7月7日7時77分 ゆっくりと動き出す
睡眠薬を貪って
それまで寝ていよう
中毒にだけはならないよう
刻々と刻むは時にあらず
剝れた竜鱗なのだから
予想通り
クソみたいな自称詩人が
大量発生してきているが
自分の手で始末するのは
正直言って面倒くさい
もう少し我慢すれば
連休後ぐらいに
「やっぱりダメ人間に
行く場所なんかないのね ...
増し増しの
増し増しを俺
わしわしと
がつがつと喰う
黙々と喰う
束の間の輝きが水面に射すと
魚は 眠らない営みにリラリラと
言葉を浮かべ
手に取ろうと揺らめく影を砕いて
その光の枠を抜け出したまま
ほんの夏の終わりの方まで滑ってゆく。 ...
最近はお金があっても楽しくも嬉しくもない
心をどこかに忘れてきたような伽藍洞で
昨日は地震があっ ...
言葉の星が
星座を創った
きらきらりきらら
神話が熱を帯び
胸に光っている
さらさらりさらら
私は欲してしまった
寓意の中のあなたを
たらたらりたらら
夜が明けてしまえば ...
私の好物はリンゴ一択です
リンゴのためならついつい
現実リンゴだけではなくて
仮想リンゴにも手を出して
無限の仮想世界に浸ります
仮想世界でたくましくても
現実世界では存外脆弱です
...
ケチャップが人差し指に付いたら
誰かが舐めてくれたはずなのに
パパとママがいない台所は
甘酸っぱくて思い出に酔った
きっと一度はポケットに隠した
好きですなんてどの星にもある
遥か ...
さくらさくら生まれて初めて見るようにさくら見ました今日も明日も
霧雨と、海の匂いと薄い雲
みどりの針
風向きを解いている
世界は、計算するあてもないかのようです
厳しい風雨に擦れた跡を渡ろうとすれば
みどりの針がいっそう震える
道を忘れたの ...
ある山村にオツナさんという
一人娘がいた
オツナさんは
年ごろになると
エイキチどんという
親を早くになくして苦労していた青年を
婿に迎えた
オツナさんは田畑仕事へ
エイキチどんは山仕 ...
昔々の話だった
緞帳が上がり、死が溢れ出した
この学園に人間は居ない
すべてが女子高生になる
物質が歪み、魂が捻れる
緑色に燃えさかる流星群
なにもかもが喪われ
...
外は天気が悪いので出かけなかった
ただ 夜のほうが 心は落ち着く気がする
誰も部屋の中のように関わり合いは求めてこないから
僕は 昼頃 肉を買いには出かけたけれど
氷に塩をふり ...
どこからも誰からも愛は届かない
心に刺さった釘はずっと刺さったままで錆び初めていた
痛みに勝る生の実感はない
研ぎ澄まされた神経の尖端に抑圧された時間に
私は実体のない感情をたたえていた
左の信号機の下
信号待ちの黒い傘のなかに
髪の毛乱したあの女がいる
憎しみの眼つきで
フロントガラスごしに
僕の目を焼こうとする
さらさらと降る小雨のなか
小さな涙粒のよ ...
光が交差する
クランクを曲がる、一光のバイクが
夜のうねりになって疾走する
テールランプが夜景に溶け込む頃
シグナルは赤から青へかわる
ホイールの芸術的な回転が
少年の目に留まる
...
かお
が
かわ
いい
から
と
い
う
こと
で
しな
を
しな
を
つくって
いく
ことを
ほんのう
てきに
えとく
して
いる
ごう
の
ふ
か
...
雨が近づくと
植物の匂いが強くなる
それはまるで
隠す気のない事後のようで
私は好きになれない
(きっと
罪悪感の裏返しね)
彼の車に乗って
高速を使い海へ向かう
やがて雨が降り ...
○
少女は浴槽に柚子を浮かべ、
指で押して湯に沈めるのが好きだった。
湯に体半分沈んだ柚子を、前へ進めてやるのが好きだった。
少女は一人のときも、母親と一緒に入浴するときも、
湯に浮 ...
さかむけをちぎりながら
ちょっと反省しています
嫌味言ってごめんね
罰みたいなさかむけが
全部の指にできています
あなたの悲しい目がちくっとさしてきます
あなたにはわからない
な ...
おじいさんは祭りは大切だという
おとうさんは仕事が大事だという
僕は今があればいい
おじいさんは伝統というのがすきだ
おとうさんは義務というのがすきだ
僕は言葉がすきではない
おと ...
О
生きものの移動がつづいている
夏が近いからだろう
そろそろ 夏の支度をしなければならない
去年買って一度しか着なかった
あのティーシャツは
どこにしまっただろう
それを考えるだけ ...
