繰り返す月の宴の新月に
死者に呼ばれる女郎花(おみなえし)咲く
鏡という悲劇をうつす斜めから
なんど斬っても残らない傷
虚ろな眼春の終わりに死ぬ虫が
浮かんで落ちる写真を撮っ ...
あなた、きゅうり好きよね
いつも待ち合わせで
50m先からきゅうり持って
走って来ておまたせーって
目の前でポリシャキーって
かじるよね
それでニコーって笑って
真っ白い出っ歯 ...
うたをひとつ唄うにしろ
ことばをひとつ紡ぐにしろ
なにか欠けているようで
なにひとつとして伝わっていないのに
すべてわかっているふりをして
キミヲサラッテ ...
死なないことは分かっていても
発作がおこるとびびってしまう
曇り空の夕方が群青いろだから
僕らはまるで群青のサンドイッチ
死なないことは分かっていても
発作がおこ ...
鎌倉時代のその昔から
ぼくらは弱者が大好きだ
お風呂でしたか
引っ越しは終わりましたか
始まりましたか
過激な昔話や阪神タイガースの話し
子供に呆れられるくらい
...
透明の鉄格子が罰を呼び、罪を阻害する
赤、病める魂を込める格子は鮮やかだ……
外に出たら俺は何をするのだろう?
蜻蛉の目玉が現世と隔たり、
幻影の母が夏の連続体を生み出した
...
鶺鴒はすばしこく歩き雲雀は高く囀っている
生憎の曇りだが風は早足
日差しが覗けば芝桜も蜜を噴くだろう
虫たちが酔っ払って騒ぎ出すほどに
脇目もふらず歩く老人の後を付ける
サメの背びれだけが光 ...
なにも持たなくてよい
さまよえるあのころの
忘れられない絶望さえ
むねのおくに刻み込み
あすを夢見ない現実を
わきまえているだけで
そのまま生きてゆくと
だれにすがることなく
...
たとえ、評価されなくても、たくさんの人に読まれなくてもいい。
僕はただ、誰かの心に残る言葉を書きたい。
僕のなかに言葉を残していった彼らは、僕にとってとても大切な人達で、心のなかでずっと輝き続けて ...
子どものまま大きくなって
個性という穴に閉じこもった
大人の個ども
穴の中で気が付いたら
体が大きくなっていて
出られなくなった
引き出そうとすると痛がる
穴を広げようとすると怖 ...
それが蛍というのなら
それを蛍という人達が
優しい微笑で小鳥をつつむように
佇んでいる
それが蛍というのなら
どんなにか幸せな人達なのだ
ヤマホタルブクロ
じ ...
なんだかとても無意味で下らない詩を
今これから書きます
というのも本当は
閃いたけど書きた ...
セックスも
SNSも
...
わたしは、姫ぼたるが好き
わたしは、姫ではないけど
わたしは、わたしが好き
ほんのすぐそばの、
ちいさな池、かな?
まいとし5月もいまじぶん
姫ぼたるが飛び交う ...
つま先で
みてた空の継ぎ目を
そっと裁つ鋏
皮膚のうらがわで
咲いた
あおい花のいろ
にごって、曇った
くちびるの
すきま
そこなわれた血と
その清潔を
しずかにあらう木 ...
通夜のさざなみ
鯛の骨がのどに刺さって
死んでしまうなんてね
或る死の理由が
人の口から口へとささやかれ
悲劇
重力がない世界では
シャボン玉も落ちてはこない
だか ...
今まで拍手を貰ったことは
照れているうちに忘れてしまった
濃密な思い出ほど哀しくて
同じ雨に打たれた君が好き
ブラスバンドの演奏に隠れて
飲み込んだ言葉はひと足遅い
明日は何もなか ...
眼ヂカラが強すぎる わたしは魚
君をみつめている
魚だからまぶたは無い
目を閉じることはかなわない
誰よりも雄弁な眼を持つ宿世がつらい
泣きたくて壊れそうだけど泣けない
そ ...
ぼくの家には湿度計が必要なんだ
ウエットなときには彼女とけんかするから
ぼくはすべてを知る職人になりたかった
ぼくはすべてのものを所有したくなくて
変化するものが大嫌いで
でも固定さ ...
○「失敗追憶」
たとえ正しいことであっても
順序をまちがえるとうまくいかない
鍋に入れる順序をまちがえると
おいしい料理ができないように
若いころは順序なんてあまり考えなかったが
○「 ...
ドブ川に、真っ赤なバラを突き刺した、
ような東京タワーの夜景よ。
ひとごみをかき分け歩く足早に。
有楽町の階段よろめく、
さみしいと『いった』ことだけまだないさ。
『ひとり』 ...
