尊い場所にはふつうのひとびとが沢山いた
そこは緑と和が充実していて
巨大な茶室のようであり
森林もある平べったい庭園のようでもあった
ぼくらは散歩していた
池を模しただだ ...
私を敵に回すと怖いわよ
蔑んだような口調が
渡り廊下に響く
吸収素材ではあるが
温泉の如く 生暖かいような記憶
ぼこりと湧き出る雫は
不可思議に折れ曲がり
光の十字路を生み出した刹那 ...
今日は親父の七回忌だ
二年目が三回忌で
六年目が七回忌になると
初めて知った
今日は秋晴れの爽やかな天気だ
天気がいいというのは
人間の幸福に何割ぐらい
寄与するのだろうか
とふと思っ ...
お婆さんが倒れて
救急隊員がやって来る
喫茶店で
我々はがらくたを注文した
ても子伯母さんが居た
てく一伯父さんも居た
てくいち伯父さんは歯が再び生えて来たようだ
三階の部屋の明かりは付 ...
好意の正体を
私は知りたい
最近は
持ったことすらない
一緒にいたいと思う気持ち
寄り添いたいと思う気持ち
かなわないなあと思う気持ち
まあ
それもいいかなって
何も教えてく ...
あたしは最高の魔女になる
テレビでワンピースを演るスーパー歌舞伎役者が
人間って鍛える場所がないと成長しないでしょ
って明らかにほんとうを言っていた
だから私はまだ二十台の経験もない
...
北のミサイルとホリエモンのロケット
どちらが安全なんだろう
爆弾がはいっていないなら
ホリエモンのロケットのほうがやばそうだ
幹線どうろの青信号
過ぎようとする刹那
...
本当に
...
鼻輪をつけられ
牽かれてゆく牛
眼をむき出し
黙って牽かれてゆく
無理やりに
牽かれてゆく
病室にて
死体の看病を続ける彼女
心電図は
そもそも挑戦を拒む綱渡りみたいにーーー
死にたて生まれたての幽霊が散歩している
赤信号で止まった。
...
骨から 時は 流れ
燃えるように 影もなく
匂いはないが 音はして
もの皆しめし合わせたように
口をつぐむ
秒針だけが雄弁な代行人を装った
あの 内耳に包まれる かつて
なにかの一部だっ ...
信者が姿を消した
あんなに何かを祈っていたのに
礼拝堂はもぬけの殻
村の人たちは捜索を始めた
くもり空の下
くだものの飴と傘をたずさえ
情報はなにひとつない
あっぱれな行方のくらまし
...
三崎口行きに乗り込んだとんぼ
電車と僕と同じ速度で
すいとする
同じ状況を
相対速度で穏やかに説明してた先生
のことは好きだった
久里浜で降りた君は文庫に帰れるのかな
百の眼に映 ...
さわめきの海
さざさあ 風がざわめいている
さわめきの海
とめようとしているの
とめようとするけれど
きっと とまらないです
さわめきの海が
青く青くふきすさぶ風 ...
可笑しなことを云うかもしれない
夫のすべてを知りたくはないと
そうしてわたしも同じように在って
それらを心の闇ともしない
可笑しなことかもしれないけれど
この時わたしはマンモスを想う
仲良しごっこ
詩人ごっこ
世の中から
つま弾きにされた
落ちこぼれどもの
誇大妄想が
編み出した遊び
互いの傷を舐め合って
自分にも
まだ何かしら
生きる意味はあるんだよっ ...
土曜の昼下がり
アスファルトの水溜まりに
蝶々が舞っていた
ひらひらと ひらひらと
白線を追いかけ舞っていた
捕まえようとすると
ひらひらと飛んでいった
傘が ...
晴れた朝は
自分に似つかわしくない
そんな自己嫌悪から始まる
今日一日をどうやって過ごすか
考えるだけで憂鬱になる
強過ぎる陽射しが疎ましく
外出予定さえ取り消したくなる
い ...
終わりの始まり
夏のような冬
眩しいほど明るい夜
感触のある夢
相対的な絶対価値
才能のない人間の生き様
電脳世界の思い出
やさしい安楽死
原因のない結 ...
夏の疲れのせいで
デートは湿りがち
秋を楽しむにはまだ早い
秋の入口が開いていて
まだ開ききっていない
空気が変わり
気温も変わり始めて
夏が切り離されていく
君は秋生まれ ...
打ちひしがれる
悲しみに
打ちのめされる
悲しみに
ただ悲しくて
ひたすらに悲しくて
寂しくて
泣き出したいほどに
切なくて
こんな悲しい夜に
月は輝く
その仄かな明かりが
余 ...