一両電車
くろ電話
神社で逢い引き
仲人さがし
土の道から砂ぼこり
Wi-Fiもとんでない
テレビとラジオぐらいしかとんでない
今夜は銭湯いかないのかい
...
アメリカ、フランス、イギリスによる
尻穴へのミサイル攻撃を受け
日本の首相が囲み取材に応じた
「一般市民に対し化学兵器を使用した
尻穴政府の暴挙は許されるべきものではない
日本政府としてもア ...
昔は交通の要衝であったわがふるさと
今は鉄道もなく高速もなく
朝夕片道6本のバスが走っているだけである
走ってはいるが
乗客はゼロの時も珍しくない
客がいない時は停留場の案内も切って
停留 ...
とくべつな愛されかたをしたかった
紅色の、燃えるような声で。
まるで悲しみをすべて暴き出してしまう
慈悲のかけらもない冷たい蛙の眼つきで。
寂しいひとり寝の暮らしなど
...
高円寺で弾き語りやりますって告知の最後に
ときどき現れる「バー鳥渡」の読み方を知ら
ないまま今日まで飛んできたのだけれど鳥の
アイコンの後のアカウント名がchottoだった
からそうかちょっと ...
ひと粒のキャンディーが舌の上で溶けて無くなる前に
いつも噛み砕いてしまう男が馬乗りになって
犬には解らない母親譲りの言葉でトイプードルを撫でながら
時折その首を絞めていた女を殴っている
二人の ...
それが
あと1ミリ
ずれていたら
君はすごい美人で
たぶん
出会わなかった
なんのいいわけだ
という君が
庭先の椋鳥に
こめつぶをあげている
...
広い公園をぶらぶら探検
女の子が嬉しそうに背筋を伸ばして
自転車を漕いでいる
いつのまにかゆったりダンスしているような
大木が切られている
切り株と木の根はまだ生き生きとしているのに
そっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
スロースローセブン
秋也
自由詩
1
18/4/17 1:26
正直、面倒くさい
花形新次
自由詩
2
18/4/16 23:01
増し増しの増し増し
TAT
短歌
0
18/4/16 22:30
束の間の
ハァモニィベ...
自由詩
5*
18/4/16 22:17
キルケゴールをぶっとばせ
TAT
自由詩
2
18/4/16 22:00
夜話
ヤスヒロ ハ...
自由詩
3
18/4/16 21:19
リンゴの何を知っているか
ブルース瀬戸...
自由詩
1*
18/4/16 19:39
赤いメッセージ
ミナト 螢
自由詩
3
18/4/16 18:49
パララックス
もっぷ
短歌
5
18/4/16 13:14
防護林
渚鳥
自由詩
4*
18/4/16 12:13
オツナばあちゃんの奇跡
zenyam...
自由詩
1
18/4/16 5:56
死立流星群女子学園
高原漣
自由詩
1*
18/4/16 1:09
休日の僕
番田
自由詩
1
18/4/15 23:51
愛に
こたきひろし
自由詩
1
18/4/15 21:42
信号待ちでみた白い夢
秋葉竹
自由詩
2
18/4/15 18:21
By Design
暁い夕日
自由詩
10*
18/4/15 17:47
アケイライは地獄語を話す。体重は750ポンド(約340kg) ...
6
自由詩
3
18/4/15 17:12
隠花植物
もとこ
自由詩
21+*
18/4/15 16:53
柚子の海
オキ
自由詩
6*
18/4/15 15:49
さかむけ
朧月
自由詩
2
18/4/15 12:58
永遠
〃
自由詩
1
18/4/15 12:53
エスキス3
オキ
自由詩
1*
18/4/15 12:30
灰いろの青空と張りぼてのコンクリート塀
ペペロ
自由詩
2
18/4/15 7:45
WWE
花形新次
自由詩
1
18/4/15 7:30
Uターンバス
zenyam...
自由詩
2
18/4/15 6:35
とくべつな愛
秋葉竹
自由詩
3
18/4/14 22:34
鳥渡/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
1*
18/4/14 20:56
ままごとあそび
ただのみきや
自由詩
5*
18/4/14 19:58
鳥渡(ちよっと)
AB(なかほ...
自由詩
6*
18/4/14 16:25
長閑な探検
灰泥軽茶
自由詩
3
18/4/14 14:54
1174
1175
1176
1177
1178
1179
1180
1181
1182
1183
1184
1185
1186
1187
1188
1189
1190
1191
1192
1193
1194
1195
1196
1197
1198
1199
1200
1201
1202
1203
1204
1205
1206
1207
1208
1209
1210
1211
1212
1213
1214
加筆訂正:
ままごとあそび
/
ただのみきや
[18/4/15 11:55]
「ポピュリズム」を「ポピュラリティ」に訂正しました。
4.03sec.