蝉の殻が凍る
日没
静電気だらけのコートを着る
日没
じゃらじゃら冷たい硬貨を取る
日没
人がすれ違う 人が追い抜く 人が追い抜かされる
日没
前の人が付けているマスクが白い
日没
...
雨が
矢のように降る
雨が
鉄砲玉のように降る
天が
地上を
攻撃しているようで
怖い!
山並みが紅葉になり様変わり色づく早さに磨きがかかる
重々と心に沈む不安感虹の姿の天使が見えた
趣味も合い方向性も合っている運命的に重なる魂
病棟に暖房が入り暑い日々薄着でいても汗ばむ ...
詩を書く
死を嗅ぐ
初秋の空
ぽっかり
青仰ぐ蒼
鬱屈狂気
吐き出し
開く天蓋
陶酔境地
記憶喪失
漆黒の宇
未知の途
迫る獅子
詩の死の
洗礼浄化
入水浮上
起死回生 ...
バーデン先生と
ワグナー先生が居た
叩かなくてもいいじゃんと
ブルマが買えーーんが口癖だった
風呂に閉じこもって言うのがバーデン先生
ストを決行しながら言うのがワグナー先生
まがい物が ...
ひとのそういう気持ち
報道され
どうでもいいことに思えるくらい
とても陳腐だ
しかも誰だかいちばん弱いひとを
傷つける
ひとのそういう気持ち
駆けていく
...
最近の俺が
キレっキレなのは
薬のせいだと
女房がいう
昔の俺も
相当キレていたけれど
今の俺には敵わない
突然世界記録を連発し始めた
ベン・ジョンソンや
ひげのジョイナーみたいだぜ ...
切るや裂く
破るや壊すや絶望が
溢れた十九の春なのでした
あおはるに
痛々しくも見開く目
負けない「ひとり」も嗚咽を漏らして
あのゼミで
消しゴム借してくれた彼
五月の風から魔 ...
黒い鴉は社の神木に止まり
夕闇を睨み
一鳴き二鳴き
淡い月に目を細める
白い鴉は高い空を舞い続け
光へ光へ遊ぶ遊ぶ
眩しさで霞
神様とかくれんぼ
鴎は夜明け前
船たちのエンジ ...
猫とか象とかは死期が迫ると、ひっそりと姿を消す。
ほんとかどうかは知らないけど。私は可哀想なんですと垂れ流して。
ねぇ、慰めて下さいと垂れ流して。憐れみで他人から力を奪うのは見っともない。
でき ...
テレビのリモコンを
クーラーのリモコンと
間違えているおばあちゃんが
クーラーがつかないとテレビのリモコンを持って
隣家を訪れた
「おばあちゃん、これテレビのリモコンですよ」
「そんなはず ...
40過ぎのババアの
男女関係の話を
夕飯時に聞かされる
こっちの身にもなってみろ
得意気に
「男女の関係はありません」
って、アホか!
あります=相手の男はちょい変態
じゃねえか! ...
コンクリート をささえる
コンクリートたち 笑う
あたらしい髪型 の 誰彼
かまわず 好きになる すぐに
かんたんに
壁や布や空 や
バス、トラック、タクシーのぴかぴか
二世帯住 ...
庭の柿の木は ざらりとしたぬくい腕で
小さなころからずっと わたしを抱きしめてくれました
おばあちゃんがわたしを
だっこもおんぶもできなくなったころから
わたしはランドセルを放り出して
...
確かにあったんだ
ちょっと不確かだけどこの気持ち
伝えるのはまた明日でも
手をとる勇気がなくとも
留まる勇気がなくとも / たちつてと作文
信号の色を無視して走った。才能が無かった俺は宛もなく夜の街を走るしかなかった。グランドピアノが頭蓋骨を砕く夢を見た。俺がこの世からいなくなっても世界が廻り続けることが憎かった。車を停めてうずくまるとな ...
明るい 光 まっ黄色なそれ
あたし、ひかりのなか、すすんでいるみたいな
とろけるような 蜜色のひかりの洪水
あたし、うれしくなって
とびはねたくなって
満ち足りたようなき ...
たとえば、
呼吸や瞬きひとつで
もろくくずれてゆくような
そんなあわい羽で
夜の輪郭をなぞってる
そんなかんじ
やわらかいものから
順繰りにおちてく
それは実り
まだあたたか ...
今日は TOEICのテストを受けた
近所の駅から歩いた そこからの道を思い出す
試験会場はやけに駅から遠かった
多くの群衆と 私の 歩いた道 彼らと共に 連れ立って
商店街を抜けて
...
あなたは全然わかっていないわと
捨てぜりふを浴びる
そう言われる気持ちをわかっていないと
捨てぜりふを返す
そう言い返すような人だから嫌われるのと
切り返される
ボクを嫌ってい ...
妻のなかに庭が
雨の日にはできる
小さく 頑丈につくりこまれた庭
雨の日ぼくはノックする
コーヒーを飲むか
紅茶が良いか
もし望むなら 凍ったラムもあるし
無い 返事のなかに ...
