濁流に心を投げ入れる日々の反芻で
いつしか下流には心が貯まっていき
知らずのうちに大きな中州を作ってくれる
途切れることなく供給される心心心
振りかぶって乱暴に
半ば自暴自棄に
橋の真ん中 ...
女房の裸をみて
興奮を覚えなくなったのは
いつからだろう
おそらくむこうも同じだろう
この頃そんな目をしている
お互い年輪を重ねて
男でもなく女でもなくなってしまったのだろう
若い頃のカ ...
愛されぬ
枯葉を潰し
頬に雪
地球は何時も気まぐれで
冷たい空気で包み込むのかと思うと
真夏の太陽が輝いたり
急に雨を降らせたり、風を吹かせたり。
面倒くさいなって思うのだけれど
私と似ているばかりになかなか許しよう ...
ああ 蔑まされて 交渉
早朝の 便器に またがり 用を足す
脚が無いから 片道 1時間のトコロ を 多めに見積もり 頭を垂れて 浮く
無人の島では 骨折したガイドが 輪姦され 100円均一 の ...
こうしなさい
ああしなさいって
言葉にどうも敏感で
さっき迄
あたし だったモノが
あたし じゃなくなってく瞬間
ピッタリと張り付けた
笑顔にはもう懲り懲りで
此処から ...
誰かが云う
「出会いは必然」
「運命も必然」
「成るべくしてなったいま」
「起こるべくして起こる未来」
それらの決められた事項に、
緩やかに堕ちていく定めに、
一喜一憂して私は
...
ひとつの憎しみが消えた朝
俺は鎧をひとつ脱ぎ捨てた
鎧はきれいな音を立てて
軽やかな布に変わっていった
こうやって一つずつ
背負ってきたものに別れを告げる
新しく背負う重たい荷物が ...
うずまいている
くちびるのはしっこ
うすむらさきの花が咲く
あおむけに
空をながれて、雨になり、
しみてゆく
漂白されたつぼみ、みたいな
女の子
こわれないで
きりきりとはりつめては ...
あさめがさめたらなにしよう
ゆめのつづきはよるみよう
きょうのごはんはなにたべよう
だれかとあったらおはようさん
ふたことめにはなにいおう
おひさまのぼればこんにちは
てくてくあるいてどこ ...
ふと淋しくなった時
メル友を探す
ふと死にたくなった時
「自殺」を検索する
ふとやりたくなった時
セクシー動画を観る
善いことも悪いことも
すぐつながるネット世界
しかし
僕とワイフ ...
夢の中で私は旅に出る
船に帆を張り
宇宙という海へ出港する
デブリなんかに邪魔させないで
意気揚々と船出する
目指すは明るく輝くシリウス
コールドスリープなんて利用しないで
ワープを ...
僕たちの生活を越えて軽やかに言葉が飛んでいくのを見ていた
宝石のような言葉ひろい集め短歌という名の首飾りにする
聞いたことないような言葉ふと呟くあの人にずっと憧れている
スーパーマーケットの外で缶ビール片手に持ちながら
青いポロシャツのおじさんが今夜も小一時間
おじさんにしか見えないというブラックホールの話をしている
ぼくはその姿を一番おもしろい角度から眺める
...
冷え込んだ街の空気がしつけ糸になる
瞬く間に指先から地球の温度に馴染んでいって
フェルトのように絡み合う
人間も冬眠できればいいのにね
美味しいものをたくさん食べて
寝床に綿を敷き詰 ...
AK-47の薬莢が
地面で弾ける音をヘッドフォンで聴いている
厨房ではたった今
ナンプラーが回しかけられ ぼくたちはまた一歩
首都から 遠のいていく
海岸に並べられた
籐のゆり ...
ソーシャルクラブで
アリが大量発生して
借金の履行が必要な事を悟った
無い物は写真入れだけではなかった
ジェームスディーンも居なかった
稲穂が揺れても
アリは増殖する
ソーシャルクラブの ...
さくら 指揮棒 鉱石ラジオ
雷鳴 マロンケーキ 水族館の床
握手 ペットショップ 炎
ジグソーパズル 生姜湯 高架下
旅行鞄 セロリ 視力検査
モ ...
...
ゆーらりと
死のただ中で生きている
明滅するたましい
骸骨が怯えている
カタカタと音を立て
ボルトが緩まり 腐食する身体
錆びついた心に映る闇と光
絶望か諦めか
すべてを受け ...
昏い水の底で物言わず
新緑の葉の中で光を浴びず
紅の空に鳥は飛ばず
左翼を失った飛行機が大気圏を超えた日の話
毒入りの林檎を食べてしまった少女は
想定内の死を受け入れて
夕立の中美しく ...
