箱庭は壊れてしまった
誰も皆 遠くへ行ってしまった
子どもである私が 泣いている
子どもである私を 抱きしめられるのは
大人になっているはずの私だけ なのだけれど
(誰も皆 ...
雨上がりに光は音を脱ぐ風に踊りながら
胸に二マイルめり込んだ古い写真機の中で
クスクスを盛り付けるには相応しくない
冷たすぎる大皿を放り投げるまであと一日
蝶々のようにスカートの裾を掴 ...
涙ぽろ、ぽろぽろぽろぽろ雪の中
ここが新宿ゴールデン街
アルコール消毒なんてオヤジギャグ
潰れるまで飲み記憶を消毒
嫌なことを避けて忘れて明くる朝
「しん」と心が聞き耳たてて ...
ガルシアの首が落ちた
真っ赤な鮮血が暗い物陰の魂に降りかかり
闇の雫が夜中の台所の蛇口から一滴一滴、滴り落ちた
おお、ガルシア
切り落とされた生首
たった一本、床に落ちる針が震えるよ ...
キンタマ袋の筋で
その人の運勢を占います
男性限定です
左右のキンタマの中央に入っている筋が生命線
それぞれのキンタマを横に貫くように
入っている筋が運命線です
あなたは生命線が陰茎ま ...
餌くれる人間が俺撫でながら泣いてる顔がコタツより好き
カラオケのリモコンで殴られたけどGODIVAのチョコで無かったことに
SEXのあとに虚しくなる人は詩人になると良いと言う嫁
言葉とか文字では
上手く伝えられない
だから添えるオノマトペ
聞いておくれ最後まで
「一目見た瞬間ビビッと来た
視線キョロキョロ
汗はダラダラ
ドキドキ聞こえないかハラハラ
めくる ...
不自然な笑い方は
身を守る為の術
へりくだった言い草も
全ては自分の為
自分を下げて
他人を上げる事で
手に入れた安寧
そんな物に意味は無い?
容易く言うな
世渡りジョーズの戯れ言に ...
メトロポリス
乱立ビル群
隙間の影は
深く暗いんだ
光の差さない
風だけが強い
そんな場所で
乾ききった心が
何か叫んだところで
かき消されて中空へ
そうやって無残に散っていった
...
猫も杓子も地鶏が好きとは限らない
自撮りは得意な世代が増えた
手鏡を 机上に置いて 自らの
乱れチェックを したオケ部屋に
響く音量 大きな苦情
あの頃から 口紅なんて 忘れ ...
桜が咲くと
君を思い出す
ふられた君を思い出す
ふった君を思い出す
今ごろどこで桜を見ているだろうか
桜が咲くと
苦しかった過去を思い出す
楽しかった過去を思い出す
若かった青春を ...
暖かさを知らせる桜
春の深まりがそこにある
暖かい午後のひととき
時折吹く風も暖かい
桜が咲く時期
ピンクがかった日常が
幸せ気分を増幅させる
見るもの全てが楽しく見える
...
ながい髪
夜がまとわりつく
公園のブランコ
影をこぐ
噴水は循環する
血液のオマージュ
すこし
透けたからだで
水が、にごる
だれかの
わめく声に安堵する
すっぽりと ...
勝手に、
自分手前、
鬱をも飲んだ桜の美
愉しい気分で、 爽快感
この瞬間のこの桜の乱舞、 知らない誰かと眺めるけれど
誰かの挫折を飲んで、桜の美
誰かの苦悩を飲ん ...
文が泣いておりました。
誰にも読まれず、誰にも気づかれず、誰にも拾ってもらえなかった文は、詩に生まれ変わることもなく、暗がりで泣いて、泣いて、ずぶ濡れになって溶けていくのです。
悲しみのただ ...
心が籠った文は、読まれた時に、
文ではなくなり、詩に生まれ変わる。
贈る者と受け取る者。
二人の心が重なって、生まれてくるのが詩だから。
貴方は詩を書いているつもりでも、
それ ...
私は関係が壊れることを恐れ、本当の気持ちを話さない
想い人でもあるアノヒトは
君が隠してることを話すまでこの手は離さないと言った
私は はなしたくない そう答えた
どうしたって一番にはなれない
だからといって腐ってはいられない
どんな手を使っても一番になってみせる
この情熱の炎は常に燃え続ける
諦めの悪さをけなされようと
罵りの言葉を浴びせられようと
...
山雀の チュンチュクチュンと 近付きたるも いと愛し
竹を集めた細長箒で蜘蛛の巣取りをしようかと
少しずつ 近付いて行くと
可愛らしい音が響く
どうやら鳥らしい
以前は その ...
昨日ぼくはなぜ歩いていたんだろう
こどもたちの親のサイフ
落としたら誰かが届けてくれる
徒党をくむ桜木たち
夜の川辺りに白い影がクール
だからぼくはなぜ歩いていたんだろう ...
