ファーラウェイ
とおい窓
ゆくりなく手を
のばしてみても
わきあがらない
とまどいやあこがれ
ゆくえも知らない
ここはほんとうに
大海原なのかな
...
もはや何のための投薬かも分からず
もはや若返ることも老いることもなく
薄っぺらい岩の航海日誌に日々刻む
もはや何光年先で何光年来たかも分からぬ
次には何に生まれ変わりたいとか
憂鬱が晴れたら ...
おまえの
ショボ~い人生で
何が起きようと
俺を含めた他人には
どうでもいいことだ
もっと言うと
おまえが明日
轢死しようが
縊死しようが
犬に食われ死しようが
まったくもって ...
もう一年になる。トラックが子供をはねて今もそこに白い花が供えてある。途切れずに誰かが、たぶん遺族だと思うが替えていて、そこだけいつも瑞々しい気配が漂っている。夜暗くても甘い香りがして花が供えられている ...
エネルギーの供給が追い付かない寝ても覚めても疲れとれない
ただキミに触れてるだけで癒されるそんな存在ほかに居ない
横たわる休日暗い独り身に雨が降るよな静かな痺れ
目の前の ...
おびとけでらのかえりみち
やまのべぼんちさつきばれ
すいでんわかほわたるかぜ
あぜのはなつみかえりみち
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1.のぎへ ...
いつぽんの川がながれてゐる。
川べりの道は夏枯れた草に覆はれてゐる。
川はゆつたりと蛇行して その先はうつすらと 野のはてにきえ
太古の記憶へとつづいてゐる と村びとたち ...
門のところに出してある資源回収用の
古新聞が雨で濡れているので
ワイフが僕にいった
「新聞が雨で濡れているよ」
「いいんだよ」というと
いつもの「何でえ?」が返ってきた
「そう書いてあるか ...
そうか
おまえもひかりが好きかあ
すりガラスのむこうに
みつけたよ
そうかヤモリくん
おまえもひかりが好きなんかあ
かなしむことはないじゃないんだよ
わか ...
笑わない顔が幾つもあった
ヒトの首から上に
忙しなく時間が動くから
私も
焦るよ
遅刻しないように
取り残されて自分を見失わないように
笑えない日々が続いている
私の手足も疲れ ...
生活には潤いが必要だったことについて
少しばかり語りたい
たとえば
星星や月に照らされて浅い川面に映える
逆さまになった細ながい樹木のような体幹も
おだやかな夜風に棚引くその黒々とした頭髪の ...
時に覆い隠されたギヤマンが灰の底の火種のような声で歌をうたっているころ、脱皮した蛇の皮のような感情でジェニーは横たわっていた、道端で調子のいい男から買ったドラッグはひどいシロモノでトリップというよ ...
明るい昼間に歩く僕の内臓は重い
死と夢がいっぱいに詰まった袋を持たされて
パトカーの脇を過ぎていく
残像を曳いて
どこまでも行けると信じている
誰が無理と言おうとも
自分でさえ思いもよらぬ ...
ひらかれたことばたち。
いみからすこし、とおくでひかる。
ひとのあたまのうえを、ひらひらとまう。
かんじをすてて、かくことで、
かんじのないぶんを、よむことで、
かんじられるなにかが、あ ...
どうしたって
自分の事が嫌いで
何度も自分を自分で殺しました
妄想のなかで
嫌いな自分を馬鹿にする人も嫌いで
何度も色んな人を殺しました
妄想のなかで
何度も ...
砂浜が元気をうしない
青い秋の影がかたまる
あの麦わら帽子はどこ
時代のむこうか
記憶のむこうか
麦わらベイビー
エントロピーが騒ぎ出す
夏に逆流する宇宙 ...
あと5パーセントの充電しか残っていない
ひび割れたコンクリート 立ち上がってかけらを蹴る
飲み干したあとのペットボトルをつまんで
頭の中で流れていた曲を口ずさむ
壊れたごみステーションに群がる ...
花壇のバラが等しくぜんぶ枯れている庭をとおって、
先生のところにいく
真っ白な部屋、錆び付いてる壁
先生はいつもと同じように
へらへら笑って私に話しかける(おそらく急速にバカにしている)
「 ...
赤い線が
皮膚の上に浮かび上がる
今朝
バラのとげが作った傷が
今
わたしのからだの中の
赤いこびとたちが
あたふたと
いっせいに傷をめざして
走っていることだろう
猫を飼 ...
雲の切れ間の
日差しを縫って・・・
散歩の「つぐみ」が
電柱頭に降りたった
それは 見事な つばさを
織りたたんで
「何でえ?」
「どうしてえ-?」
うちのワイフは
理屈で僕を問い詰める癖がある
たまらず僕が怒ると
ただ聞いただけなのに
なんでそんなに怒るの?といって
さらに僕を問い詰める
問い詰め ...