埃っぽい風に。
影は躓く。歩幅が踊る。
冷めた肌に田園風景。
サヤに行儀よく並ぶ蛙。
未だ冬眠している。
沢山がぶら下がる卵胞を、
睨み落としたくて。
見つめた後に瞼を ...
あのときわからなかった あなたの嘘
いまならわかる やさしすぎたね
ブルージーで でもねっこは明るい音楽は
いちにちの もう忘れたい辛い疲れを 慰め
いつもの シロとクロの ...
あなたの膨大な時間と作品に
あんまり僕の人生が仕舞い込まれているもんだから
僕はじぶんの人生の先頭にたって呆然とするしかありません
あなたの作品だけでこんな感じになるのですから
...
前は呑んでたけど
今はもうやめた
酒に縛られ ...
男女の関係はありませんが
オーラルの関係にはありました
えっ?それを男女の関係と言う?
いやいや(苦笑)
オーラルの関係は
男と男、女と女の組み合わせでも
成り立つ訳ですから
それを男女 ...
人はみな明日がくると
思っている
たがその未来は
不確定だ
何が起きても
おかしくない未来がある
死神の
姿はみえなくても
その足 ...
断捨離中に父の写真を見つけた
捨てようと思ったが
写真の笑顔が余りにも清々しいので
躊躇してしまった
生きていた時は色々あったが
こんな風に笑う人だったのかと
今頃気がついて 少し胸が ...
月までは案外近い
いつか行き来できる日もくるかも、と
あなたはいうけれど
それが明日ではないことくらい
知っている
人は間に合わない時間が在ることを知っていて
間に合う時間だけを生きてゆく ...
事故みたいに綺麗な太陽だった。夏が俺のまわりをまとわりついて鬱陶しかった。俺はそれを拭って足元の水溜りの中に捨てた。すべてが微妙なバランスの調律の上で成り立っていた。俺は狂っていたんだと思う。ピンク色 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
尊い場所
吉岡ペペロ
自由詩
3
17/9/10 13:33
カラメルソース
藤鈴呼
自由詩
1*
17/9/10 11:26
七回忌
ホカチャン
自由詩
1*
17/9/10 9:06
目覚めた
間村長
自由詩
8*
17/9/10 5:47
青空熱
uminek...
自由詩
5*
17/9/10 1:50
秋のひとひら 9/9 ( 土 )
秋葉竹
自由詩
2
17/9/9 22:39
安全と爆弾
吉岡ペペロ
自由詩
3
17/9/9 22:01
本当に
TAT
短歌
0
17/9/9 21:24
焼肉
星丘涙
自由詩
2*
17/9/9 21:22
クラクション。 けど..
幽霊
自由詩
1
17/9/9 21:11
骨
ただのみきや
自由詩
4*
17/9/9 19:05
信者行方不明
やまうちあつ...
自由詩
3*
17/9/9 18:04
あの日に引き返す気にはなれない
AB(なかほ...
自由詩
1*
17/9/9 16:43
さわめきの
水菜
自由詩
2
17/9/9 16:14
アパートのキッチンにて
もっぷ
自由詩
3
17/9/9 14:24
ごっこ遊び
花形新次
自由詩
1
17/9/9 13:26
蝶々
星丘涙
自由詩
7*
17/9/9 13:23
夜が待ち遠しい
坂本瞳子
自由詩
2*
17/9/9 9:29
終わりの始まり
人はいつか死...
自由詩
1
17/9/9 8:47
秋の入口
夏川ゆう
自由詩
1
17/9/9 5:12
悲しい夜
坂本瞳子
自由詩
2*
17/9/9 0:27
euphorie~euphorieスイング & バイ
おっぱでちゅ...
自由詩
6
17/9/9 0:04
やさしい
秋葉竹
自由詩
2
17/9/8 22:39
人間桑田佳祐
吉岡ペペロ
自由詩
3
17/9/8 21:16
軍隊の兵士になりたい
TAT
自由詩
2
17/9/8 21:10
男女の関係
花形新次
自由詩
2
17/9/8 18:37
地獄の門
st
自由詩
2
17/9/8 17:27
宇宙の采配
忍野水香
自由詩
4
17/9/8 14:06
秋窓
そらの珊瑚
自由詩
25*
17/9/8 9:40
無題
人はいつか死...
自由詩
1
17/9/8 8:40
1214
1215
1216
1217
1218
1219
1220
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1222
1223
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1226
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1228
1229
1230
1231
1232
1233
1234
1235
1236
1237
1238
1239
1240
1241
1242
1243
1244
1245
1246
1247
1248
1249
1250
1251
1252
1253
1254
4.35sec.