日本語と格闘します歌詠みは傷つく事で1首詠む
今はもう夫婦生活ありません歌詠む事で忘れています
詩人より歌人に惹かれる私です文字を数えて指を折ります
妻一人娘二人の暮らしです家族は歌 ...
春が深まると
ツツジが咲き始めて
やがて満開になる
鮮やかな色が集まって
人々を惹きつける
ツツジに囲まれて歩けば
夢の中にいるような
ふわふわした気持ちになった
心地良い ...
青く澄み渡る空の下、高原の塔の前に立つ。
息を吸い込むたびに体が宙に浮いてゆく。
時代を遡るかのように。
過去を愛せるようになればきっと未来も明るくなるだろう。
ラベンダーを ...
長いこと
閉じ込めてきた
それはもういつの話?
あやつり人形も
願いの叶うネックレスも
それをそれたらしめてた輪は破れて
賭けた鍵なんか一つも残ってないのに
閉じ込めたあいつは出てこ ...
女の体の一部始終なんて知らなかった
この体が欲望の塊になっても
女の体の一部始終を知ろうなんて思わなかった
女の体を興奮させるより先に自分が体が我儘に興奮してしまう
男のプライドなんてなかった ...
人と人の間の
カキネのカベを、壊す時
遠い空で
合図の笛は鳴るだろう
その夜、女は死んだように眠っていたのではなく、眠るように死んでいたのだ。
地方を走る国道沿いのラブホテルのベッドの上で動かなくなっていた心臓はもはや一円の値段もつかないだろう。
女の股間には情交の ...
右足が攣る
疲れているのか
精神が病んでいるのか
痙攣したその無様な
自らの意志に抗い
ただの棒きれの方がまだマシと思わせる
痛みさえももたらされる
この攣ってしまった右足
...
午前3:00
月明かりに 照らされるシルエットが浮かぶ
夜なのにやけに明るいわね
しずかに しずかに
上がった口角だけが印象に残った
突き刺すような香 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
星のさざなみ
秋葉竹
短歌
6
18/5/27 5:18
あなたが好きです
狩心
自由詩
5*
18/5/27 2:30
異世界ダイアリー
KQ
自由詩
1
18/5/27 0:42
群青のサンドイッチ
ペペロ
自由詩
6
18/5/26 23:48
ぼくはうれしい
〃
自由詩
2
18/5/26 23:42
わるいゆめ(故郷に思いを馳せている人の歌)
古具をふね
自由詩
0
18/5/26 22:13
老人
ただのみきや
自由詩
5*
18/5/26 21:40
ソレガミライ
秋葉竹
自由詩
1
18/5/26 21:31
元気
水宮うみ
散文(批評...
3*
18/5/26 19:56
大人の個ども
イオン
自由詩
1*
18/5/26 19:20
フラグメンツ/ほたる
AB(なかほ...
自由詩
3
18/5/26 19:09
なんだかとても無意味で下らない詩
TAT
自由詩
2
18/5/26 19:06
セックスも
〃
短歌
0
18/5/26 18:34
姫ぼたる
秋葉竹
自由詩
1
18/5/26 18:01
さみだれ
むぎのようこ
自由詩
1
18/5/26 17:23
ふたつつむじのゆくえ
そらの珊瑚
自由詩
19*
18/5/26 16:14
再生
ミナト 螢
自由詩
3
18/5/26 16:07
恋する魚
福岡朔
自由詩
5*
18/5/26 12:34
湿度計のうた
梅昆布茶
自由詩
8
18/5/26 10:37
独り言48集
zenyam...
自由詩
1
18/5/26 9:53
憧憬の街
秋葉竹
短歌
1
18/5/26 6:52
歌詠みは
こたきひろし
短歌
3
18/5/26 6:36
ツツジ
夏川ゆう
自由詩
3
18/5/26 5:08
塔と鐘
ヒヤシンス
自由詩
5*
18/5/26 4:58
シャープの最後
竜門勇気
自由詩
0
18/5/26 1:19
殺したいほどに
こたきひろし
自由詩
3
18/5/26 0:55
空の声
服部 剛
自由詩
4
18/5/26 0:29
渇いた河に
こたきひろし
自由詩
0
18/5/25 23:57
攣った右足
坂本瞳子
自由詩
3*
18/5/25 23:15
アシンメトリー
KQ
自由詩
2
18/5/25 21:35
1207
1208
1209
1210
1211
1212
1213
1214
1215
1216
1217
1218
1219
1220
1221
1222
1223
1224
1225
1226
1227
1228
1229
1230
1231
1232
1233
1234
1235
1236
1237
1238
1239
1240
1241
1242
1243
1244
1245
1246
1247
加筆訂正:
老人
/
ただのみきや
[18/5/26 22:57]
誤字修正しました。
4.59sec.