝であるわけではないのに
あの基地の多さ大きさを放ってお ...
滑り台の上で遊んでいた頃
高い場所にこそ冒険はあった
地面に落ちる前の雪を食べて
イチゴ味の飴を舐める瞬間
季節外れのかき氷を知った
僕のポケットはいつも膨らんで
友達を呼ぶとすぐに来 ...
哭きながら 栃の実を探す熊
今年は身入りが少ないのと嘆く
貴重な食料源を探し求めて山の中を歩くと
苔生した石が見えて来る
古びた南部曲家の奥に眠っていた馬たちを
ゆっくりと回想す ...
上空
2000メートルの光が
秋の和毛を
優しく見せて
少年はイマジン
食欲を刺激
恋心に揺れたり
野を駆けるインパラ
層積雲の宮殿には
権力持たない
一人の王がいて
王座はいつ ...
今年もまた稲刈りが始まった
黄金色に実った田は
毎年見ても
何か感動みたいなものを覚える
今年もたくさん実ってくれて
ありがとう!
子どものころ一生懸命に稲刈りした日々が
懐かしく思い出 ...
シンセサイザーに蜂蜜を塗りながら
いろいろと申し込む
雨も降って来たから
タートルズに写真を現像しに行った
星々が行く天球の下
みなしごハッチになっても
肘を汚しても
大きさを比較しなが ...
静けさに
渦を巻くようにして
目覚めた午前二時過ぎ
寮は寝静まり
編み戸越しの涼風に
ゆっくりとした沈黙の時流が
辺りを支配しているのが濃密に感じられる
流れ着いたこの寮にも
昼の喧騒 ...
三歳児健診で幼児心理学者がこどもに質問している
こどもは今まで見たこともない真剣なかおをして椅子に座っている
真面目なかおをして質問に答えようとするこどもを見るのは初めてのような気がする
...
彼女は千代紙
彼女は縮緬
そして
白磁のような
ただガブリエルが
来たりて告げる
彼女は縞馬だ
私は躊躇い
立ち止まる
私が彼女を愛して
彼女が私の精を受ければ
彼女 ...
何度でも ふと手が止まる いま、君は。
あなたじゃなく、君と呼んでもよいですか 女装男子のトシさんの真似
あたしより綺麗な「ヤロウ」をゆるさずに なかよしになろ 「コツ」教えてね
真似しても勝てないげんじつ目をそらし 右 ...
ながれる
よみの国々に呼ばれ
青春が怯えるずるさのさえずりの海で
君の
さくやみたしっとのめ
犬のきばを掌で握りしめ
雨に酔うくちびるのあじ
もう忘れない
空までわらい
野に ...
同じババアでも
斎藤由貴のなら
頑張れば俺だって被れるかも知れないし
被りたいと思う人間がいたとしたって
ちょっとした変態扱いで
許してしまう気がする
しかし、これが小池だったらどうだ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
爪の足
あおい満月
自由詩
1
17/9/28 15:47
私は詩を書く
無限上昇のカ...
自由詩
3
17/9/28 9:53
空しい
星丘涙
自由詩
2*
17/9/28 8:27
どの色すきなの?
藤鈴呼
自由詩
1*
17/9/28 8:00
まだ、もう
ホカチャン
自由詩
1
17/9/28 7:44
雨降りの夜
ひだかたけし
自由詩
4
17/9/28 1:51
渋谷の歩道橋
番田
自由詩
1
17/9/28 1:05
月よ哭け
ツノル
自由詩
3*
17/9/28 0:58
「だがことわる」といってみたい
秋葉竹
自由詩
2
17/9/27 22:38
あなた
〃
自由詩
3
17/9/27 22:31
天地無用
坂本瞳子
自由詩
2*
17/9/27 22:26
サラマンダー
ただのみきや
自由詩
15*
17/9/27 21:48
雨
無限上昇のカ...
自由詩
3
17/9/27 21:46
秋ひとり
朧月
自由詩
2
17/9/27 21:17
幻
水菜
自由詩
1
17/9/27 20:13
霧の中の告白
tem874...
自由詩
0*
17/9/27 16:19
掛橋(改訂再録)
ひだかたけし
自由詩
8
17/9/27 13:28
沖縄
吉岡ペペロ
自由詩
2
17/9/27 11:27
銀世界に舞う
ミナト 螢
自由詩
3*
17/9/27 10:44
里に下りて
藤鈴呼
自由詩
0
17/9/27 9:01
我々の絵本
tem874...
自由詩
1*
17/9/27 8:49
稲刈り
ホカチャン
自由詩
2*
17/9/27 6:05
再開した
間村長
自由詩
6*
17/9/27 4:22
真夜中の宇宙
ひだかたけし
自由詩
3
17/9/27 2:58
三歳児健診
吉岡ペペロ
自由詩
3
17/9/27 1:38
さぶらい
tem874...
自由詩
2*
17/9/27 0:51
空耳
朔 水
川柳
1
17/9/27 0:18
あなたじゃなく、君と呼んでもよいですか
秋葉竹
短歌
2
17/9/26 23:27
群青
〃
自由詩
4
17/9/26 23:20
パンツを被る
花形新次
自由詩
1
17/9/26 20:16
1204
1205
1206
1207
1208
1209
1210
1211
1212
1213
1214
1215
1216
1217
1218
1219
1220
1221
1222
1223
1224
1225
1226
1227
1228
1229
1230
1231
1232
1233
1234
1235
1236
1237
1238
1239
1240
1241
1242
1243
1244
3.77sec.