潮の匂いが染みついたレストラン
周りに民家などは全くない

レストランの前は国道
その前は瀬戸内海
風光明媚な場所にある

雑誌やテレビの取材などで
いつの間にか人気のレストランになっ ...
たまに心無い言葉と言うのを耳にする
私は普段人と言葉を発するが
その会話や言葉に心はあるのか?
心ある言葉を使う時は大抵誰かを
励ましたりするくらいで心なんてない

心無い言葉こそ人の本音 ...
惑星が足首を巡るたび、つま先に星が溜まった。指先ですくい上げるときみの瞳にひかりが集まって乱反射する、宝石のように。鋭く傷をつければもっときらめくことを知っているから、きみを大事にしていた。見つめると ... 腐ってた腐りきってた世の中の泥にまみれて息を吸いはく

見ないふり聞かないふりで黙ってた一等可愛い自分の為に

ジャンケンをしなくなったな忘れたな縄跳びの縄首にまきつき

張りつめた気を緩 ...
そう言えば、俺は嫁さんにプロポーズなんてした記憶がない
気がついたら籍を入れて夫婦になっていた

気がついたら長女が産まれ
気がついたら次女が産まれていた

気がついたら、アパートから建て ...
誰かの私はもういない

過ぎていくだけの愛をどこまでも手招いて
嘆いて嘆いて心を濁らす

不特定な優しさよりも
不安定な一つの言葉が欲しかった

誰かの私はもういない

誰かの ...
君の背に
あらたな白い帆があがる九月
夜明けのうす青い空に
銀色の雲

君のその帆が
どんな風をはらんで
君を何処へつれてゆくのか
君は半ばは予感し
半ばは不確かさにおののいている
...
夜明け前の白い空はどこまでも遠く
頬撫ぜる風はひやりと澄んで
そっと開けた窓の縁
手をかけ
足をかけ
踏み越えた

見上げる影へ風を割り
着いた痛みと衝撃と
薄れる意識に思うのは
...
 
なにも変わらないはずの
空の、海の、青が
島嶼からのやさしい風で洗われたようで

風の谷の風と
潮の香りの風が
あらかじめ決められた
死を遠くへ運び出してくれる


海の旅の ...
生きること明日へ呼吸をつなぐこと

故郷のひかりのような夜の風

真夜中の電話のなかの君の声

海の上みたいに静かな夜の色

息を吐く次の空気を吸うために
LGBT差別禁止法に対して
自称詩人(JSSJ)達で作る
「届け!言霊の会」代表の
紫ヶ原隼人氏(自称42)が
声明を発表した

「LGBTが性的マイノリティだというだけで
厚遇されるの ...
「お元気ですねえ-」
「お若いですねえ-」
といわれて
怒る年寄りはいない
背中を向けると
トンネルになる
黒づくめの夏服が
消えるまで

面影を見てた
数秒間に流れた記憶が
今を感じる

渡っていくのは
青信号でも
赤信号なら
止まってくれる

...
 とある街で

金木犀が香る
だけど金木犀はみあたらない
探しているうち
何年経ったろう
すっかり風向きは変わってしまった
行きついた先で
仕舞い忘れられた
軒先の風鈴が鳴った

...
保険屋がぶきみなことをいった
「年寄りが死ぬなら家より交通事故のほうがいいですよ。
年寄りは生命保険金はほとんどありませんが、
交通事故なら大金が入ります
弁護士に依頼するとさらに五百万ぐらい ...
年寄りに暗証番号はいらない
郵便局に行ったら
近所のばあちゃん二人が
ATM の前で暗証番号を言いながら
何回も操作を繰り返していた
何回やってもうまくいかないので
郵便局の人が
「じゃ ...
対位法で