刹那的赤系のインパクト
梅、チューリップ、桜、ツツジ、百日紅、ハイビスカス、彼岸花
宇宙にはなんも音しない
こうるさいキータッチも
ひとを苛々させて終わり
刹那的 ...
(記憶の夜空に浮かぶ
(過去の星星は
(幾億光年という長い歳月を経た
(客観性の強い光を帯びて――
つい先日 北海道全域が地震と停電に襲われた
ぼくの住むこの赤い夕陽の市(まち)でさ ...
君がまた
髪を風になびかせていたから
僕は
君の手首をつかみ
あの部屋で
僕らは
洗面器に温かいお湯を張り
冷たくなった両手をつけ
...
いちめん垂れ籠めていたのは暗雲
学校が退けた
放課後の教室から誰も居なくなった
職員室から人の気配がなくなった
校舎の中は否応なしに暗くなってしまった
図書室の本棚から一冊が床に落ち ...
葉が雨音を弾いている。灰皿には吸い差しの煙草と、机に珪化木、散らばったディスク。この全てが夢だったらと思う時もある。投げ出した小説を開き、栞がわりに挟んでいた絵葉書を眺めている。雨に閉じ込められて静か ...
静かに暮らしたい
栗の花が揺れて
枯れ葉が音もなく積もる
かすかな街の音遠く
静かに暮らしたい
白昼の影
誰もいない集合ポスト
雨のように
あるがままに降るような
そんな静か ...
言の葉も枯れるんだろう
井戸水が渇くみたいに
だけど
井戸水が渇く
と言うたとえ方がが果たして当たってるか
どうかは何とも言えない
言葉は枯れてしまっていたから
少なくとも
私と言う個 ...
暮れかけた空に
光る星の名を
あなたに教えて貰った
それは生きるのに
役に立たなくても
心に花咲く同じ記憶よ
図鑑と懐中電灯の
隙間を越えて
指差す方角に
位置を求めた
...
三日前、一度だけ会った新聞記者が
病で世を去った
一年前、後輩の記者も
突然倒れて世を去っていた
彼の妻とは友達で
今朝、上野の珈琲店にいた僕は
スマートフォンでメッセージを、送信した
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ファーラウェイ
ペペロ
自由詩
2
18/9/21 1:06
旅
腰国改修
自由詩
1*
18/9/20 21:17
ショボい人生
花形新次
自由詩
1
18/9/20 20:52
Storytelling, Again 2018・9
春日線香
自由詩
3*
18/9/20 17:59
曇り時々きみ
佐和
短歌
1
18/9/20 14:20
のぎへん H30
AB(なかほ...
自由詩
6*
18/9/20 13:24
小さな村で見た
石村
自由詩
22*
18/9/20 11:01
何でえ?
zenyam...
自由詩
1
18/9/20 9:31
さよならヤモリくん
ペペロ
自由詩
1
18/9/20 7:58
笑えない日々が続いてる
こたきひろし
自由詩
3
18/9/20 6:01
水精とは
本田憲嵩
自由詩
3
18/9/20 1:15
ジェニーは夕暮れのあとで
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
18/9/20 0:53
歩きながら書いた詩
春日線香
自由詩
2
18/9/20 0:25
おと。
水宮うみ
自由詩
1*
18/9/19 23:03
妄想の中の広がる赤
赤椿
自由詩
1
18/9/19 22:56
麦わらベイビー
ペペロ
自由詩
2
18/9/19 20:46
生存確認
無地
自由詩
0*
18/9/19 16:05
しんさつ
4に
自由詩
1
18/9/19 16:01
猫とバラ
そらの珊瑚
自由詩
25*
18/9/19 10:14
憔悴
信天翁
自由詩
2
18/9/19 10:14
理屈妻
zenyam...
自由詩
0
18/9/19 9:17
インパクト
ペペロ
自由詩
0
18/9/19 8:47
星星
本田憲嵩
自由詩
4
18/9/19 1:51
白い洗面器
仁与
自由詩
2
18/9/19 0:20
欲望
こたきひろし
自由詩
2
18/9/18 23:30
部屋で
春日線香
自由詩
0
18/9/18 22:57
暮らし
腰国改修
自由詩
1*
18/9/18 22:57
振動
こたきひろし
自由詩
1
18/9/18 22:11
家族
ミナト 螢
自由詩
2
18/9/18 18:28
光の欠片
服部 剛
自由詩
12
18/9/18 17:54
1210
1211
1212
1213
1214
1215
1216
1217
1218
1219
1220
1221
1222
1223
1224
1225
1226
1227
1228
1229
1230
1231
1232
1233
1234
1235
1236
1237
1238
1239
1240
1241
1242
1243
1244
1245
1246
1247
1248
1249
1250
加筆訂正:
のぎへん H30
/
AB(なかほど)
[18/9/20 13:25]
編集しなおしたものです
4.48sec.