僕の体の中には沢山のコップがあって、塩辛い青い涙や大輪の向日葵みたいな喜びや夕日の落ちる切なさがそれぞれに詰まっている。コップは多分千以上あってそれぞれの感情を綺麗に整理してくれるんだ。必要なときに必 ...
違うの
遺伝子の記憶ではないの
親から子へ
記憶が遺伝したら
と考えたことはない?ってことなの
ない?
いや~ん
それじゃあ、話が終わっちゃうじゃない
無視して続けます
...
終着駅のホームの外れ
赤錆びた列車止めの向こうに
騒ぐ荒ぶる海が聞こえる
そして 呼んでいる
(ここには何もない)
行く人は海
来る人は海
大人は波頭で
子供は飛沫
終 ...
キューを出されたかのように
組み込まれたプログラムのように
それは
どうしようもないタイミング
ほんの数秒
まるで
あらかじめ決められていたかのように
遠くの君と
...
穢れた午前中の昼下りが美しく
ウェディングドレスの花婿が
悲しみに微笑む
わざとらしい無意識に
支配された自由が
点状の連続を
嘆きながら謳歌する
暗い光と
眩しい闇、は
一体どちら ...
衛星から見える午後は
夜に流れ落ちる
滝のようだという
私たちはまるで滝壺の底
疲れ果てた啄木鳥のように黙る
遠くの誓いはファンブルし
ラインの上で転がり終えた
当たり前のように審判が告 ...
ただ聴いてもらっただけなのに
気分がすっきりなる
なんかリセットされたみたいになる
別に同意してもらったわけじゃ
ないんだけど
すっきりなる
それほど僕たちは
聴いてもらうことに
餓え ...
ワイフが
これして!あれして!
と言っても
すぐ動いてはいけない
俺にだって
都合というものがあるんだ
ワイフは
言ったら夫は
すぐに動くもんだと思いこんでいる
俺は召し使いじゃない ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
とり残された春景
塔野夏子
自由詩
3*
18/3/31 22:27
難題
ただのみきや
自由詩
2*
18/3/31 22:00
恋はピンクといいはるの?
秋葉竹
短歌
2
18/3/31 21:36
ガルシアの首
zitens...
自由詩
2
18/3/31 18:18
キンタマ王子「キンタマ相占い」
花形新次
自由詩
1
18/3/31 13:40
餌くれる人間が俺撫でながら泣いてる顔がコタツより好き
北大路京介
短歌
2
18/3/31 11:38
カラオケのリモコンで殴られたけどGODIVAのチョコで無かっ ...
〃
短歌
1
18/3/31 11:38
SEXのあとに虚しくなる人は詩人になると良いと言う嫁
〃
短歌
1
18/3/31 11:37
オノマトペを添えて
たいら
自由詩
3
18/3/31 10:30
先天性自虐男
〃
自由詩
2
18/3/31 10:16
メトロポリス
〃
自由詩
0
18/3/31 10:09
10年後の姿
藤鈴呼
自由詩
0
18/3/31 10:09
追憶桜
zenyam...
自由詩
4
18/3/31 6:26
桜が咲く時期
夏川ゆう
自由詩
2
18/3/31 5:08
town.
むぎのようこ
自由詩
5
18/3/31 2:55
桜は今年も平等に咲き乱れて
暁い夕日
自由詩
3*
18/3/31 2:04
泣いた文
OMEGA
自由詩
6*
18/3/31 0:39
歩む文
〃
自由詩
2
18/3/31 0:13
はなさない
千幸
自由詩
1
18/3/30 23:14
一番
坂本瞳子
自由詩
1
18/3/30 23:08
やまがら
藤鈴呼
自由詩
0*
18/3/30 21:52
徒党をくむ桜木たち
ペペロ
自由詩
2
18/3/30 21:11
かしゃん星
田中修子
散文(批評...
2*
18/3/30 20:33
記憶の遺伝子
花形新次
自由詩
1
18/3/30 20:22
海
Giovan...
自由詩
10*
18/3/30 18:29
our eyes met
アザラシ
自由詩
3*
18/3/30 15:27
矛盾
ヤスヒロ ハ...
自由詩
3
18/3/30 13:02
長い夜を
腰国改修
自由詩
2*
18/3/30 10:28
聴いてもらう
zenyam...
自由詩
2
18/3/30 8:31
すぐに動いてはならぬ
〃
自由詩
1
18/3/30 8:21
1205
1206
1207
1208
1209
1210
1211
1212
1213
1214
1215
1216
1217
1218
1219
1220
1221
1222
1223
1224
1225
1226
1227
1228
1229
1230
1231
1232
1233
1234
1235
1236
1237
1238
1239
1240
1241
1242
1243
1244
1245
加筆訂正:
童話の指輪
/
田中修子
[18/3/30 20:06]
タイトルの誤字を修正しました~
3.86sec.