計算され尽くした

バッハの


時をこえて

繰り広げられる

音楽の空間にいると


数学の方程式を

解く時のように

頭が回転する



...
くらいくらい 荒野につくりあげた
復讐の塔に閉じこもり
「ひとりだ」と呟いたら
はたかれた

ひたすら 喪いすぎたのだろうね

青い夕暮れに細い声でないてさ

耐えられないわたしを  ...
綺麗なものが見たくなった時
忘れたはずのスキップで進む
心は純白の雲を追いかけ
フェイクファーの鼓動を感じていた

指先でちぎる心臓の形
外側に付けて歩いてみると

どんな攻撃でさえも ...
独りでいいやと強がって
SNSアプリ全部削除して
しがらみを断ち切ったような
振りして未練を引きずってるんだ

信じられないのは他人ではなく
自分自身のことだと分かってる
憎むべきは世界 ...
誓いの言葉も
些細な約束さえも
時間の流れに浚われ
薄れていくものだ

いつも一緒
いつでも一緒
いつまでも一緒
なんて叶わないのに

あの空でも
この地上で在っても
二人寄り ...
ペットボトルに
お湯を入れて
タオルで巻くと
その暖かさに
安心して
眠るのだそうだ

きみにとって
そのぬくもりが
母親なのかい?
雨のひと粒は私の涙
あの夜の排水口にするりと流れた
今日の雨は
あなたの肩を湿らせましたか

今日の雨はあいつの一滴
アパートの窓からじっと見つめる
今日は外には出ないと決めた日
傘に ...
空白ばかりの夜がくる

「思い出を忘れていられるのなら」


ねぇ、そろそろわかったかしら

憎むべき人へ

昔むかしの落とし物
愛の結晶?
愚かだね
ざわざわざわざわ、声の森
黒くうごめくたくさんの声が
あちらこちらと私を招く

ねぇ、ほら、こっちだよ
違う違う、あっちへおいき
さぁ、よく来た、いい子だね

声はよしよしと頭を撫でて ...
心は数にはあまり似ていない。
どちらかといえば、数と数をつなぐ、演算のほうに似ている。
その演算が、僕らを突き動かし、無数の鮮やかな数式を描いていく。
その式の出す結果に、救われたことも、
傷 ...
空や海や
群像劇の主役は

絵の具では
出せずに
組み合わせた色が

青と呼ばれて
感じる切なさに
もっと近付いて
明日を迎えたい

空は変化する
海は荒れ狂う
人は思い出 ...
電気ケトルと時計の間に住む老婆が教えてくれた。「お前が眠っている間に雲から女の腕が伸びてきて、窓をすり抜けてお前の顔に透明な手形をつけていったよ。その手形は洗っても落ちないだろう。もう逃げられないよ」 ... 緩いフタを開けて ほんのり取り出す
ベルマーク 小さな頃の 指紋が張り付いている。
山のような捨てゼリフ
体のドラムがビートする。
真空管のジオラマへ また出掛けよう
金ピカの オルゴールの ...
大吉は
大凶を連れて来る
だから油断してはならない
大凶は
大吉を連れて来る
だから絶望してはならない
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
海辺のレストラン夏川ゆう自由詩618/10/6 4:57
言霊リィ自由詩1*18/10/6 3:00
小市民プラネット、爆発なんてしない青花みち自由詩118/10/6 1:03
人生はこたきひろし短歌518/10/6 0:32
そう言えば俺は自由詩218/10/6 0:01
誰かの私十一月の失敗...自由詩118/10/5 23:41
九月出航塔野夏子自由詩4*18/10/5 22:24
地上八階における試行錯誤自由詩018/10/5 22:24
あいたい秋葉竹自由詩418/10/5 21:56
夜の息水宮うみ川柳018/10/5 19:56
JSSJ花形新次自由詩018/10/5 19:44
お年寄りを元気にする言葉zenyam...自由詩118/10/5 19:06
逆光ミナト 螢自由詩218/10/5 18:39
ダイアリーそらの珊瑚自由詩16*18/10/5 15:03
保険金zenyam...自由詩018/10/5 13:44
暗証番号自由詩118/10/5 13:29
異次元への方程式st自由詩218/10/5 12:44
波兎の石塔田中修子自由詩11*18/10/5 12:34
外側の心臓ミナト 螢自由詩218/10/5 10:44
多分メイビーきっと強がりたいら自由詩018/10/5 9:29
比翼連理自由詩018/10/5 9:16
こねこyuma自由詩118/10/5 3:02
誰のためにもならない福ちゃん自由詩118/10/5 1:45
幼き日、その忘却十一月の失敗...自由詩018/10/4 23:39
声の森(図書館)石佳自由詩218/10/4 22:01
水宮うみ自由詩4*18/10/4 20:34
カルマミナト 螢自由詩118/10/4 19:58
針女その他の物語 2018・9-10春日線香自由詩218/10/4 17:50
瓶詰めのベルマークふじりゅう自由詩018/10/4 15:25
吉凶zenyam...自由詩018/10/4 14:18

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