詩人は寸借詐欺みたいなものだ
嘘で読み手を主役にしあげて
ドラマを感じさてこそ芸術なんだよ
君は詐欺師になりきれていない
君は正直に生きてきて
正直な思いを詩にしている
共感は慰めでし ...
喉元をさらせて
ハチドリ
心のきれいな 遠目からの それ
くるりと曲線を描く それ
シルエットの向こうに バルコニーと青くかすむ美しい川と
腕時計と
ゆれる風
軽やかに風 ...
いちめんの漆黒の空に
銀色絵の具を 振りかけて
秋 星座 またたく 地上には すすきゆらす風
高校の制服も冬服となり
詰め襟が真面目そうに通学バスから降りる
昼間の手強い強 ...
誰かの
取って置きになる為には
「この人の言いたいこと
表現したいことを
世界中で、自分だけが理解している」
と思わせられるかどうかなのだ
しかし、自称詩人は
アホでも書けて
アホ ...
腕に生ぬるい風が
夏の叢に虫の音が
頭に響く星のこえ
秋の煙を幻視する
過ぎていく
一年が
三年にも十年にも
万年にも光年にも
思える
還って ...
壮大な 自転公転 太陽の ドラマのなかの 秋のおとずれ
みんな見て 皆既日食 アメリカの 経済損失 数百億円
秋の空 雲の列車の 切符買い 風のうまれた 南の海へ
高 ...
庭に植えたパッションフルーツの実が殆ど終わったので、夏の間に繁りに繁った葉や蔦を、かなりばっさり切り落としている。なにせ、玄関を開けると、蔦が邪魔して玄関が閉められない状態だった。(まるで秘密の花園 ...
もうすぐ
水が冷たくなる
残暑が喧しい
気怠い午後
川の畔に佇み
いつまでも
変わり続けている
柔らかな水面を
見下ろしている
思い立って
浅瀬にしゃがみ
右手を突っ込んで
手 ...
大人達は
私にいろいろなモノを
着せようと
待ち構えていて
毎日のように
尖った所を
丸くするために
主張し合ってる
朝晩
働きづめで
一緒に寝れないからと
ぬいぐるみだけは ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
末期的な日没
山犬切
自由詩
2
17/9/12 7:22
集中豪雨
ホカチャン
自由詩
3*
17/9/12 6:43
薄着
夏川ゆう
短歌
0
17/9/12 5:24
脱出死詩(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5
17/9/12 3:33
達成した
間村長
自由詩
4*
17/9/12 2:49
そういう気持ち
吉岡ペペロ
自由詩
2
17/9/12 0:33
ドーピング
花形新次
自由詩
2
17/9/11 23:25
とある十九の春想うと涙目
秋葉竹
自由詩
4
17/9/11 22:30
鳥たちと
秋也
自由詩
2*
17/9/11 22:11
綺麗な消え方
gp7
自由詩
1+
17/9/11 20:48
リモコン
ホカチャン
自由詩
2*
17/9/11 19:53
アニーよ、相手の身になれ
花形新次
自由詩
3+
17/9/11 19:36
なんども川を越える
はるな
自由詩
2
17/9/11 17:25
庭のおかあさん
田中修子
自由詩
12*
17/9/11 13:42
友達以上
不思議な色の...
自由詩
2
17/9/11 11:11
夜
人はいつか死...
自由詩
1
17/9/11 5:03
へろへろのくまのぬいぐるみ
水菜
自由詩
1
17/9/11 0:58
SPEAR
むぎのようこ
自由詩
13*
17/9/11 0:36
駅からの道
番田
自由詩
1
17/9/11 0:19
あなたは全然わかっていない
イオン
自由詩
1*
17/9/10 23:00
雨の庭
はるな
自由詩
4
17/9/10 22:43
寸借詐欺詩人
イオン
自由詩
3*
17/9/10 22:25
心のきれいなハチドリのよう
水菜
自由詩
3*
17/9/10 21:37
月光
秋葉竹
自由詩
3
17/9/10 21:06
糞尿垂れ流し
花形新次
自由詩
1
17/9/10 20:47
秋の煙
吉岡ペペロ
自由詩
3
17/9/10 20:27
壮大なドラマ
st
短歌
1
17/9/10 15:52
夏の終わりにー小さな庭の物語
忍野水香
散文(批評...
0
17/9/10 15:48
石
寒雪
自由詩
0
17/9/10 15:30
yes
花林
自由詩
1
17/9/10 14:51
1213
1214
1215
1216
1217
1218
1219
1220
1221
1222
1223
1224
1225
1226
1227
1228
1229
1230
1231
1232
1233
1234
1235
1236
1237
1238
1239
1240
1241
1242
1243
1244
1245
1246
1247
1248
1249
1250
1251
1252
1253
加筆訂正:
庭のおかあさん
/
田中修子
[17/9/11 22:25]
すこし修正しました。
心のきれいなハチドリのよう
/
水菜
[17/9/11 0:28]
イメージの微調整を行い、少しイメージを変更しました
4.06sec.