僕はあるくよ
胸にあながあく病いながく患い
隣町に立ち上がる巨大な虹を見上げ
流れる雲たちの薄い白が
かぼそげな悲鳴ひとつ上げ、
消失していく夕闇が
時代を闇夜 ...
意識はふくらみ 肉体から浮き上る
こどもの手に握られた風船みたいに
実体のない 軽すぎるガスで ぱんぱんになった
自我――今にも破裂しそう(でなかなか破裂しない)
が 明後日の風に弄られる
...
いつも二人はばらばらで、夜に寝たり、昼に寝たり、その他、いつ寝たかわからなかったりで、暮らしているのか、いないのか。いるのか、いないのか、死んだのか、生きているのか、そうじゃないのか、何も知らず、ただ ...
わたくしの言いなりの小人を呼んで
ゼンマイを巻かなきゃいけないから
そう、わたくしのハムスターは
必死になって火車を回している
頭の中のどこか隅にある組織をつぶして
何処にも出せない ...
内堀通りを青山通りまで
皇居は暗くて見えないけれど
そんなに高くはない高層ビルの明かりが
なんだかとても優しい夜
自分を傷つけたら追いかけないで済む
だから自分を傷つ ...
自称詩人がこの世に
存在する限り
私の才能の泉は渇れない
そうは言ってみたものの
ちょっと飽きて来た
自称詩人はゴキブリみたいなもんで
1匹見つけたら3000匹はいると思え
の格 ...
その部屋に入ると
うず高く降り積もった埃と
かび臭さが鼻について
忘れ去られていた時間を思う
もう 何年 何十年と誰も足を踏み入れず
部屋の存在すら忘れてしまった
大事なものがたくさん保管 ...
こうやって行き交う人びとや車を見ていると
気が遠くなりそうになるよ
いったい私は
どこから来て
どこへ行くのだろうかと
生きていくための仕事も疲れるし
毎日同じことの繰り返し
気を失 ...
雨が降っていて
部屋が暗いので
昼ひなか電灯をつけ
本を読んでいた
一冊読み終えた頃
午後の日が
レースのカーテン越しに明るく射してきて
半透明のゼリーの中から
外を見ているよ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
寂しくて辛い
渡辺八畳@祝...
自由詩
1
17/11/10 16:16
裸
ホカチャン
自由詩
1
17/11/10 10:39
冬の嫉妬
夏目 碧
俳句
1
17/11/10 8:20
似ているふたつ
〃
自由詩
3
17/11/10 8:13
20171110_work0000@poetry
Naúl
自由詩
2
17/11/10 8:06
真っ赤な林檎
夏目 碧
自由詩
1
17/11/10 7:53
定められた奇跡
〃
自由詩
2
17/11/10 7:45
ひとつの憎しみが消えた朝
葉leaf
自由詩
6
17/11/10 2:50
R.I.P.
むぎのようこ
自由詩
6
17/11/9 23:13
ふたことめ
花咲風太郎
自由詩
3
17/11/9 20:32
ネット世界
ホカチャン
自由詩
2
17/11/9 15:13
太陽の最期
無限上昇のカ...
自由詩
2
17/11/9 9:26
言歌
水宮うみ
短歌
3*
17/11/9 8:06
花火
宮木理人
自由詩
5*
17/11/9 3:02
冬の裁縫
青の群れ
自由詩
12
17/11/9 0:45
_
もり
自由詩
2*
17/11/8 23:58
ソーシャルクラブ
間村長
自由詩
6
17/11/8 22:56
言葉を並べてみませんか
ふるる
自由詩
4*
17/11/8 22:27
青と赤と黒
TAT
自由詩
1
17/11/8 21:56
ゆーらりと
星丘涙
自由詩
7*
17/11/8 21:41
地球、戻らず
倉科 然
自由詩
3
17/11/8 21:25
僕はあるくよ
秋葉竹
自由詩
2
17/11/8 21:14
極めて人間的
ただのみきや
自由詩
15*
17/11/8 21:08
20171108_work0000@poetry
Naúl
自由詩
1
17/11/8 21:00
治療は良好です
這 いずる
自由詩
5
17/11/8 20:54
優しい東京
吉岡ペペロ
自由詩
7
17/11/8 20:35
秋っぽい性格
花形新次
自由詩
2
17/11/8 18:56
思い出
無限上昇のカ...
自由詩
3
17/11/8 16:06
断片
渡辺亘
自由詩
3
17/11/8 14:43
びいだまごし
Lucy
自由詩
11*
17/11/8 14:09
1182
1183
1184
1185
1186
1187
1188
1189
1190
1191
1192
1193
1194
1195
1196
1197
1198
1199
1200
1201
1202
1203
1204
1205
1206
1207
1208
1209
1210
1211
1212
1213
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1220
1221
1222
4.19sec.